鹿児島県民の特徴｜性格｜県民性 | SPITOPI

鹿児島県民によく見られる「特徴や性格・県民性・恋愛傾向・あるある」にはどのようなものがあるでしょうか。

この記事では、鹿児島県民の典型的な「特徴・あるある・県民性・恋愛傾向・男女の性格」について紹介していきます。

1. 鹿児島県民の県民性

鹿児島県は明治維新の「薩長同盟」で大きな役割を果たした「旧薩摩藩」であり、歴史的に「剛毅果断・無骨者の勇敢な男性」を多く輩出してきた歴史があります。

そのため、鹿児島県民の県民性は「議を言うな=理屈(言い訳)をいうな」に象徴されるように、率先する行動力と既存の秩序を重視する傾向があります。

地理的に九州地方の南端にあり他県との交流が比較的少ないことから、人柄は素朴で温かいのですが、やや排他的な傾向もあります。

鹿児島県民の県民性として「新しいもの・流行りもの」を警戒するところがあり、基本的に「保守的・権威的」であり昔ながらの慣習・伝統を重んじます。

男女のジェンダー規範も男女平等の流れとは異なっており、現在でも分かりやすい「男らしさ・女らしさ」を大切にすることが多いのです。

2. 鹿児島県民の恋愛傾向

鹿児島県民の気質は、男性であれば「ぼっけもん・薩摩隼人」、女性であれば「薩摩おごじょ・大和撫子」というコンセプトで表現されることも多く、恋愛関係では男性も女性も共に分かりやすい「異性としての魅力(男らしさ・女らしさ)」を求めます。

「男らしくない臆病・優柔不断な男」や「女らしくない粗雑な気立ての悪い(優しくない)女」は、鹿児島県民としては「恋愛対象外」となります。

基本的に、男性も女性も純粋(ピュア)で一途な恋愛をする傾向が強く、好きになった異性を簡単に切り捨てたり裏切ったりすることはありません。

鹿児島県の女性は「強くて包容力のある勇敢な男性」を好み、男性は「優しくて自分を支えてくれる芯の強い女性」を好む傾向が強いのです。

鹿児島県は亭主関白と女性の気の強さで有名ですが、一度「この相手」と決めたら、生涯連れ添う覚悟で、好きな相手のために尽くそうとします。

3. 鹿児島県民あるある「明治維新は薩摩藩のおかげと考えている・西郷隆盛の話になると嬉しくなる」

鹿児島県民は九州地方の南端にあるどちらかというと田舎の県・地域なのですが、日本の近代史で自分たちが重要な役割を果たしたと自負しています。

西郷隆盛が軍勢を指揮した「薩長同盟」を基軸にして、倒幕を主導した雄藩としてのプライドが残っており、「今の日本があるのも西郷さんのおかげ」という意識が強いのです。

そのため、東京や他県の人が「日本の明治維新では旧薩摩の鹿児島県がもっとも大きな働きをしたと聞いています・やはり西郷さんというのは明治の英傑の中でも別格の存在で大きな人物だと思います」という話をすると、笑顔で話に乗ってきてくれます。

旧薩摩藩の日本近代化の功績、西郷隆盛の英雄的な活躍が、鹿児島県民、特に中高年の世代には今も重視されているのです。

4. 鹿児島県民あるある「桜島噴火を何度も経験しており火山灰に慣れている」

鹿児島県民のあるあるといえば、やはり「桜島噴火・火山灰の影響」です。

特に、桜島が目の前に見える鹿児島市の人たちは、桜島噴火による日常生活への悪影響にはかなり慣れています。

東京・他県の人が戸惑うような火山灰降下の状況でも、パニックになったり焦ったりすることなく、淡々と火山灰をはらって室内に非難します。

洗車したばかりのピカピカの車は、1分もあれば火山灰に塗れてどろどろになってしまいますが、車や洋服が汚れることに対しても潔く諦める覚悟ができています。

桜島・火山灰の話題を鹿児島県民に振ってみると、色々と面白い体験談を話してくれることが多いです。

5. 男性の鹿児島県民の性格「勇敢で豪快な薩摩隼人・寡黙に行動するぼっけもんの気質」

男性の鹿児島県民の性格は、「薩摩隼人・ぼっけもん」という歴史的な薩摩人の気質に集約されており、「生命をも惜しまない勇敢さ・過激さ」にその特徴を見出すことができます。

饒舌ではなく寡黙であり、臆病を嫌って勇気を誇示する気質なのです。

実際には小心者で気の弱い男性もいるのですが、少なくとも表面的には「勇敢で豪快な男性像」を空威張りであっても誇示しようとします。

「議を言うな(理屈を言うな)・男は無駄なおしゃべりをするな」の価値観が強く、寡黙にやるべきことをやるという性格でもあります。

6. 男性の鹿児島県民の性格「熱しやすく冷めやすい焼酎気質・亭主関白で男尊女卑の考え」

男性の鹿児島県民の性格は、理性的というよりも感情的であり、「熱しやすく冷めやすい」という特徴から「焼酎気質」とも呼ばれます。

焼酎気質は一気に興奮して一気にクールダウンするので、怒ったり喧嘩したりしても翌日になるとケロッと忘れていることが多く、根のないサッパリした性格です。

男女や夫婦の関係では、男性を立てて女性は一歩下がることを望む「亭主関白」な人が多く、男性よりも女性は従順であるべきという「男尊女卑の考え」を持つ人も少なくありません。

7. 男性の鹿児島県民の性格「タテ社会の組織に適応しやすい権威主義・上位者には忠実に従う」

男性の鹿児島県民の性格は、「個人主義・自由主義」ではなく「集団主義・統制主義」であることが多く、組織団体の上位者に対しては素直・忠実な傾向があります。

旧薩摩藩でも「私学校党」と呼ばれる過激な反明治政府を掲げる薩摩隼人の男性たちは、首領である西郷隆盛には絶対の忠誠を誓っており、反対や裏切りをする者はほとんどいませんでした。

鹿児島県民の男性は「タテ社会・上下関係」にきっちり適応できるという意味では、現代の「典型的な体育会系の性格パターン」を持っているということもできます。

8. 女性の鹿児島県民の性格「薩摩おごじょ・気は強いが優しくて男性に尽くす」

女性の鹿児島県民の性格は「薩摩おごじょ」という昔ながらの概念によって理解することができます。

薩摩おごじょは「大和撫子」とも近い女性像ですが、おしとやかで従順な大和撫子と比較すると、薩摩おごじょはやや気が強くて言葉が悪いところはあります。

しかし、鹿児島県民の女性は優しくて気立ての良い人が多く、一緒にいる男性を甲斐甲斐しく支えて気持ちを元気にしてくれます。

好きになった男性に連れ添い、相手に尽くす気質でもあるのです。

9. 女性の鹿児島県民の性格「後輩(年下)の面倒見が良い姐御肌・人から慕われて頼られる」

女性の鹿児島県民の性格として、後輩(年下)のことを気にかけて世話を焼こうとする「姐御肌(あねごはだ)の傾向」があります。

薩摩おごじょにはおおらかで寛容な女性が多く、困ったり悩んだりしている後輩がいれば放っておくことができません。

自分にできるアドバイスをしたり親身になって相談に乗ってあげたりもします。

鹿児島県民の女性は、面倒見が良くて人助けも好きなので、人から慕われて頼られる性格をしているのです。

10. 女性の鹿児島県民の性格「真面目で忍耐力のある現実主義者・柔軟に対応できる」

女性の鹿児島県民の性格は「真面目・素直」であり、集団生活や上下関係にもスムーズに適応することができます。

嫌な人間関係やつらい出来事に耐える「忍耐力・ストレス耐性」も備わっているので、少々のことでは心が折れることもありません。

基本的に、今やるべきことをやるという現実主義者です。

鹿児島県の女性は「柔軟な対応・価値観の転換」ができる頭の柔らかいタイプであり、同じ鹿児島県の男性が「頑固・融通が利かない」であるのとは対照的です。

11. 鹿児島県民の男性・女性と相性のいい性格の人が多い地域

鹿児島県民の男性と相性のいい女性が多いのは、「東京都・高知県・鹿児島県」になっています。

合理的な判断でクールダウンしてくれる東京都の女性、おおらかな器量の大きな性格で受け容れる高知県の女性、気立ての良さと奉仕精神で支えてくれる鹿児島県の女性と相性が良いのです。

鹿児島県民の女性と相性のいい男性が多いのは、「鹿児島県・宮崎県・熊本県」になっています。

気の強さと女性らしい柔らかさを持つ薩摩おごじょには、やはり少し亭主関白で空威張りの傾向(家の中では女性優位に)がある九州男児が合いやすいようです。

12. 鹿児島県民の「良い評判・悪い評判」について

鹿児島県民の良い評判としては、「行動力と決断力がある・上下関係への適応力がある・目上の人には礼儀正しい・真面目で根が優しい」などがあります。

悪い評判としては、「威圧的で暴力的な雰囲気がある・上下関係をやたらに気にする・目下や後輩には威張っている・寡黙で本音を言葉にしないので分かりにくい・男尊女卑の価値観がある」などがあります。

鹿児島県民の良い評判の多くは「行動力・人柄の温かさ(義理人情)・組織適応力」と関係していて、悪い評判の多くは「威圧感・頑固でワンマン・目下に威張る(反平等主義)」と関係しています。

13. 鹿児島県の方言

鹿児島県の方言は「鹿児島弁」と呼ばれることが多いのですが、東京・他県の人には意味が分からない方言の単語・言い回しも多くなっています。

鹿児島県(奄美群島除く)と宮崎県南西部で話される方言は「薩隅方言(さつぐうほうげん)」と呼ばれます。

鹿児島県の有名な方言としては、「おい(俺)・おはん(あなた)・きばれ(頑張れ)・やっせんぼ(臆病者)・どげんかせんといかん」などがありますが、年配の鹿児島県民の鹿児島弁は発音・語彙が標準語とかなり違っているため、九州地方の近隣県でも話の内容が分かりにくくなっています。

14. 鹿児島県にもいい人や悪い人がいて、色々なタイプの人がいる

鹿児島県民の一般的な「県民性・性格特徴・男性と女性の性格・恋愛傾向」について説明してきましたが、どこの県・地域であっても「県民性の傾向の違い」よりも「性格・価値観の個人差」のほうが大きいということは忘れないようにしましょう。

鹿児島県民にもいい人や悪い人がいて、「薩摩隼人・ぼっけもん・薩摩おごじょ」の典型的な特徴に当てはまらない人もたくさんいます。

鹿児島県民にも色々なタイプの人がいるという前提を認識した上で、「一人一人の鹿児島県の人たち」と誠実に向き合っていくことが大切なのです。

まとめ

鹿児島県民の代表的な県民性・特徴としては、「旧薩摩藩の明治維新への功績を誇っている・西郷隆盛を尊敬していて好きである・勇敢で行動力がある・理屈(言葉)よりも感情や義理を重視する・素朴な温かみがある」などがあります。

鹿児島県民でも、男性の性格特徴には「勇敢で豪快・理屈(おしゃべり)を嫌って寡黙・よそ者には排他的」があります。

女性の性格特徴には「気立てが良くて思いやりがある・芯が強くて忍耐力がある・思考が柔軟で面倒見が良い」があります。

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