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セツブンソウの花言葉や自生地 | SPITOPI

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セツブンソウの花言葉や自生地

季節と共に生育する草花は、季節の訪れを教えてくれる自然の作ったカレンダーです。

中でも、暗くて寒い冬に別れを告げ、暖かな春の訪れを報せてくれる「ユキワリソウ」や「フクジュソウ」は、芽を出すことが、待たれる花の代表です。

とりわけ「フクジュソウ」は、揚げることによって、独特の苦味を舌で楽しみ、春の到来を味わいます。

そんな春を告げる花の一つにセツブンソウがあります。

  • セツブンソウとはどんな花?
  • セツブンソウの花言葉
  • セツブンソウの育て方や注意点
  • セツブンソウの名前の由来
  • セツブンソウの開花時期
  • セツブンソウの自生地
  • まとめ

1. セツブンソウとはどんな花?

セツブンソウとはどんな花?

里山やハイキングコースの傍らなど、落葉樹が作り出した落ち葉の重なった林の斜面などに、まとまって自生して咲く、白く小さな可愛い花です。

それも、まだ寒さの残る暦の上だけでの春の時期に、咲く花です。

それもちょうど、節分の頃に当たるので、そう呼ばれているようです。

日本固有の在来種ですが、その可愛らしさ故に、乱獲が進み、個体数が減少しています。

さらに、そんな現実に、追い打ちをかけるかのように、宅地の造成などによる、生育環境の悪化や破壊が進み、今現在では、準絶滅危惧種に指定されているほど貴重な花です。

2. セツブンソウの花言葉

セツブンソウの花言葉

2-1. 気品

気品

まだ、雪の残る凍てつく大地に芽を出して、2月から3月くらいまでのわずか一月ばかりの間に花を咲かせます。

そして、6月には、地上部分は、全て枯れ果てて、跡形もなく消え去ってしまいます。

それからは、秋まで地中で、静かに休眠し、晩秋の頃から、次の春の開花に向けて、根を張り始めるというセツブンソウの生育の姿には、どこか、凜とした神々しさと気高い気品とが、感じ取られます。

2-2. ほほえみ

ほほえみ

ようやく近づいた春の兆しに、文字通り花を添えてくれる「春告げ鳥」ならぬ「春告げ花」その小さくとも、可憐な花の姿には、思わず、笑みがこぼれます。

冷たい霜の張りついたままに、積み重なっている落ち葉の間から、短い花茎を伸ばし、五弁の真っ白い花を咲かせている様子を見るにつけ、何か一言、声をかけたくなるような、おだやかな心になり、笑みをもって花を楽しめます。

2-3. 光輝

光輝

美しく輝く光とは、暦の上では春とは言え、まだまだ、枯れ野原の原野に、小さくとも、白く光り輝いて咲く、セツブンソウの姿、そのものだとも言えます。

待ちわびた春の到来を告げる、一筋の光としての役目を担う、中心に黄色のネクター(蜜腺)が突出し、真白な五弁の花びら(正確には、萼にあたる部分)がそれを取り囲む、花全体から発せられる生命力や新たな年への躍動感といった、過去から未来へ、連綿として繋ぎ、紡いでいく、生命の営みの光り輝く姿を表している花言葉です。

2-4. 人間嫌い

人間嫌い

パッと顔を出して、パッとさいて、僅かに、3ヶ月足らずで姿を消し、1年の大半を地中で暮らすセツブンソウは、本当は、人間が、嫌いなのかもしれません。

事象を並べて、比べてみるほどに、そうとも思いたくもなるような、何とも短い、地上生活です。

花を咲かせる場所も、落ち葉のクッションがある水はけのよい、斜面になっている土地に好んで咲く様子などを見るに付けても、見てもらいたい対象は、人ではなさそうです。

3. セツブンソウの育て方や注意点

セツブンソウの育て方や注意点

積み重なった落ち葉の間から顔を出した、白く小さな五弁の花を見れば、鉢植えにして栽培してみたくなる気持ちも分かりますが、準絶滅危惧種の植物です。

そっとしておくこが、一番の注意点かもしれません。

3-1. 基本なにもせず、環境に気を配る

基本なにもせず、環境に気を配る

通常は、取り立てて何もしないのが、一番よい栽培方法です。

野草として、厳しい自然環境の中で、生き抜いているわけですから、何もせずに、静かに見守ることで十分なはずです。

植え付けたあたりの生育環境をそれとなく整えてあげる程度にします。

そのためには、セツブンソウの生育サイクルを知ることが第一義です。

特に、気温の変化には敏感で、耐寒性は強いのですが、耐暑性に弱い面がありますので要注意です。

3-2. 大まかな生育のサイクル

大まかな生育のサイクル

大雑把に一年間の生育サイクルをとらえると、1月下旬あたりで芽を出し2月から4月にかけて開花します。

しかし、5月末くらいまでには、地上部は、全て枯れて、10月頃まで塊根と呼ばれる球根の状態で、休眠します。

やがて、根を張り始め、秋から冬にかけて生育し、早春の開花に向けた準備をします。

3-3. 土、水、肥料の工夫

土、水、肥料の工夫

自然界では、斜面に自生しているように、水はけのよいことが、大事です。

また、石灰質の土壌を好みますので、軽石灰を混ぜた土を使うのが、ベストです。

発芽から開花するまでは、土の表面が乾いたら水をかけますが、やり過ぎには、注意します。

また、葉に水がかると、痛むことがありますので、根元にだけ、かけるようにします。

なお、休眠中の夏場は、かける必要はありません。

さらに、肥料については、ごく少量で構いません。

開花した後、茎や葉が枯れるまでの間に、通常よりも薄め、2000倍くらいまでも薄めた液体肥料を、週一回程度、与えれば、十分です。

こうした工夫の他に大事な事は、耐暑性に弱い点です。

夏場は、直射日光の当たる場所や焼けたコンクリートの地面に、置きっぱなしにするなどといったことがないように、暑さ管理に気を配ります。

4. セツブンソウの名前の由来

セツブンソウの名前の由来

実際には、少し遅れるのですが、名前の通り、「節分」の頃に咲く花の意味です。

あたりは、まだ、枯れ果てた冬色の世界である2月に、白く可憐な花が咲く、まさに、節分のオニを退治するかのように現れる花です。

学名は、エランティスといって、ギリシャ語の春を表す(er)と花を表す(anthos)との合成語で「春の花」という意味になります。

5. セツブンソウの開花時期

セツブンソウの開花時期

2月から4月にかけて咲きますが、地域によっては、多少遅くなるところもあります。

6. セツブンソウの自生地

セツブンソウの自生地

6-1. 広島県庄原市の総領地域

広島県庄原市の総領地域

「節分草祭」が開かれ、期間中、土日を中心に、講座を開催し、道の駅リストア・ステーション「光のドーム」では、節分草ボランティアガイドが、花の解説や開花状況、自生地への道順を案内します。

6-2. 埼玉県秩父郡小鹿野町両神小森堂

埼玉県秩父郡小鹿野町両神小森堂

約5000㎡の広さの園地に、節分草が満開になった様子は、まるで雪が降り積もったようで見応えがあります。

6-3. 広島県三次市吉舎町安田

広島県三次市吉舎町安田

安田パークゴルフ場付近に、自然のままに、自生している節分草の姿を見ることができます。

6-4. 長野県千曲市戸倉

長野県千曲市戸倉

2006年に、戸倉地区の12,000㎡と、倉科の2,000㎡を、市の天然記念物に指定し、市民の手によって下草刈りや遊歩道を整備し、戸倉地区では「戸倉セツブンソウを育てる会」が、会員約60名で発足し、群生地の見回りを行っています。

「群生地は、地域の誇り」と位置づけ、貴重な花への理解を深めてもらうよう日々、活動を続けています。

6-5. 長野県塩尻市桜の丘公園

長野県塩尻市桜の丘公園

JR日出塩駅の北側にある公園です。

名前の通りに、桜がきれいな公園ですが、地元の「節分草を育てる会」が、大切に守り育てている自生地です。

その存在を知っている人達にとっては、有名な場所でもある、知る人ぞ知る、交通アクセスのよい自生地でもあります。

まとめ

まとめ

5弁の花びら(実際は、花の萼にあたる部分が肥大化したもの)を大きく広げて咲いたとしても2㎝程度の大きさでは、周りの草木に、飲まれてしまいそうな小さな花です。

しかし、だからこそ、まだ霜の残る落ち葉の間から、茎を伸ばして咲く、凜とした姿には、周りも、しゃんとさせるパワーを秘めています。

ある意味では、むだをそぎ落とした、理想形の美を求める姿をしている野草とも言えます。

関東以西に咲く、日本固有の種でもあります。

絶滅の危機からは、なんとしても救い出したいものです。

セツブンソウの育て方や注意点

積み重なった落ち葉の間から顔を出した、白く小さな五弁の花を見れば、鉢植えにして栽培してみたくなる気持ちも分かりますが、準絶滅危惧種の植物です。

そっとしておくこが、一番の注意点かもしれません。

3-1. 基本なにもせず、環境に気を配る

基本なにもせず、環境に気を配る

通常は、取り立てて何もしないのが、一番よい栽培方法です。

野草として、厳しい自然環境の中で、生き抜いているわけですから、何もせずに、静かに見守ることで十分なはずです。

植え付けたあたりの生育環境をそれとなく整えてあげる程度にします。

そのためには、セツブンソウの生育サイクルを知ることが第一義です。

特に、気温の変化には敏感で、耐寒性は強いのですが、耐暑性に弱い面がありますので要注意です。

3-2. 大まかな生育のサイクル

大まかな生育のサイクル

大雑把に一年間の生育サイクルをとらえると、1月下旬あたりで芽を出し2月から4月にかけて開花します。

しかし、5月末くらいまでには、地上部は、全て枯れて、10月頃まで塊根と呼ばれる球根の状態で、休眠します。

やがて、根を張り始め、秋から冬にかけて生育し、早春の開花に向けた準備をします。

3-3. 土、水、肥料の工夫

土、水、肥料の工夫

自然界では、斜面に自生しているように、水はけのよいことが、大事です。

また、石灰質の土壌を好みますので、軽石灰を混ぜた土を使うのが、ベストです。

発芽から開花するまでは、土の表面が乾いたら水をかけますが、やり過ぎには、注意します。

また、葉に水がかると、痛むことがありますので、根元にだけ、かけるようにします。

なお、休眠中の夏場は、かける必要はありません。

さらに、肥料については、ごく少量で構いません。

開花した後、茎や葉が枯れるまでの間に、通常よりも薄め、2000倍くらいまでも薄めた液体肥料を、週一回程度、与えれば、十分です。

こうした工夫の他に大事な事は、耐暑性に弱い点です。

夏場は、直射日光の当たる場所や焼けたコンクリートの地面に、置きっぱなしにするなどといったことがないように、暑さ管理に気を配ります。

セツブンソウの名前の由来

実際には、少し遅れるのですが、名前の通り、「節分」の頃に咲く花の意味です。

あたりは、まだ、枯れ果てた冬色の世界である2月に、白く可憐な花が咲く、まさに、節分のオニを退治するかのように現れる花です。

学名は、エランティスといって、ギリシャ語の春を表す(er)と花を表す(anthos)との合成語で「春の花」という意味になります。

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この記事は2021年02月08日に更新されました。

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