草丈3cm~15cm程度の小ささで、可愛い色とりどりの花を咲かすセントポーリア。
でも、実はこの名前、正式なものではありません。
セントポーリア属に属する花は品種がとても沢山ある為に、それらすべての総称としてセントポーリアと呼ばれています。
そして、セントポーリアは品種によって開花時期も花の色や形、咲き方も少しずつ違っています。
アフリカの山間部が原産ですが、暑さにも寒さにも弱いので、鉢に植えて室内で楽しむのが向いています。
では、セントポーリアについて、もっと詳しく見ていきましょう。
- セントポーリアとはどんな花?
- セントポーリアの花言葉
- セントポーリアの育て方や注意点
- セントポーリアの名前の由来
- セントポーリアの開花時期
- 種類(原種・園芸品種)
- まとめ
1. セントポーリアとはどんな花?
1-1. セントポーリアとはどんな花?1
セントポーリアは花形や全体の姿から分別すると約15,000種にもなりますが、茎が短い「ロゼッタ型」と茎が這いながら伸びていく「トレイル型」の2つに大きく分けられます。
また、園芸品種となると葉の形、花の形、葉の色、斑入りの物等かなりのバリエーションがあります。
花は一重と八重があり、一重の物は花弁が5枚あります。
花の色は原則的には紫色ですが、ピンク、白、青、白の縁取りがある物、朝顔のように花の中心から白い色が外へ向かって走っている物、花弁がフリル状になっている物・・・と総ての種類を把握するのは大変です。
中には1つの花にピンクと紫と白が混ざっている物すらあります。
愛好家の間でどんどん新しい花が作られているのです。
また、花の大きさも小柄ながら大輪、中輪、小輪とこれも様々です。
それだけに好きなセントポーリアを選んでインテリアとして部屋に飾る人が多いです。
1-2. セントポーリアとはどんな花?2
セントポーリアは株の中心に沢山の花を密集して咲かせてくれるので、花の時期には長く楽しむことが出来ます。
和名は阿弗利加菫(あふりかすみれ)。
アフリカ原産のすみれの様な花、という意味で付けられました。
これは英名も同じで、セントポーリアの英語名は「African violet」と言います。
セントポーリアは、風水的に見ても幸運を呼び寄せる効果と運気を上昇させてくれる両方の効果があるとされています。
そして、セントポーリアの花が星型に咲くので、「火」の気を持つとされています。
更に、小さな紫色のセントポーリアは、外で良い評価を呼び込んでくれるとも言われています。
「火」の気を持つセントポーリアは、南・南西・南東の方角を選んで飾りましょう。
2. セントポーリアの花言葉
セントポーリアは2月16日の誕生花です。
2-1. 「小さな愛」
これは、品種が沢山あり、小さくて可愛らしいすみれに似た花を付けることから付いた花言葉だと言います。
可愛らしい愛が沢山咲いてくれる縁起の良い花ですね。
2-2. 「親しみ深い」
こちらは花の開花時期が真夏を除いて長いので、いつも側にいてくれる親友の様な感情を抱くからでしょう。
2-3. 「深窓の美女」
これは、セントポーリアが紫色の高貴な色であることから付いたと言われています。
また、直射日光に弱いので、窓辺から離しカーテン越しの日光に当てながら室内で育てる様が「深窓の令嬢」に通ずるものがあるして、名付けられたものでしょう。
2-4. 「同情」
この花言葉の由来はよくわかっていません。
ただ、「小さな愛」「親しみ深い」という花言葉から、相手に優しい気持ちを持つという同じ意味から来たものではないでしょうか。
3. セントポーリアの育て方や注意点
3-1. 土
セントポーリアを植える土は、有機質を多く含んでいる用土を選びましょう。
室内で栽培する場合が多いと思うので、匂いがあまりキツクないバーミキュライトとパーライトを5:5の割合で混ぜて下さい。
鉢の底には「ケイ酸塩白土」を敷いておくと、根腐れの予防になります。
3-2. 植え付け
植え付けは6月の下旬が最適です。
苗を鉢やプランターに植えます。
3-3. 日当り
直射日光には弱いので、レースのカーテン越しの日当りがベストです。
特に夏は気を付けないと、葉が焼けてしまいます。
半日陰でも充分育つので、日を当て過ぎない様に気を付けましょう。
太陽がしばらく出なくて元気が無くなった時は、蛍光灯を花殻20~30cm離れた所から光を当てると良いでしょう。
また、暑さにやや弱いので風通しの良い所に置いて上げましょう。
3-4. 水やり
夏:
セントポーリアは真夏は暑さに弱いので生育が止まります。
そこで、水やりも乾燥気味にしてやります。
室温が30度以上になったら水をやり、その後は鉢が軽くなったら水やりをするようにします。
冬:
冬は室温が10度以下の環境ならば、水やりを出来るだけ控えて乾燥気味で育てます。
しかし、冬場でも元気に生育しているなら、土の表面が乾いたら水をやりましょう。
葉に水が掛かると、葉に斑点模様が出来てしまうからです。
注意して根元に水をやるようにしましょう。
3-5. 肥料
9月~翌5月までは液肥を1ケ月に1~2回与えて下さい。
セントポーリアの大きさで液肥をやる間隔を決めて下さい。
真夏と真冬は弱っているので肥料は要りません。
10月~11月には緩効性の化成肥料をやります。
3-6. 病気・害虫
セントポーリアが罹る代表的な病気は「灰カビ病」です。
湿度が高い時に発生しやすいので、花が枯れたらすぐに花がらを取り除き、根元が風通しの良い状態で育てましょう。
灰カビ病に罹ってしまったら、腐った部分を取り除いて殺虫剤を噴霧して下さい。
アブラムシは1年中発生します。
風通しが悪くて肥料が多いとアブラムシが付いてしまいます。
ホコリダニは高温で乾燥した状態が続くと発生します。
ホコリダニはセントポーリアの新芽を傷めてしまうので、見つけ次第に殺虫剤を掛けて駆除しましょう。
また、軽石を敷いた上に鉢を乗せ、その後軽石に水を含ませる方法もあります。
これで、乾燥が防げホコリダニが寄りつきません。
4. セントポーリアの名前の由来
セントポーリアの学名は「Saintpaulia」です。
19世紀にドイツ人のフォン・セントポール男爵に依って、ウサンバラ山地で発見されました。
男爵が種を取ってドイツ樹木協会の会長であった父親に渡し、それからヘレンハウゼン植物園の園長に渡りました。
園長に依ってこの種が新種であることが認められ、発見者の名前から「セントポーリア」と名付けられました。
5. セントポーリアの開花時期
セントポーリアは1月~6月、9月~12月と、真夏と真冬以外は花を咲かせます。
しかし、品種によっては通年で花を咲かせる物もあります。
兎に角、暑さと寒さには弱いので、室内で18度~23度が適温です。
5度より気温が下がると株毎枯れてしまいますので、花を咲かせるには、10度以上を保つようにして下さい。
6. 種類(原種・園芸品種)
6-1. セントポーリア・イオナンタ(原種)
現在のセントポーリアの中の、茎が短いロゼット型園芸品種の交配親です。
タンザニアの標高30~50mの丘に自生しています。
セントポーリアの中では大型の種です。
6-2. セントポーリア・コンフューサ(園芸品種)
セントポーリア・イオナンタとの交雑に依って園芸品種が誕生したとされています。
アフリカの標高1,050m辺りの森林の岩の上に自生しています。
6-3. オプティマラ(園芸品種群)
営利栽培向けの園芸品種群の総称。
現在最も多く流通している園芸品種群の1種です。
まとめ
セントポーリアという花を知っている人も、1万~2万もの種類があるとは驚いたのではないでしょうか。
しかし、それだけこの花が人々から愛されている証拠ですね。
種類が沢山ありますので、自分の好きな品種を集めて楽しめますね。
葉挿しや差し芽で増やすことも出来ますので、それも楽しみの1つとなるでしょう。
3. セントポーリアの育て方や注意点
3-1. 土
セントポーリアを植える土は、有機質を多く含んでいる用土を選びましょう。
室内で栽培する場合が多いと思うので、匂いがあまりキツクないバーミキュライトとパーライトを5:5の割合で混ぜて下さい。
鉢の底には「ケイ酸塩白土」を敷いておくと、根腐れの予防になります。
3-2. 植え付け
植え付けは6月の下旬が最適です。
苗を鉢やプランターに植えます。
3-3. 日当り
直射日光には弱いので、レースのカーテン越しの日当りがベストです。
特に夏は気を付けないと、葉が焼けてしまいます。
半日陰でも充分育つので、日を当て過ぎない様に気を付けましょう。
太陽がしばらく出なくて元気が無くなった時は、蛍光灯を花殻20~30cm離れた所から光を当てると良いでしょう。
また、暑さにやや弱いので風通しの良い所に置いて上げましょう。
3-4. 水やり
夏:
セントポーリアは真夏は暑さに弱いので生育が止まります。
そこで、水やりも乾燥気味にしてやります。
室温が30度以上になったら水をやり、その後は鉢が軽くなったら水やりをするようにします。
冬:
冬は室温が10度以下の環境ならば、水やりを出来るだけ控えて乾燥気味で育てます。
しかし、冬場でも元気に生育しているなら、土の表面が乾いたら水をやりましょう。
葉に水が掛かると、葉に斑点模様が出来てしまうからです。
注意して根元に水をやるようにしましょう。
3-5. 肥料
9月~翌5月までは液肥を1ケ月に1~2回与えて下さい。
セントポーリアの大きさで液肥をやる間隔を決めて下さい。
真夏と真冬は弱っているので肥料は要りません。
10月~11月には緩効性の化成肥料をやります。
3-6. 病気・害虫
セントポーリアが罹る代表的な病気は「灰カビ病」です。
湿度が高い時に発生しやすいので、花が枯れたらすぐに花がらを取り除き、根元が風通しの良い状態で育てましょう。
灰カビ病に罹ってしまったら、腐った部分を取り除いて殺虫剤を噴霧して下さい。
アブラムシは1年中発生します。
風通しが悪くて肥料が多いとアブラムシが付いてしまいます。
ホコリダニは高温で乾燥した状態が続くと発生します。
ホコリダニはセントポーリアの新芽を傷めてしまうので、見つけ次第に殺虫剤を掛けて駆除しましょう。
また、軽石を敷いた上に鉢を乗せ、その後軽石に水を含ませる方法もあります。
これで、乾燥が防げホコリダニが寄りつきません。
4. セントポーリアの名前の由来
セントポーリアの学名は「Saintpaulia」です。
19世紀にドイツ人のフォン・セントポール男爵に依って、ウサンバラ山地で発見されました。
男爵が種を取ってドイツ樹木協会の会長であった父親に渡し、それからヘレンハウゼン植物園の園長に渡りました。
園長に依ってこの種が新種であることが認められ、発見者の名前から「セントポーリア」と名付けられました。
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