自尊心が低い人の特徴｜原因｜高める方法 | SPITOPI

自尊心とは、自分のことを認めることができる、好きであるといったこと、また自分の意志を貫く強さなどを意味しています。

自分の欠点を含めて、自分という存在に価値があると思える気持ちです。

自尊心がある、高い人の方が人生を楽しんで生きていけるでしょうし、困難なことにも立ち向かう勇気を持っていることでしょう。

一方で自尊心が低いとどうなるかといえば、マイナス感情にとらわれていて損をすることが多くなってしまいます。

ここでは自尊心が低い人の特徴、原因、そして自尊心を高めていく方法などを紹介します。

ぜひ参考にしてみてください。

1. 自尊心が低い人の特徴「比較癖がある」

自尊心が低い人の特徴として、自分と他人を比較する、他人の動向を気にしすぎるというものがあります。

例えば、友達や知人の生活環境、経済状態が気になって自分と比べて「上」とか「下」とジャッジしたがる人がいます。

何をもって上なのか下なのかは本人の価値観が関係するのですが、そもそも人は皆違う人間なのですから、比較すること自体無意味なことです。

人を気にするより自分の生活を充実させることに意識を向けた方が幸せです。

自尊心の低い人はそのことに気がつけていないことが多いのです。

2. 自尊心が低い人の特徴「人から認めてもらいたい」

人間は、誰でも人から認められたい、承認欲求はありますが、自尊心の低い人ほどこの欲求が強いのです。

強いからこそ、認めてもらえないと感じると不満が大きくなってしまってストレスを感じたり、辛いと思ってしまうのです。

人からどう見られるかを気にしすぎる傾向が強いです。

3. 自尊心の低い人の特徴「不安定になりやすい」

「どうせ自分は何をしてもダメ」「自分みたいな人間は価値がない」などと自尊心の低い人はちょっとしたことでも挫折を感じやすいのです。

少しぐらい上手くいかないことがあっても何とかなるとは思えないので、精神的に不安定になりやすい特徴があります。

4. 自尊心の低い人の特徴「人間関係が上手くいかないことが多い」

自尊心の低い人は、人は人、自分は自分という線引きが上手くできないことが多く、仲良くなっても思い通りにならない、自分が想像していた性格と違うとわかると、何かと自分と比較したり、相手に嫉妬して憎しみを持ったりと、関係性がぎくしゃくしてしまうことがあります。

人から認められたい、仲良くしたいという思いがあるのに、結果的には友達との関係性が上手くいかなくなる、上司や同僚とも打ち解けられないといったことが多くなります。

5. 自尊心が低い人の特徴「自分の中に軸がない」

自尊心が低い人は、自分で考えるということがなくて、周りに流されてしまいがちです。

自分で決めないで、相手に合わせて上手くいかなかったら人のせいにしてしまいます。

そして人間関係が悪くなるといった悪循環を繰り返しがちです。

6. 自尊心が低い人の原因「親との関係性が良くない」

自尊心が低い人の原因としては、子供の頃からの親との関係性があります。

例えば親が子供のことを認めない、「お前は駄目だ」と決めつけたような育て方、接し方をしていますと、本当に自信が持てずにおどおどした性格になってしまうこともあります。

本来ならば自分のことを無条件に認め、愛してくれるはずの存在の親、その親から認められることがないまま育てば、自信が持てない性格になってしまいやすいのではないでしょうか。

7. 自尊心が低い人の原因「兄弟差別、比較があった」

親や周りの大人から褒められることなく、兄弟間で比較をされたり、待遇に差をつけられて育った場合は、やはり自尊心が持てない、自分に自信が持てないという性格になりやすいのではないでしょうか。

負けん気があって跳ね返して自分に自信をつけたという人もいるかもしれませんが、それはよっぽどその人の持って生まれた気質が強かったのでしょう。

大抵の場合は、褒められて自信をつけていくものです。

けなされたり、批判されても、自信を保ったままでいられる人は少数派でしょう。

8. 自尊心が低い人の原因「パワハラ、いじめ、失恋などのトラウマ」

過去に理不尽なパワハラ、いじめ、相手の裏切りによる失恋など人間関係において辛い目に合ったことがある人は、人間不信になりやすいですし、トラウマから抜け出せないままになってしまうこともあります。

そんな目にあうのは自分に原因があるから、自分が悪いのかと自分を責めてしまいます。

9. 自尊心が低い人の原因「甘えられない環境にいた」

辛いことや、悲しいことがあっても、誰かに甘えることができればその傷を癒すこともできます。

自尊心が低い人は、これまでの人生、思う存分誰かに甘えるということができなかったのでないでしょうか。

厳しい環境に身をおいて、誰にも頼ることができないとなれば自分に自信が持てなくなり、自尊心が低くなってしまいます。

10. 自尊心が低い人の原因「人に合わせたり、無理を重ねてきた」

自分の意見が通らないことが多かった、我慢をして人に合わせてきたという経験が多いと、どうしても自尊心が低くなってしまいます。

どうせ自分のことは誰も認めてくれない、ないがしろにされていると諦めの感情が強くなってしまいます。

11. 自尊心の高めるには「自分の長所を書き出してみる」

自分の生きづらさ、苦しさは自尊心が低いからだと気がついたとしたら、自分で自尊心を高めていくことを始めた方がいいでしょう。

自尊心の高め方は思考の癖を変えていくことからです。

まずは自分は駄目だという考えを捨てましょう。

誰だって長所はあるのです。

自分の長所は何か、どんなことでもいいのです、紙に書いてみましょう。

12. 自尊心を高めるには「余裕を持って人と接する」

いきなり性格を変えて人間関係を良くするというのはハードルが高いかもしれませんが、少しずつ変えてくことは可能です。

まずは自分の心に余裕を持つこと、その上で人と接することです。

相手が自分の思うようなリアクションを返してくれなくても、自分のことを嫌いなのではないかとか、悪いことをしたかなとか気にする必要はありません。

13. 自尊心を高めるには「小さな成功体験を重ねていく」

自分に自信を持つためには、小さな成功体験を重ねていくことです。

大きな目標ではなく、実現可能な小さな目標を作って沢山達成させてください。

簡単なことでいいのです、自信を回復させることが目的です。

14. 自尊心を高めるには「自分を認める、褒める」

あれこれ深く考えず、今の自分を認めましょう。

元気に今日も一日仕事をした、それだけで自分は偉いと褒めてあげましょう。

自分に高望みをする必要はないのです。

今のありのままで十分なのだと考えましょう。

15. 自尊心を高めるには「人と比較しない」

人は人、自分は自分。

自分は他の人にはなれないのですし、他の人も自分にはなれない。

そんな当たり前のことを思えば、人と比較すること自体何の意味もないことに改めて気がつくことでしょう。

自分には自分しかできないことがある、自分の人生は自分だけのものです。

16. 自尊心を高めるには「環境を選ぶ」

自尊心を高めるためには、自尊心が低くなるような環境や人と距離をとることです。

例えば自分に攻撃的な相手、批判や嫉妬をしてきたり、比較をするような人が身近にいるのであれば、なるべく関わりを断った方が精神的にも良いでしょう。

仕事や家族などでそのような人がいるのであれば、可能な限り離れることを前向きに考えた方がいいかもしれません。

時間はかかっても自分でより良い環境を選ぶということを意識して行動してください。