エリカには豊富な品種があり、それぞれが持つ花言葉も意味が違ってくるお花です。
エリカは白やピンク、桃紅色などのかわいらしいつぼ型や釣鐘形の小さな花をつけます。
ちょっと細長いベルのようなものをイメージしていただければ良いと思います。
- エリカとはどんな花?
- エリカの花言葉
- エリカの育て方や注意点
- エリカの名前の由来
- エリカの開花時期
- 種類(原種、園芸品種)
- まとめ
1. エリカとはどんな花?
木を覆うようにして花が咲くエリカは、その外見の良さからも庭木としてよく使われています。
エリカが連続して並んでいる様を見ると、その統一感からトリコになること間違い無しです。
エリカ全体としての大きな特徴は、品種によって性質が違うという点です。
・開花時期
・色
・花言葉
・由来
これらのものが全て異なってくるのが非常に面白いです。
今回はそんな様々な楽しみ方ができ、根強い人気をもったエリカについて紹介していきたいと思います。
花言葉やその由来、育て方など色々な面をピックアップしていきます。
2. エリカの花言葉
エリカの花言葉は少なくとも複数あると言われており、花の色や品種によって花言葉が違います。
そのため、プレゼントに贈る際などには厳重な注意が必要です。
種類によっては失礼に当たってしまう可能性もあるので、事前に調べておきましょう。
エリカの共通の花言葉としては、
・孤独
・寂しさ
・裏切り
こういった「一人きり」を印象づけるものがあります。
厳しい環境で育つエリカのイメージにはぴったりですが、贈り物ということを考えると少し感じが悪いですよね。
そのため、エリカを贈る際には色との組みあわせで違う意味を見出していくのがデフォルトになります。
2-1. 白色エリカの花言葉
白いエリカの花言葉は「幸せな愛」です。
海外では白色のエリカを意中の異性にプレゼントすると幸福になるという言い伝えがありました。
これが由来となった結果が、現在の花言葉になります。
似たようなシチュエーションが身近にあったのならば、白色のエリカを贈ってみるのが良いかもしれませんね。
恋人にも友人にも贈ることができる非常に便利な花になります。
2-2. 紫色エリカの花言葉
紫色エリカの花言葉は「閑静」です。
紫、という色からのイメージだとは思いますが、落ち着いた人へのプレゼントに使うのが定番になっています。
自宅に飾っているだけでも、リラックスできるので贈るだけではなく、個人として楽しむ方も非常に多いです。
明るめの紫色なので、インパクトも十分にある花になります。
2-3. ジャノメエリカの花言葉
ジャノメエリカの花言葉は「幸運」です。
幸せの花の象徴となるのがジャノメエリカなので、悩んだ際にはとりあえずこれを送っておくのが正解だと思います。
よく言えば万能、悪く言えば無難といったところでしょうか。
贈り物としては汎用性が高いので、需要はとてもある花になります。
2-4. スズランエリカの花言葉
スズランエリカの花言葉は、「幸せな愛」です。
白いエリカと同じ花言葉ですが、スズランエリカはより友情関係にある方に贈るのに最適だといわれています。
友人関係にある人に、「今後の幸福を祈っています」というメッセージとして贈られる花ですね。
2-5. エリカ・クリスマスパレードの花言葉
エリカ・クリスマスパレードの花言葉は「博愛」です。
全ての人に優しいのが博愛ですが、これは贈る人を結構選びますね。
博愛という言葉自体が嫌いな方もいらっしゃいますので、少し注意が必要です。
ピンク色のお花でとても綺麗なので、あまり花言葉を意識せずに肝小葉として楽しむのも良いと思います。
3. エリカの育て方や注意点
エリカは、多肥多湿と高温期の蒸れに弱く、日当たり、風通しの良い場所で育てるのがオススメです。
ヨーロッパ原産のエリカは寒さには強く暑さに弱いです。
一方で、南アフリカ原産のエリカは比較的高温にも耐えます。
エリカの種類は非常に豊富でこういった違いがあるので、注意するようにしましょう。
どちらにせよ、根の細かさから水はけを良くして乾燥させないことが重要になります。
ただ、庭植えのジャノメエリカなんかは、根づいてからに水やりは不要です。
水やりをしすぎるのが良くない品種もあるので、事前に情報をつかんでおきましょう。
ジャノメエリカ以外は鉢栽培が基本なのも覚えておいてください。
4. エリカの名前の由来
エリカの名前の由来は、細い枝が裂けるようにしてついていることから「ereike(エレイケー)」が語源になっていると言われています。
ereikeはギリシア語で「砕く」の意味があり、胆石を砕く効果があったことから、昔は薬としても使われていたそうです。
また、エリカの由来は 「箒(ほうき)」を意味するラテン語「eric(エリック)」が語源になっている説もあります。
どちらも外見の特徴からの由来になります
荒野に広く自生することもあり、イギリスでは荒野を表す「Heath(ヒース)」、ドイツでは同じ意味で「Heide(ハイデ)」とも呼ばれています。
5. エリカの開花時期
エリカの開花時期は品種によって異なり、秋咲き、冬咲き、不定期咲きなどがあります。
具体的には、1月~6月と9月~12月にかけて開花するので、エリカの季節は夏場以外となっています。
また、晩秋に咲く花は貴重なので、10月~11月の花として重宝されています。
6. 種類(原種、園芸品種)
エリカには700種以上の野生種があり、多くの園芸品種も開発されています。
日本で有名なのはジャノメエリカなど50種類程度ですが、一部のコレクターにはとても好かれている花になります。
有名な品種をピックアップしていきたいと思います。
6-1. ジャノメエリカ
ジャノメエリカ(蛇の目エリカ)という名前の通り、花粉袋が、蛇の目に見えるエリカになります。
日本で最もポピュラーなエリカで、綺麗なピンク色や薄紫色の花を咲かせます。
11月~4月頃に開花する花は貴重なので、そういった意味でも重宝されています。
6-2. スズランエリカ
あの鈴蘭の花に似ているのが由来になっているエリカで、白色の花をびっしりと咲かせます。
スズランエリカは暑さに弱いため、栽培が少し難しいのですが、外見を好んで育てている方が多いようです。
6-3. エリカ・クリスマスパレード
エリカ・クリスマスパレードは桃色のエリカであり、クリスマス頃に花が咲くのが由来です。
茎から丈夫にかけてパレードの風景のように花を咲かせるという特徴と合わさっているのが、より一層魅力的です。
冬に花を咲かせますが寒さに弱い品種で、こちらも栽培は難しいのが難点ですね。
6-4. エリカ・ウインターファイヤー
名前からもわかるように、エリカ・ウインターファイヤーの花はまるで炎のような赤色をしています。
冬に花を咲かせるギャップもチャームポイントの一つです。
花の形も相まって手持ち花火のようにも見えるので、非常におしゃれな花になります。
6-5. エリカ・ダーレンシス
エリカ・ダーレンシスは、珍しく寒さにとても強いです。
ピンク色や白色などの花を咲かせ、より栽培向けになっているエリカです。
開花時期は2月~4月頃で、高温多湿に弱いデメリットがあるので夏場だけが要注意ですね。
まとめ
日本ではあまり知られていませんが、面白い特徴を持ったエリカは世界には山ほどあります。
それこそエリカだけで展覧会が開けそうなぐらいです。
一つ一つのエリカが持っている花言葉や名前の由来を調べるだけでも、非常に面白いのでぜひこの機会に色々とエリカについて知ってもらえたらと思います。
そうすれば、誕生日や記念として贈られるエリカの魅力が見えてくるはずです。
栽培は少し難しいですが、あえて挑戦してみるのも楽しいと思うので、ぜひご検討ください。
5. エリカの開花時期
エリカの開花時期は品種によって異なり、秋咲き、冬咲き、不定期咲きなどがあります。
具体的には、1月~6月と9月~12月にかけて開花するので、エリカの季節は夏場以外となっています。
また、晩秋に咲く花は貴重なので、10月~11月の花として重宝されています。
6. 種類(原種、園芸品種)
エリカには700種以上の野生種があり、多くの園芸品種も開発されています。
日本で有名なのはジャノメエリカなど50種類程度ですが、一部のコレクターにはとても好かれている花になります。
有名な品種をピックアップしていきたいと思います。
6-1. ジャノメエリカ
ジャノメエリカ(蛇の目エリカ)という名前の通り、花粉袋が、蛇の目に見えるエリカになります。
日本で最もポピュラーなエリカで、綺麗なピンク色や薄紫色の花を咲かせます。
11月~4月頃に開花する花は貴重なので、そういった意味でも重宝されています。
6-2. スズランエリカ
あの鈴蘭の花に似ているのが由来になっているエリカで、白色の花をびっしりと咲かせます。
スズランエリカは暑さに弱いため、栽培が少し難しいのですが、外見を好んで育てている方が多いようです。
6-3. エリカ・クリスマスパレード
エリカ・クリスマスパレードは桃色のエリカであり、クリスマス頃に花が咲くのが由来です。
茎から丈夫にかけてパレードの風景のように花を咲かせるという特徴と合わさっているのが、より一層魅力的です。
冬に花を咲かせますが寒さに弱い品種で、こちらも栽培は難しいのが難点ですね。
6-4. エリカ・ウインターファイヤー
名前からもわかるように、エリカ・ウインターファイヤーの花はまるで炎のような赤色をしています。
冬に花を咲かせるギャップもチャームポイントの一つです。
花の形も相まって手持ち花火のようにも見えるので、非常におしゃれな花になります。
6-5. エリカ・ダーレンシス
エリカ・ダーレンシスは、珍しく寒さにとても強いです。
ピンク色や白色などの花を咲かせ、より栽培向けになっているエリカです。
開花時期は2月~4月頃で、高温多湿に弱いデメリットがあるので夏場だけが要注意ですね。
まとめ
日本ではあまり知られていませんが、面白い特徴を持ったエリカは世界には山ほどあります。
それこそエリカだけで展覧会が開けそうなぐらいです。
一つ一つのエリカが持っている花言葉や名前の由来を調べるだけでも、非常に面白いのでぜひこの機会に色々とエリカについて知ってもらえたらと思います。
そうすれば、誕生日や記念として贈られるエリカの魅力が見えてくるはずです。
栽培は少し難しいですが、あえて挑戦してみるのも楽しいと思うので、ぜひご検討ください。
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