ドリームキラーとは？心理・親・上司・友達の対策 | SPITOPI

他人が夢を語り始めると、それを何とかして壊そうとするドリームキラーが近くにいると、他人の影響を受けやすい人は足を引っ張られ、夢の実現から遠ざかってしまう傾向が見られます。

悪意の有無に関わらず、身近にいる親や上司や友達にそのようなタイプの人がいる場合、どのように対応すべきか、ドリームキラーの心理とその克服法についてご紹介します。

1. ドリームキラーの心理

1-1. 悪意のない場合

ドリームキラーでも悪意のない場合は、主に心配する気持ちから、そのようなアドバイスをする場合があります。

例えばアイドルを夢見る友達が、プロデューサーに食事に誘われるというチャンスを得た時、一人ではなくメンバーで誘われているし、あちらも会社の人が複数いるから大丈夫と言っても、いかがわしい誘いなのではないかと心配し、絶対に行かない方が良いなどと暫定的な物言いをし、不安にさせます。

1-2. 悪意のある場合

ドリームキラーで悪意のある場合は、その人の夢が成功することを邪魔することで、心の中で笑ってやろうという心理がそのような行動に移させます。

このようなタイプの人は、表面では心配するような素振りを見せつつも、裏ではあんなやつが成功するはずがないなどと陰口を叩いている場合もあるので、注意する必要があります。

またそのようなことを口にする場合は、何層にもオブラートに包んである場合もあるので見極めが難しい場合もあります。

2. ドリームキラーになりやすい人の特徴

2-1. 夢がない

ドリームキラーになりやすい人の特徴は、本人に夢がないケースが多いです。

自分に確固たる夢がないことで、ぶれることなく夢に向かって生き生きとした姿勢を見せている人が輝いて見え、そのコントラストとして自分が惨めに思えてくるため、夢を汚すような心ない行動に出ます。

このようなタイプの人は、被害者意識も強いので、身近に置くとネガティブなエネルギーを撒き散らしてくるため、距離を置くようにしましょう。

2-2. 成功体験をしていない

ドリームキラーになりやすい人の特徴は、成功体験をしていないことが挙げられます。

自分が何かにがんばって成功したことがある人は、成功というのは苦労の裏返しで手に入れるものということを心得ているため、夢の話をされたところで、絶え間ない努力をしているという話を聞かされたようなものですので、足を引っ張ろうとする発想など浮かびません。

それに対し成功体験をしていない人は、その相手が棚からぼたもちのように成功を手に入れようとしている感覚に陥るため、自分ばっかりずるいという気持ちから横槍を入れます。

2-3. 努力をしたがらない

ドリームキラーになりやすい人の特徴は、努力をしたがらない傾向が見られます。

このようなタイプの人は、他人が自分よりも頑張ることで、周囲の目には自分が頑張っていないように映ることを瞬時に意識するため、他人に夢を叶えるための努力をさせないことで、自分も努力をしなくてもよい正当化を図ります。

例えば同じ運動部に所属している友達が、持久力アップのために早朝に起きてマラソンを始めたという話を聞いた時、そのようなことをしてもあまり効果がないなどと冷や水を浴びせます。

2-4. 嫉妬深い

ドリームキラーになりやすい人の特徴は、嫉妬深い性格が傾向として見られます。

他人が自分よりも上に立つことを許さず、同じ境遇から一人勝ちのように成功することを裏切り行為のように考え、当然の権利のように足を引っ張ろうとします。

このようなタイプの人は、友達という言葉の意味を履き違えている傾向があり、真の友達であるならば、友達の夢の実現を一緒に喜ぶべきです。

2-5. 心配性

ドリームキラーになりやすい人の特徴は、心配症であることが挙げられます。

このようなタイプの人は良かれと思って言っていることが多く、悪気は一切ないのが逆に困りものです。

こうした傾向が見られる人は、何事においても物事をネガティブに考えてしまうため、新しいことにチャレンジする時には必ず、希望に燃えるよりも不安材料を先に持ち出し、夢を語る人の不安を煽ろうとします。

3. 親・上司・友達などドリームキラーへの対策

3-1. 親がドリームキラーの場合

親がドリームキラーの場合は、何を言われたとしても、親の人生と自分の人生は違うということをはっきりと意識することが大切です。

そのように考えるためには、まずは親の世代と自分の世代では20年以上の隔たりがあるため、親の時代には不可能であったことも、テクノロジーや通信の進歩により、問題にならないことも多いことを念頭に置き、親の意見を聞きに流せるようにしましょう。

3-2. 上司がドリームキラーの場合

上司がドリームキラーの場合は、明確に否定してしまうと会社の居心地が悪くなってしまう可能性があるので、口では感謝を示しながら、聞き流すのが好ましいです。

上司というのは自分の発言が部下に影響力を持つことを望み、その姿勢を示す部下を可愛いと認識するので、そのような姿勢を口だけでも示しておくことで、人事や昇格に関わってくる可能性があります。

これは本当に口だけでも大丈夫なので、試してみてください。

3-3. 友達がドリームキラーの場合

友達がドリームキラーの場合は、基本的に対等の立場であるはずですので、言いたいことをはっきり言ってしまっても良いと思います。

そもそも、夢をぶっ壊そうとするような人は、腹の中では自分のことを友達とは考えていない可能性すら浮上してしまいますので、友達というのは夢を壊そうとする人のことではなく、夢を応援したりサポートしてくれる人のことを示すことを意識しておきましょう。

4. ドリームキラーに流される人の特徴

4-1. 自分に自信がない

ドリームキラーに流される人の特徴は、自分に自信がないことが多いです。

自分に自信がないために他人の断定的な物言いに流されてしまい、自分の意見を取り下げてしまいます。

このような傾向が見られる人は、夢に対する思いが漠然としすぎている可能性が高いですので、自分がその夢をなぜ叶えたいのかをはっきりさせることで、自分の方向性に確信を持つことができます。

4-2. 他人の影響を受けやすい

ドリームキラーに流される人の特徴は、他人の影響を受けやすい傾向が見られます。

これは基本的に他力本願な性格であることが示されており、何事においても他人に乗っかっておいた方が得をすると考えている一面があります。

このようなタイプの人は、自分の夢は自分の力で叶えてこそ大きな充実感を得られることを肝に銘じ、他人の意見に耳を貸さないことを、夢の達成のためのスローガンに掲げましょう。

4-3. 共感度が高い

ドリームキラーに流される人の特徴は、他人に対する共感度が高い点が挙げられます。

このようなタイプの人は人の心を読み取るのが上手で、他人が何を考えてるのかを瞬時に自分のものとするため、他人がこのようなことはしない方が良いと考える気持ちに想いを重ね、自分自身でも、そうなのかもしれないと思ってくる傾向があります。

しかし他人の人生と自分の人生は目標が違いますので、これは自分の人生なのだからと切り捨てることが大切です。

4-4. 不安に陥りがち

ドリームキラーに流される人の特徴は、不安に陥りがちな性格が問題を引き起こしてることがあります。

このようなタイプの人は、少しの問題点を指摘されると、積み上げたものを一気に崩してしまうかのようにモチベーションを下げてしまう傾向があるため、そのような不安要素が入り込む隙間が一切ないように、自分の正しさについて事前に理論武装し、紙に書いて壁に貼っておくなど、潜在意識にも入り込むように見える化しておくのが良いでしょう。

4-5. 謙虚過ぎる

ドリームキラーに流される人の特徴は、謙虚すぎることでそのような事態に陥ってしまうこともあります。

他人を押しのけてでも夢を掴み取る人は、チャンスは平等に与えられていて、自分がそれを手に入れても何ら問題はないと考えていますが、このようなタイプの人は、自分みたいな人間が本当に成功できるのかと、謙虚を越えて自虐的になってしまうため、横槍が入ると夢をあきらめてしまう傾向が見られます。

5. ドリームキラーに勝つ人の特徴

5-1. ブレない意志の強さを持っている

ドリームキラーに勝つ人の特徴は、何があっても決してブレない意志の強さを持っていることが挙げられます。

志を高く持っていれば、傍から見ている人の意見などに影響されるはずがありませんので、ドリームキラーに流されないためには、精神力を鍛えることが大切です。

意志の強さを備えるためには、自分の夢に対する熱意を燃え上がらせることが大切ですので、夢に対する集中力を高める努力をしましょう。

5-2. 自分が正しいことを確信している

ドリームキラーに勝つ人の特徴は、自分が正しいことを確信しています。

理論として自分の行いが正しいことを確信していれば、横槍が入ったとしてもそれをすぐに論破することができるため、そちらに流されるようなことはありません。

ドリームキラーの言葉に耳を貸すということは、そちらの意見に賛同してしまう一面がありますので、自分の夢くらい、他の誰よりも理解している確信を持てるようにしましょう。

5-3. 失敗を恐れない

ドリームキラーに勝つ人の特徴は、失敗を恐れたりしません。

このようなタイプの人は、ドリームキラーが夢を壊そうとしても、一度や二度くらい壊れたとしても、何の問題もないと考えているため、そのチャレンジを諦めようとしません。

大学受験にしろ、何かのオーディションにしろ、恋愛にしろ、再びチャンスが巡ってくることはいくらでもありますので、一度の失敗にこだわりすぎないことが大切です。

まとめ

ドリームキラーの心理とその克服法についてまとめてみました。

悪意があろうとなかろうと、他人の夢を壊そうとするドリームキラーは、聞き耳を立てずに受け流すことが必要ですので、これらを肝に銘じておきましょう。