鮮やかな赤や白の花、アンスリウムをご存知でしょうか。
南国の雰囲気を漂わせる個性的な形で、人気の観葉植物です。
一度花が咲きますと、長く鑑賞できること、育てるのが優しいことが特徴です。
それではアンスリウムの花言葉や育て方などを紹介していきましょう。
- アンスリウムとはどんな花?
- アンスリウムの花言葉
- アンスリウムの育てるポイント
- アンスリウムの名前の由来
- アンスリウムの開花時期
- アンスリウムの種類(原種、園芸品種)
- アンスリウムが美しく育つポイント
- まとめ
1. アンスリウムとはどんな花?
1-1. アンスリウムの基本情報
アンスリウムはサトイモ科、アンスリウム(ベニウチワ)属の観葉植物です。
熱帯アメリカから西インド諸島原産で、日本へ入ってきたのは明治時代中期です。
光沢のある鮮やかな色が特徴的です。
アンスリウムは「うちわ」のような真っ赤な花に見える姿から、和名では「オオベニウチワ」と呼ばれています。
ちなみに風水においては、家の中で西の方角に飾ることで恋愛運アップの効果を期待できるのです。
見た目だけでなく、縁起の良さも人気の一つなのかもしれません。
1-2. アンスリウムの特徴
アンスリウムはサトイモ科の多年草です。
花期は5~10月です。
色は赤、ピンク、白、紫、緑と種類が豊富で、ハート形の仏炎苞を持っています。
またアンスリウムは光沢のある葉っぱも魅力です。
ハワイにおいてはバレンタインに贈る花として親しまれているのだそうです。
仏炎苞とは
植物の苞のうち、肉穂花序を包む大形のものをいいます。サトイモ科の植物に見られます。
(ちなみに肉穂花序とは肥大した太い花軸の表面に多数の小さな花が密集しているものです。)
つまりアンスリウムの場合、ハート形の部分は仏炎苞であり、花ではないということなのです。
花の部分は先の黄色の部分になります。
2. アンスリウムの花言葉
ハート形の葉を持つアンスリウムは見た目のイメージからか、恋愛に関する花言葉が色々とあります。
また花言葉だけでなく恋愛運アップに関する風水の効果も期待できますので、ぜひ飾ってみてください。
2-1. 恋にもだえる心
赤いアンスリウムを見ていると情熱的な女性のようなイメージがあります。
恋にもだえる心という花言葉は恋の悩みに身を焦がしている女性を連想させます。
片思いの相手に自分の気持ちを込めてプレゼントするのも素敵です。
2-2. 印象深い
色鮮やかなアンスリウムを見ますと印象に残ります。
見たイメージからそのまま使われるようになった花言葉なのでしょうか。
誰が考えたのか、想像すると楽しくなってきます。
2-3. 赤のアンスリウムの花言葉
「情熱」という意味があります。
見た目通りのイメージといった感じでしょうか。
室内に飾ると鮮やかで目立ってくれます。
風水的にも西側に飾ることで恋愛運アップの効果があります。
恋人募集中の人や片思いの相手がいる人、また今の恋愛が上手くいくようにという願いを込めて、飾ってみてはどうでしょうか。
2-4. 白のアンスリウムの花言葉
「熱心」という意味があります。
白いアンスリウムは清楚なイメージです。
一生懸命頑張っている人に応援の意味を込めてプレゼントしてはどうでしょうか。
2-5. ピンクのアンスリウムの花言葉
「飾らない美しさ」という意味があります。
そのままで可愛らしい、見た目通りのイメージからつけられた花言葉なのでしょうか。
年下の可愛い人にプレゼントしたくなる花です。
2-6. 緑のアンスリウムの花言葉
「無垢な心」という意味があります。
緑のアンスリウムはフレッシュなイメージがあります。
そこから連想される花言葉なのかもしれません。
いつまでもそのままでいて欲しいという願いを込めてプレゼントしてはどうでしょうか。
3. アンスリウムの育てるポイント
アンスリウムは、苗を鉢植えにして育てるのが一般的です。
種をまいて育てることもできるのですが、種をとった後にすぐに植えなければ発芽率が下がるとのことで行われることはまれです。
熱帯の植物ということから、日本の冬の寒さには耐えることができません。
土の質も通常のものを使うと根腐れを起こしてしまう可能性が上がることから、庭植えには向いていないのです。
それではアンスリウムを育てるポイントを紹介していきましょう。
3-1. 苗の植え付けは5~7月です
アンスリウムの苗は湿度の高い時期に一回り大きい鉢を用意して植え付けてください。
適している時期は5~7月です。
3-2. 適した土は?
アンスリウムを育てるのに適した土は水はけと水もちのいい土壌を好むことから、市販のアンスリウム用土を使うのがおすすめです。
ポットから株を取り出して根鉢を半分ほど崩してください。
根を下の方から3分の1カットしてください。
鉢底石を敷いた鉢に用土を入れて苗を入れてください。
最後に鉢底から流れるほどたっぷり水を与えてください。
これで植え付けは終わりです。
3-3. 水の与え方
アンスリウムは熱帯の植物ですので、湿度が高くやや湿気が多い環境が好きです。
水を切らさないように注意しましょう。
土の表面が乾燥したっぷりと水を与えてください。
受け皿に溜まった水は根腐れの原因となりますので捨てておきましょう。
3-4. 肥料の与え方
アンスリウムの肥料の与え方は月に1回、薄めた液体肥料をあげるか、緩効性の置き肥を月に1~2回与えるようにしましょう。
冬の間は肥料を与える必要はありません。
与えることで根腐れを起こすので注意してください。
3-5. 花がらを摘む
綺麗な花を咲かせる為に、花の色があせたものは花茎を根元から切り取っておきましょう。
花がらを摘むことで他の花に養分がいきわたり、次の花の生長が促されるのです。
日常的にお手入れしてあげるようにしてください。
3-6. 植え替えの時期と方法
アンスリウムは根が鉢にはると根腐れを起こしてしまいますので、2~3年に1回は大きな鉢に植え替えてあげましょう。
植え替えの時期は5~7月で、苗を植え付ける方法と同じ方法で行ってください。
3-7. 仕立て直しとは?
アンスリウムの株が大きくなり、見た目が乱れてきた時は仕立て直しを行ってください。
子株が育っているようでしたら、株分け、さし木で増やしていくこともできます。
仕立て直しも5~7月に行います。
親株の地上に出ている根をできるだけ多くつけ切り戻します。
そして鉢にさしていきます。
親株の根は葉の付け根が埋まらない程度の浅植えにします。
元の株はそのままにしておくことで子株が生長して楽しむことができます。
3-8. アンスリウムの病気と害虫
アンスリウムはハダニ、アブラムシが発生する場合があります。
株の栄養を吸ってアンスリウムが弱ってしまいますので見つけたらすぐに取り除くようにしましょう。
また普段から葉水をすることで予防することもできます。
アンスリウムの病気として気をつけることは根腐れです。
過湿の状態にならないようにしましょう。
また水やりをした際に受け皿に溜まっている水は必ず捨てるようにしましょう。
4. アンスリウムの名前の由来
アンスリウムの名前の由来はギリシア語の「アンサス(花)」「オウラ(尾)」からといわれています。
またハワイでは「Heart of Hawaii」と呼ばれていて古くから人々に愛されている植物なのです。
5. アンスリウムの開花時期
アンスリウムの開花時期は5月~10月です。
開花時期が長く、日陰でも育つことが特徴です。
長く鑑賞できます。
6. アンスリウムの種類(原種、園芸品種)
6-1. レッドチャンピオン
苞が赤色、多花性品種。
中型のサイズです。
6-2. アンスリウム・シェルツェリアヌム
小型の鉢物として流通している品種です。
美しい花を楽しめます。
6-3. アンスリウム・クラリネリウィウム
葉の模様が美しい品種。
花においては観賞価値は低いとされています。
6-4. アンスリウム・ピンクシフォン
美しいピンク色が幸せを連想させます。
プレゼント、お祝いに喜ばれる見た目です。
6-5. アンスリウム・アラモン
落ち着いた紫色、色っぽさを感じさせる見た目ですが、珍しい系統とされています。
大人の雰囲気を好む方におすすめです。
6-6. アンスリウム・マキシマ
白からピンクへのグラデーションが美しい品種です。
丸みのある形とグラデーションを楽しめます。
とても柔らかい優しい印象を与えてくれます。
6-7. アンスリウム・ダコタ
アンスリウムといえば赤色というイメージを持っている方も多いことでしょう。
アンスリウム・ダコタは鮮やかな赤色、南国ムードが高まります。
情熱的な印象、愛する人へのプレゼントにもおすすめです。
7. アンスリウムが美しく育つポイント
せっかく育てるのですから、イキイキと綺麗に育って欲しいものです。
ここではアンスリウムが美しく育つポイントを4点紹介します。
7-1. 日当たりと風通しの良い場所で育てましょう
アンスリウムは熱帯の植物なのですが、実は強い日射しには弱い植物なのです。
夏の強い日射し、西日にあてると、葉焼けしてしまうことがあります。
明るくて日陰になる、風の通りがある場所に置いて育てるようにしましょう。
日当たりの良い部屋、レースのカーテン越しなどに置くのがおすすめです。
また蛍光灯や白熱球の場合は少し明るさが足りなくなりますので日当たりの良い部屋に移動させて一日数時間(3~4時間ほど)日光浴をさせてください。
7-2. 土が乾燥していないかチェックすること
アンスリウムの水やりですが、コツは水が必要な時はたっぷりと与えることです。
土が湿っている時は与えないようにします。
与えすぎると根腐れを起こしてしまうからです。
水を与える時と与えない時のめりはりをしっかりつけることです。
ただ適当に与えればいいというものではありません。
また水を与えた時に鉢の受け皿に水が流れてきますが、これは必ず捨てるようにしましょう。
そのままにしていると根腐れに繋がってしまいますので注意してください。
4~10月は生育期で、土が乾いたらすぐに水を与えると覚えておいてください。
そして朝の最低気温が20℃を下回る頃からは水をあまり吸わなくなってきますので、水やりの回数を減らしていくようにしましょう。
冬の間は土が乾燥して数日たってから水を与えてください。
冬は乾燥気味で管理するようにしましょう。
真冬に水を与えすぎますと、根腐れの原因になります。
アンスリウムは多湿を好みますが、常に土が湿っている状態は根が腐る原因になってしまいます。
だからといって極端に乾燥させると、葉っぱが下の方から黄色く枯れ落ちてしまいます。
少し難しいかもしれませんが、土の様子をしっかり観察して上手に管理してあげてください。
7-3. 霧吹きで葉水を与えてください
葉水とは霧吹きなどで葉っぱに直接水を吹きかけることをいいます。
アンスリウムは土の中の過湿は苦手、嫌いなのですが、空気中の湿度が高いのは好きなのです。
その為葉っぱ表面に霧吹きで葉水をあげることは効果的です。
葉水を与えることによって得られる効果は、株が元気に育つようになります。
アンスリウムが多湿を好むというのは土の中のことではなく、空気中の湿り気のことだと覚えておくといいでしょう。
室内ではエアコンを使いますので、どうしても空気が乾燥しがちになります。
アンスリウムに葉水を与えることをお忘れなく。
7-4. 真夏は涼しい場所、真冬は暖かい場所
アンスリウムは高温で育っていく植物ですが、真夏の間は涼しい場所に置くことに気をつけてください。
またアンスリウムは寒さには弱い植物です。
最低温度は10℃は必要ですから、冬の間は暖かい室内に置くようにしましょう。
室内であっても10℃を切る場所はあります。
特に寒い窓辺などは注意して置かないようにしましょう。
冬場のエアコン使用は特に空気が乾燥してしまいますので、加湿器を使用して湿度を保つことも意識してください。
エアコンの風が直接当たらないようにしてください。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
アンスリウムの花言葉、育て方、花の特徴などをまとめて紹介しました。
鉢植えで楽しめる花の良さは何といっても室内に飾っていつでも眺めていられることではないでしょうか。
部屋に植物があるのは精神的にも安らぎを与えてくれるものです。
また真っ赤なアンスリウムは風水効果もあります。
西側に飾ることで恋愛運アップの効果が期待できるのです。
好きな人と両想いになりたい、いい恋愛を引き寄せたいという方にもおすすめですし、今の恋愛や夫婦生活をもっと良いものにしたいと願いを込めて飾るのもいいでしょう。
鮮やかな花の色、葉っぱの光沢と見た目に華やかで目を引きますので、部屋のワンポイントにもなることでしょう。
花のある生活は本当に素晴らしいものです。
優しい気持ちにもなれますので、ぜひアンスリウムを育ててみてください。
5. アンスリウムの開花時期
アンスリウムの開花時期は5月~10月です。
開花時期が長く、日陰でも育つことが特徴です。
長く鑑賞できます。
6. アンスリウムの種類(原種、園芸品種)
6-1. レッドチャンピオン
苞が赤色、多花性品種。
中型のサイズです。
6-2. アンスリウム・シェルツェリアヌム
小型の鉢物として流通している品種です。
美しい花を楽しめます。
6-3. アンスリウム・クラリネリウィウム
葉の模様が美しい品種。
花においては観賞価値は低いとされています。
6-4. アンスリウム・ピンクシフォン
美しいピンク色が幸せを連想させます。
プレゼント、お祝いに喜ばれる見た目です。
6-5. アンスリウム・アラモン
落ち着いた紫色、色っぽさを感じさせる見た目ですが、珍しい系統とされています。
大人の雰囲気を好む方におすすめです。
6-6. アンスリウム・マキシマ
白からピンクへのグラデーションが美しい品種です。
丸みのある形とグラデーションを楽しめます。
とても柔らかい優しい印象を与えてくれます。
6-7. アンスリウム・ダコタ
アンスリウムといえば赤色というイメージを持っている方も多いことでしょう。
アンスリウム・ダコタは鮮やかな赤色、南国ムードが高まります。
情熱的な印象、愛する人へのプレゼントにもおすすめです。
7. アンスリウムが美しく育つポイント
せっかく育てるのですから、イキイキと綺麗に育って欲しいものです。
ここではアンスリウムが美しく育つポイントを4点紹介します。
7-1. 日当たりと風通しの良い場所で育てましょう
アンスリウムは熱帯の植物なのですが、実は強い日射しには弱い植物なのです。
夏の強い日射し、西日にあてると、葉焼けしてしまうことがあります。
明るくて日陰になる、風の通りがある場所に置いて育てるようにしましょう。
日当たりの良い部屋、レースのカーテン越しなどに置くのがおすすめです。
また蛍光灯や白熱球の場合は少し明るさが足りなくなりますので日当たりの良い部屋に移動させて一日数時間(3~4時間ほど)日光浴をさせてください。
7-2. 土が乾燥していないかチェックすること
アンスリウムの水やりですが、コツは水が必要な時はたっぷりと与えることです。
土が湿っている時は与えないようにします。
与えすぎると根腐れを起こしてしまうからです。
水を与える時と与えない時のめりはりをしっかりつけることです。
ただ適当に与えればいいというものではありません。
また水を与えた時に鉢の受け皿に水が流れてきますが、これは必ず捨てるようにしましょう。
そのままにしていると根腐れに繋がってしまいますので注意してください。
4~10月は生育期で、土が乾いたらすぐに水を与えると覚えておいてください。
そして朝の最低気温が20℃を下回る頃からは水をあまり吸わなくなってきますので、水やりの回数を減らしていくようにしましょう。
冬の間は土が乾燥して数日たってから水を与えてください。
冬は乾燥気味で管理するようにしましょう。
真冬に水を与えすぎますと、根腐れの原因になります。
アンスリウムは多湿を好みますが、常に土が湿っている状態は根が腐る原因になってしまいます。
だからといって極端に乾燥させると、葉っぱが下の方から黄色く枯れ落ちてしまいます。
少し難しいかもしれませんが、土の様子をしっかり観察して上手に管理してあげてください。
7-3. 霧吹きで葉水を与えてください
葉水とは霧吹きなどで葉っぱに直接水を吹きかけることをいいます。
アンスリウムは土の中の過湿は苦手、嫌いなのですが、空気中の湿度が高いのは好きなのです。
その為葉っぱ表面に霧吹きで葉水をあげることは効果的です。
葉水を与えることによって得られる効果は、株が元気に育つようになります。
アンスリウムが多湿を好むというのは土の中のことではなく、空気中の湿り気のことだと覚えておくといいでしょう。
室内ではエアコンを使いますので、どうしても空気が乾燥しがちになります。
アンスリウムに葉水を与えることをお忘れなく。
7-4. 真夏は涼しい場所、真冬は暖かい場所
アンスリウムは高温で育っていく植物ですが、真夏の間は涼しい場所に置くことに気をつけてください。
またアンスリウムは寒さには弱い植物です。
最低温度は10℃は必要ですから、冬の間は暖かい室内に置くようにしましょう。
室内であっても10℃を切る場所はあります。
特に寒い窓辺などは注意して置かないようにしましょう。
冬場のエアコン使用は特に空気が乾燥してしまいますので、加湿器を使用して湿度を保つことも意識してください。
エアコンの風が直接当たらないようにしてください。
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