ブーメラン効果を恋愛で使う方法 | SPITOPI

自分磨きを頑張っている、仕事もできる、見た目だってそれなりに気を使っている、なのに恋愛だけはなぜか上手くいかないとお悩みの人はいませんか。

周りを見ればみんな自然体で恋愛を楽しんでいる、愛し愛されているのに自分はどこかおかしいのだろうかなんて落ち込んでしまうこともあるかもしれません。

実は頑張り屋で完璧主義の人ほどそういう傾向になりがちなのです。

もしくは優等生タイプだったりというのも関係してきます。

あなたは『ブーメラン効果』というものをご存知でしょうか。

これを上手く使えば恋愛も今より上手くいくと感じられると思います。

それではブーメラン効果とは何か、またブーメラン効果を恋愛で使う方法をお伝えしていきましょう。

1. ブーメラン効果とは何か

まずはブーメラン効果とは何かということから入っていきましょう。

自分に置き換えて考えてもらえばわかると思うのですが、人から「ああしなさい」「あなたは間違っている、こうするべきだ」と強く言われれば言われるほど嫌な気分になりませんか。

また言いなりになるのが負けを認めるようで反発したくなったり、相手の言うことが正論だとわかってはいても何か反対意見を主張してみたり。

こういった心理的な現象を「ブーメラン効果」と言います。

自分の自由を奪われるのではないかという気持ちからなる場合もありますし、単純に自分が好きではない相手から言われると反対の意見を言いたくなるという気持ちも関係しています。

この「ブーメラン効果」をちゃんと理解して正しい使い方をすることで、人間関係をスムーズにできたり、仕事がやりやすくなる─

そして、もちろん恋愛にも応用できてしまうのです。

2. 押して引く

恋愛において、大事なのは押し引き、駆け引きです。

これが上手にできる人というのは自然とブーメラン効果を使っているに他なりません。

純粋で一途な人ほどやってしまいがちなのが、押して押して、尽くして尽くしてという愛情が過剰なタイプです。

相手の気持ちを先回りして気を使ってあれこれと尽くす人ほど、なぜか恋人に大事にされなかったり、軽く見られてしまうのはブーメラン効果が上手く使えていないからなのです。

いくら相手が好きでもそんなに押しまくっては駄目です。

愛情過多になりますと、どうなるかというと相手が甘えますし、それに慣れて「当たり前」という感覚になってしまいます。

そして「重たい」とか「面倒くさい」となって、相手からの連絡にスルーしたり、自分からはなかなか行動を起こしてこなくなってしまのです。

つまり押したらすっと引くことです。

あなたがすっと引けば相手は反発して、あなたから押させようとして自分から何かしてくる可能性が高くなります。

3. 追わない

ブーメラン効果をどんどん恋愛に使っていきましょう。

次はあなたから追わないことです。

別に相手から追わせようという駆け引きではなく、ただあなたは相手にしつこく自分から追いかけるような真似はしないということです。

そんなことを言ったら、相手も誘ってこなかったら休日デートできなくなるなんて心配になるかもしれませんが、それでもいいのです。

1回、2回デートをしない休日があってもいいではないですか。

むしろお互い離れて一人の時間を満喫するのもいいなとあなたは思っておいてください。

あなたがそう心から思って休日を楽しめば、どうなるか。

相手はあなたがいなくて寂しい、会いたいと感じる可能性が高いです。

一人で休日を満喫したあなたに対して、自分が独占したいという気持ちになるのです。

4. 必要以上に議論を深めない

恋人同士会話をしていて、なぜか相手が自分の言うことにいちいち反発してくる、反対のことを言ってくるって時がありませんか。

地味にイラつくと思います。

これはブーメラン効果で相手の意見に何か反対を言ってやりたいというっ気持ちがあるのです。

あなたが自信満々で主張すればするほど、相手はちょっと悔しい気持ちになるのでしょう。

こんな時はその話題から離れることをおすすめします。

それ以上議論しても、相手の目的はあなたの主張に反対したいだけなのです。

そしてあなたは自分の主張を相手に認めさせたいだけです。

どっちが正しい、間違っているなんてはっきり決めることができないような内容であればあるほど、その話題はさっさと辞めて二度と持ち出さない方がお互いの為でしょう。

どうしても大事な話題ならばまた別の日に改めてした方がいいです。

意地の張り合い、つまらない喧嘩をぐっと減らせます。

5. 期待をしない

これは女性の多い傾向からもしれませんが、恋人や友達とは同じ意見でいたい、共感して欲しいという気持ちが強い場合があります。

でもこれを恋人に求めるのはおすすめできません。

自分の気持ちに寄り添って欲しいとは思っていても、相手には相手の気持ちや考え方があります。

またあなたがそう願えば願うほど、相手はあなたの期待から逃げたくなるし、違う主張をしたくなるのです。

あなたに自分の考え方まで支配されるような気がして無意識に反発してしまうのです。

そうなるとあなたはどうなるかと言えば、自分の思い通りにならなかったことに失望、怒りといった感情を持ちます。

そして同調してくれなかった恋人のことも悪く思ったり、イライラした感情を持つでしょう。

期待するといいことなんて何もないのです。

自分の言うことやすることに反対するだろうぐらいに思っておいた方が良いでしょう。

またそういう風な思いというのは相手に伝わります。

期待されていないと思うと逆に期待に応えようとむきになって頑張ったりするものです。

ですから期待しない方がよっぽどあなたの思い通りになるという結果になります。

6. 自分の意見を押しつけない

子供の頃、お母さんに「勉強しなさい」とか「片付けなさい」と頭ごなしに言われた経験はありませんか。

その時「今しようと思っていたのに」とか「そんな風に言われたら逆にしたくない」なんて思いませんでしたか。

これこそがわかりやすいブーメラン効果です。

恋愛においても同じです。

恋人に対して上から目線で決めつけたり、自分が正しいと思っていることを押しつけたりしていないでしょか。

もちろんそれは善意からで相手の為、利益になると思っての発言です。

あなたなりの愛情です。

でもそれが相手にストレートに伝わるかと言えば残念ながら伝わらないことの方が多いです。

むしろ「ムカつく」とか「いつも決めつけてきてうざい」とかそういった感情を持つ可能性の方が高いです。

恋人は距離感が近くなります。

それだからこそ、言いたいことが何でも言えて、気安いのですが、親しき仲にも礼儀ありです。

元々は他人であること、お互いに考え方が違う人間なのだということをちゃんとわきまえておかないとなりません。

自分の意見を押しつけたら感謝されるどころかありがた迷惑に思われるだけと注意しましょう。

静かに見守ってあげることも愛情ですし、相手からすれば、何も言わずにいてくれるということは自分を信じてくれているのだと感じます。

よっぽど頑張らなくてはという気持ちを持てます。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

ブーメラン効果を恋愛で使う方法をお伝えしました。

どの方法も、恋愛だけでなく、友達関係、親子関係、職場の人間関係にも応用できると理解できたかと思います。

良かれと思ってと人はついつい何かと意見をしたり、行動を制限したり、動かそうとしたりするのですが、往々にして逆効果なことが多いです。

自分の言いたいことは主張しても相手にそれを期待しない、それが身についていたら人間関係はとても楽になっていきます。