挙動不審な人の特徴を徹底解説！治す方法など | SPITOPI

挙動不審な態度をわざと取る人は少ないと思います。

また誰にでもその時の出来事やタイミングで不審な動きをしてしまったり言動をしてしまう事もあるでしょう。

無意識に取っている場合とどうしようもなくそうなってしまう場合とがあり、後者だと周囲を不安にさせたり不快にさせている事もあると理解しているので治したいと思うものではないでしょうか。

対人面やコミュニケーションにも影響を与える事なので、挙動不審について詳しくみていきましょう。

1. 挙動不審な人の特徴

1-1. 落ち着きがない

常にソワソワしたり何をしたいのか分からない行動を取ります。

行ったり来たり、物をいじったり置いたりと安定せず周囲にも不協和が広がり、不快にさせたり迷惑になる事もあります。

また入ったり出たりといった同じ場所で何度も繰り返すので注意される場合もあります。

1-2. 声がどもって小さい

誰にでも緊張をすると口ごもってしまったり声が小さくなる事もあるでしょう。

挙動不審の人は常に声が小さく、何を言いたいのか全く分からない場合があります。

またどもってなかなか話が進まず周囲を苛立たせる場合もあるかもしれません。

ただどもり症の場合もあり、あまり非難したり不快感を出してしまうと症状が悪化する恐れがあります。

1-3. 不自然な行動を取る

通常人にはだいたい動線というものがあり、何かをする時にはこう、あれをするにはあの動きというように決まった動作があります。

多少の違いがあってもなるべく手間が掛からず、スムーズに済むようにするものですが、挙動不審の人は忍者のような素早く突拍子も無い動きをする事があるので、不意を突かれる事があります。

1-4. 目の動きが不自然である

会話をしているのですが全く目が合わず不思議なところをみていたり、伏せ目がちなのにキョロキョロするなど、視線を逸らしたりやり場に困っている場合が多々あります。

あまり相手の目を凝視するのは良くないですが、異常に目を合わせないと不審で不信になり場合によっては怒らせてしまうかもしれません。

1-5. なぜか怯えている

まるでチワワのように何かに怯えていたり、誰かに狙われているのかと思うくらいにオドオドして怖がっています。

自分の考えている事を見抜かれてしまうのが怖いのか、コミュニケーションが苦手な事がバレてしまうのが怖いのかは分かりませんが、常に強迫観念に囚われているような様子が窺えます。

1-6. 感情的になりやすい

本人なりにポイントがあるのだと思いますが、突然興奮してテンションが上がったり声が大きくなります。

かと思えば急にテンションが下がり静かになり暗くなります。

他人とは感覚が違うのか、今そうなるかという点で気持ちの浮き沈みが出ます。

1-7. 緊張しやすい

緊張は誰にでも起こる事で、場合によっては必要な時もあります。

緊張すると頭が真っ白になったりスッポリ大切な部分が抜け落ちてしまって後々後悔したり落ち込んでしまった経験もあるでしょう。

ですが挙動不審の人はずっとその状態が続いているので精神的に不安定になりやすくなります。

1-8. 自信がない

自分に自信がないと自然と態度に出てソワソワしたりオドオドしてしまうものですが、挙動不審の人は基本的に自分に自信がなく人前が苦手な場合が多いようです。

なるべく目立たず静かに過ごしたいので人前に出ると挙動不審になってしまうのです。

1-9. 機械音のような話し方をする

携帯や音声ガイダンスなどの声を聞かれた事はありますか。

〜でおります、我々は〜であります、などかなり特徴のある話し方ではないでしょうか。

あのような感じで抑揚のない棒読みのような話し方をするところがあります。

それは緊張からもきていますが、自分が話す事によって表現にボロが出たり変な事を言わないか懸念しているのです。

1-10. 周囲の話を聞いていない

他人の話を聞いていないので会話になりません。

では何をしているのかと言うと、自分が気になる事や興味がそそられる事を考えたり想像して頭の中で楽しんでいます。

またそれを突然口に出してしまうので、全く会話が噛み合わなくなったり周囲に聞いていなかった事がバレてしまうのです。

1-11. 早口になる

とにかく早口で何を言っているのか分からないという特徴があります。

なぜそんな早口なのか、焦って噛んでしまうのか周囲は理解できません。

何を言いたいのか分からないのでゆっくり言って欲しいと伝えても、とにかく早口で話すので結局何が言いたいのかわからずに終わります。

2. 挙動不審な人の心理

2-1. 恐怖感

他人に傷付けられる事や自分のテリトリーに入って来られる事に非常に恐怖を覚えるようです。

他人を信用していないので、ギリギリで保っている自分の精神を他人に脅かされる事に嫌悪感を持っているのですが、回避の術を知らない為に不審な行動を取ってしまいます。

2-2. 劣等感

他人より負けていたり劣っているという気持ちが強いため、堂々としたり強気に出たり、自己主張する事ができません。

また勇気を出してみてもコンプレックスが強く出てしまい、卑屈になったりネガティブな発言が多くなってしまいます。

ポジティブに切り替えたのにネガティブな状況になっていく事で更に憂鬱になってしまいます。

2-3. 警戒心

心を許す事が出来ないので必ず警戒をしながら人と接します。

自分を馬鹿にしていないか、自分の内心に気付かないか、自分を利用しないかなど一瞬でチェックして相手を見ています。

挙動不審にも種類があり、自分に自信がない場合と、自分にふさわしく自分の事を認めてくれると思う人を選んでいる場合があります。

3. 挙動不審な人の原因

3-1. トラウマがある

深く傷付いた過去や衝撃的な出来事を経験してトラウマになってしまった場合があります。

その時に自尊心を酷く傷付けられたりショックを受けてしまって自分をうまく表現出来なくなってしまったのかもしれません。

苦しんで自分を守らずにはいられなくなった結果、挙動不審になってしまったのでしょう。

3-2. 他人との距離感が分からない

人見知りなどで他人と関わりを持ってこなかったせいか、もしくはコミュニケーションを取ろうとして失敗して傷付いた為か理由は定かではありませんが、どのようにすれば他人と仲良くなったり会話をすればいいか分からないようです。

良かれて思って近づくと引かれてしまったなどの経験があるのであれば、周囲の人よりは一度専門家などに話をきいてもらった方がいいアドバイスがもらえ気が楽になるかもしれません。

4. 挙動不審な人の短所

4-1. 周囲に不安を与える

例えば街中でキョロキョロしたり、ウロウロしている人を見かけた場合どう思うでしょう。

おそらく近寄りたくないですし、すぐにでもその場を離れるのではないでしょうか。

何をされるか分かりませんし、もしくは犯罪に巻き込まれてしまうかもしれません。

挙動不審というのはそれほど人に不安感を与えます。

もちろん知人と他人では違いますが、知人であっても不審な行動には不安になったり不快になってしまう場合が多いでしょう。

4-2. ミスが多くなる

挙動不審だと周囲が気になったり注意が散漫するため、失敗が多くなる場合があります。

自分の事を周囲が見ていると自意識過剰になるので焦ってしまいます。

焦ると人間はパニックを起こすので益々挙動不審になり迷惑がられたり、悪目立ちしてしまいまた殻に閉じこもってしまうようになります。

4-3. コミュニケーションが取りにくい

協調性や順応性が低くなってしまうので必然的にコミュニケーションが取りにくくなります。

何を考えているかがわかりにくい上に意思表示が乏しいので、物事が進みにくくなりますし意思の疎通ができなくなります。

何かを頼む事も難しくなりますし一緒に何かを創造していく事はかなり難しいと言えるでしょう。

5. 挙動不審の治し方

5-1. マウンティングしない

他人と良くも悪くも比べるところがあり引け目を感じたり緊張する訳なので、その意識を変える事が大切です。

他人と自分は違う事や、他人にも欠点がある事を理解しましょう。

勝手に比べたところで何も生まれませんし、あなた自体は周囲の人の事をいちいち覚えているのでしょうか。

殆どの人はよっぽどではない限り人の事など一瞬で忘れます。

自分の事で精一杯だからです。

5-2. 環境を変える

どんな時に挙動不審になるかによって環境を変えてみると、効果が出る場合があります。

転校や転職、引越しなどは効果的ですがかなり大きな出来事なので時間や労力を遣います。

立場や環境によって難しい事でもあるので例えば新しく何かを始めたり、一旦リフレッシュするなど自分を取り巻く環境に抑揚をつけるようにしましょう。

5-3. 完璧じゃなくていい

失敗したり恥をかいたり一度もした事がない人はそういません。

また失敗や人の恥を笑うような人はその行為自体が恥ずかしい事であり、本人が気付いていないだけで周囲は気付いています。

結局は、自分が気付いているかいないかだけで、完璧な人など存在しません。

またその必要もありません。

5-4. なぜそうなるか分析してみる

そもそもですが、まずどんな時にそうなるか、なぜそうなったかを知る必要があります。

自分を振り返ってみると原因がわかるかもしれません。

いつからかそれを見つめ直してみる事で改善できるかもしれません。

5-5. 演じる

自分の事を客観的にみてみましょう。

どんな行動を取っていますか。

きっと自分でみても、この人怪しいなと感じるのではないでしょうか。

挙動不審の一部は自分への執着です。

どんな風に見られ、感じられているかが非常に気になっているという事です。

一層の事自分の存在を透明人間だと思うようにしてみましょう。

自分は見えていない、だから好きにできる。

堂々と自由自在だと振舞いましょう。

実際に俳優・女優は様々な役を演じているわけです。

それだけ周りが気になる程感受性が豊かであれば演じられるはずです。

まとめ

挙動不審と聞くとどうしてもいいイメージはありませんが、頭ごなしに嫌がるのではなく、身近な人の場合は理由を考えたり接し方を工夫するなどして接しましょう。

緊張やコンプレックスなどは誰にでもある事なので優しい気持ちを持って対応していけばいいのではないでしょうか。