サボテンの花言葉やサボテンについて解説 | SPITOPI

サボテンというと、緑の本体やトゲばかりという印象があり、花言葉があるとは思っていない人もいるでしょう。

しかしサボテンはとても美しい花を咲かせる植物で、当然ながら花言葉もあるのです。

サボテンは比較的お手入れが楽なことから、室内で小型の鉢に入れて何種類が育てている人も多くいます。

これからサボテンを購入しようと思っている人は、是非花言葉や育て方を覚えておきましょう。

1. サボテンとはどんな植物?

サボテンはサボテン科の多肉植物で、その多くがトゲを持っています。

アメリカ・メキシコ・中米に自生していて、西部劇のシーンに欠かせません。

葉や茎、根に水分を蓄えることができ、乾燥した砂漠や高山など、他の植物にとって厳しい環境でも育ちます。

中には果肉部分を食用にできる種類もあり、地元の人達にとって大切な植物となっています。

2. サボテンの花言葉4選

サボテンの花言葉は数多くあり、以下はよく使われるものです。

2-1. 「内気な乙女」

硬い外皮に覆われていて、しかもトゲがあり、人と近寄りがたい雰囲気をしていることから付けられました。

2-2. 「秘めたる情熱」

中々花が咲かないのですが、たまに咲く時には実に色鮮やかな華麗な花を咲かせます。

こんなに美しいものを内側に秘めていることから付けられました。

2-3. 「枯れない愛」

水が少なく、気温の差が激しい地域でも育っていく特徴から付けられました。

2-4. 「燃える心」

トゲだらけのい無骨な外見にも関わらず、思わず目を引く程の美しい花を咲かせるギャップから付けられました。

2-5. 「暖かい心」

小さなサボテンは見ているだけで心が休まるものです。

育て易く、開花の時期以外は比較的変化も少なく、安心して毎日一緒に過ごせることから、この意味が付きました。

3. サボテンの育て方や注意点

サボテンは観賞用として非常に多くの人に愛されていますが、育て方に関して幾つかの注意点があります。

3-1. 温度

サボテンはとにかく日光が大好きです。

室内観賞用として育てる場合には、年間を通して日光が良くあたる場所においておきましょう。

サボテンの置き場所といえば窓際が定番ですが、夏場にあまり日差しが強いとサボテンが日光に負けてしまうこともあります。

直射日光が当たりすぎない様にレースのカーテンで日差しを弱めてあげましょう。

3-2. 水やり

サボテンは「水がいらない」という情報があり、それを信じている人もいます。

折角サボテンを購入しても水やりをせずに枯らしてしまうケースが多いのです。

サボテンは、休眠期に入り生長が止まっている時には水分は殆ど必要ないのですが、生長期には十分に水やりをしてあげなければなりません。

土がカラカラになってひび割れているのは水が少なすぎです。

春～秋は土の表面が渇いたら、夏は月2回～3回、冬は更に少なく水やりをしましょう。

水やりの基本は、鉢の底から水が出てくるまであげることです。

水やりに関しては、種類によっては違うこともあります。

購入時に水やりに付いて確認をしておきましょう。

3-3. 植え替え

サボテンは段々と大きく生長していきます。

鉢の大きさが同じだと、根が伸びきれずに枯れてしまうこともあるので、植え替えをしてあげましょう。

サボテンを植え替える時には、ホームセンターで今よりもワンサイズ大きな鉢と土を購入します。

但し、冬や梅雨などの休眠期に植え替えをしてしまうと、サボテンにとって負担が大きすぎてしまい、十分に根が張らずに弱ってしまうこともあります。

植え替えをするならば、春先から夏にかけてサボテンが生長期に入っている時にしましょう。

4. サボテンの名前の由来

サボテンの名前の由来には、大きく分けて以下の2つがあります。

4-1. ヨーロッパから伝来

サボテンは、16世紀後半にボルトガル人やスペイン人により、日本に持ち込まれました。

当時ヨーロッパではサボテンの樹液を石鹸として利用していて、「シャボン(石鹸)」という意味から「石鹸体(サボンティ」と呼ばれたのが始めです。

また、サボテンは漢字で「仙人掌」と書くのですが、これは中国から来ています。

中国では「ウチワサボテン」の、大きくて平たくゴツゴツとした様子が「仙人の掌」の様に見えることから名づけられました。

尚、英語の「Cactus」は、ギリシャ語でトゲを意味する「カクトス」から名づけられたという説があります。

5. サボテンの開花時期

サボテンの開花時期は、種類により大きく違ってきます。

サボテンは、冬場には休眠期を迎えるので、しっかりと休まえせてあげると生長期の春や秋に開花し易くなります。

特に梅雨の時期にはたっぷりと水分を蓄えようとするので、水やりにも注意してあげれば、それだけ花も咲かせてくれます。

100円ショップやガーデニングショップの小鉢のサボテンでも、大切に育てればキレイな花を咲かせてくれます。

尚、サボテンは夜に花を咲かせるものも多いので、見逃さない様にしっかり観察しておきましょう。

6. サボテンの種類・園芸品種

サボテンは実に種類が多く、世界中で5000種類以上もあると言われています。

ガーデニングショップに行ってもその種類の多さで選ぶのに苦労した人もいるでしょう。

以下は、園芸品種として良く知られているものを紹介します。

6-1. 月下美人(ゲッカビジン)

サボテンの中で最も美しい花を咲かせると言われています。

夜遅くに急激に花が咲き始め、朝になるとしぼんでしまので「月下美人」と名付けられました。

花が咲くと非常に良い香りがして、優雅な雰囲気が漂います。

育てるのが難しいと言われていますが、自宅で育てていても結構開花してくれる機会も多くあります。

6-2. 緋牡丹(ヒボタン)

緑のサボテンの上に、鮮やかな色の花が咲いた様に見えるサボテンです。

実はこの赤い花の様な部分が本体で、他のサボテンを台木として生長する品種なのです。

赤い帽子をかぶった様な見た目が可愛らしいと女性に人気のサボテンです。

色は赤の他にも黄色やピンクなどがあり、花は頂上に突き出る様に咲きます。

6-3. 金鯱(キンシャチ)

最も代表的な種類で「サボテンの王様」と呼ばれています。

鋭いトゲが伸びていて、金色の薄い膜で覆われた様なサボテンです。

大きく育ったものはまるで丸いボールの様に見えます。

男性的に見えるのですが、花は小さくて可愛らしく、可憐な表情も持っている品種です。

6-4. 墨烏帽子(スミエボシ)

平たくて大き目、まるで人が両手を挙げている様なデザインで、西部劇をイメージさせるサボテンらしいサボテンです。

ちょっとひょうきんなシルエットでインスタ映えもして、見ている人を明るい気持ちにさせてくれます。

雑貨やカフェなど、個性的なお店のインテリアとして利用されることも多くあります。

6-5. 黄金司(コガネツカサ)

100円ショップによく置いてあることで馴染みがある人もいるでしょう。

もこもこと丸いフォームが可愛らしいと、女性に人気のサボテンです。

生長が早く、可愛い花も付けるので部屋の飾りに利用されています。

値段が安くて育てるのにあまり手がかからず、ホームセンターで購入した土にも馴染んでくれるので、男性にもおすすめです。

まとめ

サボテンは種類が多く、いざ購入する為にガーデニングショップに行っても、一つに決めきれずに複数購入してしまう人もいます。

また、「サボテンは話し掛けると良く育つ」と言われていて、一人暮らしの人が寂しさを紛らわす為に育てるケースも多いのです。

サボテンは意外な程キレイな花を咲かせますので、是非お気に入りの種類を見つけましょう。