トランス状態に入った人の特徴 | SPITOPI

トランスというと何を思い浮かべますか。

音楽などではよく聞く言葉ですが実際にどういう状態になるかを説明することは難しいと思います。

まずトランス状態とは変性意識状態と言われ、顕在意識と潜在意識の中間にいる状態であり、心身ともに緊張感から解き放たれ、非常にリラックスしている状態だと言われています。

集中力も高まり気がついたら何時間も経っていたというような状況になることをトランス状態に入っていたと言いますが、トランス状態に入っている人はどんな風になるのでしょうか。

1. 強い幸福感を感じている

トランス状態に入ると非常に幸福感に満たされ気分が良く幸せになるようです。

なんとも言えない感覚でフワフワと雲の上にいるような気持ちになったり、シャキっと研ぎ澄まされた感覚になったりと不思議な気持ちになるようです。

時間としては数分と長くないようですが、今までに感じたことのない気持ちの良い時間を過ごせるようです。

2. 集中力が高まる

仕事や勉強、スポーツとあらゆる分野に対してトランス状態に入ると集中力が非常に高まり一瞬のうちにこなしてしまったり終わらせてしまうと言われています。

またその状態に入ると時間を忘れてしまい、気づくと5時間も6時間も経っていたという事もざらにあるようです。

何かに集中すると周りが見えなくなる人はいませんか。

まさにそんな感じで音にも反応しませんし、極端な話周りで何か事件が起こっていても気づかないかもしれません。

3. スポーツなど競争する分野で高い結果を出せる

集中力が高まる分、他人と争ったり競争するようなスポーツや勝負事には勝利しやすくなり、結果を残せる事が多いようです。

よくスポーツ選手などが『ゾーン』と言われる現象について話していますが、まさにあの状態になり実際の流れとは別に時間がゆっくりと流れ、相手の動きが止まっているように感じるので何を感じ次に行動するかが読めるという状態になります。

4. 人見知りしなくなる

大変心地よく、幸福感を感じているので人との繋がりや出会いを大切にするようになります。

普段人見知りをする人でも縁を感じたり仲間になりたいという意識が働いて人懐っこくなったり社交的になったりと、本来なってみたい自分が現れてくるようになるようです。

お酒に酔っ払うと本性が出るような感じで、本当は仲良くしたいけれど恥ずかしい、人見知りをしてしまうなどの理由から普段そっけない人もトランス状態に入ると大胆になるようです。

5. 味覚が研ぎすまされる

トランス状態の時に食事をすると感じたことも無いような味わいを経験するようです。

もちろん元々おいしくないもの食べても何も感じないとは思いますが、一般的な料理にトランス状態が加わると最高級の料理に変身すると言われています。

微妙な味わいや深みを感じ取り、また調味料やダシの取り方など細かな事まで感じ取ってしまうので料理人泣かせかもしれません。

6. おおらかになれる

とにかく幸福度が高いので許容範囲が広くなりますし、受け入れようというポジティブな気持ちが働くようです。

器が大きくなり人に対する気持ちが寛容になるので、細かい事が気になりません。

人の失敗や自分に対する批評にすらおおらかになれ、人間はそういうものだと悟った状態になると言われています。

7. テンションが高くなる

やはり気持ちが高ぶる分テンションも高くなり楽しくなるようです。

幸せな時や感動した時、いつもと違う自分を発見した時などは興奮するものではないでしょうか。

トランス状態はずっと続くものではないのでその瞬間に発想したものや、創造したものはいつもとは違いクオリティーも高いと言われています。

8. 吸収力が高まる

いつもとは違い集中力も増し、幸福度も上がるので学ぶことや、目に見えるもの全てに対し感動したり好奇心を持つといった状態が生まれるようです。

そうなると自然と勉強したい、知識を増やしたい、自分のものにしたいという欲求が生まれるもので、吸収力も高まり自分の実力や能力に繋がっていくことになります。

またそれを自分の中で新しい形に変えたり才能として開花させるので、短い時間とはいえトランス状態にはたくさんの可能性を秘めていると言えるでしょう。

9. 無になる

世界が真っ白になった、真っ黒になったと表現する人や、夢の世界に入っていたと表す人もいるようです。

これだけを聞くと悪い薬でもしているかのように思ってしますが、修行僧などが過酷な修行している最中にもトランス状態になることはあると言われており、頭の中が無になるという事はその状態だと言われています。

邪神や煩悩を捨て徳を積む事によってステージがあがると言われているので、修行中は余計なことを考えず集中力を高めていらっしゃいます。

その事からも本当にトランス状態の高みの世界へ行ってしまうと無になってしまうのかもしれません。

10. 想像力が高まる

集中力が高まり物事への吸収力が高まるという事は発想したり想像する能力が高まることを意味します。

自然と面白いことや表現したいことが湧いてくるようで、それを残したいと思う事は当然のことだと思います。

想像力が高まることで仕事や勉強、プライベートにも役立つと思いますし、その後の通常の状態の時でも活かす事ができれば実力になっていくのではないでしょうか。

11. 物事を敏感に感じ取るようになる

好きなことや嫌いなことに対する感受性が高まります。

いつもは大丈夫な事でもその時は受け入れられなくなってしまったり、普段駄目な事がその時だけは大丈夫になったりと感覚や感性が変わってしまう場合もあるようです。

普段感じない良い部分や悪い部分も感じ取ってしまうからでしょう。

12. 自分の心の声が聞こえる

自分の本心や感情に対して繊細になると言われています。

普段は何も感じないことに対して敏感に感じたり、感想を持ったりといつもとは違った感情が生まれてくるのもトランス状態に入ったならではのようです。

普段気づかない事や気にしない事にも反応したり目がいってしまうので、神経質になる場合もありますが、感動や刺激を受ける事は間違いないでしょう。

13. 他人の動作がゆっくり見える

トランス状態に入ると集中力が高まるので相手の気持ちが読めたり行動が分かってしまうことがあるようです。

スポーツ選手などが敵チームの次の戦略が読めるといった話を聞いた事は無いでしょうか。

ゆっくり見える分自分がどう次に行動すればいいかが分かるので、焦ることがなくなり物事に更に集中できるようになります。

14. 音がクリアに聞こえる

まさしく音楽でのトランス状態のことですが時間が止まり音符が見えたり音が体の中に入ってくる事を感じ取る事ができるようです。

また細かいノイズや楽器の演奏には何が使われているかなどまで感じ取ることができ、非常にクリアで繊細な音楽を聴くことができるようです。

15. 香りを敏感に感じ取ることができる

普段あまり匂いに敏感ではなく鼻が利かない人でも、トランス状態に入ると何の匂いかがすぐにわかったり、他の人が臭わない場所でも嗅ぐ事ができると言われています。

調香師まではいかなくとも、おおよその成分や元になっているものは何かという事までわかると言われているので、大変繊細な神経になるのは間違いないでしょう。

まとめ

集中力が高まったり五感が研ぎすまされるなどいい事だらけに感じるトランス状態ですが、くれぐれも法に触れるような方法ではなく、音楽や瞑想など自力で感覚を研ぎすませるように工夫してください。