皆さんは「ムーンダスト」という名前のカーネーションをご存知ですか。
大手酒造メーカー『サントリー』とオーストラリアの植物工学企業が共同研究で青色のバラを作る過程で生まれた青いカーネーションです。
青の色も濃い青から淡い紫色まで何種類もの色があり、その時の気分で色を決めたり、色を組み合わせて飾ったり人に贈ったりするのも楽しいです。
今回はムーンダストの花言葉や特徴等を見ていきましょう。
- ムーンダストはどんな花?
- ムーンダストの花言葉
- ムーンダストの値段
- ムーンダストの植え替えする時の注意点
- ムーンダストの開花時期・見ごろ
- ムーンダスト育てるコツ
- 種類(原種・園芸品種)
- まとめ
1. ムーンダストはどんな花?
ムーンダストは前述の通り、2つの会社が共同研究のなかで、遺伝子組み換え技術を使って誕生した青いカーネーションです。
これは世界で初めての快挙でした。
花の大きさや形は今迄のカーネーションと同じです。
カーネーションには青色の色素を持たないので、それまで青色のカーネーションは存在しませんでした。
そこで、ペチュニアやビオラから色素合成遺伝子を取り、カーネーションのゲノムに組み込むことで青いカーネーションが誕生しました。
1-1. ムーンダストの種類
ムーンダストは現在8種類ありますが、日本で販売されているのは6種類です。
一輪咲きのスタンダードタイプ
1. アクアブルー:一番薄い青で、上品な感じです。
2. ララックブルー:淡い赤みがかったブルー。
3. プリンセスブルー:深みのある青紫色。
4. ベルベットブルー:ベルベットの様に深い紫色。1つの枝に幾つもの花が咲くスプレータイプ
5. サファイア:ベルベットブルーより葉明るめの濃い青紫色。
6. アクアマリン:淡い青紫色。透明感のある美しい花です。
2. ムーンダストの花言葉
カーネーション全体の花言葉は「無垢で深い愛」ですが、各色にもそれぞれ花言葉があります。
そして、ムーンダストには2つの花言葉が付いています。
2-1. 紫色「気品・誇り」
紫色は古代、日本を含め世界各地で高貴な人が纏った色です。
恐らくそこから来た花言葉でしょう。
ベルベットの色を見ていると、本当に気品を感じます。
憧れの人に贈るのに相応しい花言葉ですね。
2-2. 青色「永遠の幸福」
とても良い花言葉ですね。
お祝いや記念日等に贈るのにピッタリの花言葉と言えるでしょう。
また、母の日に贈るのにも適した花言葉だと思いませんか。
アクアブルーやアクアマリンの優しい色合いを見ていると、永遠の幸福を象徴しているように見えます。
3. ムーンダストの値段
珍しい花で限られた生花店でしか売られていないと聞けば、高価なイメージを持ってしまいますね。
ムーンダストを使っている店舗は、ムーンダストの公式サイトで検索出来ます。
価格は、楽天、アマゾンの通販では花束やアレンジメントが3,000円台後半から大きな物は1万円を超える物もあります。
4,000~6,000円が相場と見れば良いでしょう。
普通の花束やアレンジメントよりは1. 5倍~2倍位高いと考えられます。
一方、1輪の価格は最安で270円ですが、相場は400~600円台のようです。
普通のカーネーションが100~300円ですから、ややお高めとなっているようですが、驚く程高くは無いのが嬉しいところです。
4. ムーンダストの植え替えする時の注意点
ムーンダストは現在、ガーデニング向けの苗は販売されていません。
5. ムーンダストの開花時期・見ごろ
ムーンダストはコロンビアやエクアドルで生産されている物を切り花として輸入しているので、1年中手に入ります。
普通のカーネーションは4月~6月と9月~11月が開花時期となります。
6. ムーンダスト育てるコツ
ムーンダストは切り花のみで輸入される為、育てることは出来ません。
ただ、花瓶の水を毎日新鮮な水に取り換えれば、長くて1ケ月間花を楽しむことが出来ます。
しかし、夏の暑さは好まないので、カーテン越しの日を当て、風通しも良い所に飾って上げましょう。
7. 種類(原種・園芸品種)
7-1. ディアントゥス・カリュオピュッルス(原種)
ナデシコ科ダイアンサス属の1種に分類されている花です。
南欧や西アジアの地中海地域が原産の半耐寒性の多年草で茎は木に近い様に太くなり、草丈は30~60cm。
スプレータイプで茎は分岐して数輪の花を咲かせます。
原産地での開花期は6月~8月の一季咲きです。
花は茎の頂上に咲き、花弁は5枚で幅は広くて先端に刻みがあるのがカーネーションらしいですね。
花は桃色からやや薄い赤色で芳香があります。
この花から園芸品種が多数作られ、今ではカーネーションは花びらの数も多く、四季咲きになり、色も形も品種も随分多種になりました。
7-2. グローブピンク(原種)
グローブピンクは現在のカーネーションの原種で、最も古い園芸品種の1種です。
プリニスに依って書かれた「博物誌」には、グローブピンクは約2,000年以上前のローマ帝国の時代にスペインで発見されたとあります。
現在のカーネーションは殆どが1年草ですが、グローブピンクは多年草です。
草丈は40~50cmで、原座のカーネーションと姿かたちがそっくりです。
その後15世紀から園芸品種の開発がヨーロッパで盛んになり、「カーネーション」の名が世に知られるようになったのは、イギリス植物学の父と言われたターナーの「本草書」に記述されてからだということです。
そして、時代は下って17世紀、オランダで園芸品種の開発が盛んとなり、その数は300種を超えたと言われています。
日本へは徳川3代家光の時代に渡来したと言われています。
当時はカーネーションではなく「オランダセキチク」という名前でした。
カーネーションが現在の形になったのは19世紀に入ってからです。
フランスでもカーネーションの品種改良が熱心に行われた結果、現在の品種の元となる四季咲きのカーネーションが生まれました。
7-3. エンチャントレス(園芸品種)
徳川家光の時代に日本に渡来したカーネーションは日本に定着しませんでした。
その後、1909年にアメリカに在住していた澤田氏が帰国時にヒワイト・エンチャントレス、ローズ・ピンク、エンチャトレス・ヴィクトリーをはじめとした数種類を持ち帰り、東京に温室を造って栽培したのが日本でのカーネーションの育成の始まりとされています。
まとめ
ムーンダスト、如何でしたか。
まだ種や苗が販売されていないのが残念ですね。
しかし、珍しく、美しい色合いや花言葉の良さから、贈り物にも適した花と言えるでしょう。
最近は色々な色のカーネーションを贈り尽くし、母の日にムーンダストの売れ行きが良いようです。
長い期間を研究の為に尽くしたこの花は、「幸せをネタう青い花」をコンセプトとして作られました。
また、「月の様な柔らかな包容力のある花であって欲しい」という願いが込められ、ムーンダストと名付けられました。
5. ムーンダストの開花時期・見ごろ
ムーンダストはコロンビアやエクアドルで生産されている物を切り花として輸入しているので、1年中手に入ります。
普通のカーネーションは4月~6月と9月~11月が開花時期となります。
6. ムーンダスト育てるコツ
ムーンダストは切り花のみで輸入される為、育てることは出来ません。
ただ、花瓶の水を毎日新鮮な水に取り換えれば、長くて1ケ月間花を楽しむことが出来ます。
しかし、夏の暑さは好まないので、カーテン越しの日を当て、風通しも良い所に飾って上げましょう。
7. 種類(原種・園芸品種)
7-1. ディアントゥス・カリュオピュッルス(原種)
ナデシコ科ダイアンサス属の1種に分類されている花です。
南欧や西アジアの地中海地域が原産の半耐寒性の多年草で茎は木に近い様に太くなり、草丈は30~60cm。
スプレータイプで茎は分岐して数輪の花を咲かせます。
原産地での開花期は6月~8月の一季咲きです。
花は茎の頂上に咲き、花弁は5枚で幅は広くて先端に刻みがあるのがカーネーションらしいですね。
花は桃色からやや薄い赤色で芳香があります。
この花から園芸品種が多数作られ、今ではカーネーションは花びらの数も多く、四季咲きになり、色も形も品種も随分多種になりました。
7-2. グローブピンク(原種)
グローブピンクは現在のカーネーションの原種で、最も古い園芸品種の1種です。
プリニスに依って書かれた「博物誌」には、グローブピンクは約2,000年以上前のローマ帝国の時代にスペインで発見されたとあります。
現在のカーネーションは殆どが1年草ですが、グローブピンクは多年草です。
草丈は40~50cmで、原座のカーネーションと姿かたちがそっくりです。
その後15世紀から園芸品種の開発がヨーロッパで盛んになり、「カーネーション」の名が世に知られるようになったのは、イギリス植物学の父と言われたターナーの「本草書」に記述されてからだということです。
そして、時代は下って17世紀、オランダで園芸品種の開発が盛んとなり、その数は300種を超えたと言われています。
日本へは徳川3代家光の時代に渡来したと言われています。
当時はカーネーションではなく「オランダセキチク」という名前でした。
カーネーションが現在の形になったのは19世紀に入ってからです。
フランスでもカーネーションの品種改良が熱心に行われた結果、現在の品種の元となる四季咲きのカーネーションが生まれました。
7-3. エンチャントレス(園芸品種)
徳川家光の時代に日本に渡来したカーネーションは日本に定着しませんでした。
その後、1909年にアメリカに在住していた澤田氏が帰国時にヒワイト・エンチャントレス、ローズ・ピンク、エンチャトレス・ヴィクトリーをはじめとした数種類を持ち帰り、東京に温室を造って栽培したのが日本でのカーネーションの育成の始まりとされています。
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