想像力が豊かな人の特徴 | SPITOPI

独自の想像力を働かせるのが得意な人には、どのような特徴があるのか、その豊かな想像力の根源に迫るべく、ご紹介します。

1. 仮想の世界を愛する

豊かな想像力が備わっている人は、仮想の世界を愛することで、長い時間、妄想の世界に旅立つことができます。

好きこそ物の上手なれという言葉がありますが、仮想の世界を愛する人は、幼い頃から絵本やアニメの世界に没頭することで、現実の世界とは異なる世界に思いを馳せることを得意とし、自らもそのような創作活動に勤しむようになる可能性が高いです。

はじめは自分を楽しませるためだけに想像力を働かせていても、豊かな想像力は他人をも魅了することを理解する年齢に達すると、その想像力を多くの人たちと共有する喜びを知ることができ、豊かな想像力はさらにたくましく成長します。

2. 経験豊富

想像力を豊かにするためには、自分の引き出しとなる経験を豊富にする必要があります。

未知なる世界の妄想をするとしても、自分の脳内にある情報を作り変えることでしか、未知なる世界を表現することはできませんので、経験豊富な人の方が想像力も豊かになる可能性は高くなります。

自分のボキャブラリーを増やすことで、物語のとっかかりとなる項目を増やすことも出来ますし、引き出しを増やせば増やすほど、物語のパターンも多種多様なものとなっていきます。

言うなれば、経験は豊かな想像力を育むための栄養素ですので、自分の経験値を増やすようにしましょう。

3. もしもの話が好き

もしも、と仮定した話をするのが好きな人は、想像力が豊かな人が多いです。

自分の妄想で様々な可能性を見出す発想力のある人は、物事を多角的に捉える思考回路ができているので、会社などでもアイデアマンとして慕われることとなります。

そのような思考回路を蓄えるためには、思いもよらないような設定で、様々な状況を考え直す癖をつけることが得策であり、日頃からそのような観点で世の中を見回すことで、面白いことが何も起こっていない状況でも、自分の力で人生を楽しくすることができます。

ただし、葬式など笑ってはいけない場面で、想像力を働かせるのはやめておきましょう。

4. 関連した記憶を呼び覚ます

関連した記憶を呼び覚ますのが得意な人は、想像力が豊かなことが多いです。

それもできるだけ独自のルールで、一見すると関連のなさそうなものも紐付けしている人は、思いもよらないようなトリックが仕掛けられた推理小説を書く才能などにも長けており、その独自の視点で切り取られた想像力で世間をあっと言わせます。

そのような能力を身につけるためには、多くの人は関連に気づかないような物事のディテールや本質的要素に、注目する必要があります。

そうした視点は、脳トレのドリルをこなすことで育てることができますので、想像力に興味のある人は、頭の体操に勤しんでみて下さい。

5. 警戒心が強い

警戒心が強い人ほど、想像力も豊かになります。

この場合の想像力は、度が過ぎるとマイナス思考を育んでしまうこともあるので、取り扱い注意と言えますが、場合によってはその過敏さによって不慮の事故を未然に防ぐこともありますので、マイナスの妄想が全く役に立たないというわけではありません。

警戒心が強いと、人一倍心配することも増えてしまうことがあるので、気苦労の多い人生になることも否定できませんが、その豊かな想像力によって、自分を大切な人の危険を回避できることの素晴らしさを思えば、諸刃の剣というべき人間の魅力と表現することができます。

6. 個性を大切にすることを重んじる

自分の個性を大切にすることを重んじる人は、他人とは違う発想をすることを肯定的に捉える傾向があるので、想像力が豊かな人が多いです。

個性的な人として他人からも評価されるためには、みんなとは違う考え方をする必要がありますが、意図的に他人とは違う想像力を働かせる訓練をすることで、豊かな個性を作り出すことできます。

他人と違う想像力を育むことができなければ、その他大勢としてみんなに認知されてしまうことは必然ですので、そのような扱いに耐えられない個性を重んじる人は、時に変人として引かれてしまうリスクを負ってでも、豊かな想像力を育むことを自らに課します。

7. 他人の気持ちを読み取る

他人の気持ちを読み取る共感性の高い人は、自分の考えだけでなく他人の考え方もサンプリングすることができるので、様々な思考回路を自分の中に取り込むことができます。

自分だったらこのように考えるけれども、友人のAさんだったらこう考えるだろうとか、高校の担任だったB先生ならこう言うはずだと、誰かの思考回路になりきることで、自分の主体とは違う想像を働かせることができます。

このような考え方ができる人は、自分の意見と異なる人と話していても、相手の発想を否定することなく、どちらの意見も活かす、共生の道を導き出すことができます。

8. 洞察力がある

洞察力がある人は、目に見える部分だけではない物事の背景の部分にも、独自の思考を巡らせることができることから、豊かな想像力を持っていることがわかります。

目に見えることを的確に示すことができる観察力だけでなく、潜在的な部分まで独自の視点で切り取ることができる洞察力を備えている人は、わずかな情報から誰も気づかなかった不安要素を炙り出すことができるため、悩み相談や恋愛相談なども得意とします。

鋭い視点で物事の本質を見抜くのが得意なこのタイプの人は、豊かな想像力を他人のために使うことで、みんなから頼りにされます。

9. 時間が有り余っている

想像の世界に思いを巡らせるためには、現実の世界をオフにする時間を確保する必要があります。

現実の世界をオフにするとなると、睡眠や死を連想してしまうかもしれませんが、他人からの影響を受けない自意識に集中することができれば、電車の中だろうが、人混みの中だろうが、自分の世界に没頭することは可能です。

豊かな想像力を育むためには、そうした世界に身を置くことができる時間が有り余っていることが不可欠ですので、必然的に親からあまり干渉されなかった人や、一人っ子などに、想像力が豊かな人が多い傾向があります。

10. 物事を一つに断定しない

物事を一つに断定しない人は、様々な可能性を肯定する視点を持っているために、想像力が豊かになる可能性を秘めています。

このようなタイプの人は、旅行先へのアクセスを考える場合でも、最短時間や最安価格で行けることにこだわらず、様々なルートで目的地にたどり着くことを妄想するのが好きです。

多くの人は、自分にとってベストと確信できるルートが決まれば、それに劣るルートを考えることを楽しめませんが、このタイプの人は実際にそのルートを辿らなくても、地図を見ながら想像力を働かせること自体を楽しめるので、他のあらゆる場面でも、一般的な人より想像力が逞しくなります。

まとめ

想像力が豊かな人の特徴について、まとめてみました。

頭の中でどのような想像を巡らせようとも、それを他人にもわかる形で示さなければ、どんな不徳な妄想でさえも、治外法権と言えますので、想像力を豊かにすることは、人生を楽しむ上で意義のあることと言えます。

豊かな想像力には、自分の心の奥に眠る欲望を引き寄せる力や、苦境を乗り越える力が備わっていますので、楽しみながらそれらの感性を育んでみましょう。