大人数が好きな人の特徴、心理、性格・仕事 | SPITOPI

人間関係の好き嫌いでは、「大人数が好きな人」と「大人数が嫌いな人(少人数が好きな人)」に分かれます。

大人数が好きな人は、大勢の集団行動に適応しやすくなるので、一般的に社会生活がスムーズに進みやすくなります。

大人数が好きな人は、社交的で協調性がある一方で、孤独を恐れていて自分自身の意見に自信がないといった側面も持っています。

この記事では、「大人数が好きな人の特徴、心理、性格・仕事」について解説していきます。

1. 大人数が好きな人の特徴

大人数が好きな人には、以下のような特徴があります。

1-1. 仲間外れにされたくない気持ちが強い

大人数が好きな人は、「仲間外れにされたくない気持ちが強い」という特徴があります。

仲の良い友達やグループの仲間といつも一緒にいることで、「環境・人間関係・情報の共有」をすることができるので、仲間外れにされるかもしれないという恐怖感を和らげることができるのです。

仲間外れにされたくないから、常に大人数の集団の一員として自分も参加したいのです。

1-2. みんな(多数派)の意見に合わせて同調しやすい

「みんなの意見・多数派の価値観」に合わせて同調しやすいというのも、大人数が好きな人の特徴です。

大人数が好きな人は、「仲間の輪から自分が外れて孤独を感じること」を何より恐れているので、世の中の主流や仲間の価値観にどうにかして自分を合わせようとする傾向があります。

「みんなの意見」と同じであれば、疎外されるリスクが低くなるので、大人数が好きな人は安心できるのです。

1-3. 大勢の集団と一体化することで安心感を感じやすい

大人数が好きな人には、「大勢の集団と一体化することで安心感を感じやすい」という権威主義的な特徴があります。

自分自身について「小さくて弱い存在」だと思っているからこそ、「強くて大きな集団」と自分を心理的に一体化させようとするのです。

「大人数の集団」と自分を一体化させることができれば、自我が拡張して少々のことでは不安を感じにくくなるのです。

1-4. 自分一人だけではできない趣味・活動がある

大人数が好きな人の特徴として、「自分一人だけではできない趣味・活動がある」ということがあります。

登山やキャンプ、フットサル(サッカー)、野球、バスケットボールなど、「自分一人だけではやりづらい趣味や活動」を持っていることが多いのです。

特に、体育会系の部活動の経験があり、学校を卒業してからもサッカーや野球などのサークルに参加している人は、大人数の活動が基本的に好きな傾向があります。

1-5. 不安を誰かと共有することで和らげたい

孤独感に対する弱さとも関係しますが、「不安を誰かと共有することで和らげたい」というのも大人数が好きな人の特徴になっています。

「不安に感じていること」や「不満に思っていること」を、集団の中の誰かに話して聞いてもらうことで不安を和らげることができるのです。

自分一人だけでは、自分の人生の悩みや不安を抱えきれないという人、誰かに自分の不安・愚痴を聞いてもらいたいという人は、大人数が好きな人である可能性が高いのです。

2. 大人数が好きな人の心理

大人数が好きな人の心理について説明していきます。

2-1. みんなで一緒にワイワイ盛り上がりたいという心理

大人数が好きな人は、「みんなで一緒にワイワイ盛り上がりたいという心理」を持っています。

みんなでハイキングやカラオケ、ボーリングなどに連れ立って出かけることが何よりも好きであり、みんなと一緒に「同じ趣味・活動を楽しんでいるという雰囲気」があるだけで、ウキウキとした前向きな気持ちになってくるのです。

2-2. 大勢の人と知り合いになりたいという心理

大人数が好きな人の心理は、単純に「大勢の人と知り合いになりたい」というものです。

その場に集まってくる人の人数が多ければ多いほど、「色々なタイプ(性格)の人・多様な趣味の人」と知り合える可能性が高まるからです。

大人数が好きな人は、「多種多様な特徴を持つ相手」と知り合えるチャンスの多さにも魅力を感じているのです。

2-3. 広く薄く付き合うような関係がストレスがなくていいという心理

大人数が好きな人の心理は、広く薄く付き合うような関係のほうがストレスがなくていいというものです。

大人数が嫌いな人は「1対1のマンツーマンの深い人間関係」を好みますが、大人数が好きな人は「広く薄くの色々な人とのちょっとした浅い人間関係」を好むのです。

個人的に緊密に連絡を取り合って、人生のシリアスな悩みを打ち明け合うようなディープな人間関係よりも、その場のフィーリングで適当な雑談をするような人間関係が楽で好きなのです。

2-4. 自分が頑張って話さなくても誰かが話してくれるので楽という心理

大人数が好きな人は、「内容のある話」を自分一人だけで一生懸命にするのが苦手なことが多いのです。

大人数の集まりであれば、自分がそんなに頑張って話さなくても誰かが話してくれるから楽という心理になりやすいのです。

誰かが話題を提示してくれて、誰かが話している内容に適当に相槌を打っていればいいという状況が好きなのです。

3. 大人数が好きな人が苦手な人の心理

大人数が好きな人が苦手な人の心理について説明していきます。

3-1. ハイテンションなノリについていけないという心理

大人数が好きな人が苦手な人は、「ハイテンションなノリについていけない」という心理状態であることが多いのです。

元々、自分一人で静かな時間を過ごすのが好きな人も多く、「大人数の活動でありがちなハイテンション・大声での会話(大声の笑い)」に苦手意識を持っています。

ハイテンションなノリに自分はついていけないと思うことで、どんどん「大人数での活動に対する苦手意識(大人数のハイテンションな雰囲気と自分は合わないという感覚)」が強まってしまいやすいのです。

3-2. 自分(自分の話題)に注意・興味が集まらない環境が面白くない

大人数が好きな人が苦手な人の心理には、「自己愛の強さ・承認欲求の強さ」も関係しています。

大人数での活動やコミュニケーションが苦手な人は、「自分(自分の話題)に注意・興味が集まらない環境や人間関係が面白くない」と感じていることが多いのです。

大人数の集まりでは、どうしても一人一人の人間にはみんなの注意が向きにくくなり、「自分のことをしっかり見てくれる人(自分だけに向かって話しかけてくれる人)」がいなくなりがちだからです。

3-3. 仲良しグループ(派閥)ができて疎外感を感じやすいという心理

大人数が好きな人が苦手な人は、大勢の集団の中で「仲良しグループ(派閥)」ができてきて、自分がグループの一員になれないということが嫌なのです。

いくつもの仲良しグループ(派閥)ができているにも関わらず、自分がどこのグループにも所属できないと、「疎外感・孤立感」を感じてしまい苦痛な心理状態になるからです。

派閥に入れないことで、仲間外れの疎外感を感じやすいので、大人数の付き合いが苦手なのです。

4. 大人数が好きな人に多い性格

大人数が好きな人に多い性格の特徴には、どのようなものがあるのでしょうか。

4-1. 協調性があってみんなに合わせられる性格

大人数が好きな人に多い性格として、「協調性があってみんなに合わせられる」ということがあります。

大人数が好きな人は、それほど「個性・自己主張」が強くないので、「自分とは異なる価値観や生き方の相手」にも上手く合わせることができます。

協調性があるので、色々なタイプの他人や集団活動に上手く適応することができ、自分を「みんなの価値観・多数派の意見」に適当に合わせていくこともできるのです。

4-2. 孤独に弱くて常に誰かに側にいてほしい性格

大人数が好きな人に多いのは、「孤独に弱くて常に誰かに側にいてほしい性格」です。

大人数が好きな人は「孤独耐性」が低いので、ずっと一人で過ごすような状況には耐えられないのです。

少し一人の時間を過ごしているだけで、「寂しさ・孤独感」を感じやすい性格であり、いつも誰かに自分の側にいてもらいたいと思っているのです。

誰かが近くにいてくれたり、話しかけてくれたりしているだけで、孤独感が和らぐ性格をしています。

4-3. 社交的でみんなと盛り上がるノリが良い性格

大人数が好きな人に多い性格として、「社交的でみんなと盛り上がるのが好きなノリが良い性格傾向」があります。

大人数が好きな人は、色々なタイプの人と軽く話したいと思っている人が多く、社交的でポジティブなことが多いのです。

集団行動に対する適応能力の高さがあり、みんなと一緒に大声を出しておしゃべりしたり笑ったりする「ノリの良さ・盛り上がっている雰囲気」が好きな性格です。

みんなと一緒に同じ空間・時間を共有して、色々な活動で盛り上がることに生きがいを感じています。

5. 大人数が好きな人にお勧めの仕事

大人数が好きな人にお勧めの仕事について紹介していきます。

5-1. 大勢のスタッフが活躍するテーマパークや博物館・動物園の仕事

大人数が好きな人には、大勢のスタッフが活躍するテーマパークや博物館・動物園の仕事がお勧めです。

テーマパークではお客さんの案内業務や販売業務、安全管理業務、エンタメ(歌・ダンス)など様々な仕事を分担して行っており、いつも大勢のスタッフで職場が賑わっています。

博物館や動物園も大勢の職員がそれぞれの専門性を活かしながら、みんなで協力して生き生きと働いているのです。

5-2. レストランやホテルなど複数で協力する接客業

大人数が好きな人にお勧めの仕事には、「レストランやホテルなど複数で協力する接客業の仕事」があります。

ある程度の規模があるレストランでは、厨房では料理長を頂点とする複数の調理スタッフが役割分担しながら働いており、ホールスタッフも仲間と連携しながら働く必要があります。

高級なシティホテルのホテルマンの仕事も、大勢のスタッフとのチームプレイによって日々の業務をこなしていくことになるからです。

5-3. 建設・引越しや施設警備など現場で協力する仕事

大人数が好きな人には、複数の仲間と協力しながら現場作業をしていくタイプの仕事がお勧めです。

大人数の協力体勢が必要になる代表的な仕事としては、「土木建設・引越し・施設警備」などがあります。

土木建設は力仕事の分担が必要であり、引越しは荷物を梱包したり運搬・設置したりするチームワークがとても大事になります。

施設警備も無線で連絡を取り合いながら、複数の仲間と仕事に取り組むことができます。

まとめ

大人数が好きな人の特徴として「仲間外れにされたくない・みんなの意見に同調する・集団と一体化して安心感を感じる・孤独感に弱い」があります。

大人数が好きな人は「みんなで盛り上がりたい・大勢の人と知り合いになりたい・広く薄く付き合った方がストレスが少ない・自分が頑張って話さなくても良いから気楽」などの心理状態であることが多いのです。

「大人数が好きな人の特徴、心理、性格・仕事」について調べたい時には、この記事を参考にしてみて下さい。