アメリカンブルー枝別れが良いので、ハンギングバスケットやプランターを足つきのコンテナに乗せると、枝の先に咲く花が四方に垂れ下がってとても綺麗です。
また、地植えも大丈夫で、新しい枝を摘心して枝の数を増やすとこんもりとした形になり、花をいっぱい咲かせることが出来ます。
そんなアメリカンブルーの花言葉や育て方等を見ていきましょう。
- アメリカンブルーとはどんな花?
- アメリカンブルーの花言葉
- アメリカンブルーの育て方と注意点
- アメリカンブルーの名前の由来
- アメリカンブルーの開花時期
- 種類(原種・園芸種)
- まとめ
1. アメリカンブルーとはどんな花?
1-1. アメリカンブルーとはどんな花?1
アメリカンブルーは、その名前の通り北アメリカから南アメリカに自生する多年草です。
日本には割りと最近、1980年代に渡来しました。
最初は名前がわからなかったので、「アメリカ原産の青い花」ということでアメリカンブルーと呼ばれるようになりました。
1990年代には鉢植えの花として全国に広まりましたが、現在では寄せ植えにしたり、ハンギングバスケット、またグランドカバーに利用されています。
1-2. アメリカンブルーとはどんな花?2
暑い夏に爽やかなブルーは、夏のガーデニングには是非使いたい花ですね。
アメリカンブルーは茎が地面を這うようにして育ち、枝の先に1~3cm位の青い花を沢山咲かせます。
それで、ハンギングバスケットにして高い位置から花が四方に向かって咲くのを楽しむ人が多いのです。
でも、よく見る様に花を沢山咲かせたかったら、不必要な枝を切る「切り戻し」をして、全体の形を整えてやりましょう。
また、新しく伸びて来る枝の先を切る「摘心」も欠かせません。
摘心に依って新芽が横へと別れて広がるので、全体のボリュームが増して豪華になります。
アメリカンブルーはヒルガオ科なので、夕方や曇りの日等、日が当たらないと花は閉じたままです。
大きなインパクトを持つ花ではありませんが、暑い夏に爽やかな青い色の花を咲かせるアメリカンブルーは、夏のガーデニングには是非取り入れたいものです。
寄せ植えでもピンクや白、黄色の花の中でアメリカンブルーの青がポイントとなって全体を引き締めてくれます。
また、地植えの場合地面に広がって行くので、庭の一角が涼やかな青の花で満たされ、見た目にも気分が良いものです。
2. アメリカンブルーの花言葉
2-1. 「清涼感」
これは、やはりアメリカンブルーの涼やかな色から付いた花言葉でしょう。
夏の強い日差しの中で、小さい花ながら見る人に一服の清涼感を与えてくれる花ですね。
2-2. 「清潔」
こちらも爽やかなブルーが清潔感を感じさせる為に付いた花言葉でしょう。
2-3. 「溢れる思い」
これは、アメリカンブルーが枝をどんどん伸ばし、その先に花が次々と溢れんばかりに咲く様から付けられた花言葉です。
また、その開花期間も初夏から晩秋までと長いことも、この花言葉の由来でしょう。
こちらもアメリカンブルーにピッタリの花言葉ですね。
2-4. 「二人の絆」
「二人の絆」については、はっきりした由来はわかっていません。
強いて言えば、剪定しても枝が次々と出て来るので、それが決して途切れることの無い二人の絆を表していると考えられないでしょうか。
3. アメリカンブルーの育て方と注意点
3-1. 苗で植える
アメリカンブルーの種は市販されていないので、苗を鉢やプランターか地植えで育てます。
植付けの時期は3月~6月です。
鉢やプランターに植えるなら、市販の培養土に植えて大丈夫です。
地植えの場合は、土に腐葉土を2~3割混ぜましょう。
3-2. 日当り
アメリカンブルーは日当りの良い場所で育てましょう。
耐暑性は強いです。
逆に半日陰の所では茎がよく育たず、花の咲きも悪くなってしまいます。
3-3. 水やり
アメリカンブルーは湿気が苦手です。
ですから、水の与え過ぎには気を付けましょう。
毎日水を上げていると、根腐れを起こしやすいです。
水やりは土の表面が乾いたらたっぷりと上げるようにしましょう。
また、地植えの場合は水やりは必要なく、雨で充分です。
3-4. 肥料
苗を植えつける時に緩効性の化成肥料を土に混ぜます。
その後は、花が咲いている4月~10月の間株が疲弊しない様に緩効性の化成肥料を2~3ケ月に1回与えます。
または10~15日に1回、液肥を与えましょう。
3-5. 害虫・病気
アメリカンブルーにはアブラムシやハダニがつくことがあります。
アブラムシは葉に針を刺して栄養を吸い取ります。
また、その排泄物は病気を引き起こすので、アブラムシは見つけ次第退治しましょう。
数が少なければ、ピンセットで摘み取ったり、ガムテープで株から引き剥がします。
大量に発生した場合は薬剤を用いて駆除しましょう。
ハダニは、アメリカンブルーの葉の裏に寄生して、葉に白い斑点やかすり模様の様な傷をつけます。
見付けたら、すぐに殺虫剤を散布して駆除しましょう。
また、ハダニは水を嫌うので、水やりをする時は株全体に水を掛けると、ハダニ予防になります。
注意点:アメリカンブルーは切り戻しと摘心が重要
3-6. 切り戻し
切り戻しとは、伸びすぎた枝や茎を切り取ることです。
切り戻しをすると、株の不要茎が無くなり、生長に必要な栄養が確保され、更に風通しが良くなるので花全体の生育が良くなります。
アメリカンブルーは横に伸びる性質があるので、定期的に切り戻しをして全体の形を整えてやりましょう。
そして、花が咲き終わったら株全体を半分位にカットすると、翌年の形が良くなります。
3-7. 摘心
摘心とは、新しく伸びて来る茎や枝の先を摘み取ることです。
これに依って脇芽が横へと生えていき、株のボリュームを増すことが出来ます。
特に枝の数が少ない場合は、草丈が5~10cmになった辺りで茎先を摘み取って脇芽を出させましょう。
4. アメリカンブルーの名前の由来
実は、1980年代にアメリカンブルーが日本に渡来した当時、名前はわかりませんでした。
そこで、「アメリカ原産の青い花」という意味で「アメリカンブルー」と名付けられました。
因みにアメリカでは「ブルー・デイズ(蒼い幻惑))」と呼ばれています。
また、学名は「エボルプルス・ピロスス」と言います。
その為、エボルプルスは400種程あるエボルプルス属の総称なのですが、日本ではアメリカンブルーのこと「エボルブルス」と呼ぶこともあります。
5. アメリカンブルーの開花時期
アメリカンブルーの開花時期は関東以西で4月中旬~10月末までです。
アメリカンブルーは寒さに弱いので、冬季5℃を下回ると枯れてしまいます。
ですから、寒冷地では地植えでは無く鉢やプランターで育て、冬は室内に入れるようにしましょう。
6. 種類(原種・園芸種)
6-1. ブルー・デイズ(園芸種)
日本名アメリカンブルーです。
花の付き具合が良いので、ハンギングバスケットに向いています。
花の直径が3cmとやや大きめです。
6-2. ブルー・コーラル
一般に流通しているのはこちらの品種です。
早茎には白い毛が生えているので、青い花とよく合います。
6-3. エボルプルス・ピロスス(原種)
アメリカンブルーの原種で、ハワイでこの種を元に花付きをもっと良く改良したブルー・デイズが作られました。
6-4. アサガオガラクサ(日本の原種)
日本の九州南部から沖縄に掛けて分布する種で、全体的にアメリカンブルーより小さ目です。
6-5. マルバアサガオガラクサ(日本の原種)
花の直径は1cm強と小さ目です。
沖縄の与那国島のみに生育しています。
6-6. シロガネガラクサ(日本の原種)
日本の固有種で、絶滅危惧種IB類に指定されています。
6-7. エボルプルス・ピロスス”チェルシー”(園芸種)
ブルー・コーラルの班入り品種で日本で作られました。
まとめ
暑い夏に涼やかな青い花を咲かせるアメリカンブルー。
その青い花にはファンが多いです。
5. アメリカンブルーの開花時期
アメリカンブルーの開花時期は関東以西で4月中旬~10月末までです。
アメリカンブルーは寒さに弱いので、冬季5℃を下回ると枯れてしまいます。
ですから、寒冷地では地植えでは無く鉢やプランターで育て、冬は室内に入れるようにしましょう。
6. 種類(原種・園芸種)
6-1. ブルー・デイズ(園芸種)
日本名アメリカンブルーです。
花の付き具合が良いので、ハンギングバスケットに向いています。
花の直径が3cmとやや大きめです。
6-2. ブルー・コーラル
一般に流通しているのはこちらの品種です。
早茎には白い毛が生えているので、青い花とよく合います。
6-3. エボルプルス・ピロスス(原種)
アメリカンブルーの原種で、ハワイでこの種を元に花付きをもっと良く改良したブルー・デイズが作られました。
6-4. アサガオガラクサ(日本の原種)
日本の九州南部から沖縄に掛けて分布する種で、全体的にアメリカンブルーより小さ目です。
6-5. マルバアサガオガラクサ(日本の原種)
花の直径は1cm強と小さ目です。
沖縄の与那国島のみに生育しています。
6-6. シロガネガラクサ(日本の原種)
日本の固有種で、絶滅危惧種IB類に指定されています。
6-7. エボルプルス・ピロスス”チェルシー”(園芸種)
ブルー・コーラルの班入り品種で日本で作られました。
まとめ
暑い夏に涼やかな青い花を咲かせるアメリカンブルー。
その青い花にはファンが多いです。
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