他人が泣いていると、まるで自分のことのように涙を流す人がいますが、そのような人の心の中では、どのような心理作用が働いているのでしょう。
一般的には他人の痛みのわかる、心の優しい人のように受け止められる行為ですが、全く別の心理が働いている場合もあるのか、もらい泣きしやすい人の心理や性格について、ご紹介します。
- 優しい
- 人に依存しやすい
- 感情の起伏が激しい
- ピュアな性格
- 豊かな想像力
- 忍耐力がない
- 泣くことにマイナスイメージがない
- 冷たい人だと思われたくない気持ち
- マイナスの妄想が激しい
- 真に受ける
- 過敏に反応しやすい
- 弱者に感情移入しやすい
- 気持ちの切り替えが苦手
- 自分が泣いた経験を重ねやすい
- 涙の効果を知っている
- 気持ちを読み取るのが得意
- 怒りを泣く事で抑える
- 正義感が強い
- 一緒に泣くことで仲間意識を作る
- うつの症状としての涙
- まとめ
1. 優しい
もらい泣きしやすい人は、やはり一般的に見ても優しいことが挙げられます。
泣いている人を見てもらい泣きするということは、その人のことを心から考えていることの証ですので、目の前で他人が泣いていても関心を見せないような冷たい人ではないことが立証されます。
2. 人に依存しやすい
もらい泣きしやすい人は、他人にどっぷりと依存しやすい傾向が見られます。
長い付き合いをした人であれば、誰しも依存が強くなるものですが、このような傾向が見られる人は初対面の人にも強い依存を示し、自分のことのように考えることができるため、もらい泣きをすることになります。
3. 感情の起伏が激しい
もらい泣きしやすい人は、感情の起伏が激しい傾向が見られます。
こうした傾向が見られるタイプの人は、あらゆる感情が大きく表面化されることが多く、マイナスに言ってしまえば自分の感情を抑えるのが得意ではないため、涙だけでなく笑い上戸だったり、怒りを抑えられない傾向も同時に見られます。
4. ピュアな性格
もらい泣きしやすい人は、ピュアで純粋な性格であることが言えるでしょう。
例えば人前で泣いたら恥ずかしいかなというような社会性を身につけた人は、他人の目を気にして涙をこらえることもできますが、社会性をあまり気にすることなく、ピュアな感情を持ち続けている人は、人目も憚らず、もらい泣きがします。
5. 豊かな想像力
もらい泣きしやすい人は、豊かな想像力を持っていることが多いです。
もらい泣きというのは実体験ではなく、他人の経験を自分のものとして考える思考回路が根底にありますので、想像力が豊かでないと、目の前で泣いている人が泣いた理由を想像することもできません。
6. 忍耐力がない
もらい泣きしやすい人は、涙をこらえることができないという時点で見れば、忍耐力がないと言えるでしょう。
逆に言えば、辛抱強い人は滅多に泣かないと表現することもできますが、思わずもらい泣きしてしまう人は、基本的にあまり辛抱することが得意ではないと言えるでしょう。
7. 泣くことにマイナスイメージがない
もらい泣きしやすい人は、人前で泣くことに対しマイナスイメージがない傾向が見られます。
泣くことの何が悪いのと、平然と開き直るほどの基本姿勢を持っているため、もらい泣きすることにネガティブな感情がなく、自然と溢れ出る涙を止めようとする理由がないため、涙をこぼすことになります。
8. 冷たい人だと思われたくない気持ち
もらい泣きしやすい人の中には、第三者から見て冷たい人だと思われたくないという感情から、前向きにもらい泣きをする人もいます。
このような傾向は涙を誘うようなテレビ番組などでもよく見られますが、誰よりも先に涙することで、人よりも優しいことをアピールしようとしています。
9. マイナスの妄想が激しい
もらい泣きしやすい人は、マイナスの妄想が激しい傾向が見られます。
このような傾向が見られる人は、先に泣いていた人と同じ温度で涙しているわけではなく、その人が泣いた理由よりもさらに最悪の事態を妄想するため、下手すると本人よりも激しく涙することがあります。
10. 真に受ける
もらい泣きしやすい人は、何事も真に受ける性格の持ち主と言えます。
このような傾向が見られる人は、目の前に起きた出来事を素直に感じやすい感受性を持っているため、喜怒哀楽の感情が自分にも同じように現れやすく、目の前で泣かれれば自分も涙するという素直な生理反応が生じます。
11. 過敏に反応しやすい
もらい泣きしやすい人は、過敏に反応しやすい性格の持ち主と言えます。
このようなタイプの人は何事においても感情が高ぶりやすいため、他の友達は同情はできても涙が出るほどではないことでも、一人だけ過敏に反応し、もらい泣きすることになります。
12. 弱者に感情移入しやすい
もらい泣きしやすい人は、弱者に感情移入しやすい傾向が見られます。
例えばスポーツの競技で勝者と敗者に別れた時、多くの人は勝者を祝福する視点になりますが、このようなタイプの人は、負けて涙する方の人に注目しやすく、一緒に泣くことで慈しみの念を捧げます。
13. 気持ちの切り替えが苦手
もらい泣きしやすい人は、気持ちの切り替えが苦手なことが多いです。
他人の問題と自分の問題を分けて考えられる人は、同情はするものの自分の事のように泣いたりはしませんが、自分の心の中で気持ちを分けて考えるのが得意ではない人は、自分のことのようにもらい泣きすることになります。
14. 自分が泣いた経験を重ねやすい
もらい泣きしやすい人は、自分が辛い思いをした過去の経験を、他人の行動に重ねて考えやすい傾向が見られます。
このようなタイプの人は、初めは「あなたの気持ち、わかります」と共感の言葉から始まり、同情を示すものの、途中から自分のトラウマを引っ張り出し、自分の話で泣く傾向も見られます。
15. 涙の効果を知っている
もらい泣きしやすい人は、涙を出すことの効果を知っている可能性があります。
涙はストレス成分を体外に放出する効果があることを知っている人は、悲しいときは泣いた方がいいということを理解しているため、他の人よりも涙を抑えることがなく、もらい泣きしやすいという印象を周囲の人に与えます。
16. 気持ちを読み取るのが得意
もらい泣きしやすい人は、他人の気持ちを読み取るのが得意な人が多いです。
このようなタイプの人は、人の心を見透かすように体感するスキルがあるため、泣いてる人が無言のままでも悲しい気持ちを引き出し、他の友達より早く涙を見せます。
17. 怒りを泣く事で抑える
もらい泣きしやすい人は、怒りの感情を泣くことによって抑える傾向が見られます。
例えば自分の友達が悪い男に騙されて捨てられてしまった時など、涙で崩れる友達に同情する気持ちは抑えられたとしても、男に対する怒りの感情はなかなか静まらないときなど、涙を流すことによって感情を爆発させ、一つの区切りとします。
18. 正義感が強い
もらい泣きしやすい人は、正義感が強い人が多いです。
このようなタイプの人は、自分の周囲の人が泣くような事態になってしまったのは、自分の力不足のせいだと考える傾向があり、目の前で泣いている人を慈しむ気持ちと同時に、自分の不甲斐なさへの悔しさで涙することがあります。
19. 一緒に泣くことで仲間意識を作る
もらい泣きしやすい人は、一緒に泣くことで仲間意識を作ろうとする傾向があります。
人は自分の悲しみや悔しさに共感し、自分と同じ温度で泣いてくれる人に好意を持ち、信頼を深めますので、そのような計算も込みで半ばパフォーマンス的にもらい泣きをする人もいます。
20. うつの症状としての涙
もらい泣きしやすい人は、元々の性格などではなく、うつの症状として一時的に性格が変わってしまった時、もらい泣きをしやすくなることがあります。
以前よりももらい泣きをしやすくなったという人が周囲にいたら、精神疾患を気にかけてあげましょう。
まとめ
もらい泣きしやすい人の心理や性格について、まとめてみました。
こうしてまとめてみると、一般的に言われているような優しい性格の持ち主というわけではないケースもあることがわかり、涙の奥深さを感じさせます。
11. 過敏に反応しやすい
もらい泣きしやすい人は、過敏に反応しやすい性格の持ち主と言えます。
このようなタイプの人は何事においても感情が高ぶりやすいため、他の友達は同情はできても涙が出るほどではないことでも、一人だけ過敏に反応し、もらい泣きすることになります。
12. 弱者に感情移入しやすい
もらい泣きしやすい人は、弱者に感情移入しやすい傾向が見られます。
例えばスポーツの競技で勝者と敗者に別れた時、多くの人は勝者を祝福する視点になりますが、このようなタイプの人は、負けて涙する方の人に注目しやすく、一緒に泣くことで慈しみの念を捧げます。
13. 気持ちの切り替えが苦手
もらい泣きしやすい人は、気持ちの切り替えが苦手なことが多いです。
他人の問題と自分の問題を分けて考えられる人は、同情はするものの自分の事のように泣いたりはしませんが、自分の心の中で気持ちを分けて考えるのが得意ではない人は、自分のことのようにもらい泣きすることになります。
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