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ツルニチニチソウの花言葉の育て方や注意点 | SPITOPI

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ツルニチニチソウの花言葉の育て方や注意点

春から夏にかけて暖かくなってくると、つるをいろいろな方向に伸ばしながら咲いている薄紫色の花を見かけることはありませんか。

教会などの壁を伝って伸びているのをよく目にします。

花の名前は知らずとも、ガーデニングとしても人気ですので目にする機会は多いでしょう。

今回はその「ツルニチニチソウ」という花についてみてみましょう。

  • ツルニチニチソウとはどんな花?
  • ツルニチニチソウの花言葉
  • ツルニチニチソウの育て方や注意点
  • ツルニチニチソウの名前の由来
  • ツルニチニチソウの開花時期
  • 種類(原種、園芸品種)
  • 薬効と毒性
  • まとめ

1. ツルニチニチソウとはどんな花?

ツルニチニチソウとはどんな花?

1-1. 原産地、形態

原産地、形態

ツルニチニチソウは漢字で蔓日々草と書き、キョウチクトウ科ツルニチニチソウ属の多年草です。

原産地は南ヨーロッパとされ、つるをいろいろな方向に伸ばしながら咲きます。

したがって草丈は、フェンスなどを伝って数メートルにまで大きく育ちます。

栽培難易度も低くガーデニングでとても人気のある花です。

フェンスやネットを伝わせて遊んだり、ポットから溢れるようにツルニチニチソウを育てている方も多いです。

園芸店やホームセンターで販売されているのをよく目にすることができます。

花の特徴としては、茎が直立し筒状の合弁花で花びらが5枚に分かれています。

一日花で日ごと新しい花に咲き変わります。

パッと見風車のようにも見えます。

また、5㎝から8㎝のたくさんの卵型で光沢のある葉っぱを茂らせます。

花は開花シーズンがありますが、葉は一年を通して緑色をしているので、花を楽しむ場合と葉を楽しむ場合で、選ぶ品種も異なります。

1-2. 花色、特性

花色、特性

良く見かける花色は薄紫色などの紫系ですが、白色や青色もあります。

日陰でも育ちグラウンドカバーにすることもできます。

1-3. ヨーロッパでの呼び名

ヨーロッパでの呼び名

ヨーロッパでは「魔法使いのスミレ」とも呼ばれ、ツルニチニチソウには魔除けの効果があり悪いものを寄せ付けず、繁栄と幸福をもたらすと信じられています。

不死のシンボルとされ、ツルニチニチソウを身に着けていると繁栄や幸福がもたらされるという言い伝えもあります。

2. ツルニチニチソウの花言葉

ツルニチニチソウの花言葉

2-1. 懐かしい思い出

懐かしい思い出

思想家ジャン・ジャック・ルソーの自叙伝で、ツルニチニチソウの花を見た夫人が昔の恋愛を思い返したという一節から、「懐かしい思い出」という花言葉があります。

2-2. 幼馴染

幼馴染

ツルニチニチソウの、つるが多く密集した茎や葉の間で咲く花の様子が手をつないで寄り添うように見えることに由来します。

2-3. 楽しい思い出

楽しい思い出

ツルニチニチソウの花がたくさん咲く姿が楽しげに見えることに由来しています。

2-4. 優しい追憶

優しい追憶

常緑で冬の寒い期間も枯れない様子から不死のシンボルとされ、死者に捧げる風習があったことが由来しています。

3. ツルニチニチソウの育て方や注意点

ツルニチニチソウの育て方や注意点

3-1. 日当たり・置き場所

日当たり・置き場所

日当たりの良い場所から半日陰で育てましょう。

花のつきを良くするのであれば、日当たりが良いところをおすすめします。

庭だけではなく、ベランダなど日光があまり入ってこないような環境でも、生長することができます。

花よりも斑模様入りの葉を育てたい場合は、半日陰で育てるようにすると、葉に光沢が出て美しく育ちます。

3-2. 水やり

水やり

鉢植えの場合、土が乾いたらたっぷりと水を与えます。

夏は鉢の底から水が流れ出てくるまでたっぷりと水を与えましょう。

その場合、過度な湿気はツルニチニチソウが弱る原因となりますので、受け皿に水をためないようにしましょう。

地植えの場合は、根がしっかりと張った後は不要です。

ただし、真夏で日照り続きの際、地面がひび割れるようでしたら水を与えましょう。

3-3. 肥料

肥料

植え付けの際、元肥として緩効性化成肥料を土に混ぜておきましょう。

その後は、肥料を与えると茂りすぎてしまいますので、不要です。

鉢植えの場合は、花が咲いた後にも緩効性化成肥料や有機肥料を少々与えましょう。

3-4. 用土

用土

鉢植えの場合、水はけと通気性が良い土を好みます。

市販の草花用培養土を使用するか、赤玉土に腐葉土を混ぜ、砂を少々加えた土を使用すると良いでしょう。

3-4. 植え付け、植え替え

植え付け、植え替え

植え付け時期は3月から5月上旬、9月下旬から10月です。

30㎝ほどの間隔で植え付け、株元の節を埋めるように深く植えると良いです。

鉢植えの場合、生長とともに根詰まりを起こすことがあります。

下の方の葉が黄色っぽくなっているようでしたら、根詰まりを起こしている可能性がありますので植え替えが必要です。

一回り大きな鉢に新しい用土を入れ、株を植え替えましょう。

ツルニチニチソウは生育がとてもよいので、他の植物の領域まで伸びていきます。

あまり広げたくない場合は、定期的につるの切り戻しをしましょう。

放っていると、あたり一面ツルニチニチソウで埋め尽くされてしまうことも多々あります。

3-5. 主なお手入れ

主なお手入れ

つるの生育が早いので、定期的につるを切り戻しましょう。

斑入りの品種から緑葉の枝が出た場合は早めに切りましょう。

3-6. 病害虫

病害虫

めったにありませんが、通気性が悪いとカイガラムシが付くことがあります。

伸びすぎてしまったつるや黄色く変色した葉は取り除き風通し良くしましょう。

3-7. 増やし方

増やし方

株分けもしくは挿し芽で増やします。

株分けで増やす場合、つるが土に根を下ろしているところから切り、苗にするのが簡単で良いでしょう。

挿し芽の場合、初夏に生長が落ち着きつるが固くなったところの先端を切り、挿し芽用土に挿します。

4. ツルニチニチソウの名前の由来

ツルニチニチソウの名前の由来

ツルニチニチソウは、一日花ですので日ごとに新しい花を咲かせます。

それに因んで「ツルニチニチソウ」と名付けられています。

学名は「Vinca major」です。

Vincaは「結ぶ、巻き付く」というラテン語でmajorは「巨大な、大きい」という意味です。

つるをいろいろいなところに巻き付けながら大きく広く生長していく様子に由来しています。

5. ツルニチニチソウの開花時期

ツルニチニチソウの開花時期

開花時期は、3月下旬から6月上旬です。

6. 種類(原種、園芸品種)

種類(原種、園芸品種)

6-1. ツルニチニチソウ

ツルニチニチソウ

ヨーロッパや地中海沿岸地方原産の植物です。

つるの長さは10㎝から50㎝ほどです。

他の植物に絡まり伸びていくというよりも、伸び初めは上に立ち上がるように伸びますが、次第に地に這うようになります。

6-2. ヒメツルニチニチソウ

ヒメツルニチニチソウ

ヨーロッパからコーカサス地方などに多く分布する品種です。

ツルニチニチソウに似ていますが、茎や葉やツルニチニチソウよりも小さいのが特徴です。

花形は一重だけでなく、八重咲のものもあります。

熱さには弱いですが、耐寒性に優れており、庭園のグラウンドカバーなどにも多く利用されます。

6-3. ニチニチソウ

ニチニチソウ

斑入りの品種です。

日向から半日陰で良く育ち、こちらもグラウンドカバーに適しています。

リトル、プリティ、クーラー、トロピカーナなどニチニチソウのなかでも園芸品種は多く存在しています。

7. 薬効と毒性

薬効と毒性

ツルニチニチソウは、止血や催吐剤としての薬効があります。

日本で利用されることはありませんが、ヨーロッパの民間療法では、降圧剤や止血剤として使用されていました。

成分はインドールアルカロイドです。

アルカロイドを含みますので、有毒植物です。

しかし含有量は微量ですので、多くを摂るようなことがない限り、問題ありません。

まとめ

まとめ

ツルニチニチソウは、春から初夏にかけてみることができる花です。

つるを壁やフェンスに這わせ生長している姿をよく目にします。

思想家ルソーの自叙伝にもある一説から「懐かしい思い出」などの花言葉があり、花の印象と同様に儚げなイメージがあります。

アサガオなどと同様一日花ですので、より儚さが強調されています。

有毒植物ですが、薬効としての効果が期待できるように毒性はさほど強くありません。

ガーデニングとして育てていても問題はない程度です。

ツルニチニチソウの育て方や注意点

3-1. 日当たり・置き場所

日当たり・置き場所

日当たりの良い場所から半日陰で育てましょう。

花のつきを良くするのであれば、日当たりが良いところをおすすめします。

庭だけではなく、ベランダなど日光があまり入ってこないような環境でも、生長することができます。

花よりも斑模様入りの葉を育てたい場合は、半日陰で育てるようにすると、葉に光沢が出て美しく育ちます。

3-2. 水やり

水やり

鉢植えの場合、土が乾いたらたっぷりと水を与えます。

夏は鉢の底から水が流れ出てくるまでたっぷりと水を与えましょう。

その場合、過度な湿気はツルニチニチソウが弱る原因となりますので、受け皿に水をためないようにしましょう。

地植えの場合は、根がしっかりと張った後は不要です。

ただし、真夏で日照り続きの際、地面がひび割れるようでしたら水を与えましょう。

3-3. 肥料

肥料

植え付けの際、元肥として緩効性化成肥料を土に混ぜておきましょう。

その後は、肥料を与えると茂りすぎてしまいますので、不要です。

鉢植えの場合は、花が咲いた後にも緩効性化成肥料や有機肥料を少々与えましょう。

3-4. 用土

用土

鉢植えの場合、水はけと通気性が良い土を好みます。

市販の草花用培養土を使用するか、赤玉土に腐葉土を混ぜ、砂を少々加えた土を使用すると良いでしょう。

3-4. 植え付け、植え替え

植え付け、植え替え

植え付け時期は3月から5月上旬、9月下旬から10月です。

30㎝ほどの間隔で植え付け、株元の節を埋めるように深く植えると良いです。

鉢植えの場合、生長とともに根詰まりを起こすことがあります。

下の方の葉が黄色っぽくなっているようでしたら、根詰まりを起こしている可能性がありますので植え替えが必要です。

一回り大きな鉢に新しい用土を入れ、株を植え替えましょう。

ツルニチニチソウは生育がとてもよいので、他の植物の領域まで伸びていきます。

あまり広げたくない場合は、定期的につるの切り戻しをしましょう。

放っていると、あたり一面ツルニチニチソウで埋め尽くされてしまうことも多々あります。

3-5. 主なお手入れ

主なお手入れ

つるの生育が早いので、定期的につるを切り戻しましょう。

斑入りの品種から緑葉の枝が出た場合は早めに切りましょう。

3-6. 病害虫

病害虫

めったにありませんが、通気性が悪いとカイガラムシが付くことがあります。

伸びすぎてしまったつるや黄色く変色した葉は取り除き風通し良くしましょう。

3-7. 増やし方

増やし方

株分けもしくは挿し芽で増やします。

株分けで増やす場合、つるが土に根を下ろしているところから切り、苗にするのが簡単で良いでしょう。

挿し芽の場合、初夏に生長が落ち着きつるが固くなったところの先端を切り、挿し芽用土に挿します。

ツルニチニチソウの名前の由来

ツルニチニチソウは、一日花ですので日ごとに新しい花を咲かせます。

それに因んで「ツルニチニチソウ」と名付けられています。

学名は「Vinca major」です。

Vincaは「結ぶ、巻き付く」というラテン語でmajorは「巨大な、大きい」という意味です。

つるをいろいろいなところに巻き付けながら大きく広く生長していく様子に由来しています。

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この記事は2021年02月08日に更新されました。

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