自分が良いと思ったら、相手にもいいはずだと信じて勧めてくる人がいます。
本人は善意からなのですが、相手からしたら好意の押し売り、押し付けにしか思えなくて困ってしまうことがあります。
このような人のことを「独りよがりな人」と言うのですが、ここでは独りよがりな人についてまとめてみました。
自分も気がつかないうちに独りよがりになっていないか、見直してみるきっかけにしてみてください。
- 独りよがりな人とは?
- 独りよがりになりやすい人の特徴
- 独りよがりな恋愛になる原因
- 独りよがりの使い方
- 独りよがりになりやすい性格を改善するコツ
- 独りよがりだと起こる困ったこと
- まとめ
1. 独りよがりな人とは?
独りよがりな人とは、どのような人かといえば「悪い人ではないけれどうざい」「悪い人ではないけど自分のことばかり」といったように、基本的には言動は「相手の為を思って」「良かれと思って」と善意から起こっている人です。
しかしその善意は一方的なものであり、相手のことを考慮していないので有難迷惑になることが多いのが特徴です。
独りよがりな人のことを、自己中心的だとばっさり切り捨てることができる人からしたら問題は起こりませんが、優しいタイプの人からすると相手の善意を無にするようできっぱり否定したり、拒否するのが罪悪感を感じてしまうのです。
独りよがりな人は本人は気がついていないのですが、人間関係を微妙なものにしてしまっているのです。
誰でも独りよがりになってしまう可能性はありますので、時々は自分の言動に注意をして「独りよがりになっていないか」「相手に迷惑ではないだろうか」と考える癖をつけておくといいでしょう。
2. 独りよがりになりやすい人の特徴
2-1. 自己中心的な性格である
もともと、人のことには興味が薄く、自分さえ良ければという性格を持っています。
そしてそれで済めばまだいいのですが、自分のいいように相手や周りも支配しようとするのが問題なのです。
独りよがりの人がグループの中にいますと、苦労するのは周りです。
本人は自分が相手に負担をかけていることに気がつきもしません。
2-2. 自分は正しい、相手は間違っていると思っている
独りよがりになる人は、自分の意見や考え方に絶大な自信を持っています。
その自信は一体どこからくるのだろうと不思議に思えるほどです。
厄介なことに自信満々なところがカリスマ性のようなものを醸し出していたりもします。
つまり、持ち上げる人たち、信者のような人たちが取り巻きとして存在していたりするのです。
その為自信をさらに深めていきますし、意見が異なった時は相手が全面的に間違っていると思うのです。
2-3. 相手を自分が良い方向へ導かなくてはならないと使命感がある
独りよがりな人で人と接することが好きな場合、自分以外の人は皆間違っている、自分が正しいことを教えて、良い方向へ導いてあげなくてはならないと、使命感に燃えていることがあります。
「教えてあげる」という言葉が大好きです。
2-4. 人の話をよく聞いていない、聞く気がない
相手の話を最後まで聞かず判断したり、聞く耳がないことが非常に多いです。
そのくせ、相手のことを支配しようという気持ちが強い為、おかしな人間関係になります。
相手の話を聞かないというのは、相手と仲を深めたくない、嫌いであるということが多いのですが、独りよがりの人は相手の話を聞く気はないけれど、その相手との距離を近く保とうとします。
つまりは対等に付き合う気はなく、上下関係で、自分が支配したいという気持ちを持っているのです。
2-5. 客観的に見ることができない
物事を客観視することがありません。
自分がどう思ったかですべてを決めつけてしまう傾向にあります。
また良いところもあるかもしれないと違った角度から見ることもしません。
2-6. 自信家である(実力は持っている)
独りよがりの人は自信家です。
根拠のない自信を持っている人もいますが、ある分野にかけてはそれなりの実力者だったり、才能を持ち合わせている為自信をつけていることが多いのです。
そして自分とは関係ないこと、経験がないことに関しても自信満々で意見を押しつけてくるので、迷惑がられてしまうのです。
2-7. 仕切りたがり屋である
リーダーになりたい、場を仕切りたいという性格です。
独りよがりの人は自分の意見は正しい、自分は優れていると自信がありますので、誰かの言うことを大人しく聞いたりするのが苦手なのです。
「どうして自分より劣っている人に命令されなければならないのか」とこういった考え方になっていますので、リーダーとされている人のやり方を批判したり、自分の考えを主張したりして、その場の雰囲気を乱すことを自然としてしまっているのです。
結局のところ、独りよがりの人をリーダーにする方がスムーズに進むので、自由に仕切らせておこうと、周りの人が合わせてあげるようになります。
2-8. 自分の意見に合わない人を排除する
自分の意見が正しく、周りもそれに従うことで上手くいく、最善と信じています。
自分の意見に合わない人のことは基本的に大嫌いです。
意見が合わない人がいても仕方がないと思うのではなく、排除しようとします。
要するに幼いところがありますが、本人としては仲間外れをしているという意識はありません。
3. 独りよがりな恋愛になる原因
恋愛において、独りよがりな性格はマイナスになることがほとんどです。
破局の原因になりやすいですので、独りよがりな性格は改善していくようにしましょう。
そして、恋愛を繰り返しても毎回独りよがりな恋愛になってしまうと悩んでいる人もいるかもしれません。
もちろんそれには原因がありますが、原因は相手にあるのではなく本人にあります。
どうして独りよがりな恋愛になってしまうのかを見ていきましょう。
3-1. 相手を愛しているのではなく自分を愛しているから
相手のことを愛しているのに、相手から逃げられてしまう、嫌がられてしまう、考えてもわからないと悩んでいる人は、独りよがりな恋愛をしているのです。
それは相手の為に良かれと思ってしていることが裏目に出ていることがほとんどです。
つまり相手にとっては善意ではなく単なる押し付け、支配として感じられているのです。
相手の為を思ってと言いながらも実は相手ではなく自分を一番愛しているのでしょう。
本当に相手のことを思っているならば、まずは相手にどうして欲しいのか、何を思っているのか尋ねるはずです。
3-2. 相手のことを見下している
独りよがりの恋愛になっているのは、相手のことを尊重できていない証拠です。
自分が教えてあげないと、相手の為を思ってとその善意はわかりますが、逆から考えますと、相手が何もわかっていないから、相手が行動力がないからと思っていることになります。
相手のことを考える力がない、一人では何もできないとどこか見下しているのではないでしょうか。
相手だって自分の意思があります。
考えていることもありますし、一人でやろうと思えばやれることもあるのです。
要するに独りよがりな恋愛になるのはおせっかいをしているからなのです。
恋人だからと何から何までコントロールしようとするのはおかしなことです。
3-3. 相手の気持ちに気がついていない
相手が今何を考えているのか、自分にどうして欲しいと思っているのか、普段から思いやっているでしょうか。
独りよがりな恋愛になる人というのは自分は頑張っている、自分は相手の為を思っていると、「自分は、自分は」と自己主張が激しいのが特徴です。
相手の気持ちを聞く姿勢はあったのでしょうか。
ほとんどの場合は相手の意見を聞くよりも先に動いているといった状態ではないでしょうか。
3-4. 独占欲が強い
好きになった相手を自分だけのものにしておきたい、他の人と楽しそうにしているのは嫌だ、他のことに興味を持って活き活きしているのが気に入らないといった考えがある人は、独りよがりな恋愛になりがちです。
独占欲が強い人は、執着心や嫉妬心といったものも強い傾向にあります。
相手の自由を制限するような恋愛になれば、相手からすれば息苦しく一緒にいるのが苦痛となってくるのです。
独占することを愛しているからと勘違いしています。
満足しているのは自分だけという独りよがりな恋愛になってしまうのです。
4. 独りよがりの使い方
自分一人だけで良いと思っている、他人の意見を聞かないといった意味を持つ言葉ですので、使い方としては「あの人は独りよがりな性格だ」と性格を表現したり、相手に向かって「独りよがりになるな」という風に考え方が偏っている、人の意見を聞かないことに注意をする時に使ったりします。
独りよがりという言葉自体にあまりいい印象がありませんので、誉め言葉というよりは、悪い意味に使われることの方が多いでしょう。
独りよがりの人をどうにかして褒める、いい風に伝えなくてはならない時には「自分の意志を貫く方」「個性的な方」と遠回しに言います。
間違っても「独りよがりな人です」とそのまま言わないようにしましょう。
独りよがりと似た意味の言葉には「自己中」「我がまま」「エゴイスト」「自分本位」「我田引水」などがあります。
どれも褒め言葉ではないことがおわかりいただけることでしょう。
「独りよがり」という言葉は言う相手、使い方を間違えますと、人間関係にトラブルを招きますので気をつけてください。
5. 独りよがりになりやすい性格を改善するコツ
独りよがりになりやすい人は、一途で真面目です。
一旦信じたらとことん信じるといった面もあります。
それゆえに頑固だとか、人の意見を聞き入れないといったマイナス面もあるのですが。
実は誰でも独りよがりになってしまうことはあるのです。
独りよがりになりやすい性格を自覚している人は、どういったことに気をつけるといいかまとめてみました。
5-1. 色々な価値観があることを理解する
自分の考えがあるように、他の人には他の考えがあるということを理解しましょう。
どちらが正しい、間違っていると決めつけるのではなく、色々な考え方があって、自分が好きな方を選んでいるのだという風に解釈してみましょう。
例えば、赤い色が好きな人もいれば、青い色が最高と思っている人もいます。
どちらが正しくて、間違っているということではないとわかります。
それと同じで考え方も人それぞれなのです。
(もちろん社会的に悪いとされていることには「色々な考え方があるから」という言い訳は通用しません。)
5-2. 相手の意向を聞く
自分が良いと思っていても相手はどう思っているかわからないのです。
また自分が先に決めてしまうと相手は遠慮して本音を言わず合わせてくれることがあります。
先に相手に「あなたはどう思いますか」「どちらにしますか」と意向を聞くようにしましょう。
そうすることで、相手の話を聞く訓練にもなりますし、相手の気持ちを知ることもできます。
5-3. 相手のことを信用する
独りよがりの人の特徴として、自分以外の人を信用できない、自分しか頼りにならないと思い込んでいることがあります。
つまり、相手を信頼することができないから、自分の意見を押しつけることになっているのです。
独りよがりになっていないか、また改善しようと思うならば、相手のことを信用することから始めてください。
一旦任せたことならばあれこれ口をはさまない、最後まで見守る、結果に文句を言わないなどを意識するといいでしょう。
5-4. 同意を求めない
自分の意見を持つことはいいのですが、相手に自分と同じ意見になるように促すのは止めましょう。
自分はこう思うけどで留めておくことです。
相手に同意を求めたり、意見を聞きだす必要はないのです。
なぜなら自分が自由に思うように相手も自由に考えたり、思ったりするのですから。
5-5. 主張しすぎないようにする
人が集まっている場で、話が早くまとまるように自分が仕切りたい、いい意見を言いたいと思っても、みんなの意見が一通り出るまでは静かに聞くようにしましょう。
また自分の考えをさらっと言うぐらいにして、主張しすぎないようにしましょう。
あんまり激しく自己主張されますとその後に意見が出にくくなってしまいますし、反対意見を言えない空気になってしまうからです。
5-6. 人にアドバイスすることを控える
独りよがりの人が一番気をつけないといけないことは、人にアドバイスすることを控えるということでしょう。
もともと自分の考えを人に押しつけ気味になっていることに気がついていないから問題なのです。
その上アドバイスまでしたら相手からしたら困ってしまうを通り越して、つきあいを止めたいとまで思うかもしれません。
良かれと思ってというのが一番厄介で、相手にとっては単なる迷惑なのだと思っておいた方がいいでしょう。
求められれば答えるぐらいのスタンスでいた方がいいのです。
聞かれてもいないのに「こうした方がいいよ」とアドバイスするのはよく考えてからにしましょう。
6. 独りよがりだと起こる困ったこと
独りよがりな性格のままだと、困ったことが起こります。
どのようなことが起こると考えられるかまとめてみました。
6-1. コミュニケーション不足になる
独りよがりの人と関わると自分の話は聞いてもらえない、一方的に押しつけられるということで「面倒」「関わりたくない」と思われてしまいます。
結果的に必要最低限の関わりにしておこうとなりやすいのです。
お互いにコミュニケーション不足になってしまいます。
またうわべだけの会話になってしまいがちです。
6-2. 嫌われる
独りよがりの人が気がつかないまま、相手に接していくうちに、相手は本当に嫌気がさしてしまうのです。
最初は「悪気はない人だから」と思っていてもだんだん憎しみの感情が強くなってきて最終的には「嫌い」となってしまうのです。
一旦「嫌い」という感情が芽生えますとなかなか修復は難しいものです。
特に大人においては嫌いだと思えばそこで関係性を切ってしまうことがほとんどですので気をつけなければいけないのです。
6-3. 社会性を保てない
独りよがりな性格のままでいると、周りが迷惑で自分は気がついていない状態です。
妥協することを覚えず自分の我を通すことで、社会性は養われませんし、集団で上手くやっていくこともできないでしょう。
また人間関係の悪化を招きますので、社会性を保てないということに繋がっていきます。
どこへ行っても最初は上手くいくけれど、だんだん人から避けられるといったことが続くのです。
早めに自分の欠点に気がつければいいのですが、気がつかないまま年齢を重ねてしまうと残念なことになります。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
独りよがりな性格についてまとめてみました。
気をつけておかないと誰でも独りよがりになってしまう可能性はあります。
そして、独りよがりになりますと、人間関係を悪化させることに繋がります。
人と関わる上で独りよがりな性格では損することが圧倒的に多く、残念な性格だと言われても仕方がありません。
もちろん自分らしさを持つことが大事なのですが、人に押しつけるのは良くありません。
人間関係において大事なのは我が強いことではなく、協調性です。
バランスの良い性格を意識していきましょう。
時々は自分のことを見つめ直してみてください。
3. 独りよがりな恋愛になる原因
恋愛において、独りよがりな性格はマイナスになることがほとんどです。
破局の原因になりやすいですので、独りよがりな性格は改善していくようにしましょう。
そして、恋愛を繰り返しても毎回独りよがりな恋愛になってしまうと悩んでいる人もいるかもしれません。
もちろんそれには原因がありますが、原因は相手にあるのではなく本人にあります。
どうして独りよがりな恋愛になってしまうのかを見ていきましょう。
3-1. 相手を愛しているのではなく自分を愛しているから
相手のことを愛しているのに、相手から逃げられてしまう、嫌がられてしまう、考えてもわからないと悩んでいる人は、独りよがりな恋愛をしているのです。
それは相手の為に良かれと思ってしていることが裏目に出ていることがほとんどです。
つまり相手にとっては善意ではなく単なる押し付け、支配として感じられているのです。
相手の為を思ってと言いながらも実は相手ではなく自分を一番愛しているのでしょう。
本当に相手のことを思っているならば、まずは相手にどうして欲しいのか、何を思っているのか尋ねるはずです。
3-2. 相手のことを見下している
独りよがりの恋愛になっているのは、相手のことを尊重できていない証拠です。
自分が教えてあげないと、相手の為を思ってとその善意はわかりますが、逆から考えますと、相手が何もわかっていないから、相手が行動力がないからと思っていることになります。
相手のことを考える力がない、一人では何もできないとどこか見下しているのではないでしょうか。
相手だって自分の意思があります。
考えていることもありますし、一人でやろうと思えばやれることもあるのです。
要するに独りよがりな恋愛になるのはおせっかいをしているからなのです。
恋人だからと何から何までコントロールしようとするのはおかしなことです。
3-3. 相手の気持ちに気がついていない
相手が今何を考えているのか、自分にどうして欲しいと思っているのか、普段から思いやっているでしょうか。
独りよがりな恋愛になる人というのは自分は頑張っている、自分は相手の為を思っていると、「自分は、自分は」と自己主張が激しいのが特徴です。
相手の気持ちを聞く姿勢はあったのでしょうか。
ほとんどの場合は相手の意見を聞くよりも先に動いているといった状態ではないでしょうか。
3-4. 独占欲が強い
好きになった相手を自分だけのものにしておきたい、他の人と楽しそうにしているのは嫌だ、他のことに興味を持って活き活きしているのが気に入らないといった考えがある人は、独りよがりな恋愛になりがちです。
独占欲が強い人は、執着心や嫉妬心といったものも強い傾向にあります。
相手の自由を制限するような恋愛になれば、相手からすれば息苦しく一緒にいるのが苦痛となってくるのです。
独占することを愛しているからと勘違いしています。
満足しているのは自分だけという独りよがりな恋愛になってしまうのです。
4. 独りよがりの使い方
自分一人だけで良いと思っている、他人の意見を聞かないといった意味を持つ言葉ですので、使い方としては「あの人は独りよがりな性格だ」と性格を表現したり、相手に向かって「独りよがりになるな」という風に考え方が偏っている、人の意見を聞かないことに注意をする時に使ったりします。
独りよがりという言葉自体にあまりいい印象がありませんので、誉め言葉というよりは、悪い意味に使われることの方が多いでしょう。
独りよがりの人をどうにかして褒める、いい風に伝えなくてはならない時には「自分の意志を貫く方」「個性的な方」と遠回しに言います。
間違っても「独りよがりな人です」とそのまま言わないようにしましょう。
独りよがりと似た意味の言葉には「自己中」「我がまま」「エゴイスト」「自分本位」「我田引水」などがあります。
どれも褒め言葉ではないことがおわかりいただけることでしょう。
「独りよがり」という言葉は言う相手、使い方を間違えますと、人間関係にトラブルを招きますので気をつけてください。
スポンサーリンク