コスモスと言えば、秋の野原に揺れるピンクの可憐な花というイメージがありますせんか?
しかし、そんなコスモスの仲間で、少し変わった種類のコスモスがあります。
それが「チョコレートコスモス」です。
普段イメージしているコスモスの姿とはやや異なりますが、大変人気のある花です。
今回は、そんなチョコレートコスモスの花言葉やその特徴についてご紹介します。
- チョコレートコスモスとはどんな花?
- チョコレートコスモスの花言葉
- チョコレートコスモスを育てる時の注意点
- チョコレートコスモスの名前の由来
- チョコレートコスモスの開花時期
- 種類(原種、園芸品種)
- チョコレートコスモスは原種以外からチャレンジ
- まとめ
1. チョコレートコスモスとはどんな花?
チョコレートコスモスは深い黒赤色、ストレートに言うならチョコレート色の多年草です。
メキシコが原産地のキク科コスモス属です。
高さは約40センチから50センチくらいまでに成長し、風にひらりと揺れるチョコレート色の花弁が大変ロマンチックの花ですが、見た目の可憐さとは違い比較的丈夫な品種も多く、初心者でも育てやすい花です。
2. チョコレートコスモスの花言葉
チョコレートコスモスには、その色の華やかさから実に情緒的な花言葉があります。
2-1. 「恋の思い出」
美しい色ながら、浮ついたカラーではないチョコレートコスモス。
落ち着いた印象は、現在進行形の恋よりも過去の気持ちを思い出させます。
2-2. 「移り変わらぬ気持ち」
チョコレートコスモスは、花びらのみならず、おしべやめしべまでがチョコレート色です。
統一された色味に揺れない心を見たのかもしれません。
2-3. 「恋の終わり」
大人が好むような深い色合いは、天真爛漫な恋より終わりゆく恋を連想させます。
しかし花の可憐さから、どこかはかなげな印象が漂ってきます。
3. チョコレートコスモスを育てる時の注意点
チョコレートコスモスは丈夫な花ですので、神経質に気を配ることはありません。
しかしそれでも、特性上避けた方がいいことはあります。
下記に育成上心がけることをご紹介します。
3-1. 春から夏にかけて
日光を好むため、戸外で育てることができます。
日当たりの悪い場所で育てると、花つきが悪く、徒長して病弱な株になってしまいます。
また、うどんこ病にもかかりやすくなります。
しかし、7~9月などの初夏から初秋にかけては、直射日光が強すぎるため、半日陰になる場所に置くことを心がけましょう。
直射日光はチョコレートコスモスの葉を痛めてしまいます。
水やりは土の表面をチェックし、乾いていたら行うようにします。
もし庭に植えるようであれば、雨が降るのに任せるのでも大丈夫です。
その時は天気予報をチェックし、あまりに長期間雨が降らないようであれば水をあげてください。
3-2. 冬場にかけて
チョコレートコスモスは多年草で、休眠し球根状態で冬越しもします。
その場合、耐寒性があまりないため、鉢の凍結には気を付けましょう。
また、チョコレートコスモスの球根は乾燥にも弱いです。
カラカラになってしまうと枯れてしまいますので、花が咲いていない時期も常に気を付けて見ているようにしてください。
水やりは過度にすると腐ってしまいますので、多少乾燥しているというくらいを目指しましょう。
ただ、解説した通り乾燥に極端に弱いため、完全な乾燥状態は枯死してしまいます。
3-3. 気を付ける病気、害虫
チョコレートコスモスは比較的うどんこ病にかかりやすい花です。
葉に白い、まるでうどんの粉をふりかけたような点が発生したらうどんこ病と思って間違いありません。
原因はカビです。
うどんこ病になってしまった場合、薬剤で対処しましょう。
重症の株は間引いてしまうことも検討します。
害虫はアブラムシ、ホコリダニが付きやすいです。
発見したらすぐに取り除きましょう。
3-4. 肥料
肥料は多量である必要はなく、5月~10月の開花期に化成肥料を少量で構いません。
多すぎる肥料は花つきの悪さを招きます。
ただし、原種の「コスモス・アトロサンギネウス」の場合は7月~8月に肥料を与えるのは控えてください。
3-5. 用土
水はけが良く、有機物を良く含んだ土を用意してください。
腐葉土などを利用して自分で配合してもいいですし、園芸店などで購入した培養土を使用するのもいいでしょう。
ただい、原種のチョコレートコスモスを育てる場合には購入した土をそのまま使用せず、軽石を1割ほど混ぜ込むようにしてください。
湿度に大変弱いため、そのままの土では根腐れを起こしてしまいます。
3-6. 植え付け
5月~8月ごろを目安に行います。
地面に直接植える場合は日当たりのいい場所。
また、鉢に植える場合は6号鉢以上の大きさの鉢にしましょう。
もしそれ以下の鉢で育てたい場合、毎年4月~5月ごろに植え替えを行い、土を交換しましょう。
4. チョコレートコスモスの名前の由来
チョコレートコスモスは深いチョコレート色の他にも、名前の由来を持っています。
それが香りです。
実はチョコレートコスモスは、ほんのわずかではありますがチョコレートの匂いがするのです。
周囲に悟られるほどではないほどの奥ゆかしい香りではありますが、確かに名前にふさわしい芳香と言えます。
切り花などで室内に置くと、より香りを実感できます。
5. チョコレートコスモスの開花時期
多年草で、花が咲くのは5月から10月ごろです。
12月から3月にかけては休眠期となります。
この期間、地上部は完全に枯れてなくなってしまいますが、球根は残ります。
4月になればまた新芽が出てきますので、乾燥させないように世話をしてください。
なお、交配種により春から初夏に咲くグループと秋に咲くグループがあります。
6. 種類(原種、園芸品種)
チョコレートコスモスの品種は、お菓子のようにおいしそうだったり華やかだったりする名前が並んでいます。
いずれも深い赤の色味を持ち、シックな色調が特徴です。
また、どの品種でもほのかなチョコレート香が楽しめます。
6-1. コスモス・アトロサンギネウス
チョコレートコスモスの原種です。
チョコレートの匂いは他の品種と比べて強く香ります。
ただし、湿度に弱く、また高温にも弱いため、日本の夏越しは苦手と言えます。
うどんこ病にかかりやすいのもこの種類です。
6-2. ノエル・ルージュ
赤みが強い花が咲くのがノエル・ルージュ。
キバナコスモスとの交配酒です。
原種の弱点であるうどんこ病と高温多湿への弱さをカバーしているため、かなり育てやすい種類です。
また、寒さにも強いので冬越しも期待できます。
初心者がチョコレートコスモスを育てる際におススメな品種です。
6-3. キャラメル・チョコレート
チョコレートコスモスの特徴である赤に、オレンジも入った美しい色味が楽しいコスモスです。
交配種で、秋咲きグループになります。
また、コスモスではありますが茎が固めで、切り花で映える品種です。
6-4. ショコラ
見た目などは原種のコスモス・アトロサンギネウスとそっくりですが、高温多湿、また耐寒性を持ち合わせた交配種です。
栽培がかなり容易なので、ノエル・ルージュ同様初心者向けと言えるチョコレートコスモスです。
少々小ぶりに成長するため、ベランダ等で育てるのにも最適です。
7. チョコレートコスモスは原種以外からチャレンジ
コスモスの原産国はメキシコで、湿度の無い環境からやってきています。
そのため、原種は高温多湿に大変弱いという弱点を持っています。
寒さにも弱く、原種だけを見ると育てやすい花と言うことはできません。
まとめ
しかし、様々な交配種ができ、見た目はそのままに育てやすい種類のチョコレートコスモスがいくつも誕生しました。
まずはそのような交配種からトライし、優雅な香りとモダンな色味を楽しんでみてください。
5. チョコレートコスモスの開花時期
多年草で、花が咲くのは5月から10月ごろです。
12月から3月にかけては休眠期となります。
この期間、地上部は完全に枯れてなくなってしまいますが、球根は残ります。
4月になればまた新芽が出てきますので、乾燥させないように世話をしてください。
なお、交配種により春から初夏に咲くグループと秋に咲くグループがあります。
6. 種類(原種、園芸品種)
チョコレートコスモスの品種は、お菓子のようにおいしそうだったり華やかだったりする名前が並んでいます。
いずれも深い赤の色味を持ち、シックな色調が特徴です。
また、どの品種でもほのかなチョコレート香が楽しめます。
6-1. コスモス・アトロサンギネウス
チョコレートコスモスの原種です。
チョコレートの匂いは他の品種と比べて強く香ります。
ただし、湿度に弱く、また高温にも弱いため、日本の夏越しは苦手と言えます。
うどんこ病にかかりやすいのもこの種類です。
6-2. ノエル・ルージュ
赤みが強い花が咲くのがノエル・ルージュ。
キバナコスモスとの交配酒です。
原種の弱点であるうどんこ病と高温多湿への弱さをカバーしているため、かなり育てやすい種類です。
また、寒さにも強いので冬越しも期待できます。
初心者がチョコレートコスモスを育てる際におススメな品種です。
6-3. キャラメル・チョコレート
チョコレートコスモスの特徴である赤に、オレンジも入った美しい色味が楽しいコスモスです。
交配種で、秋咲きグループになります。
また、コスモスではありますが茎が固めで、切り花で映える品種です。
6-4. ショコラ
見た目などは原種のコスモス・アトロサンギネウスとそっくりですが、高温多湿、また耐寒性を持ち合わせた交配種です。
栽培がかなり容易なので、ノエル・ルージュ同様初心者向けと言えるチョコレートコスモスです。
少々小ぶりに成長するため、ベランダ等で育てるのにも最適です。
7. チョコレートコスモスは原種以外からチャレンジ
コスモスの原産国はメキシコで、湿度の無い環境からやってきています。
そのため、原種は高温多湿に大変弱いという弱点を持っています。
寒さにも弱く、原種だけを見ると育てやすい花と言うことはできません。
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