協調性を高める方法 | SPITOPI

人間関係をスムーズに進める為には色々とコツが必要になります。

自分の事を話したり相手の話にも相槌を打ったりとあれこれ気を使って忙しいものです。

またそのタイミングも重要で、ズレると空気が読めないと言われたり変わった人だと思われてしまう事もあるので、状況をしっかり把握しておかなければいけません。

そこで重要になる一つとして協調性がありますが、協調性を高めるには一体どうすれば良いのでしょうか。

1. 協調性とは

就職活動の際に面接でも聞かれる協調性があるか無いかの質問。

もちろんないとは答えられませんし、自分であると思っていても、実際どうなのかは正直なところ周囲が判断する事でもあります。

そもそも協調性とは何でしょうか。

協調性とは目的や目標、物事に対して複数の人間で同じ結果に向かって取り組む時に、状況判断しながら譲り合ったり協力しあったりする性質の事をいいます。

対人面や人間関係において協調性がないと良好にはいかず、衝突してしまう場合が多々起こります。

どのような場合にも協調性があると場を和ませたり、争い事を最小限に抑えたりする事ができるので、あるとないとでは問題解決や目的達成においてスピードが雲泥の差になってくるでしょう。

協調性のある人とない人の差は積極的に協力する気持ちがあるかどうかで、そこが重要なポイントになります。

では協力性の高め方をご紹介していきます。

2. 落ち着いて空気を読む

基本中の基本ですが、空気が読めないと協調性は高くなれません。

一言に空気を読むと言っても色々ありますが、単純に共同作業の中で時間が来たからと行って先に帰ってしまったり、自分の用事や役割が終わったからといって手伝いもせず好きな事をするなどは分かりやすく空気が読めていない証拠でしょう。

また全く違う話を流れを無視して話だしたり、質問と全く違う事を答えたり、または質問したりして、その場を破壊していきます。

協調性を高めるには、まずこれらを意識的に全てやめる事です。

自分の作業が終わったとしても周囲を見渡しまだ作業をしている人がいれば声を掛けてみましょう。

手伝える事はないか聴いてみるのです。

その後の支持は相手に委ねましょう。

また質問をされた時に内容をしっかり聞き、相手が言わんとしている事を把握しましょう。

自分が思い付いた事を先に話すのではなく、ひとまず相手の聞いてきた内容について感想なり意見を述べる事を必ず優先します。

自分の話題はそれから話し、その後であれば自分の話題が中心になる場合もあるので楽になるのではないでしょうか。

3. 自己中心的な行動はしない

協調性が高い人は、普段から周囲に気を配っています。

"自分自分"する事はなく、会話の中に上手に自分の考えや意見を入れ、スムーズに話題を変えたり参加します。

得意ではない話題にも興味を持つようにしたり、自分に全く関係のない話題でも耳を貸し話を振られればそれなりに返します。

協調性というよりも通常は、自然と人の輪があればこのような対応になり仲間意識が出来上がってくるものなのですが、協調性が低い人は普段から他人に対し無関心な割に自分の事には 注目されたい人が多いのかもしれません。

4. どうして協力をするか考えてみる

まずなぜ協調性が必要なのか考えてみると理由がわかるので身に付けていきやすくなります。

高めたいという事は今の時点で低いと感じているという事です。

そもそも高くしたいと思う人は、それ程協調性が低い訳ではないと思いますが、その作業をやるにあたり目的は何かという事を考えると協調性が必要かどうかがわかります。

何の為にしているのか、なぜ人数を集ってしているのか、最終的にどのような形を目指しているのかを考えると逆に協調性が必要のない状況もわかってきます。

他人と協力する事が苦手であっても、現在の自分の立場や作業目的を考えれば協調性は必要になり、自分の主観を入れるべき状況ではない事が分かってくるでしょう。

5. 考え方を多角的にしてみる

物事は一面や一部で成り立っている訳ではありません。

また立場や状況によって見方は代わり、人によって感覚や感情は変わるものです。

それを踏まえて理解し、協力したり譲り合う事が良好な人間関係を築く潤滑油になります。

ですから頭を柔らかくしスポンジ状態に近づけないといつまでたっても協調性を高める事はできません。

人の輪はボールと同じで決まった面がある訳ではありません。

立ち位置で影が入ったりコロコロ転がると見え方が変わります。

ずっとまるい訳ではないので常に変化する人間が複数いる空間は、転がるボールと同じです。

自分の見え方に固執してしまうとボールを動かす事が出来なくなってしまいます。

物事は可変的であり人によって違うという事を理解出来れば、他を受け入れる余裕ができるのではないでしょうか。

余裕ができれば考え方の視野が広がり他人との関わり方に変化が出てくるでしょう。

6. 全体を見るようにする

焦ったりペースを乱される事を苦手とする人が居ます。

ですがその人達全員が協調性が無いわけではありません。

むしろほとんどの人が協力し合い、助け合っているでしょう。

ではなぜ協調性を高める為には全体を見るようにしなければいけないかと言うと、組織にいる以上、単独で作業する事には限界があるからです。

例えばデスクワークであっても接客業であっても自分の持分に取り掛かっている時はマイペースでいいのですが、組織にいる以上持分だけで仕事が成り立つ訳ではないです。

持分ができれば今度はそれを引き渡さなければいけません。

逆に言うと、分配された仕事を各自のやり方で日々こなしているだけであり、一人が出来たとしても目的を同じとしている仲間が達成していなければ自分の持分が達成していても全体としては達成していない事になります。

各々の仕事だけで満足なのであれば組織に所属する必要もないですし、組織は自己満足させる為に仕事を与えている訳ではありません。

常に全体と自分のバランスを考えるようにすると自分の立場がみえてきます。

また仕事に限らずプライベートでも全体を見てから自分をみるクセをつけると協調性が高くなっていくでしょう。

7. 単独行動しないようにする

この場合の単独行動とは、ルールの中での単独行動であってプライベートな行動指しているものではありません。

仕事やサークル、何らかの組織に所属していて、同じ目的の人物が多数いる時の行動になります。

例えば一緒に行動しなければいけないのに自分だけ先に行ってしまったり、同じ方法でしなければいけないところを自分流の方法でしてしまったりと、何かとルールを破りがちな人がいます。

協調性どころか社会性の問題になりそうですが、まずルールは仲間が決めた訳ではないので単独な行動をする事によって迷惑をかけてしまう事を想像しなければいけません。

自由を主張するのであれば他人に迷惑を掛けてはいけませんし、やる事をやってからではないといけません。

またルールがあっての自由という事を理解しないと協調性を身に付ける事は難しくなるでしょう。

他の人もプライベートであれば好きなように行動します。

その事からも協調性の高い人は自分の行動についてしっかりと区別がついている人だと言えるでしょう。

まとめ

協調性とは思いやりでもあります。

自分の意見や感情をしっかり持ちつつそれを表現できる力や、同じように相手の意見や感情理解し受け止める力を持っていると、ある程度の仲であれば、すんなりと会話に入れたり人の輪に加わる事ができるのではないでしょうか。