あなたはペンタスの花を知っていますか。
花の色は白、赤、ピンクで、花の形は星の形に似ている、可愛らしい花です。
ここでは可愛いペンタスの花の育て方や、花言葉などをまとめて紹介していきます。
それでは見ていきましょう。
- ペンタスとはどんな花?
- ペンタスの花言葉
- ペンタスの葉が枯れる原因、病気、害虫など
- ペンタスの名前の由来
- ペンタスの開花時期
- ペンタスを育てるポイント
- ペンタスの種類(原種、園芸品種)など
- ペンタスの増やし方
- ペンタスのお手入れ、作業など
- ペンタスの寄せ植えの方法
- ペンタスの鉢植えの育て方
- まとめ
1. ペンタスとはどんな花?
ペンタスとはアカネ科クササンタンカ属で、原産地は熱帯アフリカ、マダガスカルです。
熱帯植物で、成長しても高さは50センチほどです。
同じアカネ科の樹木「サンタンカ」と花姿が似ていることから草花のサンタンカ、「クササンタンカ」と呼ばれることもあります。
夏か秋にかけて見頃であり、星型の花が咲き乱れてとても可愛らしく見ごたえがあるのが特徴です。
鉢植え、寄せ植え、庭植えなど自分の好みの育て方で楽しむことができます。
日光を好み、暑さに強いです。
また花が咲く時期が長く病気や害虫に強いことから初心者が育てるのにも適しています。
2. ペンタスの花言葉
2-1. 希望が叶う
星のような花の形から、星に願いをかける、叶うといった気持ちを表しているといわれます。
2-2. 願い事
ペンタスの花は星のような形をしています。
星を見て願い事をするというところから、ペンタスの花言葉は「願い事」といわれています。
3. ペンタスの葉が枯れる原因、病気、害虫など
3-1. ペンタスの葉が枯れたら?
ペンタスの葉っぱの先が枯れるトラブルが起こる場合があります。
原因については詳しくはわからないかもしれません。
そのような時の対処方法としては枯れた部分だけは切り取っておく、葉っぱはできる限り残しておくの2点です。
枯れていたら全部切ってしまいたくなるのですが、日光を浴びる為には葉は必要ですので枯れた部分のみを切るようにしましょう。
3-2. ペンタスがかかりやすい病気
ペンタスがかかりやすい病気は灰色カビ病、立ち枯れ病とあります。
灰色カビ病は茎や葉が腐って灰色のカビがつきます。
原因は風通しが悪いことや、湿度がありすぎることです。
立ち枯れ病は萎れて変色して立ち枯れを起こすのですが、原因は風通しの悪さが考えられます。
増えすぎた枝を剪定して風通しを良くする環境を整えましょう。
3-3. ペンタスの害虫
ペンタスの枝が込みすぎることで、カイガラムシが発生することがあります。
その他の害虫がつくことはあまり見られません。
4. ペンタスの名前の由来
ペンタスとはギリシャ語で数字の5(Pente)が語源となっています。
ペンタスの花びらも5枚です。
ペンタスの和名はクササンタンカ(草山丹花)といいます。
またペンタスの英名はStar cluster(星団)といいます。
これは見た目が星のような形であることからついた名前なのでしょう。
5. ペンタスの開花時期
ペンタスの開花時期は5月から10月と長いことが特徴です。
旬の季節は初夏から秋となっており、可愛い夏の花のイメージがあります。
6. ペンタスを育てるポイント
6-1. ペンタスは苗から育てる
ペンタスは種や苗から育てることができますが、種が市販されることはあまりなく苗から育てることが多いのです。
6-2. ペンタスの苗植えは5~6月が適しています
ペンタスの苗植えは5~6月が適していて、庭に植えたり、鉢植えにしたりします。
6-3. 鉢植えならば冬超しができます
ペンタスは寒さに弱いとされており、一年草として扱われていますが、鉢植えで育てるならば冬超しすることも可能となっています。
室内で5度以上の温度を保っていれば大丈夫ですので、長く育てていきたい方は室内管理するのがおすすめです。
6-4. ペンタスを育てるのに適した土は?
ペンタスは水はけのよい土が適しています。
市販の培養土を使うと良いでしょう。
プランター、鉢で育てる場合は土の下に軽石を敷いておくようにしましょう。
また土を自作したい場合は、赤玉土6に対して腐葉土4を混ぜたものを使ってください。
6-5. 水の与え方は?
ペンタスは湿気が苦手ですので、気をつけるのは水の与えすぎです。
水を与えすぎると、根腐れを起こしてしまいますので、土が乾燥しているのを確認してから与えるようにするといいでしょう。
ペンタスを鉢植えにしている場合は春と秋は2~3日に1回、水を与えてください。
夏は1日1回です。
冬の間は4~5日に1回の水やりが目安とされています。
冬は乾燥気味で育てる方がいいでしょう。
庭に植えている場合は水やりは特にする必要がないので楽に育てることができます。
6-6. 肥料と植え替え
ペンタスは花が咲いている時期が長いのが特徴です。
肥料が切れてしまうことによって花の色づきが悪くなってしまうとされています。
6月以降は月に2~3度ほど液体肥料を与えるとよいでしょう。
冬の間は肥料を与える必要はありません。
ペンタスを鉢で育てている場合ですが、よく育ちますので根詰まりを起こしやすいのです。
その為1~2年に1回は植え替えをするようにしましょう。
タイミングは5~6月頃にしてください。
これまでより一回り大きい鉢を用意してください。
新しい土を入れて根っこについているこれまでの古い土は半分ほど落とすようにしましょう。
また枝は半分程度切り戻し、長すぎる根は切り詰めるようにしましょう。
7. ペンタスの種類(原種、園芸品種)など
ペンタスの品種はどのようなものがあるでしょうか。
まとめてみました。
7-1. グラフィティーシリーズ
鉢植えで育てる向けの品種です。
シリーズがあり、様々な花の色の種類があります。
種から育てるF1品種シリーズの一つです。
レッドベルベット、ローズ、ピンク、バイオレット、ラベンダー、リップスティック、ホワイトと色の種類が豊富ですので好きな色を選んだり、同系色でまとめて栽培したりと楽しみ方も広がります。
草丈は約40センチ、株張りは40センチ、観賞期間は6~9月です。
7-2. オーシャン・ブルー
従来のペンタスには珍しいとされている、花色が青に近いものです。
7-3. 「ライカ」シリーズ
八重咲きの栄養繁殖系品種のシリーズです。
ローズ、ピンク、白、パープルといった花の色があります。
7-4. パニックタワー
大きく育ち、ボリューム感があります
8. ペンタスの増やし方
ペンタスはさし木をして増やすことができます。
5月から9月にかけて枝を5~7センチほどに切ります。
清潔な用土にさします。
9. ペンタスのお手入れ、作業など
9-1. 花がら摘み
開花した後の枯れた花、花がらはできるだけ摘むようにしましょう。
9-2. 剪定
込みすぎた枝などは剪定をしてお手入れをするようにしましょう。
病気を予防することにもなります。
大株に育った株を20~30センチまで切り戻す場合は、10月頃までに行いましょう。
冬の管理が楽になっておすすめです。
10. ペンタスの寄せ植えの方法
小さな星型の花が沢山咲くペンタスはとても可愛らしくて寄せ植えに加えるのにおすすめです。
色違いで寄せ植えにすることで花壇が可愛くふっくらとする効果もあります。
寄せ植えで合わせる花に適しているのは、日々草やパンジーなどがおすすめです。
なぜかというと、草丈や開花時期、水やりなどのお手入れ方法が似ていますので、お世話がしやすいことが理由です。
また同系色のものをそれぞれ選ぶことで統一感が出て見栄えが良くなりますので、花壇が一層引き立つことでしょう。
11. ペンタスの鉢植えの育て方
ペンタスの鉢植えで育て方をまとめておきます。
置き場所は、日当たりと風通しが共に良い場所になります。
風通しが悪い場所に置きますと、ペンタスの病気を招いてしまいますので要注意です。
また湿気がありすぎるのも良くありませんので水のやりすぎには注意です。
水やりのポイントとしては、鉢の中の土が乾いてきたらたっぷりと与えるようにしましょう。
こまめに与えすぎますと根腐れを起こしてしまいますので注意してください。
ペンタスの葉っぱが少し下を向いた時が水の与え時として覚えておくといいでしょう。
用土には根腐れ防止剤などを混ぜておくとなお安心です。
肥料は春から秋に2か月に一度、緩効性肥料を与えてください。
一つの房が一通り咲き、終わったら先端から2節目あたりの場所で切り戻してください。
冬越しをさせる場合は枝を半分くらいに切って室内に入れておくようにしましょう。
温度は5度以上ですので、室内でしたら心配はないでしょう。
一年で終わらせることもできますが、鉢植えにして長く育てるのも愛情が湧いてさらに園芸が楽しく感じることでしょう。
11-1. 切り戻しとは
切り戻しとは何かといえば、伸びすぎた枝や茎を切って株を短くすること、植物の姿を整えることをいいます。
不要な枝を減らすことによって新芽、実、花への養分をまわすことができ、生長を促すことができます。
また風通しが良くなることで病気や害虫を防ぐこともできるのです。
切り戻しをするタイミングは、3つあります。
一つは花が咲き終わった後です。
花のすぐ下を切り落とす、枝元から切り落とすかです。
咲き終わった後の花も養分を使ってしまいますので、残しておくよりは早目に切った方がいいのです。
わき目が出てボリューム感も増えていきます。
二つめは休眠期から目覚める前です。
一度短くしてしまうことで再生を促すのです。
弱っている枝が多い時などに行います。
最後に、不要な枝が育ってきている時も切り戻しをします。
これは風通しを良くするため、見た目を良くする為です。
育っているものを切るのは何だかかわいそうな気がしますが、綺麗な状態で長持ちさせる為に必要なことです。
11-2. 切り詰めとは
切り戻し、剪定と同じような意味になります。
切り戻しをすることで下から元気な枝が伸びてきますので、伸びすぎた姿が乱れた株などの仕立て直しもできます。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
ペンタスは多湿が嫌いな花ですので、梅雨明け頃から寄せ植えや鉢などに植えると楽に育てることができるでしょう。
また冬は室内で育てることで冬を越すこともできます。
病気や害虫にも強いことから園芸初心者でも楽に育てて、長く楽しめる花ではないでしょうか。
見た目が星のようで可愛らしいのでぜひ育ててみてください。
8. ペンタスの増やし方
ペンタスはさし木をして増やすことができます。
5月から9月にかけて枝を5~7センチほどに切ります。
清潔な用土にさします。
9. ペンタスのお手入れ、作業など
9-1. 花がら摘み
開花した後の枯れた花、花がらはできるだけ摘むようにしましょう。
9-2. 剪定
込みすぎた枝などは剪定をしてお手入れをするようにしましょう。
病気を予防することにもなります。
大株に育った株を20~30センチまで切り戻す場合は、10月頃までに行いましょう。
冬の管理が楽になっておすすめです。
10. ペンタスの寄せ植えの方法
小さな星型の花が沢山咲くペンタスはとても可愛らしくて寄せ植えに加えるのにおすすめです。
色違いで寄せ植えにすることで花壇が可愛くふっくらとする効果もあります。
寄せ植えで合わせる花に適しているのは、日々草やパンジーなどがおすすめです。
なぜかというと、草丈や開花時期、水やりなどのお手入れ方法が似ていますので、お世話がしやすいことが理由です。
また同系色のものをそれぞれ選ぶことで統一感が出て見栄えが良くなりますので、花壇が一層引き立つことでしょう。
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