自虐風自慢とは?・心理・特徴・対処方法 | SPITOPI

自虐風に自慢をしてくる人に不快な気持ちになったこともあるという人が多いのではないでしょうか。

そこで、今回は自虐風自慢というのはどのようなものなのかをご紹介します。

1. 自虐風自慢とは?

自虐風自慢とは、自分のことを落としているように見せかけて、実は自分のことを自慢してしまうというようなところがあるとされています。

自虐風自慢というのは、普通に自慢されるよりもモヤモヤしてしまうという人も多く、自虐風自慢はやり過ぎると拒絶されてしまうとされています。

2. 自虐風自慢をする心理

2-1. 自分に自信がない

自虐風自慢をする人というのは、本当は自分には自慢することがないというように、自信がないというような人が多いとされています。

自分に自信があると、ストレートに自慢をするのですが、自分のことを受け入れてくれないのでないだろうかというような思いが強いため、自虐風にして自慢するしかないというような、心理状態が特徴となっています。

2-2. 自慢はうざがられることを知っている

自虐風自慢をするひとというのは、自慢話がうざがられてしまうことを知っています。

そのため、自慢話をしたいときには、自虐風にして自慢話を折り込むことで、自分のことを伝えることができて、自慢話にもならないとういうような考えをしている人が多いとされています。

自虐風自慢をする人の多くは自慢話をどう堂々としている人に対して、よい感情を持っていませんので、自慢話をしたいときには、自分のことを下げるような話をして、自慢するというのが一般的です。

2-3. 褒めて欲しい

自虐風自慢をする人というのは、自分のことを褒めて欲しいというような思いが強いとされています。

自慢話をしても、素直に褒めてくれる人は半々かもしれませんが、自虐風自慢であれば、相手のことをフォローしないと同調していると勘違いされるため、自虐で自分を落として反応を見るというような人が多いとされています。

例えば、彼氏に大切にされていることを自慢したい場合、単純に「彼氏に大切にされてて幸せ」というと、「へぇー」と返すしかないかもしれませんが、「ダイエットしたいのに、彼氏が痩せたら病気になるからって無理矢理食べさせられるから太って困っているんだよね。

どうしたらいいんだろう」と言うと、悩みの相談みたいになりますし、言われた方も「彼氏は心配してくれているんだよ。

優しいじゃん」と返してくれます。

「えぇー優しくないよ。

ダイエットの邪魔するし」「そのままのあんたを好きになってくれたんだからいいじゃん」となるわけです。

普通に自慢されると、そんなこと言ってどうなるのと思われますが、自虐風自慢であれば、これは相談という体を作ることができ、自虐を慰めてくれるので、期待していた言葉をひきだすことができるということになります。

2-4. 羨ましがられたい

自虐風自慢をする人は、単純に羨ましがられたいというような思いが強いということが挙げられます。

どのようにしたら嫌味なく羨ましがられ瑠ことができるのかと考えたとき、自虐風自慢をする傾向にあるとされています。

2-5. 無意識

自虐風自慢をする人というのは、無意識に行っているような人が多いとされています。

無意識に自虐風で自慢をしているため、悪気もないというような人が多いと言えます。

3. 自虐風自慢をする人の特徴

3-1. 恋人の愚痴と見せかけて自慢

自虐風自慢とは、普通の自慢とは異なります。

素直に自慢話を聞いてと言って話されたら愛嬌もあるかもしれませんが、自虐風自慢とは、自分を落としているようでありながらも、じまんをしているような状態となっています。

特に多いのが、恋人の愚痴と見せかけて、自慢をするような人です。

「聞いてよ、私の彼氏会うたびにプレゼントくれて、貯金していないのかなって不安になるよ」や、「俺の彼女、毎日お弁当作るんだよ。

要らないって言うのに食べてもらいたいんだってさ」などのように、聞いている側からしたら自慢にしか聞こえないような困った話をされてしまうと言われています。

3-2. 不幸自慢しかしない

自虐風自慢をする人は、普段から不幸自慢しかしないような人が多いとされています。

「うち貧乏だから奨学金で大学に行って、二年で頑張って返したよ」などのように、一見すると貧乏であることを悲観しているように見せかけて、奨学金を二年で返したことを自慢したいというような会話となっており、自虐風自慢をする人は、素直に自慢話をすることが出来ない人が多いとされています。

3-3. 同情されると不機嫌になる

自虐風自慢をする人というのは、自虐の部分にフォーカスを当てて、本気で心配すると、途端に不機嫌になってしまうというような人が多いとされています。

それは、自分の期待していた返しとは異なるため、何で自分の気持ちを理解しないのだろうかというような不快な気持ちになってしまうというような人が多いとされています。

4. 「自虐風自慢」にイライラしてしまう理由

4-1. コンプレックスなどを刺激される

自虐風自慢は、どうして普通の自慢よりもイライラしてしまうのか、それは自虐風自慢をされることによって、自分のコンプレックスなどを刺激されてしまうからです。

例えば、女性で多いのが体型についての話題です。

明らかに痩せている子が「最近二キロ太ってさ、このままだったら50キロ台に突入してしまうかも」と言われたとして、その人がポッチャリ体型で悩んでいたら、自分は50キロ台に余裕で乗っているのに、私に対しての嫌味なのかと受け取ってしまいます。

自虐風自慢をする人は、自分よりも痩せている人にはこのような悩みは言いません。

自分よりも明らかに太っている人にこの話をすることによって、「大丈夫だよ、痩せてるじゃん」と言わせたいのです。

それをひしひしと感じるため、自虐風自慢をされることを嫌うような人が多いとされています。

4-2. 本当に悩んでいるのか判断しにくい

自虐風自慢をする人に対して、苛立ちを感じてしまうのは、本当に悩んでいるのかを判断しにくいというように感じている人も少なくはありません。

明らかに自慢だと思われるような内容であったとしても、本当に悩んでいるのであれば、きちんと相談に乗ってあげる必要があると考えていますので、「そんなことないよ」と言われるのを待っているのか、解決策を考えているのかわからないというような傾向にあるとされています。

4-3. 褒めなくてはいけないので面倒

自虐風自慢をされてしまうと、否定しながらも褒めなくてはならないと、めんどくさいことが多いというような傾向にあるとされています。

羨ましいと思っていなくても羨ましいと言わなくてはならないような雰囲気であったり、褒めたくなくても褒めなくては自虐の部分を肯定したと思われるのではないだろうかというような不安を感じてしまいますので、褒めなくては後々めんどくさいと感じているようなところがあり、自虐風自慢に対して、苛立ちをかんじてしまうというような人が多いとされています。

5. 「自虐風自慢」にイライラしないコツ

5-1. 本気で心配するふりをする

自虐風自慢に対して、イライラしているようなところがありますが、また自虐風自慢が始まったと思うと、イライラしてしまうかもしれません。

しかし、自虐風自慢が始まっても、イライラしないためのコツというのは多いとされています。

そのなかでは、本気で心配するふりをするというのがおすすめです。

「彼氏が痩せたら病気になるってダイエットさせてくれないの」というような自虐風自慢であれば、「それって完璧に束縛されているんじゃない。

大丈夫?話し合った方がいいかもしれないね」と言うと、自虐風自慢をしていた人は予想外の返しに言葉をつまらせるかもしれません。

「大丈夫だよ」と向こうは返してくると思います。

それでも「痩せたいのに無理矢理食べさせられるんでしょ?」などのように心配をしているようなふりをすると、相手も怯んでしまうかもしれません。

5-2. 自分の話に変える

自虐風自慢が始まったら、自分の話にすり替えるということもおすすめです。

「最近二キロ太って、もうすぐ50キロ台になるよ」と言われたら、「私も太ってさ、ウォーキング使用と思っているんだけど、道具とか揃えた方がいいかな」と自分の話にすり替えると、自虐風自慢をスルーすることが出来ます。

しかし、あまりにも自分の話にすり替えると、周りから不評となってしまいますので、注意が必要であるとされています。

5-3. 自慢し返す

自虐風自慢をされたら、自慢をし返すということが大切であるとされています。

自慢をし返すことで、相手は黙ってしまうようなところがあるとされています。

5-4. 聞き流す

自虐風自慢が始まると、イライラしてしまうのであれば、聞き流す勇気も必要です。

聞き流すことによって、相手もこの人は自虐風自慢をしても思ったような返しが期待できないと思ってしまい、自虐風自慢をする確率が高いとされています。

5-5. すべて嘘だと思い込む

自虐風自慢をする人の話は全て嘘だと思い込むことが大切であるとされています。

自虐風自慢をする人は話を盛っている、悩んでいたりしていないと思い込むことが大切です。

本気にして聞くのではなく、話し半分くらいで聞いて、反応をするとイライラが募りますので、全てが嘘だと信じることが必要です。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

自虐風自慢をする人というのは、意図があり自虐風自慢をする人が多いとされています。

自虐風自慢をする人というのは、自分に自信がなかったり、自分のことを認めてもらいたい、褒めてもらいたいというような気持ちが強いとされています。

自虐風自慢話をする人というのは多いかもしれませんが、自虐風自慢をされる側はイライラしてしまうことが多いということを理解しておくことが大切です。

また、聞く側はイライラしない方法を取り入れることが大切です。