テストの結果が「悪い」息子（娘）を励ますときの注意点 | SPITOPI

子供にとってテストは、点数によってはっきり明暗が分かれるものですが、一生懸命勉強を頑張っていたにもかかわらず、それが点数として結果に出ないことも珍しいことではありません。

親の立場として、自分の息子や娘がそのような点数で落ち込んでしまった時、テストの結果が悪かった我が子を励ます時の注意点について、ご紹介します。

1. 得意なことを引き合いに慰める

テストの結果が悪かった我が子を励ます時は、子供の得意なことを引き合いに慰めるのがおすすめです。

例えばテストの点数が悪くても、サッカーを一生懸命頑張っている子供であれば、そっちの才能があるんだから気にすることないよと慰めることで、子供の自尊心を傷つけず、癒すことができます。

またスポーツや音楽など、他の一芸に秀でることで大学に入る方法もあることを教えることで、テストの点数に絶望する視点から救い出すことができます。

2. 自分の子供の頃より良い点数だと笑いに変える

テストの結果が悪かった我が子を励ます時は、自分の子供の頃よりよっぽど良い点数だと笑いに変えることで、論点をずらすことができます。

子供は親の子供の頃の話や、自虐的な話を楽しむ傾向がありますので、そのようなネタを一つ放り込むことで、その話をもっと聞きたいという関心を作り出し、塞ぎ込んでいた顔を上げるきっかけを作ることができます。

そして、テストの点が悪くてもママみたいに幸せな大人になれるから気にするなと、導くことができます。

3. 結果でなくがんばったこと自体を評価する

テストの結果が悪かった我が子を励ます時は、テストの結果ではなく、頑張ったこと自体を評価する話に論点をすり替えることで、子供の自尊心を高めてあげることができます。

親は子供がどんなに勉強を頑張っていたかを、一番近くで見ていたはずですので、そういったエピソード一つずつ丁寧にあげながら、あんなに一生懸命勉強を頑張った自分を、恥じることも責める必要もないという話に持ち込むことで、慰めることができます。

4. 相性の悪さの話に持っていく

テストの結果が悪かった我が子を励ます時は、勉強をしていたのに点数に反映されなかったのは、その教科と相性が悪かったせいだという論点で励ますこともできます。

人間は全ての教科において万能に才能を持ってる必要などなく、数学の教授をやりながらオリンピック選手になるような人は滅多にいませんので、その教科の点数が悪かったのは、その教科との相性が悪かっただけだから気にすることはないという話に持っていくことができます。

5. できた部分を見つけて褒める

テストの結果が悪かった我が子を励ます時は、点数が低かった中でも正解した箇所に注目すし、それを褒めることで自尊心を回復することができます。

0点の場合にはこの方法は取れませんが、そうでない限り、正解した問題もあるはずですので、それに正解できなかった子だっていることをイメージさせた上で、それが解けたことは凄いことだと褒め、人間は失敗を反省することも大切だが、成功を誇ることも大切だと諭すことができます。

6. 次は絶対できるよと未来の話に持っていく

テストの結果が悪かった我が子を励ます時は、次は絶対できるよと未来の話に持っていくことで、終わってしまったテストに執着することから目を覚まさせることができます。

テストの点が悪かったことで子供が嘆くのは、あんなに頑張ったのに良い結果が出なかったという残念さもありますが、一方で、過去に良い点を出したことで親がとても喜んでくれた記憶がそうさせているケースもありますので、親の自分は全く失望していないし、あなたの未来を信じていると結ぶことで、目に輝きを取り戻すことができます。

7. 歴史に名を残す偉人の失敗談を引き合いに出す

テストの結果が悪かった我が子を励ます時は、歴史に名を残す偉人も、子供の頃は勉強ができなかったなどと、偉人の失敗談を引き合いに出すことで、慰めることができます。

あんなに凄い人も子供の頃は点数が低かったり、何度も失敗を繰り返したんだと知ることで、一度や二度の挫折ぐらいでくじけてはいけないという視点が芽生え、やる気を取り戻すきっかけを作ることができます。

一度も挫折したことがない人など滅多にいませんので、我が子が慕う人物の苦労話を調べてみましょう。

8. これで全てが終わったわけではないことを冷静に教える

テストの結果が悪かった我が子を励ます時は、これで全てが終わったわけではないことを冷静に教えるのが良いでしょう。

今回のテストの点数が悪かったとしても、学生である以上、名誉挽回のチャンスはいくらで訪れますし、学歴社会が崩壊することも予見される社会において、テストの点数以外の分野で挽回できるチャンスはこれからいくらでもあるという話をすることで、顔を上げるきっかけを作ることができます。

まとめ

テストの結果が悪かった我が子を励ます時の注意点について、まとめてみました。

デリケートな問題ゆえ、空気を読みながら行うことが大切ですが、お子さんの気持ちを晴れやかにするきっかけとなれたら幸いです。