毒親と言う言葉を聞いたことがあるでしょうか。
毒親というのは、親であるというような言動を欠いた人物であるとされています。
最近ではトラウマなどを抱えている人は、この毒親に育てられたと公言する人が多く、毒親というのは子どもにとって深い傷を与えるものであるとされています。
そこで、今回は毒親についてご紹介します。
- 毒親の特徴
- 毒親になる原因
- 過干渉型の毒親の特徴
- 毒親な母や父への対処法
- まとめ
1. 毒親の特徴
1-1. 理想を押し付ける
毒親というのはどのようなものなのかわからないというような人も多いとされていますが、実は様々な特徴があります。
そのなかでも、自分の理想を押し付けるという毒親です。
自分がピアノを習いたかったからピアノを習わせる、この職業に対する憧れがあるからその職業に就けるように努力をさせるというような、自分の理想を押し付けるというのは、毒親の根本的な特徴であるとされています。
1-2. 嫉妬が激しい
毒親の特徴としては、嫉妬が激しいというようなところがあります。
親であれば、子どもが幸せな姿を見ていると自分まで幸せになれると思いますが、毒親は違います。
自分と子ども切って考えますので、子どもが有名学校に合格しても、「あんたは勉強できる環境にあったから良かったね」というように、チクリとした言葉を述べてしまうような傾向にあります。
このように、嫉妬が激しい人というのは、毒親のタイプであるとされています。
1-3. 自分が一番だと思っている
毒親の特徴として自分のことが一番であると考えているようなところがあげられます。
子どもができると、自分の両親も周りも、子どもを優先に考えたりする人が多いのですが、自分が一番だと考えている人というのは、子どもがスポットライトを浴びたりすることを嫌がったりする傾向にあります。
そのため、子どもに対して冷たくあたりがちであると言えます。
1-4. 人の話を聞かない
毒親の特徴としては、人の話を聞こうとしないということが挙げられています。
子どもが話をしようとしても、すぐに自分の話に切り替えたり、自分が話題の中心となろうとする傾向にあります。
毒親というのは、子どもの話を聞かずに、悩みなどをきくちからもありませんので、子どもが困っていることにも気がつきにくいと言えます。
1-5. 感情的になりやすい
毒親というのは、相手が子どもであろうと、すぐに感情的になってしまうような人が多いとされています。
子どもが悪いことをしたら怒るのが親ですが、通常の親なら冷静になって話をしようとするのに対して毒親というのは、感情的にものごとを述べたり、自分の機嫌が悪いと子どもに当たってしまうような人も少なくはありませんすぐに感情的にものごとを述べたり、感情的に接するというのは、毒親の特徴として挙げられています
1-6. 依存する
毒親の特徴として、子どもに対してだけではなく、誰かに依存しやすい性格というのが挙げられています。
依存してしまうと、その人が離れていくことを恐れて、出きるだけそばにいてほしいと願います。
そうすると、他の人との交流を避けさせようとしたり、時間を奪おうとするような傾向になるとされています。
1-7. 押し付けがましい
毒親の特徴として挙げられることで、一番多いのが、押し付けがましい親ではないでしょうか。
親であれば、子どもを育てることは当たり前ですし、生きるために仕事もしなくてはなりません。
毒親というのは、自分が朝早くから夜遅くまで仕事をしているのはあなたを育てているからだからと押し付けがましくなったりするような人であるとされています。
2. 毒親になる原因
2-1. 自身も毒親に育てられた
毒親になるひともいれば、ならないような人もいます。
毒親になるひとというのは、何らかの原因があると言われているのですが、最も多いのが、毒親に育てられた人です。
毒親に育てられた人というのは、子育てというのはこういうものなのだと認識しているようなところがあります。
そのため、自分自身が毒親に育てられた人は、自分自身が毒親であることに気がつかないような傾向にもあるとされています。
また、自分自身は毒親にならないようにと心がけていたとしても、あまりにも意識することによって、毒親になってしまうような人が多いとされています。
2-2. 子供を所有物化している
自分が育てたのだからといって、なかには所有物のように子どものことを見ている人も少なくはありません。
自分がお金をかけて育てたのだからと、子どもの携帯電話を見たり、届いている郵便物を見るのは普通だと感じていたり、子どものことを所有物としているような人というのは、毒親になりやすいとされています。
所有物だから自分が思うようにするのは当たり前だと感じていたり、プライバシーを配慮しないような人というのが毒親には多いとされています。
2-3. 子供を愛せない
親というのは、無条件に子どものことを愛することができると思っている人も多いのですが、毒親になるひとには、子どものことを愛することが出来ないというような人も少なくはありません。
愛することができないため、皮肉を言ってしまったり、幸せを祝ってあげるようなことが出来ないようなところがあると言えます。
特に、同姓同士の場合ではライバル心がめばえてしまい、愛することが出来ないというような傾向にある人が多いとされています。
3. 過干渉型の毒親の特徴
3-1. 友達付き合いにくちをはさむ
毒親というのにも様々なタイプがありますが、毒親が毒親だと認識していないようなタイプというのは過干渉型の毒親だとされています。
過干渉型の毒親というのは、子どものことを大切に思い、大事にしているからこその行動だと思っている人が多く、そのなかでも、友達などへの付き合いなどについて口を出すというような人が多いとされています。
「~ちゃんは不真面目そうだから付き合ったらだめ」と言ったり、「~ちゃんは家がお金持ちだから仲良くしない」と言ったり、交流関係において意見をしたり、セーブしたがるような傾向にあるとされています。
このように、友達関係に対して口を挟みたがるというのは、子どもがどのような人と付き合っているのかを全て把握しておきたいというよう思いなどによるものであるとされています。
3-2. 一日のスケジュールを管理したがる
過干渉型の毒親というのは、子どものスケジュールを管理したがるような傾向にあるとされています。
小さな子どもなどであれば、親がスケジュール管理をするのが当たり前ですが、過干渉型の毒親というのは、いつまでもその癖が抜ききれないというよう傾向にあるとされています。
子どもがどこにいるのかを把握しておかないと不安になってしまったりするというのも、スケジュールを管理したがる過干渉型の毒親とされています。
3-3. 厳しすぎる門限
門限がある家庭というのは多いと思いますが、過干渉型の毒親というのは、年齢にそぐわないような門限を子どもに対して押し付けるようなところがあります。
高校生くらいになると、友達付き合いにも幅が広がりますし、部活や塾などで帰宅時間が遅くなるというのは当たり前のことなのですが、過干渉型の毒親というのは、子どもの都合などを度外視し、厳しすぎる門限を守らせようとしてしまう傾向にあるとされています。
厳しすぎる門限を守らせようとする親というのは、子どもの気持ちなどが配慮することができずに、自分が納得できるような手段で守っているようなつもりになるのです。
そのため、過干渉型の毒親というのは、年齢にそぐわないような門限によって子どものことを支配しようとしているような傾向にあるとされています。
4. 毒親な母や父への対処法
4-1. 気持ちを冷静に伝える
毒親というのは、自分が毒親であることを認識していないような人も少なくはありません。
子どものためにと思っていて、子供もありがたいと思っていると信じているような人も多いのです。
そのため、まずは毒親のどのようなところが嫌だと思っているのかを冷静に伝えるということが大切であるとされています。
子どもの本心を聞いて改善する人もいますが、なかには全く何も思わないような人もいます。
しかし、まずは自分の気持ちを伝えるということが大切であるとされています。
4-2. 反論しないが服従もしない
もしも自分の親が毒親であると思ったら、まずは自分の気持ちを伝え、それでも改善することがなければ、毒親に対して反論しないようにすることが大切であるとされています。
残念ながら、間違っていることをしてしまったりすると、毒親自身が間違っていると認識しても、認めようとはせずに、反論すると逆上してしまい、毒親度が増すような人も多いのです。
そのため、毒親が言っていることには反論もしなければ、間違っていることに服従もしないというような心がけが大切であるとされています。
4-3. 距離を置く
毒親でも自分の親だからと思う気持ちは強いかも知れませんが、毒親だと思っているのであれば、ある程度の距離を置くことが大切であるとされています。
関わることで互いにとって良い影響を与えませんので、毒親だと思っているのであれば、独り暮らしを始めてみたりと、毒親と距離を置くことが大切であるとされています。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
最近増えているとされている毒親について理解してもらうことが出来たでしょうか。
毒親というのは、自分自身ではよい親であり、子どものためにしていると思っているような人が多いとされています。
そのため、毒親というのは、自分自身で毒親という自覚がないというような傾向にあります。
毒親というのは、様々なタイプがありますが、もしも自分が毒親ではないだろうかというような疑問を持たれたら、客観的に見ることも大切です。
また、親が毒親であるのであれば、服従をするのではなく、気持ちを伝えることも必要です。
それでも毒親が改善されないのであれば、親であっても距離を置くことをおすすめします。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
最近増えているとされている毒親について理解してもらうことが出来たでしょうか。
毒親というのは、自分自身ではよい親であり、子どものためにしていると思っているような人が多いとされています。
そのため、毒親というのは、自分自身で毒親という自覚がないというような傾向にあります。
毒親というのは、様々なタイプがありますが、もしも自分が毒親ではないだろうかというような疑問を持たれたら、客観的に見ることも大切です。
また、親が毒親であるのであれば、服従をするのではなく、気持ちを伝えることも必要です。
それでも毒親が改善されないのであれば、親であっても距離を置くことをおすすめします。
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