あなたは日頃の生活で協調性を心がけているでしょうか。
職場やグループ、組織の中で協調性は求められます。
協調性がない人がいると仕事や物事が上手く進まず皆が迷惑することもあります。
自分が協調性がない人になっていないか時々は自己チェックしたいものです。
ここでは協調性がない人とは?また協調性がない人によくある原因、傾向と特徴などをまとめてみました。
それでは一緒に見ていきましょう。
- 協調性がない人とは?
- 協調性がない人の類語や反対語・英語
- 協調性がない人によくある原因
- 協調性がないの例文や使い方
- 協調性がない人の特徴や傾向
- 協調性がない人が協調性を身に着けるには?
- まとめ
1. 協調性がない人とは?
協調性とは、同じ環境、もしくは違う環境の場合でも周りの人たちと協力していくことをいいます。
その行動ができる人のことは「協調性がある」といい、できない人のことは「協調性がない」といいます。
学校や職場においては自主性も大事ですが、人間関係を良くする為に求められるのは「協調性」ではないでしょうか。
協調性がなければ場を乱したり、相手の気持ちを考えず傷つけてしまうこともあります。
また「協調性がない」という言葉は共感力がない、自分勝手を遠回しに示す時にも使います。
性格を表す時にはどちらかといえば悪い意味で使われることが多いですので使い方には注意も必要です。
2. 協調性がない人の類語や反対語・英語
2-1. 類語「非妥協的」
「非妥協的」とは自分の中にしっかりとした考えがあり、周りに影響されないことをいいます。
つまり、他人に合わせないということになります。
2-2. 類語「柔軟性に欠ける」
「柔軟性に欠ける」とは、自分自身の態度やものの考え方などが一辺倒であり、改める、変える気配がないことをいいます。
2-3. 類語「社会性がない」
「社会性」とは人や周りと足並みを揃える能力、人と関わり協力していくことをいいます。
2-4. 反対語「融通が利く」
「融通が利く」とはその場、その場において適切な対応ができること、臨機応変に対応できることといった意味があります。
2-5. 反対語「社交的」
「社交的」とは人づきあいに対して積極的であり、またつきあい方が上手なことをいいます。
2-6. 反対語「相互扶助(そうごふじょ)」
「相互扶助(そうごふじょ)」とは社会、組織の中で人がお互いに助け合っていくことをいいます。
2-7. 英語では「協調性がない」をどう言うか?
「協調性」は英語で「cooperativeness」です。
「協調性がない」は「uncooperative」「not cooperative」もしくは「There is no coordination」となります。
例文としては「彼は協調性がない」は「He is not cooperative」となります。
3. 協調性がない人によくある原因
3-1. 共感力がない
協調性がない人は、他者に対しての共感力が足りない、ないということがあります。
ものごとにおいて自分側からしか考えず、相手の気持ちに寄り添って考えてみることができません。
3-2. 自分に自信があり過ぎる
能力、才能に優れていて自分に自信があることで、周りの意見を見下してしまうところがあります。
3-3. 人に従いたくない
誰かの指図を受けたくない、言うことを聞きたくないという性格です。
人に従いたくないという気持ちが、周囲の和を乱すことに繋がってしまうのです。
3-4. 他人に関わりたくない
自分以外の人と関わりたくない、仲良くしたくないという気持ちが強いのです。
その為、輪の中に入らずに一人だけ浮いていることもあります。
3-5. 自分以外を信頼していない
自分以外の相手を信頼できない、心を開けないということで自分の殻に閉じこもってしまっています。
4. 協調性がないの例文や使い方
「協調性がある」という言葉は自己アピールに使える言葉です。
特に面接の時などは「協調性を大切にしています」「協調性があります」といい意味で使えます。
会社や組織は協調性がない人を積極的に採用したい、一緒にやっていきたいとは思わないことの方が多いでしょう。
「協調性がない」という言葉は一般的には褒め言葉として使われるのではなく、性格的に難がある場合に使われることの方が多いのではないでしょうか。
自分勝手な人、ワガママな人のことを「あの人は協調性がないから、困る」といったように使います。
他に例文としては
「協調性がない人とは一緒にやっていけない」
「いつまで経っても協調性がないままだ」
「自分の意見を押し付けすぎると、協調性がない人だと思われる」
といったような使い方をします。
5. 協調性がない人の特徴や傾向
5-1. 自分の意見を押し通す
どのような場においても、自分の意見を押し通そうとするところがあります。
いつでも自分の思い通りになることばかりではありません。
誰だって社会の中では妥協をして合わせている部分はあるでしょう。
協調性がない人はそれができません。
結果的に協調性のない人に周りが合わせるか、協調性のない人が一人浮いてしまうかのどちらかになることが多いのです。
5-2. 他の人の気持ちを考えていない
他の人の気持ちや、事情を考えていません。
ですから、相手に合わせてあげるといったことができませんし、どうしてそんなことをしなければならないのかと思っているのです。
冷たく自分中心に周りに思われているのですが、本人は気がついてもいないことがほとんどです。
5-3. 周りの意見を気にしない
協調性のない人は、周りの意見を気にしない性格です。
協調性がないことで何か言われたらどうしようと心配になることもありません。
ある意味メンタルが強く、ポジティブ思考だといえるでしょう。
5-4. 意志が強い
自分の意志がしっかりあって、それを貫き通せる強さを持っています。
周りと合わせなくては、一人だけ違ったら恥ずかしいといった気持ちはありません。
5-5. 他人よりも自分を優先させる
協調性がない人は、他人に合わせることはありません。
まず大事なのは自分です。
自分の都合、考えを優先させることができるのです。
「自分勝手」「自己中」と思われる心配など最初からしていないのです。
5-6. 団体行動を乱す
協調性のない人の困った特徴として、自分の意見を言う、行動をとることで団体行動を乱してしまうことです。
世の中は、意見が合わなくても妥協をして何とか同じ方向性で行動をしなくてはならないことがあります。
そのような行動の意味や大切さを協調性のない人は理解できないのです。
5-7. 自分の話ばかりしてしまう
協調性のない人は、他人の話を聞くのが苦手な傾向があります。
はじめは聞いていても、すぐに自分の話にすり替えたり、気がつけば自分の話ばかりしているのです。
周りを自分のペースに巻き込んで、自分が相手に合わせることはできません。
5-8. 単独行動が好き
協調性のない人は、団体行動が苦手です。
自分の思うように行動したいので、結局は単独行動の方が性に合うのです。
またその方が周りと衝突することも迷惑をかけることもないのでお互いに平和だったりします。
特に仕事においては、グループや共同で仕事を進めるよりは、一人でマイペースに仕事をする方が向いています。
5-9. 考え方に偏りがある
協調性のない人は、考え方に柔軟性がありません。
自分の考え方を変えることもありませんし、偏り、偏見があります。
それを指摘されても直す気もなく、周りが諦めて合わせる、妥協する、我慢するということになりがちです。
5-10. そっけない態度をとる
人に対する態度もその時の気分次第といったところがあります。
相手に不快な思いをさせないようにといった気遣いがなく、その時の自分の機嫌が悪ければ相手にも愛想がなかったりするのです。
本人としては悪気はなくても周りは嫌な気持ちになります。
周囲と上手くやっていこうという気持ちがないようにも映ります。
5-11. 場の雰囲気を壊しても平気
協調性がない人は、気が強くしっかりしたところがあるので思ったことははっきりと口に出すことができます。
しかし、今このタイミングで言うのはちょっとまずいといった時でもお構いなしというところがあり、場の雰囲気が微妙なものとなることもあります。
周りの方がヒヤヒヤして、しかし当の本人はケロリと平気なところが特徴としてあります。
5-12. 我慢しない
自分の望まないことであっても、時には我慢して合わせる、協力するという人の方が多いのではないでしょうか。
しかし協調性のない人は、我慢はしないですし、協力もしません。
自分の気が向かないこと、納得できないことには合わせるということができないのです。
5-13. 周りのペースに合わせない
自分のペースでものごとを進めていきます。
周りのペース、都合に自分が合わせるということはしません。
相手が自分に合わせるように求める傾向にあります。
5-14. 一人で仕事をすることが得意である
集団の中で仕事をすると、どうしても対人関係で上手くいかない傾向が強いのです。
しかし仕事の能力がないわけではありません。
むしろその逆で一人で仕事をすると集中することができます。
周りに合わせて仕事を進めるより、一人で最初から最後まで取り組める方が気が楽であり得意なことが多いのです。
5-15. 人を頼らなくても平気
協調性がない人は、人に合わせることが苦手ですが、逆に言えば人を頼ること、合わせることがなくても平気ということでもあります。
一人でもやっていける強さや行動力を備えているのです。
5-16. 頑固
協調性がない人の代表的性格といえば、「頑固」ということになるでしょうか。
いい意味でも悪い意味でも頑固ですから、自分が良いと思わないことであればどんなに周りから説得されても協力することはありません。
またどうして協調性を持たなくてはいけないのかと開き直ってしまうこともあります。
5-17. 人付き合いが苦手
協調性がない人は、日頃から一人で過ごすことが多く、人と関わらなくても平気、むしろ人付き合いが苦手という特徴があります。
このような場合は無意識のうちに協調性がなくなっているので悪気はありません。
一人で大人しく離れて過ごしていることが多いでしょう。
5-18. ワガママな性格
自分の意見を通したい、周りが自分に合わせればいいというワガママなタイプ。
このタイプの場合は協調性という言葉の意味そのものを理解できていません。
嫌と思えば徹底的に反対して、協力しません。
5-19. 約束を破る
協調性がない人は、人との約束事を破ることがあります。
みんなで決めた日に集まる時に参加すると言っておいてドタキャンする、それを悪いと思わないといったタイプです。
また言葉では都合のいいこと、調子のいいことを言うわりにいざ行動となったら伴わないこともあります。
5-20. 気遣いができない
自分が協力しなかったら、相手が困る、周りが困る、迷惑をかけてしまうといった考えができません。
普段から気遣いができていなくて、人からも好かれにくいという特徴があります。
また好かれていなくても本人としては何も困ることはなく平気なのです。
6. 協調性がない人が協調性を身に着けるには?
協調性がない人の原因、特徴、傾向などを理解していただけたでしょうか。
普段は協調性を心がけていても、ちょっと疲れていたり、自分が忙しかったりすると協調性がなくなっている時があるかもしれないと心配がある人もいることでしょう。
協調性がない人が、協調性を身に着けることはできるかといえば、それは努力すれば可能です。
自分のこれまでの行動を思い返してみて、周りに対する言動を改めていけばいいのです。
それでは協調性を身に着ける方法をいくつか紹介しましょう。
6-1. 人の話を聞く姿勢を持つ
まず相手側の話を最後まで聞く姿勢を持つことです。
途中まで聞いて遮ったり、何も発言しないからスルーしたいということが日頃からないでしょうか。
相手は何も発言することがないのではなく、遠慮している可能性もあるのです。
協調性があるので周りに合わせようと自分の意見を言うことを控えている人も多いのです。
「遠慮なく意見を言ってください」「何か聞かせてください」と相手に発言を促してみましょう。
6-2. すぐに意見を言おうとしない
複数の人が集まっている時に、すぐに自分の意見を言おうとするのを控えてみましょう。
協調性がないという自覚があるならば、自分の意見を言うのは最後、もしくは言わないままでいいというぐらいの気持ちでいた方が無難です。
合わせる、従うということをたまには経験してみるのもいいでしょう。
自分が意見を言う時、言わずに合わせる時と、めりはりをつけるのもおすすめです。
6-3. 色々な価値観があることを理解する
協調性のない人は、相手の気持ちを理解しようとする姿勢そのものが欠けていることがあります。
まずは自分以外の考え方、人の価値観があるということを理解しましょう。
何もかも自分と同じ意見の人というのは案外少ないものです。
近い考え方、考えは違っているけれど方向性は同じというように妥協できる部分をお互いに探りながら上手く調和していく努力をしているのです。
6-4. 場を仕切らない
協調性のない人は優れていて、周りの人が頼りなく見えたりすることもあるでしょう。
合わせるより、自分のやり方でやった方が効率が良いとか、結果を出せるといった気持ちもあります。
また要領の悪い方法で進めようしていると、つい自分がリーダーシップをとっていきたくなるかもしれません。
しかし、要領が悪くても、それまでその方法で上手くやってきたという思いが相手側にもあるのです。
何でも自分の思い通りに変えていくとそれまでのバランスが乱れてしまいます。
焦らずに少しずつ変化させていくことが必要でしょう。
何か思うところがあっても、その場を仕切ろうとせず任せておく、自分が合わせるといったことも心がけていきましょう。
6-5. 他人の考え方を否定しない
協調性がない人は、自分の考えが正しいと思えばそれを主張し、相手の考え方を否定してしまうことがあります。
確かに正論であっても人の気持ちを傷つけたり、見下しますと人間関係は壊れやすく、修復することは難しくなってしまいます。
だから人は相手に無難に合わせておくのではないでしょうか。
合わせておけば今の状況が維持されて悪くはなりません。
しかし合わせずに衝突をすれば、今の状況よりもっと悪くなってしまう恐れがあります。
他人の考えに同調できなくても、真正面から否定するのは考えものです。
正しくないことであっても、協調性が必要とされる場においては慎重に方法を考えていく必要があるのです。
誰だって「否定」されるのは不快ですし、「肯定」されることを望んでいるでしょう。
自分が否定されたらどのような気持ちになるか考えてみてください。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
協調性がない人とは?原因、特徴、傾向などまとめて紹介しました。
「協調性がない」という言葉自体、あまりいい意味では使われないのです。
褒め言葉としては「協調性がある」という方になります。
しかし協調性がないのは悪いことばかりではありません。
自分の意志を貫く強さを持っていることは素晴らしいことです。
そのような、いい面は大切にして、人に対する接し方を工夫していくことが大事でしょう。
5. 協調性がない人の特徴や傾向
5-1. 自分の意見を押し通す
どのような場においても、自分の意見を押し通そうとするところがあります。
いつでも自分の思い通りになることばかりではありません。
誰だって社会の中では妥協をして合わせている部分はあるでしょう。
協調性がない人はそれができません。
結果的に協調性のない人に周りが合わせるか、協調性のない人が一人浮いてしまうかのどちらかになることが多いのです。
5-2. 他の人の気持ちを考えていない
他の人の気持ちや、事情を考えていません。
ですから、相手に合わせてあげるといったことができませんし、どうしてそんなことをしなければならないのかと思っているのです。
冷たく自分中心に周りに思われているのですが、本人は気がついてもいないことがほとんどです。
5-3. 周りの意見を気にしない
協調性のない人は、周りの意見を気にしない性格です。
協調性がないことで何か言われたらどうしようと心配になることもありません。
ある意味メンタルが強く、ポジティブ思考だといえるでしょう。
5-4. 意志が強い
自分の意志がしっかりあって、それを貫き通せる強さを持っています。
周りと合わせなくては、一人だけ違ったら恥ずかしいといった気持ちはありません。
5-5. 他人よりも自分を優先させる
協調性がない人は、他人に合わせることはありません。
まず大事なのは自分です。
自分の都合、考えを優先させることができるのです。
「自分勝手」「自己中」と思われる心配など最初からしていないのです。
5-6. 団体行動を乱す
協調性のない人の困った特徴として、自分の意見を言う、行動をとることで団体行動を乱してしまうことです。
世の中は、意見が合わなくても妥協をして何とか同じ方向性で行動をしなくてはならないことがあります。
そのような行動の意味や大切さを協調性のない人は理解できないのです。
5-7. 自分の話ばかりしてしまう
協調性のない人は、他人の話を聞くのが苦手な傾向があります。
はじめは聞いていても、すぐに自分の話にすり替えたり、気がつけば自分の話ばかりしているのです。
周りを自分のペースに巻き込んで、自分が相手に合わせることはできません。
5-8. 単独行動が好き
協調性のない人は、団体行動が苦手です。
自分の思うように行動したいので、結局は単独行動の方が性に合うのです。
またその方が周りと衝突することも迷惑をかけることもないのでお互いに平和だったりします。
特に仕事においては、グループや共同で仕事を進めるよりは、一人でマイペースに仕事をする方が向いています。
5-9. 考え方に偏りがある
協調性のない人は、考え方に柔軟性がありません。
自分の考え方を変えることもありませんし、偏り、偏見があります。
それを指摘されても直す気もなく、周りが諦めて合わせる、妥協する、我慢するということになりがちです。
5-10. そっけない態度をとる
人に対する態度もその時の気分次第といったところがあります。
相手に不快な思いをさせないようにといった気遣いがなく、その時の自分の機嫌が悪ければ相手にも愛想がなかったりするのです。
本人としては悪気はなくても周りは嫌な気持ちになります。
周囲と上手くやっていこうという気持ちがないようにも映ります。
5-11. 場の雰囲気を壊しても平気
協調性がない人は、気が強くしっかりしたところがあるので思ったことははっきりと口に出すことができます。
しかし、今このタイミングで言うのはちょっとまずいといった時でもお構いなしというところがあり、場の雰囲気が微妙なものとなることもあります。
周りの方がヒヤヒヤして、しかし当の本人はケロリと平気なところが特徴としてあります。
5-12. 我慢しない
自分の望まないことであっても、時には我慢して合わせる、協力するという人の方が多いのではないでしょうか。
しかし協調性のない人は、我慢はしないですし、協力もしません。
自分の気が向かないこと、納得できないことには合わせるということができないのです。
5-13. 周りのペースに合わせない
自分のペースでものごとを進めていきます。
周りのペース、都合に自分が合わせるということはしません。
相手が自分に合わせるように求める傾向にあります。
5-14. 一人で仕事をすることが得意である
集団の中で仕事をすると、どうしても対人関係で上手くいかない傾向が強いのです。
しかし仕事の能力がないわけではありません。
むしろその逆で一人で仕事をすると集中することができます。
周りに合わせて仕事を進めるより、一人で最初から最後まで取り組める方が気が楽であり得意なことが多いのです。
5-15. 人を頼らなくても平気
協調性がない人は、人に合わせることが苦手ですが、逆に言えば人を頼ること、合わせることがなくても平気ということでもあります。
一人でもやっていける強さや行動力を備えているのです。
5-16. 頑固
協調性がない人の代表的性格といえば、「頑固」ということになるでしょうか。
いい意味でも悪い意味でも頑固ですから、自分が良いと思わないことであればどんなに周りから説得されても協力することはありません。
またどうして協調性を持たなくてはいけないのかと開き直ってしまうこともあります。
5-17. 人付き合いが苦手
協調性がない人は、日頃から一人で過ごすことが多く、人と関わらなくても平気、むしろ人付き合いが苦手という特徴があります。
このような場合は無意識のうちに協調性がなくなっているので悪気はありません。
一人で大人しく離れて過ごしていることが多いでしょう。
5-18. ワガママな性格
自分の意見を通したい、周りが自分に合わせればいいというワガママなタイプ。
このタイプの場合は協調性という言葉の意味そのものを理解できていません。
嫌と思えば徹底的に反対して、協力しません。
5-19. 約束を破る
協調性がない人は、人との約束事を破ることがあります。
みんなで決めた日に集まる時に参加すると言っておいてドタキャンする、それを悪いと思わないといったタイプです。
また言葉では都合のいいこと、調子のいいことを言うわりにいざ行動となったら伴わないこともあります。
5-20. 気遣いができない
自分が協力しなかったら、相手が困る、周りが困る、迷惑をかけてしまうといった考えができません。
普段から気遣いができていなくて、人からも好かれにくいという特徴があります。
また好かれていなくても本人としては何も困ることはなく平気なのです。
6. 協調性がない人が協調性を身に着けるには?
協調性がない人の原因、特徴、傾向などを理解していただけたでしょうか。
普段は協調性を心がけていても、ちょっと疲れていたり、自分が忙しかったりすると協調性がなくなっている時があるかもしれないと心配がある人もいることでしょう。
協調性がない人が、協調性を身に着けることはできるかといえば、それは努力すれば可能です。
自分のこれまでの行動を思い返してみて、周りに対する言動を改めていけばいいのです。
それでは協調性を身に着ける方法をいくつか紹介しましょう。
6-1. 人の話を聞く姿勢を持つ
まず相手側の話を最後まで聞く姿勢を持つことです。
途中まで聞いて遮ったり、何も発言しないからスルーしたいということが日頃からないでしょうか。
相手は何も発言することがないのではなく、遠慮している可能性もあるのです。
協調性があるので周りに合わせようと自分の意見を言うことを控えている人も多いのです。
「遠慮なく意見を言ってください」「何か聞かせてください」と相手に発言を促してみましょう。
6-2. すぐに意見を言おうとしない
複数の人が集まっている時に、すぐに自分の意見を言おうとするのを控えてみましょう。
協調性がないという自覚があるならば、自分の意見を言うのは最後、もしくは言わないままでいいというぐらいの気持ちでいた方が無難です。
合わせる、従うということをたまには経験してみるのもいいでしょう。
自分が意見を言う時、言わずに合わせる時と、めりはりをつけるのもおすすめです。
6-3. 色々な価値観があることを理解する
協調性のない人は、相手の気持ちを理解しようとする姿勢そのものが欠けていることがあります。
まずは自分以外の考え方、人の価値観があるということを理解しましょう。
何もかも自分と同じ意見の人というのは案外少ないものです。
近い考え方、考えは違っているけれど方向性は同じというように妥協できる部分をお互いに探りながら上手く調和していく努力をしているのです。
6-4. 場を仕切らない
協調性のない人は優れていて、周りの人が頼りなく見えたりすることもあるでしょう。
合わせるより、自分のやり方でやった方が効率が良いとか、結果を出せるといった気持ちもあります。
また要領の悪い方法で進めようしていると、つい自分がリーダーシップをとっていきたくなるかもしれません。
しかし、要領が悪くても、それまでその方法で上手くやってきたという思いが相手側にもあるのです。
何でも自分の思い通りに変えていくとそれまでのバランスが乱れてしまいます。
焦らずに少しずつ変化させていくことが必要でしょう。
何か思うところがあっても、その場を仕切ろうとせず任せておく、自分が合わせるといったことも心がけていきましょう。
6-5. 他人の考え方を否定しない
協調性がない人は、自分の考えが正しいと思えばそれを主張し、相手の考え方を否定してしまうことがあります。
確かに正論であっても人の気持ちを傷つけたり、見下しますと人間関係は壊れやすく、修復することは難しくなってしまいます。
だから人は相手に無難に合わせておくのではないでしょうか。
合わせておけば今の状況が維持されて悪くはなりません。
しかし合わせずに衝突をすれば、今の状況よりもっと悪くなってしまう恐れがあります。
他人の考えに同調できなくても、真正面から否定するのは考えものです。
正しくないことであっても、協調性が必要とされる場においては慎重に方法を考えていく必要があるのです。
誰だって「否定」されるのは不快ですし、「肯定」されることを望んでいるでしょう。
自分が否定されたらどのような気持ちになるか考えてみてください。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
協調性がない人とは?原因、特徴、傾向などまとめて紹介しました。
「協調性がない」という言葉自体、あまりいい意味では使われないのです。
褒め言葉としては「協調性がある」という方になります。
しかし協調性がないのは悪いことばかりではありません。
自分の意志を貫く強さを持っていることは素晴らしいことです。
そのような、いい面は大切にして、人に対する接し方を工夫していくことが大事でしょう。
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