あなたの周りに「回りくどい人」はいるでしょうか。
または、あなた自身がそのようなタイプという人もいるかもしれません。
そもそも「回りくどい」とは、どのようなことなのでしょうか。
そこで、今回は【回りくどいとは?回りくどい人の心理や特徴・使い方・類語・反対語・英語】をご紹介していきたいと思います。
- 回りくどいとは?
- 回りくどいの類語
- 回りくどいの反対語
- 回りくどい人の心理は、自信がない
- 回りくどい人の心理は、時間稼ぎ
- 回りくどい人の心理は、他者の反応が怖い
- 回りくどいの英語
- 回りくどいの使い方
- 回りくどい人に多い特徴や傾向として、ネガティブ思考
- 回りくどい人に多い特徴や傾向として、頭の中で話の内容をまとめることが苦手
- 回りくどい人に多い特徴や傾向として、丁寧な性格
- 回りくどい人に多い特徴や傾向として、結論より過程を話したい
- 回りくどい人に多い特徴や傾向として、短気
- 回りくどい人に多い特徴や傾向として、構ってほしい
- まとめ
1. 回りくどいとは?
まず「回りくどい」とは、具体的にはどのような意味なのでしょうか。
そこで、ここの項目では「回りくどい」の意味についてご紹介致します。
【回りくどい】直接的ではなく、遠回しで煩わしい。
このような意味を、「回りくどい」という言い方をします。
その様子が「回る」「くどい」という表現に表れていると言えます。
つまり、ストレートではなく遠回しで間接的な表現をする、ということでしょう。
また、回りくどい人というのは、その人の意図することが相手に伝わりづらいことになります。
そして、話が長くて面倒くさい、というマイナスな印象を抱かれることもあるでしょう。
2. 回りくどいの類語
まずは、回りくどいの類語からご紹介致しましょう。
回りくどいの類語:「難解な」「小難しい」「遠回し」
「難解な」意味:わかりにくいこと
むずかしいこと。
また。
そのさま。
むずかしくて解釈に苦しむこと。
この言葉は、表現が複雑でありわかりにくい、ということを意味します。
例文:とても難解な理論に対し、理解できた人は少なかった。
「小難しい」意味:何となく難しい。
ちょっと面倒である。
この言葉はつまり、難しいに小が付いているため、少し難しいことを意味しています。
例文:小難しい話をするのではなく、はっきり言ってほしい。
「遠回し」意味:直接的な表現を避けて、それとなく言うこと。
また、そのさま。
回りくどいの意味の中にも、遠回しという表現が使われるため、同じようにストレートではない表現に使われる言葉です。
例文:遠回しの言い方は結構ですので、要点を教えてください。
いずれの言葉も、間接的で分かりにくい表現を表す言葉と言えます。
そのため、「回りくどい」の類語となるでしょう。
3. 回りくどいの反対語
続いては、回りくどいの反対語をご紹介致しましょう。
回りくどいの反対語:「手っ取り早い」「露骨」「率直」
「手っ取り早い」意味:手間がかからない。
簡略である。
この言葉は、不要なことを取り除き要点だけを示し、時間がかからないことを意味します。
例文:手っ取り早い説明で、すぐに理解できた。
「露骨」意味:感情などを隠さずに、ありのまま外に表すこと。
また、そのさま。
包み隠したり間接的なことをするのではなく、そのものを表現することを意味します。
例文:あの人は露骨にものを言う人だ。
「率直」意味:ありのままで隠すところがない。
また、そのさま。
遠回しではなく、そのままを表現することを意味しています。
例文:率直に言えば、彼の意見は間違っている。
いずれの言葉も、簡単に直接的に、そのまま表現することを意味しています。
そのため、「回りくどい」の反対語と言えるでしょう。
4. 回りくどい人の心理は、自信がない
まず、回りくどい人の心理として挙げられるのが、「自信がない」ことです。
自信がある人だと、自分の意見をしっかりと話せるでしょう。
しかし回りくどい人は、話の内容に対しての、自分の意見に自信が持てないのです。
そのため、はっきりと話せずに、伝わりにくくなるのでしょう。
「もしかしたら、違うかもしれない」という自信のなさから、遠回しな言い方にもなります。
そして、話の途中で二転三転してしまうことにも繋がります。
他にも、不安な気持ちから話が止まってしまったり、何回も同じ言葉を使ってしまうことにもなるのでしょう。
また、話を一つに絞れずに、グダグダと話を続けてしまう傾向があります。
自信のない話をする時に、口数がかえって多くなってしまうのは、このようなことが原因です。
そのようなことから、回りくどい人は自信がない人と言えるでしょう。
5. 回りくどい人の心理は、時間稼ぎ
回りくどい人の心理として、「時間稼ぎ」という気持ちも考えられるでしょう。
同じような内容でも、話し方によって、時間のかかり方は大きく変化してくるものです。
そのため、場をもたせるために、わざと回りくどい言い方をする人もいるでしょう。
例えば、30分の講演をしなくていけない、しかし内容が全然足りない。
このような場合は時間を稼がなくてはいけません。
同じ話を何回もしてみたり、いくつか似たような言葉を並べてみたりと、遠回しな話し方になります。
結果的に、要点だけいうと大した内容ではない、ということが起こるのです。
また、人と会話をする場面で、時間稼ぎをする人もいるでしょう。
例えば、コミュニケーションが苦手な人が、他人と会話しなくてはいけない場合、どうにかしてその場をしのがなくてはいけません。
しかしながら親しい仲ではないため、当たり障りのない会話や中身のない会話となってしまうのでしょう。
あまり関わりたくないという心理から、時間稼ぎのために回りくどい話になっていると言えます。
そのため、回りくどい人は時間稼ぎをしたい心理を持っている可能性が高いでしょう。
6. 回りくどい人の心理は、他者の反応が怖い
他にも、回りくどい人の心理として、「他者の反応が怖い」というのが挙げられるでしょう。
怖いまではいかずとも、他人の目ばかり気にしてしまう傾向にあるのだと考えられます。
自分が発言したことで、相手がどのような反応をするのかを気にしていると言えるでしょう。
その場合は、ついつい相手の顔色ばかりをうかがって話をしてしまいます。
相手の様子を気にしているため、探り探り話してしまい、回りくどくなるのでしょう。
また、相手に合わせて話を変えてしまうので、話の内容が二転三転してしまうこともあります。
そのような人は、相手から否定されることで、傷つくことを恐れているのでしょう。
結果的に自分自身の意見を言えず、人に合わせた意見になってしまい、大した内容を話すこともできません。
他にも、相手を傷つけまいと、直接的な言い方を避け、オブラートな表現をしてしまう人もいます。
どちらにしても、他者の反応を気にしてしまう心理が、回りくどい人になっていると考えられるでしょう。
7. 回りくどいの英語
さて、「回りくどい」は英語だと、どのように表現されるのでしょうか。
そこで、ここの項目では、回りくどいの英語をご紹介致します。
roundabout
例文:talk in a roundabout way. (回りくどい言い方をする)。
circuitous
例文:the explanation was circuitous. (その説明は回りくどかった)。
このような単語が、英語では「回りくどい」として用いられています。
他にも、下記のような表現もあります。
Don't beat around the bush. (回りくどい言い方をしないで)。
8. 回りくどいの使い方
さて、「回りくどい」という言葉は、実際にはどのように用いるのでしょう。
そこで、ここの項目では、「回りくどい」の使い方を例文でご紹介致します。
彼女の話は回りくどく、分かりにくい。
回りくどい手続きは面倒であり、早く廃止してほしい。
相手を尊重するあまりに、回りくどい表現になってしまった。
回りくどい言い方をしないで、はっきり言ってほしい。
あの人は回りくどい言い方をしないので、すぐに話が済んだ。
このようにして、「回りくどい」は用いられています。
9. 回りくどい人に多い特徴や傾向として、ネガティブ思考
回りくどい人の特徴として挙げられるのが、「ネガティブ思考」と言えるでしょう。
それは、自分に対してネガティブなため、自信がないということに繋がります。
自信がないということは、直接的な言い方をしてしまった時に、相手から否定されることを恐れてしまう原因です。
恐れる気持ちから、曖昧な表現となり、分かりにくい話になってしまいます。
また、ネガティブ思考というのは、相手からの悪い反応を気にしてしまう傾向にあります。
そのため、相手から笑われるかもしれない、変に思われるかもしれない、そのように考えてしまうのでしょう。
このような不安な気持ちから、はっきりとした言い方を避けてしまうのです。
相手からすると、何が言いたいのかが分からずに、回りくどい印象に繋がるのでしょう。
ネガティブ思考から臆病になってしまい、相手に対する遠慮となってしまうとも言えます。
相手の顔色をうかがうあまり、結論を先延ばしにしてしまい、ダラダラと話をしてしまうことにもなるのです。
そのため、ネガティブ思考の人は、回りくどい人になりやすいのでしょう。
10. 回りくどい人に多い特徴や傾向として、頭の中で話の内容をまとめることが苦手
回りくどい人は、「頭の中で話の内容をまとめることが苦手」というのも、特徴の一つに挙げられるでしょう。
相手に伝わりやすい話というのは、伝わりやすいように要点がまとまっていることが重要と言えます。
そのため、回りくどい人は、話がまとまっていないことが原因で、話が伝わりにくいのだと考えられるでしょう。
話す前に、頭の中で話の内容を整理していると、簡潔に話せるものです。
しかし、回りくどい人は考えながら話をしてしまう傾向にあります。
結果的に、話が長くなってしまい、相手には伝わらない、ということになるのでしょう。
また、話の内容がまとまっていない、というのは、自分の意見がないとも言えます。
回りくどい人の多くは、自分の意見を持つことを苦手としている人も多いのです。
自分の意見が思い浮かばずに、その場しのぎに言葉を発してしまうこともあるでしょう。
そのような場合も、時間稼ぎをしているだけのため、内容のある話はできません。
やはり何を言いたいのか分からない、という状況に陥ってしまうのでしょう。
そのため、話を整理することが苦手な人は、回りくどい人になってしまうと言えます。
11. 回りくどい人に多い特徴や傾向として、丁寧な性格
回りくどい人の特徴として、「丁寧な性格」も特徴の一つに挙げられるでしょう。
そのような丁寧な性格は、とても良いことでもあります。
しかしながら丁寧というのは、簡潔にすることを苦手とも言えるでしょう。
そのため、相手に細かく説明をしようとする傾向があります。
それは、相手に分かりやすく伝えようという、親切心かもしれません。
しかし、多くの情報や知識を付け加えたり、あらゆる言葉を使って複雑に話をしてしまうのです。
そのため、遠回しな説明になってしまい、相手から回りくどい印象を抱かれるのでしょう。
ポイントだけを伝える方が分かりやすくなりますが、丁寧な人はそれが苦手と言えます。
仕事など、効率を優先されるような場面では、特に時間の無駄と思われてしまうのでしょう。
このようなことにより、丁寧な性格から回りくどい人になりやすいと言えます。
12. 回りくどい人に多い特徴や傾向として、結論より過程を話したい
回りくどい人の特徴は他にも、「結論より過程を話したい」ということも挙げられるでしょう。
そもそも結論だけ話すと、簡潔で分かりやすい話となります。
そして聞き手としても、結論を早く知りたい、ということも多いでしょう。
しかし結論より、それに至るまでの過程に重点を置くような人もいます。
そのような人は、物語を一から十まで話したいのでしょう。
かいつまんで話したりせずに、細かく順を追って説明したいタイプと言えます。
それは、話を整理することが苦手、という特徴も影響しているのでしょう。
結果的に話が長くなってしまい、余計な話まで盛り込まれてしまうことになります。
そのため、相手からすると分かりにくく、少し面倒な印象を受けてしまうかもしれません。
このように、結論を聞きたい聞き手と、過程を話したい話し手の違いから、回りくどい人と思われてしまうのです。
13. 回りくどい人に多い特徴や傾向として、短気
回りくどい人の特徴の一つとして、「短気」ということも挙げられるでしょう。
これは、比較的男性に多い特徴と言えます。
そもそも短気の人というのは、継続することが苦手です。
そうなると、話も短くなり、回りくどくならない印象を受けるかもしれません。
しかし短気の人といのは、話の途中で違うことを話してみたりと、話が二転三転してしまう傾向にあります。
このように、すぐに話題がコロコロと変わるため、相手からすると話の意図が掴めない、という事に繋がるのでしょう。
そして、短気の人は怒りっぽい性格とも言えます。
そのため、怒りだしてしまうと、怒りを相手に伝えたい、という気持ちを抱く傾向にあります。
怒りの原因や、自分の気持ち、そのようなことを長々と話すことで、相手にどれほど怒っているのかを表すのです。
そのため、相手からネチネチとした印象を抱かれ、話の長い人だと思われてしまいます。
結果的に短気であることにより、回りくどい人になっていると言えるでしょう。
14. 回りくどい人に多い特徴や傾向として、構ってほしい
回りくどい人の特徴として、「構ってほしい」というのも特徴に挙げられるでしょう。
これは、比較的女性に多い特徴と言えるかもしれません。
周りの人から、注目してほしい、優しくされたい、というような気持ちを心の中に持っているのです。
しかし、そのようなことを直接言えないため、回りくどい表現となるのでしょう。
口に出すことはせずに態度に示すことで、相手に察してほしいと考えているのです。
本音を言わずに曖昧な言動をしてしまうため、周りからすると、はっきりしてほしい、と感じるのでしょう。
また、回りくどい人は、話の要点が分かりにくいため、話が長くなる傾向にあります。
その分、相手から構ってもらう時間が増える、とも言えるでしょう。
その点においても、構ってもらえるという気持ちから、話し方が成長しないのかもしれません。
このように、構ってほしい性格が、回りくどい人になるのでしょう。
まとめ
今回は【回りくどいとは?回りくどい人の心理や特徴・使い方・類語・反対語・英語】をご紹介致しました。
記事を読んでみて、いかがでしょうか。
あなたは回りくどい人ですか。
また、あなたの周囲に回りくどい人はいるでしょうか。
そのような回りくどい人というのは、性格が大きく関連していると言えるでしょう。
もしかすると、相手に対する思いやりから、遠回しな表現になっている可能性もあります。
そのような心理や特徴を知ることで、上手な付き合い方ができるかもしれません。
また、回りくどい性格を直したい、という人がいれば、少しでも参考にして頂ければ幸いです。
3. 回りくどいの反対語
続いては、回りくどいの反対語をご紹介致しましょう。
回りくどいの反対語:「手っ取り早い」「露骨」「率直」
「手っ取り早い」意味:手間がかからない。
簡略である。
この言葉は、不要なことを取り除き要点だけを示し、時間がかからないことを意味します。
例文:手っ取り早い説明で、すぐに理解できた。
「露骨」意味:感情などを隠さずに、ありのまま外に表すこと。
また、そのさま。
包み隠したり間接的なことをするのではなく、そのものを表現することを意味します。
例文:あの人は露骨にものを言う人だ。
「率直」意味:ありのままで隠すところがない。
また、そのさま。
遠回しではなく、そのままを表現することを意味しています。
例文:率直に言えば、彼の意見は間違っている。
いずれの言葉も、簡単に直接的に、そのまま表現することを意味しています。
そのため、「回りくどい」の反対語と言えるでしょう。
4. 回りくどい人の心理は、自信がない
まず、回りくどい人の心理として挙げられるのが、「自信がない」ことです。
自信がある人だと、自分の意見をしっかりと話せるでしょう。
しかし回りくどい人は、話の内容に対しての、自分の意見に自信が持てないのです。
そのため、はっきりと話せずに、伝わりにくくなるのでしょう。
「もしかしたら、違うかもしれない」という自信のなさから、遠回しな言い方にもなります。
そして、話の途中で二転三転してしまうことにも繋がります。
他にも、不安な気持ちから話が止まってしまったり、何回も同じ言葉を使ってしまうことにもなるのでしょう。
また、話を一つに絞れずに、グダグダと話を続けてしまう傾向があります。
自信のない話をする時に、口数がかえって多くなってしまうのは、このようなことが原因です。
そのようなことから、回りくどい人は自信がない人と言えるでしょう。
スポンサーリンク