マンデラ効果という言葉を聞いたことがあるでしょうか。
パラレルワールドなどの世界に興味を持っている人であれば、マンデラ効果という言葉を聞いたことがある人も多いと思いますが、マンデラ効果というものがどのようなものなのか詳しく知らないというような人も多いと思います。
そこで、今回はマンデラ効果についてご紹介していきます。
- マンデラ効果とは
- マンデラエフェクトの意味や名前の由来
- マンデラ効果の実例
- マンデラ効果はなぜ起きるのか
- 情報社会によるマンデラ効果の現状
- マンデラエフェクトの原因、不思議な仮説を紹介
- マンデラエフェクトはよくある現象?
- まとめ
1. マンデラ効果とは
マンデラ効果というのは、一般的には思い込みによる記憶とも言われています。
人というのは、記憶を完璧には覚えておくことができるというものではなく、そこには思い込みや勘違いなどによる記憶が多数あると言われています。
しかし、その思い込みの記憶が実はパラレルワールドにいたときの記憶ではないかというような意義を唱える人もいます。
実際にはパラレルワールで体験した記憶を覚えていることを、マンデラ効果と呼ぶと言われています。
このマンデラ効果が浮上したのは、世界的にも有名である、ネルソン・マンデラの存在にあります。
ネルソン・マンデラは黒人差別をなくすために、生涯において闘っていた人物でもあります。
そのネルソン・マンデラが亡くなったのは2013年ですが、有名作家の男性がネルソン・マンデラは1980年代に獄中で亡くなったという記憶を持っていました。
当初はその作家の勘違いであると言われていたのですが、世界中にネルソン・マンデラが1980年代に獄中で亡くなったという記憶を持っている人が現れたことによって、これはパラレルワールドにいたときの記憶ではないかと言われるようになり、このような奇妙な記憶を持つものに関しては、ネルソン・マンデラの名を引き継いで、パラレルワールドなどにいたときの記憶であるマンデラ効果と呼ぶようになりました。
2. マンデラエフェクトの意味や名前の由来
マンデラエフェクトと言う言葉は2016年、イギリスのゴシップ新聞に超常現象研究家であるフィオナ・ブルーム氏が発表しました。
「実際とは違う記憶があること」「大勢の人が同じ思い込みをしていること」ですが、どうしてネルソン・マンデラ氏の名前をつけたのでしょうか。
それにはネルソン・マンデラ氏の生涯を知っておくことが必要ですので、簡単に紹介しましょう。
2-1. ネルソン・マンデラとはどんな人物
ネルソン・マンデラ氏は、1918年に生まれ、2013年に亡くなりました、南アフリカ共和国の政治家、弁護士でノーベル平和賞受賞者です。
ネルソン・マンデラ氏が若い頃、南アフリカ共和国では根強い人種差別がありました。
アパルトヘイトとは南アフリカ共和国で 1991年6月まで続いた白人と有色人種とを差別する人種隔離制度・政策のことを言いますが、ネルソン・マンデラ氏はアパルトヘイトと生涯戦った人なのです。
何度も逮捕されましたし、1962年マンデラ氏、56歳の時に終身刑を言い渡されてしまったのです。
27年間の長い獄中生活を経て1990年に釈放されました。
そして再び人種差別に抵抗する政治活動をして、1993年にノーベル平和賞を受賞し、1994年には大統領となったのです。
ネルソン・マンデラ氏は釈放されて大統領となり2013年まで生きました。
2-2. 80年代に獄中死?大勢の人が勘違いを共有
ネルソン・マンデラ氏は27年間の獄中生活で結核になったり目を痛めたりとしましたが生き延びて、釈放されています。
そしてその後南アフリカの大統領になった人物であり引退後も95歳まで生きていました。
ところが、ネルソン・マンデラ氏は80年代に獄中死したと思っている人が多いことがわかりました。
「報道された」「葬儀の様子を見た」と記憶していると言うのです。
また大統領になった際にも「死んでいたのではなかったか」と驚いた人もいたのだそうです。
これが一人、二人であれば個人的な勘違い、思い違いで済ませられたことでしょう。
しかし、この勘違いを「大勢」の人がしていたというのが何とも不思議なことなのです。
勘違いしていた多くの人は「自分の勘違いだったのだろう」と思ったそうです。
または「当時、デマの情報が流れていたのではないか」と考えたりもしました。
この事例から、フィオナ・ブルーム氏は「マンデラエフェクト」と名づけたのです。
フィオナ・ブルーム氏はこのような状態を勘違いではなく、パラレルワールドの証明だと主張しているのです。
これまでも、量子力学の世界においては「パラレルワールドの在する可能性がある」という事は言われています。
マンデラエフェクトはそのパラレルワールドを移動してきたのだとされているのです。
3. マンデラ効果の実例
3-1. 有名人の死
有名人などにおいては、生存しているにも関わらず、すでに死亡説が流れているというような人も少なくはありません。
生存している有名人の死の記憶を持っている人というのは、ニュースなどで死亡の速報を見たというような、鮮明な記憶を持っているものまでいます。
そのように、有名人の死を勘違いして記憶しているというような実例は大変多いのですが、それはパラレルワールドにいたときの記憶であり、亡くなっていると思っている人がテレビなどに出ていて、「この人亡くなっていたはずではないか」と思うような人や、実際に亡くなったニュースを見て、亡くなっていたのではないのかと驚かれる方もいます。
マンデラ効果と呼ばれる一因となったネルソン・マンデラの死も、この有名人の死の記憶違いの実例として挙げられています。
3-2. 結婚の記憶違い
有名人などがすでに誰かと結婚をしているというような記憶違いをしている人も多いとされています。
有名な歌手がメンバーの一人と結婚をしているというような記憶違いをされている方も多く、有名人だけではなく、身近な人が結婚をしたと思い込んでいる例も多数あります。
記憶違いかと思われるかも知れませんが、もしかするとそれはパラレルワールドなどの世界にいたときの記憶である可能性が高いと言えます。
3-3. 岡崎県
日本には47の都道府県があるのですが、マンデラ効果によると、日本には48の都道府県が存在していると記憶している人が日本には多数います。
その48の都道府県として、「岡崎県」というものが存在しているはずだと主張する人も少なくはありません。
一人だけであれば勘違いなどによるものであると済まされますが、実は岡崎県の存在を信じている人や、岡崎県がどうしてなくなったのだろうかと考えている人もいるとされています。
周りの人に日本にはいくつ都道府県があるのかを問い、48だと答えた人は、もしかするとパラレルワールドにいたことがある人なのかも知れません。
4-4. モノポリーのおじさん
世界的にも有名なボードゲームである、モノポリーですが、そのモノポリーにはマスコットキャラクターが描かれています。
そのマスコットキャラクターにもマンデラ効果があるとされています。
モノポリーのおじさんは片眼鏡をしていると記憶している人が多数います。
しかし、実際にはモノポリーのおじさんは片眼鏡をしていません。
これも、パラレルワールドでみていた、片眼鏡をかけていたおじさんの影響であるとされています。
世界的にも有名なモノポリーのおじさんの記憶というのも、マンデラ効果が見られると言えます。
4-5. ラピュタのスペシャルバージョン
ジブリ映画で有名なラピュタはテレビなどでも何度となく放送されていますので、一度くらいは見たことがあるというような人も多いのではないでしょうか。
しかし、このラピュタにもマンデラ効果の実例が隠されていると言われています。
それは、ラピュタのテレビ放送では、スペシャルバージョンの存在があることを信じている人が多いということです。
スペシャルバージョンでは、飛行石を暖炉に隠すシーンが存在したと信じている人が実に多数いるとされています。
しかし、そのようなスペシャルバージョンが製作されたことはないため、ラピュタのスペシャルバージョンを見た記憶がある人というのは、マンデラ効果によるものであると考えられています。
4-6. ピカチュウのしっぽ
国民的なキャラクターでもある、ポケットモンスターのピカチュウを見たことがあるでしょうか。
ピカチュウのしっぽの色は黄色であるというような記憶を持っている人が多いと言えますが、なかにはピカチュウのしっぽは黒であると考えている人もいます。
しかし、実際にはピカチュウのしっぽは黄色でありピカチュウのしっぽは黒だと主張している人の記憶が間違いであることがわかると思います。
ピカチュウの記憶が黒であると思っている人実は少なくないため、単なる思い込みや勘違いではなく、マンデラ効果であると考えられています。
4-7. ケネディ暗殺事件
ケネディ暗殺事件の映像を見たことがあるという人も多いと思います。
車のなかで周りの人々に手を振るケネディですが、その直後に銃で射殺されてしまいます。
その映像はかなりショッキングであり、当時はその様子が生放送で放送されていたと言うこともあり、今でも鮮明に記憶している人も多いと思います。
しかし、そのケネディ暗殺事件の時に車に乗っていた人数の記憶違いというのも挙げられています。
実際には射殺されてしまったケネディ大統領を含めて、車に乗っていたのは六人乗りの車でした。
しかし、ケネディ大統領が乗っていた車が六人乗りではなく、四人乗りの車だったと記憶する人も少なくはありません。
当時の映像から見ても、六人乗りの車であるとされていますが、その見解に納得がいってないような人も多いと言われています。
ショッキングな内容だったため、車の仕様まで鮮明に覚えていると証言するものもいますが、このケネディ大統領の暗殺事件の記憶違いというのは、マンデラ効果によるものであると言えます。
4-8. 天安門事件
天安門事件は中国で起きた事件であり、メディアから届くニュース内容にくぎ付けになった人も多いと思います。
戦車の前に一人の男性が立ちはだかる場面というのが天安門事件では有名ですが、この天安門事件の内容にもマンデラ効果が見られています。
天安門事件で戦車の前に立ちはだかる一人の男性はその後戦車にひかれてしまった記憶している人も多いのですが、実はこの男性が戦車にひかれてしまった記録も映像もありません。
しかし、この男性が戦車の下敷きになってしまったと記憶をしている人が大勢いるのです。
そのことからも、天安門事件に関することへのマンデラ効果が見られているとされています。
4-9. 心臓の位置
医療などについて詳しくない人というのは、心臓の明確な位置を知らないという人も多いとされています。
心臓がどこにあるのかを問うと、多くの人が左胸にあると答えますが、実は心臓は真ん中にあります。
このような間違った情報の記憶というのも単なる記憶違いというよりも、マンデラ効果によるものであると言えます。
4-10. 白雪姫の記憶
有名なお話である、白雪姫というと、鏡に向かって「鏡よ鏡、鏡さん」と問いかけるシーンを思い出すかもしれませんが、実は白雪姫のシーンには、そのように問いかけるシーンなどは存在しないと言われています。
白雪姫の記憶というのは、多くの人がこの「鏡よ、鏡、鏡さん」と話しかけるシーンを思い浮かべると思いますが、実際にはそのようなシーンはオリジナルの白雪姫には存在していないと言われています。
今ではリメイクなどでそのシーンを追加しているため、白雪姫のシーンといったら鏡に向かって話しかけるシーンを思い浮かべると思いますが、このシーンを最も最初に謝って記憶していた人は、マンデラ効果によるものであるとされています。
4-11. アップル味
有名な飲料メーカーで、アップル味の飲み物が販売されました。
その味の飲料を製作したのは始めての試みであったにも関わらず、そのアップル味の飲み物を十年ほど前に飲んだことがあると証言する人が多数現れたのです。
似たような味だったのではないかと議論されることもありましたが、そのアップル味の飲料を記憶している人の多くがパッケージなども記憶しており、その記憶が合致していたと言われています。
4-12. ノートに書かれた文字やイラスト
小学生の時などに、自分のノートや教科書に見覚えがないようなイラストや文字が書いてあるというような経験をされ、帰宅して確かめたときにはすでに消滅していたというような経験をされた人も多いとされています。
実は、これもマンデラ効果によるものであると言えます。
書いた記憶がないものを目にし、それがなくなっていたり、秘密の場所を探して遊んでいたのに、大人になってその場所を探しに行くと、そのような場所がないというように体験というのは、マンデラ効果によるものであるとされています。
4-13. おさるのジョージのしっぽ
おさるのジョージというキャラクターをご存知でしょうか。
絵本のキャラクターでもあり、NHKでアニメ放送がされてもいます。
主人公のおさるのジョージはしっぽがあったか、なかったかでマンデラエフェクトが起こっています。
おさるのジョージにはしっぽはありません。
しかし大勢の人が「しっぽはある」と思い込んでいるのです。
どうしてこのような思い違いを大勢の人がしているのかは不明です。
5. マンデラ効果はなぜ起きるのか
5-1. パラレルワールドによるもの
マンデラ効果がなぜ起きるのか、その原因というのはハッキリとはしていませんが、マンデラ効果が起きるのは、パラレルワールドによるものであるというような説が有効的であると考えられています。
パラレルワールドというのは、今いる世界と平行している別の世界であると言われています。
今いる世界とは別の世界に移行することを、パラレルワールドに行くとも言われていますが、このパラレルワールドには意図しないときに迷い混んでいる可能性もあります。
このパラレルワールドに入ったとき、人は現在の記憶とは異なる記憶を持ってしまい、そのことがパラレルワールドでの出来事であると認識することなく、過ごしてしまいます。
そうすることで、パラレルワールドで起きたことと現実の区別がつかなくなってしまい、パラレルワールドの世界で身に付けた記憶を覚えてしまい、さまざまな記憶違いが起きてしまうといわれています。
5-2. 脳のエラーによるもの
マンデラ効果が起きるのは、脳のエラーによるものであるとも考えられています。
人いうのは、一度体験したことがあることでも、もう一度体験したときにすでにその記憶を忘れてしまっており、もう一度初めて体験するような気持ちになってしまうことがあります。
その体験というのをジャメヴと言います。
また、夢に見たことや、一度体験したことがあることを再び体験することをデジャ・ビュと言いますが、マンデラ効果というのは、このジャメヴとデジャ・ビュを一度に体験したことによって起こる、完全なる記憶違いであるとも考えられています。
この人結婚していたのではないだろうかというような記憶などは保存しておかなくてもよい記憶ですので、記憶においては曖昧な保管方法になってしまいます。
そうすることで、間違った情報の記憶をしてしまっていると考えられています。
5-3. 記憶の操作によるもの
マンデラ効果というのは、なぜ存在しているのか分からないというような人も多いとされています。
有名なキャラクターについての記憶違いなどというのは、自分たちの生活においては取るに足らないようなどうでもよい勘違いであるため、わざわざそのような勘違いを引き起こすのにはどのような意味があるのか疑問に思われるかも知れませんが、実はマンデラ効果というのは、記憶の操作を行っているものであるとも言われています。
キャラクターについての記憶違いを起こして、どのような意図があるのか不思議に感じるかもしれませんが、その取りに取らないような記憶違いを起こしていくうちに、重大な記録を塗り替えるための戦力であると考えている人も少なくはありません。
自分たちの記憶というのは、他の人には操作することは不可能であると考えられていますが、技術というのは日々進化をしています。
そのため、自分たちが知らない場所で、すでに国家や世界での人類の記憶の操作を行いつつあると考えている人もおり、その結果がマンデラ効果によるものであるとされています。
6. 情報社会によるマンデラ効果の現状
情報社会となり、マンデラ効果を感じた人はインターネットなどで自分の記憶はマンデラ効果であるのかを調べることは安易となっています。
しかし、気を付けなくてはならないのが、マンデラ効果を聞くことによって、自分まで間違った記憶を持ってしまい、その結果マンデラ効果を体感していると感じることです。
有名なキャラクターについてのマンデラ効果においても、多くの人がマンデラ効果による記憶違いを情報社会のなかで拡げてしまったゆえに、その記憶が正しいものであると、現実社会での記憶違いをしてしまっていたり、物語のセリフなどをマンデラ効果によって記憶違いをしている人がそのセリフを多用してしまうことで、その記憶の方が正しいのではないだろうかというような気持ちになってしまうような状況に陥ってしまう可能性もあります。
情報の社会において、自分が体験したマンデラ効果であるのか、誰かが体験したマンデラ効果を追体験しているだけであるのかは見分けることが困難にもなっているのがマンデラ効果の現状であると言えます。
7. マンデラエフェクトの原因、不思議な仮説を紹介
マンデラエフェクトの原因は、今のところはっきりとは解明されていません。
パラレルワールド、勘違いなどではないかと言われています。
勘違い、混同と言われれば確かにその通りのような気がしますが、夢がありません。
実はマンデラエフェクトの原因とされる不思議な仮説がいくつかあります。
信じる、信じないは別として紹介しておきましょう。
7-1. 複数のタイムライン説
タイムラインとは時間線または時間軸のことを言いますが、量子物理学理論に詳しい研究者、科学者の干渉によってタイムラインが複数作られたのではないかという説があります。
勘違いではなく実際にどこか違う世界では本当にあったことで、もしかしたらそちらの世界に迷い込んで実際に見聞きしたのではないかと考えればつじつまが合います。
パラレルワールド説と同じ考え方となります。
7-2. 未知の生物説
もしかしたら、地球外生物の存在があるかもしれないという説があります。
彼らは地球や人類に対して何らかの計画を行っていて、マンデラエフェクトはその為起こっているのではないかという考え方です。
今のところ、未知の生物(宇宙人)がいるのかいないのかわかりません。
しかしこちら側がわからなくてもあちら側は把握しているかもしれないのです。
時々起こるマンデラエフェクトは彼らが何かを操作しているのかもしれません。
7-3. タイムトラベラー説
何らかの能力を持つタイムトラベラーの存在があるかもしれないという説もあります。
タイムトラベラーがスケールの大きなゲームをしていて、小さな影響を及ぼすことはあるのです。
それがマンデラエフェクトを起こしていると考えられます。
しかし、歴史の全体を変えてしまうほどのことではないというレベルとされています。
あまりにも現実離れした説ではありますが、タイムトラベルということが未来になればできているのかもしれません。
昔の人々はまさか人間が月に行くなど想像もしなかったことでしょう。
それと同じく今、私たちもタイムトラベルなんてできるわけがないと思っていますが、未来はタイムトラベルが可能になっているかもしれないのです。
8-4. 人工知能説
タイムトラベラー説と同じく、人工知能説もあります。
驚くほど進化した人工知能が、マンデラエフェクトを起こし何か望む結果を引き出そうとしているのかもしれません。
8-5. 高次の存在説
目に見えない高次の存在がいるという説です。
地球や人類の未来に関する次の大きなチャプターが始まる前の状態です。
小さな現実を融合させたり、ちょっとしたサバイバルで時間を稼いでいるのです。
なぜそのようなことをするのかはわかりません、何か意味があることなのでしょうか。
9. マンデラエフェクトはよくある現象?
マンデラエフェクトは日本だけでなく、世界中どこでもよくある現象なのでしょうか。
マンデラエフェクトは大勢の人が同じように思い違いをしていることですが、どうしてそのような思い違いが起こるのかと言えば、結局は以下のようなことが原因ではないかと思われるのです。
先ほどは、不思議な仮説を紹介しましたが、ここからは現実的な説を紹介しましょう。
9-1. 記憶の改ざん
記憶力のいい人、悪い人といます。
記憶力のいい人ははるか昔のこともよく覚えているものですが、その記憶は正しいか、事実であったかと言うと、案外間違った記憶だったりするのです。
記憶というのは実際にあったことではなく、本人が「こうであった」と思いたい風に変えられていき、いつしかそれが記憶として定着してしまうこともあるのだと言います。
つまり本当になかったことも自分が「あった」と思いたい気持ちが強いと記憶の中では実際にあったこととして残っていくのでしょう。
マンデラエフェクトは要するに記憶の改ざんなのかもしれません。
9-2. 思い違い、思い込み
マンデラエフェクトは、単純に思い違い、思い込みではないでしょうか。
間違えやすいことならば、多くの人が同じように間違えて覚えてしまうということにも説明がつきます。
例えば芸能人の生死などは、同じ年代に活躍した、似た名前、似た容姿の人と間違ってしまうことは案外あるものです。
9-3. イメージによる決めつけ
マンデラエフェクトが起こる原因に、イメージによる決めつけがあります。
「こういう結末ではないか」と連想させるものがある場合に起こるのです。
例えばアニメの結末などは、ポスター、小説の挿絵といったものから想像しやすくなりますし、視覚から入ったものは覚えやすくもあります。
またネルソン・マンデラ氏のように27年という長期間に渡って獄中にいることによって「死亡したのではないか」と想像してしまう人が多かったのも理解できます。
その想像から獄中死したという思い込みになったのではないでしょうか。
9-4. 情報量の多さによる混乱
昔に比べて、今は情報量が多い時代です。
新聞、ラジオ、週刊誌、テレビに加えて、インターネットがあります。
どんなことも検索すればいくらでも調べることができますし、一つのことに対して膨大な情報が出てくるのです。
その情報量の多さが逆にマンデラエフェクトを起こしやすくなっているのではないでしょうか。
特にインターネットは使い方を間違えれば危険でもあります。
間違ったことが拡散してしまうこともあります。
間違った内容を正しいと信じ込む人もいますので、そこでマンデラエフェクトが引き起こされてしまう可能性があるのです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
マンデラ効果というのは、誤った記憶であるとされていますが、多くの人が同じような誤った記憶を持たれていることが多いとされています。
マンデラ効果においては、まだまだ知られていないようなこともあります。
また、自分の記憶がマンデラ効果によるものであるのか否かというのは、判断が難しいものがあります。
しかし、近年では正しいとされている情報が手に入りやすくなっていますので、自信のない記憶の真意を調べるのは安易であると言えます。
また、自分の誤った記憶を共有することが出来るような人も現れるかもしれません。
そのような時には、あなたがマンデラ効果を体感していると言えます。
6. 情報社会によるマンデラ効果の現状
情報社会となり、マンデラ効果を感じた人はインターネットなどで自分の記憶はマンデラ効果であるのかを調べることは安易となっています。
しかし、気を付けなくてはならないのが、マンデラ効果を聞くことによって、自分まで間違った記憶を持ってしまい、その結果マンデラ効果を体感していると感じることです。
有名なキャラクターについてのマンデラ効果においても、多くの人がマンデラ効果による記憶違いを情報社会のなかで拡げてしまったゆえに、その記憶が正しいものであると、現実社会での記憶違いをしてしまっていたり、物語のセリフなどをマンデラ効果によって記憶違いをしている人がそのセリフを多用してしまうことで、その記憶の方が正しいのではないだろうかというような気持ちになってしまうような状況に陥ってしまう可能性もあります。
情報の社会において、自分が体験したマンデラ効果であるのか、誰かが体験したマンデラ効果を追体験しているだけであるのかは見分けることが困難にもなっているのがマンデラ効果の現状であると言えます。
7. マンデラエフェクトの原因、不思議な仮説を紹介
マンデラエフェクトの原因は、今のところはっきりとは解明されていません。
パラレルワールド、勘違いなどではないかと言われています。
勘違い、混同と言われれば確かにその通りのような気がしますが、夢がありません。
実はマンデラエフェクトの原因とされる不思議な仮説がいくつかあります。
信じる、信じないは別として紹介しておきましょう。
7-1. 複数のタイムライン説
タイムラインとは時間線または時間軸のことを言いますが、量子物理学理論に詳しい研究者、科学者の干渉によってタイムラインが複数作られたのではないかという説があります。
勘違いではなく実際にどこか違う世界では本当にあったことで、もしかしたらそちらの世界に迷い込んで実際に見聞きしたのではないかと考えればつじつまが合います。
パラレルワールド説と同じ考え方となります。
7-2. 未知の生物説
もしかしたら、地球外生物の存在があるかもしれないという説があります。
彼らは地球や人類に対して何らかの計画を行っていて、マンデラエフェクトはその為起こっているのではないかという考え方です。
今のところ、未知の生物(宇宙人)がいるのかいないのかわかりません。
しかしこちら側がわからなくてもあちら側は把握しているかもしれないのです。
時々起こるマンデラエフェクトは彼らが何かを操作しているのかもしれません。
7-3. タイムトラベラー説
何らかの能力を持つタイムトラベラーの存在があるかもしれないという説もあります。
タイムトラベラーがスケールの大きなゲームをしていて、小さな影響を及ぼすことはあるのです。
それがマンデラエフェクトを起こしていると考えられます。
しかし、歴史の全体を変えてしまうほどのことではないというレベルとされています。
あまりにも現実離れした説ではありますが、タイムトラベルということが未来になればできているのかもしれません。
昔の人々はまさか人間が月に行くなど想像もしなかったことでしょう。
それと同じく今、私たちもタイムトラベルなんてできるわけがないと思っていますが、未来はタイムトラベルが可能になっているかもしれないのです。
8-4. 人工知能説
タイムトラベラー説と同じく、人工知能説もあります。
驚くほど進化した人工知能が、マンデラエフェクトを起こし何か望む結果を引き出そうとしているのかもしれません。
8-5. 高次の存在説
目に見えない高次の存在がいるという説です。
地球や人類の未来に関する次の大きなチャプターが始まる前の状態です。
小さな現実を融合させたり、ちょっとしたサバイバルで時間を稼いでいるのです。
なぜそのようなことをするのかはわかりません、何か意味があることなのでしょうか。
9. マンデラエフェクトはよくある現象?
マンデラエフェクトは日本だけでなく、世界中どこでもよくある現象なのでしょうか。
マンデラエフェクトは大勢の人が同じように思い違いをしていることですが、どうしてそのような思い違いが起こるのかと言えば、結局は以下のようなことが原因ではないかと思われるのです。
先ほどは、不思議な仮説を紹介しましたが、ここからは現実的な説を紹介しましょう。
9-1. 記憶の改ざん
記憶力のいい人、悪い人といます。
記憶力のいい人ははるか昔のこともよく覚えているものですが、その記憶は正しいか、事実であったかと言うと、案外間違った記憶だったりするのです。
記憶というのは実際にあったことではなく、本人が「こうであった」と思いたい風に変えられていき、いつしかそれが記憶として定着してしまうこともあるのだと言います。
つまり本当になかったことも自分が「あった」と思いたい気持ちが強いと記憶の中では実際にあったこととして残っていくのでしょう。
マンデラエフェクトは要するに記憶の改ざんなのかもしれません。
9-2. 思い違い、思い込み
マンデラエフェクトは、単純に思い違い、思い込みではないでしょうか。
間違えやすいことならば、多くの人が同じように間違えて覚えてしまうということにも説明がつきます。
例えば芸能人の生死などは、同じ年代に活躍した、似た名前、似た容姿の人と間違ってしまうことは案外あるものです。
9-3. イメージによる決めつけ
マンデラエフェクトが起こる原因に、イメージによる決めつけがあります。
「こういう結末ではないか」と連想させるものがある場合に起こるのです。
例えばアニメの結末などは、ポスター、小説の挿絵といったものから想像しやすくなりますし、視覚から入ったものは覚えやすくもあります。
またネルソン・マンデラ氏のように27年という長期間に渡って獄中にいることによって「死亡したのではないか」と想像してしまう人が多かったのも理解できます。
その想像から獄中死したという思い込みになったのではないでしょうか。
9-4. 情報量の多さによる混乱
昔に比べて、今は情報量が多い時代です。
新聞、ラジオ、週刊誌、テレビに加えて、インターネットがあります。
どんなことも検索すればいくらでも調べることができますし、一つのことに対して膨大な情報が出てくるのです。
その情報量の多さが逆にマンデラエフェクトを起こしやすくなっているのではないでしょうか。
特にインターネットは使い方を間違えれば危険でもあります。
間違ったことが拡散してしまうこともあります。
間違った内容を正しいと信じ込む人もいますので、そこでマンデラエフェクトが引き起こされてしまう可能性があるのです。
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