夏の風物詩として有名な植物と言えば、朝顔です。
夏のうだるような暑さの中、鮮やかで涼しげな花を咲かせてくれて、朝から明るい気持ちにしてくれます。
子供が小学校で育てていて、夏休みに自宅に持ち帰ることもあり、家庭で育てる機会も多い花です。
そして最近では朝顔は緑のカーテンとして、自宅で栽培している家庭も多くあります。
朝顔にもステキな花言葉がありますので、名前の由来や育て方と共に以下に紹介します。
- 朝顔とはどんな花?
- 朝顔の花言葉4選
- 朝顔の色別の花言葉
- 朝顔の名前の由来
- 朝顔の開花時期
- 朝顔を育てる時のポイント
- 朝顔の種類(原種、園芸品種)など
1. 朝顔とはどんな花?
朝顔は、「ヒルガオ科サツマイモ属」の植物です。
サツマイモと朝顔の花は良く似ているので、不思議に思う人は観察してみて下さい。
朝顔は奈良時代に中国へ渡った遣唐使が日本に持ち帰ったと言われています。
朝顔の種は当時漢方薬として利用されていて、下剤や利尿剤等として使われる為に伝わったのです。
朝顔は別名「牽牛子(けんごし)」と呼ばれていました。
これは、朝顔はとても高価だった為に、種を手に入れる為に牛を引いて行き、物々交換していたことから名づけられています。
当時の朝顔は花の色も薄くて地味で、観賞用としての人気はありませんでした。
その後、品種改良が繰り返されて色合いが鮮やかになると、江戸時代に大人気となりました。
夏の観賞用の園芸植物として瞬く間に人気が広がり、朝顔市なども開かれる様になったのです。
ラッパ型で大輪の花を伸び伸びと咲かせてくれて、その鮮やかな色合いで見る人に涼感を与えてくれます。
生長期にはつるが驚くほどのスピードで伸びて、一晩で庭先のあらゆるものに巻き付いていることもあります。
「朝顔に つるべ取られて もらい水」という非常に粋な句も生まれています。
2. 朝顔の花言葉4選
朝顔は、色とりどりの花を咲かせます。
実は色別に花言葉があるのですが、まずは朝顔全体としての花言葉を紹介します。
2-1. 「愛情」
まずは最も素敵な花言葉からです。
朝顔は、早朝に美しい花を咲かせます。
朝目覚めて頭がぼんやりしていたり、何となく仕事に行きたくないという時でも、大輪に咲き誇る朝顔を見ると元気が湧いてくるでしょう。
朝一番から人を明るい気持ちにさせて送り出してくれる、愛情あふれる花なのです。
2-2. 「結束」
朝顔のつるは支柱にしっかりと巻き付いて生長していきます。
その姿から周囲との固い結束が連想できます。
2-3. 「明日もさわやかに」
朝顔は早朝に花を咲かせて、昼過ぎにはしぼんでしまいます。
しかし翌朝になると、次々と花を咲かせていきます。
花がしぼんでも大丈夫、明日になればまたさわやかで明るい花があなたを迎えてくれます。
朝からスッキリとした気持ちにさせてくれることを約束してくれる花なのです。
2-4. はかない恋・愛情
日本の花言葉はポジティブなイメージですが、西洋では「love in vain(はかない恋)」「affection(愛情)」という花言葉があります。
これはやはり朝顔が1日でしぼんでしまうことと、人に対して優しいイメージがあることに由来していると言えます。
3. 朝顔の色別の花言葉
朝顔は、その鮮やかな色ごとに花言葉があります。
3-1. 紫の朝顔の花言葉:「冷静・平静」
紫は、赤と青がバランス良く混ざった色で、見る人を安心させてくれます。
昔の日本では、紫は高貴な身分の人が身に付ける色とされていました。
高貴な人と言えば常に物腰が柔らかく、落ち着いているものです。
冷静に上品に振る舞うイメージからこの花言葉が生まれたのでしょう。
3-2. 青の朝顔の花言葉:「はかない恋」
青春という言葉は、正に青空の中を一生懸命生きていく若者を表しています。
夢や希望を持ち、異性に対して胸がときめく思いをするのもこの時期です。
片思いをして破れることもあるでしょう。
その青春の色にふさわしい青い色をした朝顔が、昼過ぎにはしぼんでしまう姿をイメージして付けられました。
青の朝顔には、神話が紐付いています。
織姫と彦星の伝説から
朝顔が最初に日本に伝わった時には、花は薄い青い色でした。
朝顔の開花時期は七夕の頃で、お天気が良ければ織姫と彦星が出会うことができます。
織姫と彦星のはかない恋の伝説から生まれた花言葉だと言われています。
ギリシャ神話から
同じ様にギリシャ神話にも朝顔に因んだ物語があります。
昔、クロッカスと言う大変な美少年がいました。
クロッカスは神の血を引いていて、医術も身に付けている優れた少年でした。
病気の治療の為にクロッカスの元を訪れている人の中に、とある夫人がいました。
その夫人には美しい娘がいて、名前をリーズと言いました。
クロッカスは何とリーズと恋に落ちてしまったのです。
ところがリーズには既に婚約者がいて、二人の仲を知ったリーズの母親は、クロッカスから無理矢理リーズを引き離してしまいました。
クロッカスは悲しんで、女神アフロディーテに気持ちを訴えました。
アフロディーテは美と愛の女神で、クロッカスの為に力を貸してくれました。
アフロディー手は神の使いとして一羽のハトをリーズの母親の元に飛ばします。
しかしリーズの母親は、そのハトに向けて矢を射って殺そうとした為、罰が下って娘のリーズが命を落としてしまうのです。
その後、逆恨みをしたリーズの婚約者により、クロッカスも殺されてしまいます。
女神アフロディーテは二人を憐れんでそれぞれ花に替えました。
クロッカスは同じ名前の花に、そしてリーズは青い朝顔の花にしたのです。
ところがクロッカスは春に咲く花で、朝顔は夏に咲く花ですので、二人は永遠に出会うことは叶わない運命になってしまったのです。
これらの物語から、青い朝顔が「はかない恋」の象徴になっているのです。
3-3. 白の朝顔の花言葉: 「固い絆・あふれる喜び」
朝顔は非常に生命力が強く、支柱を作ってやるとすぐにくるくるとつるが巻き付いて成長していきます。
絡み付くつるが人との固い絆を表していると言えます。
また、朝顔は江戸時代に一躍ブームになったのですが、その時代に主流だったのが白い朝顔でした。
江戸時代の人達は白い朝顔を見ながら「あふれる喜び」を感じていたのでしょう。
ところで、白い朝顔には「私はあなたにからみつく」という花言葉もあります。
これはもちろん朝顔のつるの状態から生まれたものですが、何となく嫉妬深い女性の心理を表している様で、コワいと感じる男性も多いでしょう。
4. 朝顔の名前の由来
朝顔という名前は、最初から付いていたものではありませんでした。
当初は朝顔は「牽牛子(けんごし)」「牽牛花(けんぎゅうか)」と言われていたのです。
そして朝顔と呼ばれていたのは、現在の「桔梗(ききょう)」や「木槿(むくげ)」だったのです。
その後、「牽牛子」の花が、朝美しい花を咲かせることから「朝の容花(かおばな)」と呼ばれる様になりました。
「容花」というのは、特に見た目が美しい花のことを言い、そこから「朝顔」と呼ばれる様になったのです。
それまで「朝顔」と呼ばれていた植物よりも圧倒的に庶民に親しまれる植物であり、その為に知名度が上がり、現在に至るのです。
5. 朝顔の開花時期
朝顔の開花時期は、全体としては7月~10月頃になります。
一般的な朝顔で、学校で育てたり庭に植えたりするものは、梅雨明け近くになると開花し始めて7月~8月の夏休みの頃にピークを迎えます。
品種によっては9月~10月頃まで花を咲かせるものもあります。
同じ朝顔でも早咲きと遅咲きがあるので、植える前に種類を確認した方が良いでしょう。
6. 朝顔を育てる時のポイント
朝顔は小学校でも育てる機会があり、素人でも比較的簡単に花を咲かせることができます。
基本事項さえしっかり守れば夏には大輪の花を楽しめるでしょう。
6-1. 種まき・植え付け
朝顔というと、種から育てるものだと思っている人も多くいます。
種まきをするのはあくまで学校の教材としてであり、数が少なく、翌年まで持たせたいと思ったら、苗の方が経済的です。
種を巻く場合には、殻にヤスリなどで少し傷をつけて、1日程水に浸しておくと、水を吸って発芽し易くなります。
学校で教わった通り、土に「人差し指の第一関節位」の穴をあけて種を入れます。
土の種類は種まきも植え付けの場合も、市販の培養土で大丈夫です。
鉢を選ぶ時には、直径30センチ程の大きさが適当です。
長方形のプランターに並べて植える人も多いのですが、朝顔はかなりの水分を必要とします。
夏になって水やりが不足する可能性が非常に高いので、1つの鉢に1苗植えるのがおすすめです。
鉢の底に網や石を置くのですが、これは土が漏れ出さない様にする為であり、完全に穴を塞がない様にします。
水やりをした時に、穴から水が出るのを見極める必要もあります。
次に軽石を敷いて、培養土を入れて、種まきをしたり苗を植え付けますが、直径30センチの大きさだとMAX2本までです。
次に水をたっぷりとやり、鉢の底から水が流れ出していることを確認します。
土を再利用する人もいるのですが、別の植物を植えていた土を再利用すると、害虫や病原菌がいることがあります。
土の栄養分も既に不足していて、開花しない可能性もあるのです。
朝顔を植える時には必ず新しい培養土を購入しましょう。
6-2. 置き場所
朝顔は日光が良く当たり、水やりが十分である程沢山の花を咲かせてくれます。
夏の花ですので、とにかく日光があたる場所に置きましょう。
日陰ができる時間が長いほど生育が遅くなり、花の数も少なくなってしまいます。
日光が良く当たるということは、それだけ水が蒸発し易く、水やり不足になりがちです。
グリーンカーテンにしようと思っている人は、それだけ多くの苗が必要で、水やり不足になるケースが多いのです。
なるべく大きな鉢やプランターに余裕を持って植え付けて、土にたっぷりと水を含ませる様にすることが大切です。
6-3. 水やりと肥料
朝顔は水が大好きですので、土が乾いてきたらたっぷりと水をやります。
鉢の底から水が出てくる位までやり、その土が濡れている間は水やりはしません。
しかし夏になると、気温が高く土が乾くのが早くなります。
水やりのタイミングは朝と夕方の2回です。
これは、昼間の最も暑い時間帯に水をやると、熱湯に近い温度になり、根が傷んでしまう原因になるからです。
朝の水やりができない場合でも、夕方日が陰り始める頃まで待ってから水やりをしましょう。
朝顔は夏にはガンガン開花しますので、それだけ養分も必要になります。
肥料が足りないと花が咲かない場合もあるので、週に一度液体肥料を施してあげましょう。
緩効性固形肥料の場合は1ヵ月に1回で構いません。
6-4. 摘芯してあげる
朝顔は、摘芯してあげると花の数がグンと増えます。
摘芯というのは、つるの先についた芽を切ることです。
元気に育っているつるを切るのはしのびない、と思う人もいますが、これをすることで脇芽がでてきて生長が良くなるのです。
葉っぱが10枚程になったら始めて、5月~8月の間で何度か繰り返すと、生き生きとしたつるに成長します。
6-4. その他
朝顔には支柱が必要です。
支柱がないと周囲にある他のものに何でも巻き付こうとするので、最初から準備をしておきます。
グリーンカーテンにする場合には、ネットを張っておきましょう。
害虫に関しては、アブラムシがあります。
オルトランをまいておくと効果的です。
7. 朝顔の種類(原種、園芸品種)など
朝顔には、「日本朝顔」と「西洋朝顔」という種類があります。
・日本朝顔
通常「朝顔」と呼ばれるもので、大輪の花で知られる一般的な朝顔です。
開花時期が7月頃で最も馴染みのある品種で、葉の表面に細かい毛が生えているのが特徴です。
・西洋朝顔
日本朝顔よりも開花時期が遅くて、8月頃から咲き始めます。
朝顔を育てているのに夏休みになっても花が咲かない場合には、西洋朝顔の可能性もあります。
7-1. 日本朝顔の品種
日本朝顔の品種は、大輪の花が特徴的です。
「団十郎」
色合いが茶色に近く、和風で落ち着いた印象です。
江戸時代に歌舞伎役者の2代目市川団十郎が着ていた衣装の色に似ていることから名付けられました。
最近では似たような種類が作られていますが、「団十郎」の特徴は、花の中心部が白いことです。
「平安の香」
何とも風流な名前ですが、大輪の白い花で中心が赤紫色で、とても上品な朝顔です。
「暁の海」
大輪の中でも超巨大な花を咲かせる朝顔です。
丈夫で花の付きが良く、丁寧に育てれば直径20センチ程の超大型の群青色の花が楽しめます。
「黒王」
赤黒に近い色の花を咲かせます。
7-2. 西洋朝顔の品種
アーリーコール
西洋朝顔を日本朝顔を掛け合わせて作られた品種です。
花の色は青や赤、或いは混合色など様々で柄、中心部が白いのが特徴です。
ヘブンリーブルー
「ソライロアサガオ」とも呼ばれ、日本で最も知られている朝顔です。
緑のカーテンに利用されることの多い品種です。
フライングソーサー
中心部に向かって青と白のストライプ模様が入っているのが特徴です。
スカーレットオハラ
たくましい名画のヒロインのイメージ通り、鮮やかで力強い赤色が特徴です。
7-3.その他
朝顔の亜種として以下のものがあります。
琉球朝顔
「ノアサガオ」「オーシャンブルー」とも呼ばれます。
琉球朝顔は宿根朝顔で、種はできません。
花の色は様々で、つるの成長が良いことから、緑のカーテンとして利用されています。
昼顔(ヒルガオ)
ヒルガオは、朝顔とは分類が違いますが、朝顔と良く似た小ぶりでピンク色の花を咲かせます。
昼ごろから夕方にかけて花を咲かせるのが特徴です。
夜顔(ヨルガオ)
こちらは朝顔の仲間で、夜になると白い花を咲かせます。
ダチュラ
「チョウセンアサガオ」「マンダラゲ」とも呼ばれていて、上を向いてラッパの様に広く開いた白びらが特徴です。
開花時期は5月~11月と長いのですが、強い毒を持っているので扱いには注意が必要です。
キダチチョウセンアサガオ
「エンジェルトランペット」というとてもオシャレな別名を持っています。
下向きにラッパ状に反り返った花を咲かせることから名づけられ、花のいろは白や黄色で、低木型の植物です。
こちらも毒性が強いので、あまりお目にかかることはありません。
クウシンサイ(空芯菜)
クウシンサイというと、エスニック料理に使われることで知られています。
こちらもヒルガオ科・サツマイモ属の一年草で、非常に生命力が強く、他の植物が育たない場所でも生息できます。
食用に使われるのは、葉の部分です。
サツマイモ
ヒルガオ科・サツマイモ属の王道の植物です。
根っこの部分を食用にする為に栽培されていますが、実は朝顔の仲間であり、花は白~ピンク色で、中心部が濃いピンクをしていてとてもキレイな花です。
朝顔は夏になると色とりどりの大輪の花を咲かせてくれます。
毎朝どれだけ花が咲いているか楽しみにしている人もいるでしょう。
日本の花言葉はどれも明るいものですので、暑い夏を乗り切る為に育てて見ては如何でしょうか。
3. 朝顔の色別の花言葉
朝顔は、その鮮やかな色ごとに花言葉があります。
3-1. 紫の朝顔の花言葉:「冷静・平静」
紫は、赤と青がバランス良く混ざった色で、見る人を安心させてくれます。
昔の日本では、紫は高貴な身分の人が身に付ける色とされていました。
高貴な人と言えば常に物腰が柔らかく、落ち着いているものです。
冷静に上品に振る舞うイメージからこの花言葉が生まれたのでしょう。
3-2. 青の朝顔の花言葉:「はかない恋」
青春という言葉は、正に青空の中を一生懸命生きていく若者を表しています。
夢や希望を持ち、異性に対して胸がときめく思いをするのもこの時期です。
片思いをして破れることもあるでしょう。
その青春の色にふさわしい青い色をした朝顔が、昼過ぎにはしぼんでしまう姿をイメージして付けられました。
青の朝顔には、神話が紐付いています。
織姫と彦星の伝説から
朝顔が最初に日本に伝わった時には、花は薄い青い色でした。
朝顔の開花時期は七夕の頃で、お天気が良ければ織姫と彦星が出会うことができます。
織姫と彦星のはかない恋の伝説から生まれた花言葉だと言われています。
ギリシャ神話から
同じ様にギリシャ神話にも朝顔に因んだ物語があります。
昔、クロッカスと言う大変な美少年がいました。
クロッカスは神の血を引いていて、医術も身に付けている優れた少年でした。
病気の治療の為にクロッカスの元を訪れている人の中に、とある夫人がいました。
その夫人には美しい娘がいて、名前をリーズと言いました。
クロッカスは何とリーズと恋に落ちてしまったのです。
ところがリーズには既に婚約者がいて、二人の仲を知ったリーズの母親は、クロッカスから無理矢理リーズを引き離してしまいました。
クロッカスは悲しんで、女神アフロディーテに気持ちを訴えました。
アフロディーテは美と愛の女神で、クロッカスの為に力を貸してくれました。
アフロディー手は神の使いとして一羽のハトをリーズの母親の元に飛ばします。
しかしリーズの母親は、そのハトに向けて矢を射って殺そうとした為、罰が下って娘のリーズが命を落としてしまうのです。
その後、逆恨みをしたリーズの婚約者により、クロッカスも殺されてしまいます。
女神アフロディーテは二人を憐れんでそれぞれ花に替えました。
クロッカスは同じ名前の花に、そしてリーズは青い朝顔の花にしたのです。
ところがクロッカスは春に咲く花で、朝顔は夏に咲く花ですので、二人は永遠に出会うことは叶わない運命になってしまったのです。
これらの物語から、青い朝顔が「はかない恋」の象徴になっているのです。
3-3. 白の朝顔の花言葉: 「固い絆・あふれる喜び」
朝顔は非常に生命力が強く、支柱を作ってやるとすぐにくるくるとつるが巻き付いて成長していきます。
絡み付くつるが人との固い絆を表していると言えます。
また、朝顔は江戸時代に一躍ブームになったのですが、その時代に主流だったのが白い朝顔でした。
江戸時代の人達は白い朝顔を見ながら「あふれる喜び」を感じていたのでしょう。
ところで、白い朝顔には「私はあなたにからみつく」という花言葉もあります。
これはもちろん朝顔のつるの状態から生まれたものですが、何となく嫉妬深い女性の心理を表している様で、コワいと感じる男性も多いでしょう。
4. 朝顔の名前の由来
朝顔という名前は、最初から付いていたものではありませんでした。
当初は朝顔は「牽牛子(けんごし)」「牽牛花(けんぎゅうか)」と言われていたのです。
そして朝顔と呼ばれていたのは、現在の「桔梗(ききょう)」や「木槿(むくげ)」だったのです。
その後、「牽牛子」の花が、朝美しい花を咲かせることから「朝の容花(かおばな)」と呼ばれる様になりました。
「容花」というのは、特に見た目が美しい花のことを言い、そこから「朝顔」と呼ばれる様になったのです。
それまで「朝顔」と呼ばれていた植物よりも圧倒的に庶民に親しまれる植物であり、その為に知名度が上がり、現在に至るのです。
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