お宮参りは、赤ちゃんが生まれて初めて経験するイベントとなります。
赤ちゃんもママも、産後、初めての外出になるのではないでしょうか。
しかし、いくらお宮参りとはいえ、無理をしてはいけません。
赤ちゃんやママの体調をみながら行う必要があります。
天気が良い日や季節が良い日まで待っても良いでしょう。
このお宮参りですが、生まれて初めての大イベントでもあるため、心待ちにしている家族も多いことと思います。
今回はこのお宮参りの初穂料の相場や服装、行う時期について詳しくみていきます。
- お宮参りとは?
- お宮参りの初穂料の相場
- お宮参りの読み方と由来
- お宮参りの夫婦の服装
- お宮参りの子供の服装
- 記念写真の予約
- お宮参り当日の流れ
- まとめ
1. お宮参りとは?
お宮参りとは、赤ちゃんを産んでから約1か月後に近くの神社で、子供が健やかに成長するように祈願するイベントです。
本来は、お宮参りをする神社は、氏神様である神社に祈願するのが一般的でした。
氏神様に新しく氏子となる我が子を紹介し、祝福を受ける意味合いがあったからです。
ですが、近年は、氏神様に受け入れてもらい儀式というよりも、子供の成長を祝う方がメインとなっています。
神社も氏神様にこだわらず、近くの有名な神社にお参りに行くこともあるようです。
また、お宮参りとは、正確にいえば、男子なら31日目、女子なら32日目にお参りするのが習わしです。
ですが、現代はみなさん、そんなに暇ではありません。
大体、生まれて30日前後に行う行事として認識されているようです。
また、北海道や東北に住んでいる方の場合、冬に生まれたからといって、必ず冬に行っているかというとそんなことはありません。
春になって温かくなるのを待ってから、お宮参りをするケースもあります。
冬の神社の中はとても寒く、長時間、祈祷をするとなると、母子ともに体に負担がかかります。
30日前後に行うという形式にこだわらず、季節が落ちついてから行ってもよいでしょう。
2. お宮参りの初穂料の相場
初穂料とは、神社に祈祷をしてもらう祈祷料のことを指します。
子供が健やかに育つように祈祷をして祈願してもらうのです。
この初穂料の相場は、一般的には5千円くらいであることが多いです。
ですが、神社によっては豪華なお土産を用意する場合もあり、1万円を要する場合もあるので、確認しておいた方が無難でしょう。
初穂料は一人分の金額となるので、双子なら二人分の初穂料が必要です。
一人あたり5千円なら、1万円をのし袋に包まなくてはなりません。
お金を包むときは、のし袋に「御初穂料」「初穂料」と表書きし、名前を書く欄には子供の名前を書きます。
双子の場合なら、一人ずつ、のし袋を準備してそれぞれの名前を書いてもよいですが、一枚ののし袋に連名にして書いてもよいです。
名前はフルネームで書きます。
祈祷をするときに、子供の名前を読み上げるので、当て字を使った名前や難しい読み方の子供の場合、読み仮名をつけるようにします。
また、お宮参りは祈祷しない人もいます。
祈祷を省いて、参拝だけする家族も多いので、赤ちゃんの体調を見ながら家族で相談するとよいでしょう。
3. お宮参りの読み方と由来
お宮参りとは「おみやまいり」と読みます。
お宮参りには2通りの意味があって、一つは氏神様に無事に出産を終えて晴れて氏子になれることを報告する意味と、もう一つは生まれた子供が健やかに、そして逞しく育ちますようにと祈願する意味があります。
お宮参りの歴史は古く、室町時代からあったと言われています。
しかし、まだこのときは、お宮参りは庶民の間に広まってはいませんでした。
庶民の人にも広がりを見せたのは、江戸時代に入ってからです。
武家の間に広まっていた慣習が、徐々に庶民にも広まりだして、今日に至ります。
また、お宮参りの最大の特徴は、生まれた子供は、夫の母親が抱いて参拝することになっているところです。
まだ産後間もない行事のため、子供を産んだ母親の身体に負担がかかるのを避けるためではないかと言われています。
また、出産後間もない身体は、「産の忌み」と言われ、出血を伴う出産を終えた女性は穢れているとし、赤ちゃんを抱っこして神の前でお披露目することが許されないからなどとも言われています。
今では、このスタイルにこだわらず、母親が抱っこしたり、姑ではなく実母が抱っこして参拝する家族もいるようです。
みなさん、家庭の事情などによって、都合のよいスタイルを選んでいるようです。
4. お宮参りの夫婦の服装
お宮参りに行く夫婦の服装は、着物である場合もあれば、外出用の小綺麗な服装で臨む場合もあります。
簡略化して参拝するだけでよいとする家庭なら、普段の格好で参拝に行く場合もあります。
しかし、いくら普段着でもよいとはいえ、ジーパンや作業着、素足の見えるサンダルやミュールは、品格を問われる格好です。
参拝するときは神様の御前にたつ行為であるため、露出の高い服装や素足が見えるサンダルなど、カジュアルすぎる格好は避けましょう。
子供の父親の服装ですが、一般的には黒スーツで臨みます。
しっかりとネクタイを締め、革靴を履いて臨みましょう。
子供の母親の場合は、和装でもよいですし、綺麗なお出かけ用の洋装でもよいです。
和装の場合は、着付けが必要だったり、ヘアスタイルも着物に合わせたスタイルが好まれるので、時間がかかります。
無理をして着物を着る必要はありません。
また、母乳の人は、上下が分かれるセパレートタイプの洋装がよいでしょう。
ワンピースだと、母乳をあげるときに脱がなければならず大変です。
また、授乳もできるタイプのオシャレなワンピースなども販売されているので、これを機に1枚購入しておくのもよいでしょう。
1枚持っていると、ちょっとしたお出かけの際に活用できるため、とても便利です。
5. お宮参りの子供の服装
お宮参りの子供の服装は実に様々です。
正式には羽織の祝い着になりますが、セレモニードレスなどの洋装で臨む家庭もあります。
また、羽織の祝い着とベビードレス、両方、着せる家庭が多いようです。
羽織の祝い着ですが、中に着るのはベビードレスでかまいません。
正式には白羽二重という赤ちゃん用の産着を中に着ますが、高価なため、ベビードレスにする家庭が多いようです。
また、夏場などは、暑いので、赤ちゃんの体調を考え、羽織の祝い着を準備せず、セレモニードレスのみで臨む家族もいます。
また、記念写真を撮る時だけ、羽織の祝い着をさっとかけて写真を撮るという家族もいるようです。
また、セレモニードレスや羽織の祝い着は、参拝する神社に到着してから着せるのがベストです。
自宅から車に乗って神社に移動する間に、排便をしたり、ミルクを吐いてしまう可能性があるからです。
せっかくのお祝いの着物を汚しては大変です。
なるべく汚すリスクを避けたいのなら、車内で祝い着を着せてから神社に向かうようにしましょう。
今は、羽織の祝い着もセレモニードレスも素敵なものがたくさんあります。
一生の記念に残るイベントなので、素敵なものを用意してあげましょう。
6. 記念写真の予約
記念写真は、自分達で撮影しても良いですが、写真屋さんで撮影してもらう場合もあります。
お宮参り当日に予約をして撮影する場合もありますが、母子の体調や天気などを考慮して、別日に撮影をお願いする場合もあります。
早めに写真撮影をお願いすると、早割などでお得に撮影できることもあるので、確認しておくと良いでしょう。
また、写真屋さんによってですが、お宮参りの羽織の祝い着を貸してくれるところもあります。
もちろん、お金をとられますが、たった一度、使用するだけなので、自分で購入せずに、写真屋さんからレンタルする人も多いようです。
また、お宮参りをするときに、写真屋さんのプロのカメラマンが同行してくれるサービスもあるようです。
プロのカメラマンが同行するので、かまえた写真ではなく、自然で優しい写真がたくさん撮影できそうです。
プロのカメラマンがお宮参りに同行するスタイルだと、また別日に写真屋さんに行って撮影をする手間が省け、赤ちゃんの負担が軽減できるのでおすすめです。
記念写真の相場ですが、どんな内容のサービスなのかにもよりますが、みなさん、3万円くらいであることがおおいようです。
また、土日だと金額が上乗せになることが多いので、確認しておきましょう。
7. お宮参り当日の流れ
お宮参りの大体の流れを説明します。
まず、父親と母親は着替えを済ませて準備が整ったら、赤ちゃんに母乳を上げた後、おむつを交換してから外出します。
男の子の場合は、おむつ交換をするときに、勢いよくおしっこをかけられる可能性があるので注意しましょう。
赤ちゃんの身支度が整ったら、神社に出かけます。
その後、神社で祈祷をすませ、記念写真を撮影したら終了です。
その後、家庭によっては、食事かなどをする場合もあります。
少し敷居の高そうなお店で食事をしたり、または家でご馳走を囲んでお祝いをします。
祖父母を呼んでの食事会の場合は、食事をごちそうするため、手土産などは必要ありません。
食事を食べてお祝いが済んだらお開きとなります。
家庭によって、自由なスタイルで行われるお宮参りではありますが、食事会は赤ちゃんがいるため、お座敷タイプの個室が好まれます。
多くの人が出入りするようなファミリーレストランなどには、くれぐれも連れて行かないように。
まだ予防接種の済んでいない時期のため、誰かに病気でも移されたら大変です。
また、赤ちゃんが大泣きしたり、母乳をあげることなども考慮し、周りへの迷惑を考えて、個室のある座敷で食事をする方が好まれます。
まとめ
お宮参りといえど、やり方は人それぞれです。
正式に行うとすると、服装にお金がかかり、時間もかかるので、赤ちゃんへの負担が心配です。
無理をしないように行うのが一番なので、自分に合ったスタイルを模索してみましょう。
また、初めての外出は赤ちゃんにとって、初めての大冒険でもあります。
あまり外出時間が長くて、刺激が多いと、突然、夜中に熱を出すこともあります。
大人の都合で考えるのではなく、赤ちゃんのことを一番に考えて行うようにしましょう。
3. お宮参りの読み方と由来
お宮参りとは「おみやまいり」と読みます。
お宮参りには2通りの意味があって、一つは氏神様に無事に出産を終えて晴れて氏子になれることを報告する意味と、もう一つは生まれた子供が健やかに、そして逞しく育ちますようにと祈願する意味があります。
お宮参りの歴史は古く、室町時代からあったと言われています。
しかし、まだこのときは、お宮参りは庶民の間に広まってはいませんでした。
庶民の人にも広がりを見せたのは、江戸時代に入ってからです。
武家の間に広まっていた慣習が、徐々に庶民にも広まりだして、今日に至ります。
また、お宮参りの最大の特徴は、生まれた子供は、夫の母親が抱いて参拝することになっているところです。
まだ産後間もない行事のため、子供を産んだ母親の身体に負担がかかるのを避けるためではないかと言われています。
また、出産後間もない身体は、「産の忌み」と言われ、出血を伴う出産を終えた女性は穢れているとし、赤ちゃんを抱っこして神の前でお披露目することが許されないからなどとも言われています。
今では、このスタイルにこだわらず、母親が抱っこしたり、姑ではなく実母が抱っこして参拝する家族もいるようです。
みなさん、家庭の事情などによって、都合のよいスタイルを選んでいるようです。
4. お宮参りの夫婦の服装
お宮参りに行く夫婦の服装は、着物である場合もあれば、外出用の小綺麗な服装で臨む場合もあります。
簡略化して参拝するだけでよいとする家庭なら、普段の格好で参拝に行く場合もあります。
しかし、いくら普段着でもよいとはいえ、ジーパンや作業着、素足の見えるサンダルやミュールは、品格を問われる格好です。
参拝するときは神様の御前にたつ行為であるため、露出の高い服装や素足が見えるサンダルなど、カジュアルすぎる格好は避けましょう。
子供の父親の服装ですが、一般的には黒スーツで臨みます。
しっかりとネクタイを締め、革靴を履いて臨みましょう。
子供の母親の場合は、和装でもよいですし、綺麗なお出かけ用の洋装でもよいです。
和装の場合は、着付けが必要だったり、ヘアスタイルも着物に合わせたスタイルが好まれるので、時間がかかります。
無理をして着物を着る必要はありません。
また、母乳の人は、上下が分かれるセパレートタイプの洋装がよいでしょう。
ワンピースだと、母乳をあげるときに脱がなければならず大変です。
また、授乳もできるタイプのオシャレなワンピースなども販売されているので、これを機に1枚購入しておくのもよいでしょう。
1枚持っていると、ちょっとしたお出かけの際に活用できるため、とても便利です。
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