花束を美しく縁取る白い繊細な小花。
花束などの添え花としてはカスミソウが一般的ですが、人気の高い花に「ホワイトレースフラワー」があります。
切り花としてたくさん流通しているうえ、花言葉も繊細でポジティブなものを持っています。
その上切り花でも長持ちするため、贈り物に最適です。
また、生花で楽しんだ後も長く楽しめる花でもあります。
そんなホワイトレースフラワーは実は物騒な和名を持っており、山野で見かけるとしたら少々注意が必要です。
今回は、花束の華麗な引き立て役、ホワイトレースフラワーをご紹介します。
- ホワイトレースフラワーとはどんな花?
- ホワイトレースフラワーの花言葉
- ホワイトレースフラワーの人気の秘密
- ホワイトレースフラワーの名前の由来
- ホワイトレースフラワーの開花時期や見頃
- ホワイトレースフラワーを育てるポイント
- 種類(原種、園芸品種)など
- 生花以外でも楽しめるホワイトレースフラワー
- まとめ
1. ホワイトレースフラワーとはどんな花?
ホワイトレースフラワーは、セリ科ドクゼリモドキ属の一年草の植物です。
原産国は地中海沿岸から西アジア、南ヨーロッパなどですが、現在は世界各地で帰化している強い植物です。
日本では関東以西の地方で自生するようになり、帰化植物として認識されています。
草丈は20センチから200センチまで伸びることがあり、ほっそりと伸びた茎の頂点で、小さい花を40個ほど集中的に咲かせ、てまりのように広げます。
ドーム型になった花々がさらに集まり、ドームの集合体になった様子がまるで繊細なレースのようで、切り花やフラワーアレンジメントの添え花として高い人気があります。
花の色は白です。
ブルーレースフラワーという花もありますが、これは別種。
花の咲き方も少々異なります。
なお、似た見た目のドクゼリは大変強い毒を持ち、日本三大有毒植物のひとつとされていますが、ホワイトレースフラワーは全くの別種で毒はありません。
しかし、過去ヨーロッパではハーブとして使用されていたという歴史もあるため、ホワイトレースフラワーにもなんらかの薬効がある可能性はありますが立証はされていません。
寒さには強い傾向のあるホワイトレースフラワーですが、日本の暑さには弱いです。
ガーデニング中級者むけと言えるでしょう。
2. ホワイトレースフラワーの花言葉
ホワイトレースフラワーはその可憐な見た目から、繊細な意味の花言葉を多数持っています。
花束にして贈り物にする際には、ぜひ意味を理解して贈りたい素敵な花言葉ばかりです。
2-1. 「感謝」
花束にして贈るにもっともふさわしい花言葉です。
由来は不明ですが、清楚で上品な花束は感謝の気持ちを伝えるのにピッタリ。
女性のみならず、職場や同窓会などでご年配の方に贈るなど、オールマイティーに活用できる花言葉です。
2-2. 「可憐な心」
白く小さく、風に揺れる花たちはまるで可憐な乙女たちのさざめきのよう。
花と同時に淡い緑の花茎とのコントラストも相まって、可憐というにふさわしい風情です。
2-3. 「繊細」
職人が編んだような、それとも子供を想うお母さんが作ったような、天然のレースがホワイトレースフラワーです。
触れれば壊れてしまうような繊細さは、まさに花言葉どおりです。
2-4. 「細やかな愛」
花や葉の持つレースのような細やかさから、きめ細やかな愛情を連想させます。
優しく気配りのできる女性へ贈りたい花言葉です。
2-5. 「悲哀」
ホワイトレースフラワーは、悲しい花言葉も持っています。
この花言葉も由来は分かっていないのですが、とてもよく似た植物のドクゼリという有毒植物に由来するのではという説もあります。
ただ、ホワイトレースフラワーのはかなげな様子にこんな花言葉にも納得してしまいます。
3. ホワイトレースフラワーの人気の秘密
ホワイトレースフラワーは切り花、フラワーアレンジで大変人気があります。
人気の理由にはほかの花を引き立てる繊細な作りや美しい花の色もありますが、大きくあるのが一年中花を咲かせているということです。
本来は初夏が開花時期ではありますが、切り花としては年中いつでも出回っています。
また、枝が長くアレンジもしやすいため、まさに花束にぴったりの花なのです。
カスミソウなども添え花として人気がありますが、ホワイトレースフラワーはボリュームがしっかりあるため豪華な花束になります。
その優し気な花言葉も、贈り物にふさわしいと言えます。
4. ホワイトレースフラワーの名前の由来
ホワイトレースフラワーは、学術名としてはアミ・マユスと言います。
しかし、その優雅なレース状の花から園芸品種としてホワイトレースフラワーの名で流通しています。
英名はビショップズウィードといい、その昔ヨーロッパではハーブとして使われていたこともあったそうです。
ちなみに、ホワイトレースフラワーに大変よく似たドクゼリという植物があります。
学術上は関係のない植物なのですが、そのためにホワイトレースフラワーの和名はドクゼリモドキというのです。
5. ホワイトレースフラワーの開花時期や見頃
ホワイトレースフラワーは5月から6月が本来の開花時期です。
ただし、切り花などでは一年を通して楽しむことができます。
6. ホワイトレースフラワーを育てるポイント
ホワイトレースフラワーは、丈夫で虫や害虫に強い反面、暑さに弱く、湿度の高い状態では枯れることも多い花です。
日本での栽培では注意が必要ですが、高温多湿に気を付けてあげれば切り花の中では育てやすい草花と言えます。
6-1. 好む環境や土
日当たりが良く、乾燥気味に育てます。
春と秋に種まきの時期を選べますが、秋蒔きした方が大きく、茎にしっかりとした高さが出ます。
また、開花時間は基本長日性なのですが、条件次第で短日性になるなど変化します。
土は市販の草花用培養土を用意します。
水はけのよい土を好むので、ブレンドするようであれば赤玉土7の腐葉土3配合などの土を用意します。
6-2. 肥料や水やり
鉢で育てる場合、本葉が出た後は肥料を途切れないよう与えます。
規定より薄めた液体肥料をこまめに与えてください。
週に1度程度を目安に与えます。
土地植えした場合、背が高くなりすぎる傾向があるため肥料を与えるのは控えます。
6-3. 気を付けたい病害虫
かかりやすい病気は立ち枯れ病があります。
日当たり、水はけに注意すればあまりかかることがないため、かかってしまった場合は鉢の置き場所を替えたり、植え替えをしましょう。
また、連作することによりかかりやすいことがあるので、次の年も続けて育てたい場合は場所を変え、鉢の場合は土を入れ替えてください。
害虫はアブラムシやハダニがつくことがあります。
見つけ次第駆除し、殺虫剤で予防しましょう。
6-4. 支柱建て
春蒔きした場合は不要なケースがほとんどですが、秋蒔きした場合草丈が高く育つため、様子を見て支柱を立てる必要があります。
6-5. 初心者にはオルレアもおすすめ
オルレアとは、ホワイトレースフラワーに大変よく似た別種です。
セリ科オルレヤ属の多年草で、日本の暑さには合わないため一年草として扱われています。
ホワイトレースより大ぶりな花が咲くため、繊細さという意味では
ホワイトレースにはやや劣ります。
しかし特筆すべきはその丈夫さ。
やや乾かし気味に育てるということと、暑さに弱いという部分さえ気をつければ、病害虫にも強くこぼれ種で増えていくなど手間いらずでガーデニング初心者にもトライしやすいでしょう。
花が大ぶりとは言えど、庭植えするようであればほかの花の引き立て役として効果を発揮します。
7. 種類(原種、園芸品種)など
ホワイトレースフラワーは、実は品種の多くない花です。
しかし、学術上似ている、あるいはまったく違う花でもホワイトレースフラワーとして流通していることがあります。
どの花も美しく、花壇やアレンジに華を添えてくれます。
7-1. クイーン・オブ・アフリカ
ホワイトレースフラワーの標準種。
学術上のホワイトレースフラワーのアンミ・マユスの代表的な種です。
7-2. グレースランド
大型で草丈が高い園芸品種です。
大柄なのに花弁が細かく、庭で育てるとまるで白い霧がかかったような美しい風景になります。
7-3. グリーン・ミスト
学名をアミ・ビスナガという、ホワイトレースフラワーの近似種です。
和名はイトバドクゼリモドキといい、糸のように細い葉をつけます。
グリーン・ミストはその園芸種で、40個ほどの花が集まり15センチほどのてまり上になります。
ホワイトレースフラワーより花房が大きめで、大きな渦を思わせるようなダイナミックな花を咲かせます。
また、花の色が緑がかっているのが特徴です。
8. 生花以外でも楽しめるホワイトレースフラワー
贈り物としてもらう機会もあるであろうホワイトレースフラワー。
切り花としては長めの持ちではありますが、どうせならもうすこし楽しんでみたいですね。
ホワイトレースフラワーの生花以外のアレンジをご紹介します。
8-1. ドライフラワーとして
繊細な花は、ドライフラワーにして長く楽しみたいですね。
もらったホワイトレースフラワーや、育てているホワイトレースフラワーの花が弱る前に、乾燥材を入れた箱の中に入れておきましょう。
水分量の少なめな花なので、パリッと乾燥しますよ。
切り花を放置し、自然乾燥することでもドライフラワーになりますが、小さな花がパラパラ落ちてしまうためおすすめできません。
しっかり、速く乾燥させ、その繊細な造形を楽しみましょう。
8-2. 押し花として
ホワイトレースフラワーは、小さく水分が少ないため押し花にすることも簡単です。
好みの大きさに切ったホワイトレースフラワーを本に挟み込んでおきましょう。
レジンなどで固めてオリジナルアクセサリーを作るのにも最適です。
まとめ
繊細で優し気なのに、持ちも良いホワイトレースフラワーは花束にするのに最適。
ただ、その細かな花ゆえに、花がぽろぽろと落ちてしまうため、お店や病院などでは少しだけ注意したいですね。
しかし、可憐で清楚な佇まいは贈る人を選びませんし、ホワイトフラワーだけの花束でも美しいもの。
感謝の気持ちを伝えたいけれど大げさな花束ではミスマッチになるような場面にもいいですね。
3. ホワイトレースフラワーの人気の秘密
ホワイトレースフラワーは切り花、フラワーアレンジで大変人気があります。
人気の理由にはほかの花を引き立てる繊細な作りや美しい花の色もありますが、大きくあるのが一年中花を咲かせているということです。
本来は初夏が開花時期ではありますが、切り花としては年中いつでも出回っています。
また、枝が長くアレンジもしやすいため、まさに花束にぴったりの花なのです。
カスミソウなども添え花として人気がありますが、ホワイトレースフラワーはボリュームがしっかりあるため豪華な花束になります。
その優し気な花言葉も、贈り物にふさわしいと言えます。
4. ホワイトレースフラワーの名前の由来
ホワイトレースフラワーは、学術名としてはアミ・マユスと言います。
しかし、その優雅なレース状の花から園芸品種としてホワイトレースフラワーの名で流通しています。
英名はビショップズウィードといい、その昔ヨーロッパではハーブとして使われていたこともあったそうです。
ちなみに、ホワイトレースフラワーに大変よく似たドクゼリという植物があります。
学術上は関係のない植物なのですが、そのためにホワイトレースフラワーの和名はドクゼリモドキというのです。
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