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ヒメユリ(姫百合)の花言葉・英語など花の解説・種類別花言葉 | SPITOPI

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ヒメユリ(姫百合)の花言葉・英語など花の解説・種類別花言葉

姫百合(ヒメユリ)は初夏の山をオレンジ色の鮮やかな花で彩ることで知られています。

可憐な花姿は、古くから日本でも愛されています。

魅力ある姫百合(ヒメユリ)の花言葉や育て方、豆知識などを解説します。

  • 姫百合(ヒメユリ)とはどんな花?
  • 姫百合(ヒメユリ)の花言葉
  • 姫百合(ヒメユリ)について解説
  • 姫百合(ヒメユリ)のマメ知識
  • 姫百合(ヒメユリ)を育てる時の注意点
  • 姫百合(ヒメユリ)の種類(原種、園芸品種の花言葉や特徴)
  • 姫百合(ヒメユリ)に似た花(花言葉や特徴)
  • まとめ

1. 姫百合(ヒメユリ)とはどんな花?

姫百合(ヒメユリ)とはどんな花?

主に6月頃に、目を引く濃いオレンジ色の花を咲かせます。

やや小ぶりな花は可憐で愛らしい印象です。

古くから愛されている植物です。

日本では、東北地方から九州まで、広範囲で自生している姿を見ることができます。

細い葉が互い違いに付き、まっすぐに立つ細い茎に可憐な花をいくつも付ける姿は多くの人を魅了しています。

万葉集では、大伴坂上郎女(おおとものさかのうえのいらつめ)の和歌に姫百合が登場しています。

沖縄のひめゆりの塔が有名ですが、沖縄には自生していません。

2. 姫百合(ヒメユリ)の花言葉

姫百合(ヒメユリ)の花言葉

2-1. 「誇り」

「誇り」

姫百合(ヒメユリ)は、濃いオレンジ色の花を上を向いて咲かせます。

その姿が凛としていて誇らし気に見えることから、この花言葉がつけられたと考えられています。

2-2. 「強いから美しい」

「強いから美しい」

野山に自生する強い性質と、花の美しさから、この花言葉がつけられたと考えられています。

「変わらない愛らしさ」「可憐な愛情」 ユリの中では小振りな姫百合(ヒメユリ)の花は、愛らしく可憐な印象を与えます。

そのことから、これらの花言葉が付けられたと考えられています。

3. 姫百合(ヒメユリ)について解説

姫百合(ヒメユリ)について解説

ヒメユリ(学名:Lilium concolor) ユリ科・ユリ属の多年草です。

日本では、本州・九州・四国の日当たりのよい山地自生しており、草丈は30cm〜1mで、主に6〜7月に5cm〜8cmほどの小ぶりな花を咲かせます。

花は星のような形に開き、上向きに咲きます。

1本の茎には、多いものでは10数輪もの花が付きます。

自生地の一部では環境の変化などで数が減ってきています。

姫百合(ヒメユリ)は分布する地域によって、球根の形状や、草丈や花の時期など性質が異なります。

3-1. 英語での呼び名

英語での呼び名

英名は「Morning star lily(モーニングスターリリー)」です。

綺麗な朝焼けを連想させる鮮やかなオレンジ色の花色と、花が星形に開くことから、朝焼けに輝く小さな星に例えて、この名前がつけられたと考えられています。

学名のLilium concolorの学名のconcolorには「同色の」と言う意味があります。

姫百合(ヒメユリ)は花びら、花粉、雄しべが同色であることが由来になっていると考えられています。

3-2. 原産地

原産地

原産地は中国、朝鮮半島、日本です。

姫百合(ヒメユリ)は日本の自生地では群生せずにまばらに生えていることが多いのですが、山地に咲くその鮮やかなオレンジ色の花はとても目立ちます。

小振りで可憐な姿でも存在感があり、見る人の目を楽しませてくれます。

自生地では数が減ってきている地域もあり、一部ではレッドデータブックで絶滅危惧1B類に指定されています。

4. 姫百合(ヒメユリ)のマメ知識

姫百合(ヒメユリ)のマメ知識

4-1. ひめゆりの塔

ひめゆりの塔

沖縄には有名な「ひめゆりの塔」があります。

それにまつわる悲しい物語も、多くの人に知られています。

この「ひめゆりの塔」のひめゆりは、沖縄県立第一高等女学校の校誌「乙姫」と、沖縄師範学校女子部の校誌「白百合」が由来になっています。

沖縄には主にテッポウユリ(鉄砲百合)が自生しており、ヒメユリは自生していません。

4-2. 漢方

漢方

乾燥させたヒメユリ、オニユリなどの鱗茎は、百合(びゃくごう)という生薬の原料になっています。

中国が主な産地で、冷えや冷え性、動悸、不眠、に効果があるとされています。

又、滋養強壮、消炎作用、鎮咳作用、利尿作用もあると言われています。

デンプン、蛋白質、脂肪、微量のアルカロイドが含まれています。

4-3. 姫百合(ヒメユリ)の名前の由来

姫百合(ヒメユリ)の名前の由来

和名は「姫百合(ヒメユリ)」で、ユリの中では小振りで可憐な花を咲かせることに由来しているとされています。

別名には「光草(ヒカリグサ)」、「唐百合(カラユリ)」、「緋百合(ヒユリ)」があります。

光草は、開いた花が星形に見えることに因んでいるとされています。

又、唐百合は、中国や朝鮮半島にも自生していることに由来しているとされています。

緋百合は、緋色の花を咲かせることが由来になっているとされています。

4-4. 姫百合(ヒメユリ)の誕生日花の日

姫百合(ヒメユリ)の誕生日花の日

6/2、6/27、7/1、7/3の誕生花です。

誕生花を贈る時は、鉢植えを贈るのがおススメです。

オレンジ色の可憐な花を咲かせるヒメユリはガーデニング初心者でも育てることができ、手入れをしていれば増やすこともできます。

5. 姫百合(ヒメユリ)を育てる時の注意点

姫百合(ヒメユリ)を育てる時の注意点

5-1. 栽培環境

栽培環境

日当たりが良く、水はけの良い場所で育てます。

ヒメユリは高温多湿が苦手です。

葉枯れ病が発生しやすいので、夏は涼しく乾燥する環境が理想です。

5-2. 植え付け(庭植え)

植え付け(庭植え)

10月頃に植え付けます。

球根は、球根腐敗病を防ぐために薬剤に浸して殺菌をしてから、乾かないうちに植え付けます。

植え付ける場所の土には苦土石灰を用いて土のペーハーを調整しておきます。

苦土石灰は、1平方メートルあたり1握りが目安です。

その後、腐葉土と緩光性化成肥料を混ぜて良く耕します。

腐葉土は1平方メートルあたりバケツに1杯、緩光性化成肥料は100gが目安です。

球根の2〜3倍の深さになるように植え付けをします。

たっぷりと水を与えます。

5-3. 植え付け(鉢植え)

植え付け(鉢植え)

10月頃に植え付けます。

球根は、球根腐敗病を防ぐために薬剤に浸して殺菌をしてから、乾かないうちに植え付けます。

球根が十分に肥大できるように、鉢は大きめで深い素焼きの鉢が適しています。

用土は、赤玉土(中)3:赤玉土(小)3:腐葉土4の割合で配合した土を用意しておきます。

用土には、緩効性化成肥料を土1Lあたり3〜5g程混ぜておきます。

球根の2倍以上の深さになるように植え付けます。

草丈をコンパクトに育てたい場合は、小さめの鉢に球根が隠れる程度の深さに植え付けます。

ただし、翌年は花を楽しむことはできません。

5-4. 水やり

水やり

庭植えの場合は、水やりの必要はほとんどありません。

夏に晴天が続いて土が極度に乾燥している場合は、水を与えます。

鉢植えの場合は、鉢土の表面が乾いたら、鉢底から水が出てくるまでたっぷりと水を与えます。

寒い時期は、球根が乾燥しない程度に水を与えます。

水を与えすぎると鉢の中が過湿状態になり、根腐れを起こしますので注意しましょう。

5-5. 肥料

肥料

庭植えの場合は、芽が出た後と、花が終わった後に、緩効性化成肥料を与えます。

1株あたり10gが目安です。

鉢植えの場合は、8月中旬ごろまで液体肥料を水の代わりに与えます。

2週間に1度を目安にします。

錠剤の緩効性化成肥料を与える場合は、3か月に1度を目安に与えます。

肥料が強すぎると株を枯らせてしまうことがありますので、用量を守って与えるようにしましょう。

5-6. 植え替え

植え替え

10月頃に行います。

ユリの球根は乾燥に弱いため、掘り出したら直射日光に当てないようにして、すぐに植え替えましょう。

茎や葉が枯れたら球根を掘り出します。

茎を取り除き、球根についている土を洗い流します。

根を痛めないように優しく扱いましょう。

球根を分球も、この時に行います。

球根を薬剤で殺菌してから、植え替えます。

5-7. 病気、害虫

病気、害虫

高温多湿な環境では、葉枯れ病が発生しやすくなりますので注意しましょう。

ヒメユリにはアブラムシが付くことがあります。

植物の養分を吸い取って弱らせてしまいますので、見つけた場合には薬剤を散布するなどして駆除します。

アブラムシは雑草から移ってくることもあります。

庭植えの場合は、雑草取りをこまめに行いましょう。

5-8. 種で増やす

種で増やす

球根を分ける分球で増やすのが一般的ですが、ヒメユリはユリの仲間では珍しく、種で増やすこともできます。

花が開ききったら柱頭に花粉を付け受粉させます。

1輪から沢山の種が取れます。

採取した種を育てると、2年目には花を咲かせます。

ただし、種を付けた株は、養分が種に取られるために球根の肥大が抑えられてしまいます。

6. 姫百合(ヒメユリ)の種類(原種、園芸品種の花言葉や特徴)

姫百合(ヒメユリ)の種類(原種、園芸品種の花言葉や特徴)

6-1. ミチノクヒメユリ〔var. mutsuanum〕

ミチノクヒメユリ〔var. mutsuanum〕

東北地方に分布しており、山地に自生しています。

草丈が40cm〜50cmと低く、葉が5〜10cmほどと短いのが特長です。

6月〜7月ごろに濃いオレンジ色の花を咲かせます。

ニホンヒメユリは、ミチノクヒメユリの園芸品種とされており、草丈がコンパクトで開花時期が早いのが特徴です。

球根がよく分球して増える品種です。

6-2. チョウセンヒメユリ〔var. pulchellum〕

チョウセンヒメユリ〔var. pulchellum〕

朝鮮半島、中国、ウラジオストク周辺に分布しています。

開花時期は早く、朱色の花を咲かせます。

草丈が高く、つぼみに綿毛が生えている特徴があります。

球根は分球しない品種です。

6-3. キヒメユリ〔var. cordion〕

キヒメユリ〔var. cordion〕

明るい黄色の可憐な花を咲かせます。

花は5cmほどと小振りなのが特徴です。

6-4. トサヒメユリ

トサヒメユリ

四国、九州に分布しており、特に高知で多く見られます。

花は赤色で開花時期が遅く、1本の茎に10数輪もの花を咲かせます。

草丈は1mほどです。

球根は分球しない品種です。

7. 姫百合(ヒメユリ)に似た花(花言葉や特徴)

姫百合(ヒメユリ)に似た花(花言葉や特徴)

7-1. ヤマユリ(学名:Lilium auratum)

ヤマユリ(学名:Lilium auratum)

ユリ科・ユリ属の多年草で、日本を原産とする品種です。

主に中部地方以北の平地から山地で自生しているのが見られます。

和名はヤマユリ(山百合)です。

別名をエイザンユリ、ヨシノユリ、ハコネユリ、シロユリ、キンセンユリといいます。

花びらには印象的な斑点模様があります。

カサブランカと共にユリを代表する品種といえます。

「ユリの王様」とも呼ばれており、多くの園芸品種の交配親になっているユリの原種です。

花言葉は「荘厳」 堂々と咲く威厳のある花姿から、この花言葉がつけられたと考えられています。

7-2. クルマユリ(学名:Lilium medeoloides)

クルマユリ(学名:Lilium medeoloides)

ユリ科・ユリ属の多年草で、北海道から本州の中部地方・四国などに分布しています。

赤い斑点があるオレンジ色の花を咲かせます。

花びらが反り返っているのが特徴です。

自生している地域では環境の変化などにより数が減少してきており、レッドリストの指定を受けている地域があります。

葉から車輪を連想することかが、「車百合(クルマユリ)」の名が付けられたとされています。

花言葉は「多才な人」「純潔」

7-3. スカシユリ(学名Lilium maculatum)

スカシユリ(学名Lilium maculatum)

ユリ科・ユリ属の多年草で、原産地は日本です。

6月〜8月に赤い斑点模様のあるオレンジ色の花を咲かせます。

中部地方以北の海岸や岩場などで、自生している姿を見ることができます。

一部の自生地では環境の変化などにより数が減少してきており、レッドデータブックで絶滅危惧種や準絶滅危惧種に指定されている地域もあります。

園芸品種の交配親にもなっています。

和名のスカシユリ(透かし百合)は、花びらの付け根に隙間が見えることからこの名が付けられたとされています。

自生している場所から、岩百合(イワユリ)、浜百合(ハマユリ)とも呼ばれています。

花言葉は「注目を浴びる」「飾らぬ美」「神秘的な美」「親思い」「子としての愛」「歓喜」「元気」 「注目を浴びる」は、鮮やかで目立つ花の色に由来していると言われています。

「飾らぬ美」は、スカシユリが野趣のある美しい花を咲かせることに因んでいると考えられています。

「歓喜」や「元気」は、花色のオレンジ色と赤い斑点模様の印象から付けられた花言葉だと考えられています。

7-4. オニユリ(学名:Lilium lancifolium)

オニユリ(学名:Lilium lancifolium)

ユリ科・ユリ属の多年草で、日本、中国、朝鮮半島、シベリア沿岸などが原産地です。

7〜8月頃に濃い赤色の斑点模様のあるオレンジ色の花を咲かせます。

和名はオニユリ(鬼百合)で、天蓋百合(テンガイユリ)とも呼ばれています。

球根は百合根として食用にされています。

花言葉は「陽気」「愉快」「華麗」「賢者」 「陽気」や「愉快」は、オレンジ色の花びらに、踊るように赤い斑点模様が付いていることに由来しているとされています。

「華麗」は、大変に目立つ鮮やかな色の花を咲かせることに因んでいると考えられています。

まとめ

まとめ

姫百合(ヒメユリ)は山に自生しているイメージが強い植物ですが、鉢植えなどでも育てることができます。

星型をしたオレンジ色の花には、元気をもらえます。

ユリには珍しく種で増やすことも出来る品種ですので、初夏のお庭を彩る花の1つに加えてみてはいかがでしょうか。

姫百合(ヒメユリ)を育てる時の注意点

5-1. 栽培環境

栽培環境

日当たりが良く、水はけの良い場所で育てます。

ヒメユリは高温多湿が苦手です。

葉枯れ病が発生しやすいので、夏は涼しく乾燥する環境が理想です。

5-2. 植え付け(庭植え)

植え付け(庭植え)

10月頃に植え付けます。

球根は、球根腐敗病を防ぐために薬剤に浸して殺菌をしてから、乾かないうちに植え付けます。

植え付ける場所の土には苦土石灰を用いて土のペーハーを調整しておきます。

苦土石灰は、1平方メートルあたり1握りが目安です。

その後、腐葉土と緩光性化成肥料を混ぜて良く耕します。

腐葉土は1平方メートルあたりバケツに1杯、緩光性化成肥料は100gが目安です。

球根の2〜3倍の深さになるように植え付けをします。

たっぷりと水を与えます。

5-3. 植え付け(鉢植え)

植え付け(鉢植え)

10月頃に植え付けます。

球根は、球根腐敗病を防ぐために薬剤に浸して殺菌をしてから、乾かないうちに植え付けます。

球根が十分に肥大できるように、鉢は大きめで深い素焼きの鉢が適しています。

用土は、赤玉土(中)3:赤玉土(小)3:腐葉土4の割合で配合した土を用意しておきます。

用土には、緩効性化成肥料を土1Lあたり3〜5g程混ぜておきます。

球根の2倍以上の深さになるように植え付けます。

草丈をコンパクトに育てたい場合は、小さめの鉢に球根が隠れる程度の深さに植え付けます。

ただし、翌年は花を楽しむことはできません。

5-4. 水やり

水やり

庭植えの場合は、水やりの必要はほとんどありません。

夏に晴天が続いて土が極度に乾燥している場合は、水を与えます。

鉢植えの場合は、鉢土の表面が乾いたら、鉢底から水が出てくるまでたっぷりと水を与えます。

寒い時期は、球根が乾燥しない程度に水を与えます。

水を与えすぎると鉢の中が過湿状態になり、根腐れを起こしますので注意しましょう。

5-5. 肥料

肥料

庭植えの場合は、芽が出た後と、花が終わった後に、緩効性化成肥料を与えます。

1株あたり10gが目安です。

鉢植えの場合は、8月中旬ごろまで液体肥料を水の代わりに与えます。

2週間に1度を目安にします。

錠剤の緩効性化成肥料を与える場合は、3か月に1度を目安に与えます。

肥料が強すぎると株を枯らせてしまうことがありますので、用量を守って与えるようにしましょう。

5-6. 植え替え

植え替え

10月頃に行います。

ユリの球根は乾燥に弱いため、掘り出したら直射日光に当てないようにして、すぐに植え替えましょう。

茎や葉が枯れたら球根を掘り出します。

茎を取り除き、球根についている土を洗い流します。

根を痛めないように優しく扱いましょう。

球根を分球も、この時に行います。

球根を薬剤で殺菌してから、植え替えます。

5-7. 病気、害虫

病気、害虫

高温多湿な環境では、葉枯れ病が発生しやすくなりますので注意しましょう。

ヒメユリにはアブラムシが付くことがあります。

植物の養分を吸い取って弱らせてしまいますので、見つけた場合には薬剤を散布するなどして駆除します。

アブラムシは雑草から移ってくることもあります。

庭植えの場合は、雑草取りをこまめに行いましょう。

5-8. 種で増やす

種で増やす

球根を分ける分球で増やすのが一般的ですが、ヒメユリはユリの仲間では珍しく、種で増やすこともできます。

花が開ききったら柱頭に花粉を付け受粉させます。

1輪から沢山の種が取れます。

採取した種を育てると、2年目には花を咲かせます。

ただし、種を付けた株は、養分が種に取られるために球根の肥大が抑えられてしまいます。

姫百合(ヒメユリ)の種類(原種、園芸品種の花言葉や特徴)

6-1. ミチノクヒメユリ〔var. mutsuanum〕

ミチノクヒメユリ〔var. mutsuanum〕

東北地方に分布しており、山地に自生しています。

草丈が40cm〜50cmと低く、葉が5〜10cmほどと短いのが特長です。

6月〜7月ごろに濃いオレンジ色の花を咲かせます。

ニホンヒメユリは、ミチノクヒメユリの園芸品種とされており、草丈がコンパクトで開花時期が早いのが特徴です。

球根がよく分球して増える品種です。

6-2. チョウセンヒメユリ〔var. pulchellum〕

チョウセンヒメユリ〔var. pulchellum〕

朝鮮半島、中国、ウラジオストク周辺に分布しています。

開花時期は早く、朱色の花を咲かせます。

草丈が高く、つぼみに綿毛が生えている特徴があります。

球根は分球しない品種です。

6-3. キヒメユリ〔var. cordion〕

キヒメユリ〔var. cordion〕

明るい黄色の可憐な花を咲かせます。

花は5cmほどと小振りなのが特徴です。

6-4. トサヒメユリ

トサヒメユリ

四国、九州に分布しており、特に高知で多く見られます。

花は赤色で開花時期が遅く、1本の茎に10数輪もの花を咲かせます。

草丈は1mほどです。

球根は分球しない品種です。

姫百合(ヒメユリ)に似た花(花言葉や特徴)

7-1. ヤマユリ(学名:Lilium auratum)

ヤマユリ(学名:Lilium auratum)

ユリ科・ユリ属の多年草で、日本を原産とする品種です。

主に中部地方以北の平地から山地で自生しているのが見られます。

和名はヤマユリ(山百合)です。

別名をエイザンユリ、ヨシノユリ、ハコネユリ、シロユリ、キンセンユリといいます。

花びらには印象的な斑点模様があります。

カサブランカと共にユリを代表する品種といえます。

「ユリの王様」とも呼ばれており、多くの園芸品種の交配親になっているユリの原種です。

花言葉は「荘厳」 堂々と咲く威厳のある花姿から、この花言葉がつけられたと考えられています。

7-2. クルマユリ(学名:Lilium medeoloides)

クルマユリ(学名:Lilium medeoloides)

ユリ科・ユリ属の多年草で、北海道から本州の中部地方・四国などに分布しています。

赤い斑点があるオレンジ色の花を咲かせます。

花びらが反り返っているのが特徴です。

自生している地域では環境の変化などにより数が減少してきており、レッドリストの指定を受けている地域があります。

葉から車輪を連想することかが、「車百合(クルマユリ)」の名が付けられたとされています。

花言葉は「多才な人」「純潔」

7-3. スカシユリ(学名Lilium maculatum)

スカシユリ(学名Lilium maculatum)

ユリ科・ユリ属の多年草で、原産地は日本です。

6月〜8月に赤い斑点模様のあるオレンジ色の花を咲かせます。

中部地方以北の海岸や岩場などで、自生している姿を見ることができます。

一部の自生地では環境の変化などにより数が減少してきており、レッドデータブックで絶滅危惧種や準絶滅危惧種に指定されている地域もあります。

園芸品種の交配親にもなっています。

和名のスカシユリ(透かし百合)は、花びらの付け根に隙間が見えることからこの名が付けられたとされています。

自生している場所から、岩百合(イワユリ)、浜百合(ハマユリ)とも呼ばれています。

花言葉は「注目を浴びる」「飾らぬ美」「神秘的な美」「親思い」「子としての愛」「歓喜」「元気」 「注目を浴びる」は、鮮やかで目立つ花の色に由来していると言われています。

「飾らぬ美」は、スカシユリが野趣のある美しい花を咲かせることに因んでいると考えられています。

「歓喜」や「元気」は、花色のオレンジ色と赤い斑点模様の印象から付けられた花言葉だと考えられています。

7-4. オニユリ(学名:Lilium lancifolium)

オニユリ(学名:Lilium lancifolium)

ユリ科・ユリ属の多年草で、日本、中国、朝鮮半島、シベリア沿岸などが原産地です。

7〜8月頃に濃い赤色の斑点模様のあるオレンジ色の花を咲かせます。

和名はオニユリ(鬼百合)で、天蓋百合(テンガイユリ)とも呼ばれています。

球根は百合根として食用にされています。

花言葉は「陽気」「愉快」「華麗」「賢者」 「陽気」や「愉快」は、オレンジ色の花びらに、踊るように赤い斑点模様が付いていることに由来しているとされています。

「華麗」は、大変に目立つ鮮やかな色の花を咲かせることに因んでいると考えられています。

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この記事は2021年02月08日に更新されました。

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