インナーチャイルドの見つけ方 | SPITOPI

インナーチャイルドとは、自分の内に宿る子供の部分や、子供的な意識、子供の頃の記憶の総体を意味しています。

インナーチャイルドは誰にでも存在し得るものですが、個人差があります。

たとえば、インナーチャイルドが性格として、態度として表出する具合にも差があります。

また、自分自身がインナーチャイルドを意識しているか、それとも無意識的な存在なのかも、その人によって違いがあるのです。

インナーチャイルドは、自身の代弁者になることもあれば、自身の敵として立ちはだかることもあります。

それは、自分の本当の欲求や感情と向き合う過程において、融和あるいは対立が生まれるからです。

ですから、自分自身のインナーチャイルドを理解して、上手くコントロールすることが重要です。

ここではインナーチャイルドの見つけ方や、インナーチャイルドのコントロールの仕方について紹介します。

自分が納得できる生き方について考えるための参考にしてみてください。

1. 自分のやりたいことについて考える

自分の本当にやりたいことや、自分の本音を深く掘り下げることによって、自分自身のインナーチャイルドに気づけるでしょう。

インナーチャイルドは、深層意識にある願望や欲求の代弁者です。

その声に耳を傾けることによって、自分がどうあるべきか、どうすればよいのか、道筋が見えてくるでしょう。

今やっていることに違和感や、徒労を感じている時は、インナーチャイルドが拒絶している場合もあるのです。

自分を追い詰め過ぎないためにも、自分自身の内なる想いを汲むことが大切です。

2. 自分自身が無邪気な時や自由な時を知る

インナーチャイルドは、快と不快の申し子であり、自分の欲求に忠実です。

自分が無邪気になれている時や、自由に楽しめている時、インナーチャイルドもまた喜びを感じているのです。

ですから、解放感や高揚感を感じている時は、自分自身のインナーチャイルドを見つけやすいのです。

ただし、インナーチャイルドを甘やかしすぎることは、大人としての道を外してしまうことでもあります。

快楽に依存的になるのではなく、自分の内なる子供を健全に育てていくことも大切なのです。

バランスのとれた生き方ができるように心がけましょう。

3. 自分が恐怖や怒りを感じる時を知る

インナーチャイルドは、自分自身の本能に基づく姿をしています。

特に恐怖や怒りには敏感であり、記憶やトラウマに基づいてインナーチャイルドは形成されることもよくあるのです。

ですから、何が怖いのか、何に怒りを感じるのか理解することで、インナーチャイルドを見出すことができるのです。

恐怖や憤怒に向き合うというのは、大きなストレスを生じさせることに繋がります。

無理をせずに、じっくりと時間をかけて見つめ、少しずつ内なる子供を癒してあげることが大切です。

「もう、大丈夫」「怖かったね」「一緒に歩こう」と声をかけてあげるのも良いでしょう。

恐怖や怒りにとらわれたインナーチャイルドを解放するには、あなた自身の愛や許しが必要になるのです。

自分自身を責めすぎず、穏やかに時を過ごすことも大切です。

4. 一人でいる時間を作る

コミュニケーションをとることは大切ですが、さまざまな人と関係を作る中で、インナーチャイルドが見つけにくくなることもあるでしょう。

相手の声に耳を傾けるということは、自分の内なる声を無視してしまうことにも繋がるのです。

ですから、時には一人になって、自分自身を見つめ直すことも大切です。

一人の時間を持つことで、インナーチャイルドの声がきっと聞こえてくるでしょう。

その小さな声を押し殺さずに、そっと受け入れてあげることが大切なのです。

5. 家族と向き合う

インナーチャイルドは、自分が育つ過程の中で生まれていくものです。

ですから家族との関係性が大いに影響を与えるのです。

自分のインナーチャイルドを見つけるためには、家族について考えたり、家族と向き合うことが大切です。

かならずしも、良い関係性とは言えない場合があるかもしれません。

しかし、家族を否定してしまえば、自分自身や自分のインナーチャイルドを否定することにも繋がるのです。

ですが、家族を許したり、家族から解放されるというのは、長い年月が必要になるでしょう。

ですから、自分自身のインナーチャイルドを受け入れ、心から幸せになることによって、家族というしがらみからも解き放たれるのです。

6. 過去を振り返る

インナーチャイルドは、自身の記憶によって形成されるものです。

何が楽しかったのか、何が嬉しかったのか、何が辛かったのか、何が悲しかったのか、過去を振り返ることも大切です。

内なる感情や声と照らし合わせながら、自分の傷を癒していくことや、自分の願いを叶えていくように心がけましょう。

そうすることで、インナーチャイルドもまた痛みや苦しみから解放されるのです。

7. 夢を分析する

インナーチャイルドは、自身の無意識の中にいる場合も多いです。

ですから、自分がみた夢を分析することで、深層心理や深層意識を知り、インナーチャイルドを知ることに繋がるでしょう。

夢占いを参考にしたり、夢の中で印象的だったモチーフを調べることが大切です。

自分の奥底にある感情や願いについて理解するように心がけましょう。

まとめ

インナーチャイルドの声は、自分の内なる欲求や感情を伝えてきます。

その声を無視するのではなく、受け入れ、インナーチャイルドを認め愛することで、自分自身の成長に繋がるでしょう。