きょうだい(兄弟姉妹)は生まれた順番によって、「両親の育て方・接し方(教育方針)」が変わってくるため、「性格・特徴」に大きな違いが出てくると言われています。
一番最初に生まれた長男・長女の「長子」は、年下の弟や妹の面倒を見るために、責任感が強くなったり面倒見が良くなったりすることが多いのです。
この記事では、「長子(長男・長女)に多い性格・特徴」について解説していきます。
- 責任感が強い
- 面倒見が良くて世話好き
- 「弱い立場にある人・未熟な人」を放っておけない
- 頼まれると断ることができない
- 人に甘えること(頼ること)が苦手である
- 自分の欲求や不満を我慢しやすい
- 人を優先して自分を後回しにしてしまう
- 長男はおっとりしていてマイペースである
- 長女は真面目・勤勉で大人しい
- 長男はマザコンであることが多い
- 長女はしっかりしていて自分をリードしてくれる男性に惹かれる
- いざという時には覚悟を決めて行動できる
- 長女はロマンチストな乙女の部分がある
- 長男は「生真面目・責任感の強さ・プライドの高さ」でうつ病になりやすい
- 長男は集団行動ではリーダーシップを発揮する
1. 責任感が強い
長子(長男・長女)は年下の弟や妹が生まれた頃から、「お兄ちゃん(お姉ちゃん)なんだから、もっとしっかりしないとダメよ」と言われ続けてきたために、責任感が強い性格になることが多いのです。
自分がしっかりして責任のある行動や発言をしないと、弟(妹)に示しがつかないという思いもあり、「無責任でいい加減な言動」をすることができないのです。
長子には、自分の役割や課題をきっちりと果たす責任感の強さがあります。
2. 面倒見が良くて世話好き
長子(長男・長女)は幼い頃から両親の愛情や期待をたっぷりと受けているので、自分自身の情緒・自己評価は安定していることが多いのです。
長い間にわたって、弟(妹)の面倒を見てきているので、仲間・後輩(部下)に対する面倒見が良いという特徴があります。
年下で未熟な人が困っていると、何かと世話を焼いて手助けして上げようとするのも長子の特徴です。
3. 「弱い立場にある人・未熟な人」を放っておけない
長子(長男・長女)は「年長者としてのプライド・年少者(未熟者)に対する責任感」があるので、「弱い立場にある人」を見かけると放っておくことができず、反射的に助けてしまいます。
能力や性格の部分で「未熟な人」に対しても、保護者的な欲求が沸き上がってくることが多く、自分に出来る範囲で応援して上げようとします。
長子は気持ちが優しくて、弱者・未熟な人に共感的な人も多いのです。
4. 頼まれると断ることができない
責任感が強くてプライドも高い長子(長男・長女)は、人から何かを頼まれると、よほどの事情がない限りは断ることができません。
「どうしてもあなたに来てもらわないと困るのです」といった頼み文句に弱く、「自分が頑張らないとみんなが困ってしまう」と思うと居ても立ってもいられなくなるのです。
頼まれると断ることができない性格によって、長子は人から頼りにされて慕われやすいのです。
5. 人に甘えること(頼ること)が苦手である
人に甘えたり頼ったりすることが苦手というのも、長子の特徴の一つです。
長子は自分がしっかりとしてみんなを支えていかなければいけないという責任感が強い一方で、「自分の弱みを人に見せることができない」という頑固さ・プライドの高さも併せ持っています。
そのため、弱みを見せて人に甘えたり頼ったりすることができず、体調が悪くてつらい時にも「まだまだ自分は大丈夫だから」と強がってしまいやすいのです。
6. 自分の欲求や不満を我慢しやすい
長子(長男・長女)の特徴として、責任感が強くて「全体の目標・秩序」を大切にするので、「わがまま・自己中心的な感情」を表に出すことができないということがあります。
長子は周囲に合わせたり状況を判断したりすることで、「自分の欲求・不平不満」を我慢し続けていることが多いのです。
自分が少し我慢することで、みんなが楽しく過ごせるのであれば、それでいいではないかといった献身的な奉仕の価値観を持っています。
7. 人を優先して自分を後回しにしてしまう
人のことばかり優先して、自分を後回しにしてしまうというのが、長子(長男・長女)の性格特徴の一つです。
小さい頃から、「自分は後でいいから、先におやつを食べなさい。
私は後で入るから、あなたが先にお風呂に入ってきなさい」といった形で弟・妹の面倒を見てきた影響もあって、長子は「みんながやり終わる」まで待ってから、最後に「自分のこと」に取り掛かることが多いのです。
8. 長男はおっとりしていてマイペースである
長男は幼少期から母親の愛情や期待をいっぱいに受けて育ってきているので、感情・情緒が安定していることが多く、自己肯定感も高くなっています。
その結果、長男は慌てたり怒ったりすることが少ない「おっとりしたマイペースな性格」であることが多いのです。
自分のやりたいことだけやるというマイペースの悪い面が出ることもありますが、他人に対して悪意を向けにくいおっとりした性格が基盤にあります。
9. 長女は真面目・勤勉で大人しい
長女は幼少期から両親にしっかりとした躾・教育を受けていることが多いので、「優等生的な特徴・模範的な態度」を身につけていることが多いのです。
長女は真面目で勤勉な性格であり、「学校の宿題・会社の課題」などを忘れてくることもまずありません。
真面目・勤勉で大人しい感じがする(うるさくはしゃいだりしない)というのが長女の特徴の一つなのです。
10. 長男はマザコンであることが多い
長男は小さい頃から母親につきっきりで甘やかされて育てられていることも多く、基本的に大人になっても「お母さんが大好きなマザコン」が多いのです。
長男はお母さんが大好きな人が多いのですが、必ずしも「母親に溺愛される・母親にべったり甘えるという嫌な関係」ではなく、「母親のために親孝行するというまっとうな性格や価値観」であることも多いのです。
11. 長女はしっかりしていて自分をリードしてくれる男性に惹かれる
長女は自分自身が真面目で責任感が強くてしっかりしているのですが、そのために日常生活でなかなかリラックスしたり人(異性)に甘えたりすることができません。
長女は恋愛関係においては「頼りになる自分よりもしっかりした男性」を好みます。
いつも自分が人を引っ張っていっているので、恋愛では「自分をリードしてくれる強い男性」に惹かれやすいのです。
12. いざという時には覚悟を決めて行動できる
長子(長男・長女)の特徴として、普段は優柔不断で頼りないように見えても、「いざという時には覚悟を決めて行動できる」ということがあります。
長子は子供時代から、重要な場面では「自分自身で選んで決めなければならない(迷わずに意思決定しなければならない)」という意識を持っているので、いざという時には年少者の手本になるような堂々とした覚悟を示して行動することができるのです。
13. 長女はロマンチストな乙女の部分がある
長女は普段の人間関係や日常生活では「異性に甘えるような部分+恋に恋するロマンチストの傾向」はまったく見せませんが、内心(本当の性格)の部分では「純粋な乙女心」を持っていることが多いのです。
長女はロマンチストな乙女の部分があるので、胸がドキドキするような相手に突然一目惚れしてのめり込むようなことも少なくありません。
自分を魅力的な異性として扱ってくれるエスコートの上手な男性に、長女は弱いのです。
14. 長男は「生真面目・責任感の強さ・プライドの高さ」でうつ病になりやすい
長男は「几帳面で生真面目・責任感の強さ・プライドの高さ」といった自分を精神的に追い込む性格特徴を持っているため、人並み以上に「うつ病の発症リスク」が高いと言われています。
長男は人に頼ることが苦手で、自分一人ですべての責任を抱え込んで無理な仕事をやり遂げようとするところがあります。
しかし、そういった生真面目さや責任感が行き過ぎると、「うつ病になりやすい危険な精神状態(自分で自分を批判して否定する状態)」に陥ってしまうのです。
15. 長男は集団行動ではリーダーシップを発揮する
長男の特徴として、「集団行動ではリーダーシップを発揮しやすい」ということがあります。
普段は頼りなくて優柔不断に見える長男であっても、やるべき時には覚悟を決めて責任を持って大胆に行動することができるので、「潜在的なリーダーとしての資質」を持っていることが多いのです。
長男は自分のことを後回しにして、他人のことを優先して手助けしようとするので、人から慕われる(尊敬される)という「生まれながらのリーダーシップ」を兼ね備えているとも言えます。
5. 人に甘えること(頼ること)が苦手である
人に甘えたり頼ったりすることが苦手というのも、長子の特徴の一つです。
長子は自分がしっかりとしてみんなを支えていかなければいけないという責任感が強い一方で、「自分の弱みを人に見せることができない」という頑固さ・プライドの高さも併せ持っています。
そのため、弱みを見せて人に甘えたり頼ったりすることができず、体調が悪くてつらい時にも「まだまだ自分は大丈夫だから」と強がってしまいやすいのです。
6. 自分の欲求や不満を我慢しやすい
長子(長男・長女)の特徴として、責任感が強くて「全体の目標・秩序」を大切にするので、「わがまま・自己中心的な感情」を表に出すことができないということがあります。
長子は周囲に合わせたり状況を判断したりすることで、「自分の欲求・不平不満」を我慢し続けていることが多いのです。
自分が少し我慢することで、みんなが楽しく過ごせるのであれば、それでいいではないかといった献身的な奉仕の価値観を持っています。
7. 人を優先して自分を後回しにしてしまう
人のことばかり優先して、自分を後回しにしてしまうというのが、長子(長男・長女)の性格特徴の一つです。
小さい頃から、「自分は後でいいから、先におやつを食べなさい。
私は後で入るから、あなたが先にお風呂に入ってきなさい」といった形で弟・妹の面倒を見てきた影響もあって、長子は「みんながやり終わる」まで待ってから、最後に「自分のこと」に取り掛かることが多いのです。
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