将来の不安を取り除く方法 | SPITOPI

若い人なら、将来どのような学校へ進みたいか、またはどんな職に就きたいか、そしてその夢は叶うのか、といった不安があるでしょう。

中高年から熟年層は年金も下がり、将来自分達は食べて行けるのかという命に関わるものまであるでしょう。

しかし、漠然とした不安は、毎日考えていても仕方のないものです。

不安を取り除き、毎日を笑顔で過ごすことが出来れば、運気も上がります。

ここでは、不安な気持ちを取り除くことと、実際にどう備えれば将来への不安を取り除くことが出来るかを提示しようと思います。

1. 優先順位をつけてみる

将来への不安と言っても幾つもあると思います。

将来への不安だけでなく、現在起こっている問題が将来どう決着するのか、といった現在問題を抱えている場合も含まれます。

不安の種類はなかなか一つの範疇で括れるものではありません。

そこで、特に不安が複数ある場合は、解決を急ぐものを上位に持って来て優先順位を付けて行くと、頭の中の混乱もほどけてきます。

そして、現在急いで解決しなければならない不安や問題点がハッキリわかって来ます。

お金の問題は生きている限りいつでも付いて回るものですが、老後の心配などは少し下の方に下がって行くでしょう。

その優先順位通りに解決する方法を見つけて行けば良い訳です。

また、優先順位だけでなく、自分にとっての不安の重要度というのも並行して考えることも大切です。

それで、自分が今、行うべきことが何なのかが見えてきます。

2. 仕事や就職の為に資格を取る

今はいつ勤めている会社が倒産するかわからない、それこそ不安な時代です。

お給料やボーナスが下がったりすると、その不安は増します。

そこで、いつ何があっても良い様に、資格を取っておくこともおすすめです。

今は「資格」の時代で、資格の種類が急激に増えています。

ですから、特に専門的な、公的な資格を取るようにしましょう。

更に実も経験を積んでいると、就職や転職の際に有利になります。

また、時代の流れを見ると、やはりこれからはIT関係やネット関連の資格が物を言うでしょう。

ただ、それに限る訳ではありません。

女性なら着物着付けなどは、成人式や結納時、結婚式等で必要です。

特に着物離れが進んでいる今、母親も娘の着付けが出来ない人の方が多いのですし、写真を撮るなら専門家に着付けてもらうのが当たり前になっています。

また、結婚式場に勤めることが出来れば、1年中参列者の着物の着付けをすることが出来ます。

このように、自分の興味と仕事の需要を考えて、スキルを身に着けることが大切です。

3. 「今」だけを考える

人間は、先のことを考えて生きていく必要がありますが、それが「取り越し苦労」になってしまっては逆効果です。

取り越し苦労で悩むくらいなら、現在を精一杯生きる方が時間も有効に使えますし、将来の為にもなると思います。

現在しなければならないことは沢山あると思います。

それらに心を込めて、集中して行えば、大きな成果を上げることが出来るでしょう。

「さしあたる事柄のみをただ思え、過去は及ばず、未来知られず」と言う言葉があります。

過去をくよくよ思い悩んでも、今ではどうすることも出来ません。

また、未来に何が起こるかは神のみぞ知る、です。

そこで、「さしあたる事柄のみをただ思え」となる訳です。

現在を集中して一所懸命生きていれば、成功に成功を重ねて、不安も少なくなっていきます。

4. 人との繋がりを大切にする

「人と言う字は人と人が支え合っているさまから出来た文字」というのはとても有名な話ですが、本当に人間は、1人で生きている訳ではありません。

育ててもらった両親だけでなく、ご近所、先生、友達、知り合い、友達の友達、出先でたまたま会った人に助けられたり・・・と、考えただけでどんなに多くの人とのかかわりがあるかがわかるというものです。

将来への不安も、そんな人との繋がりがあると、随分気持ちが楽になります。

何かあった時に相談に乗ってもらう。

話し相手になってもらう、それだけでもとても助かる、有難い存在です。

現在は地球の内部の動きが活発なのか、自然災害も規模が大きくなっていますが、被災地の方達は皆助け合って生きてきました。

普段、他人との付き合いを億劫に感じている人も、いざとなったらご近所はもちろん、日本中から助けの手を差し伸べてもらうのです。

その為にも、人との繋がりは大事なものだ、ということだけでも心の中に記しておきましょう。

5. 健康を維持する

若い方はこれに関しては、あまり必要性を感じないかもしれませんが、通り将来を考えれば、健康には充分気を付け、暴飲暴食など、若い頃から控えるようにしたいものです。

老後への不安というと、お金のことを考えがちですが、年を重ねるに連れ、身体が言うことを利かなくなっていきます。

自分では健康でスポーツも得意だったのに、いつの間にか足が衰えていたり、急につまずいたりといったことが誰にでも起こります。

また、血液検査をすれば、中性脂肪が高くなっていたり、ポリープが見つかったりと言った事も起こります。

これからは、病院のお世話になってばかりでは無く、日頃の生活習慣を良いものにして、病気になりにくい身体を作りましょう。

健康であれば、気持ちも前向きになれます。

是非身体に良い食事を取り、適度な運動をすることを日課として過ごしましょう。

毎日が無理なら、週に一度の運動でも構いません。

運動も激しいものからヨガのようなものまであります。

どれでも身体を動かし、血液やリンパ液の流れをスムーズにすることには変わりがありません。

また、現在は腸の健康について注目されています。

何を食べても、最後に腸で吸収されなければ、栄養がきちんと取れているとは言えません。

「腸内フローラ」と言う言葉の通り、善玉菌と悪玉菌、それ以外の菌のバランスが良い状態であることが腸内フローラです。

食生活や生活の改善で腸内も綺麗になり、必要な栄養を充分に吸収することが出来、健康を保てます。

6. 小さな目標を立てる

将来への不安は、今すぐに解決出来るものではありません。

それなら、今を充実して生きる為に、小さな目標を立ててみませんか? ダイエット中の人なら今月は1キロは痩せる、とか今月は5,000円貯金をする、等です。

あまり大変なことではなく、ちょっとした努力で達成出来るものを選びます。

月単位で達成出来ることだと負担が少なくて済むでしょう。

今迄会社へ行く時、朝ご飯もそこそこに家を飛び出していた人は、10分早く起きてみよう、とかも良いと思います。

小さな目標を幾つか立てることで、それが達成された時に感じる充実感が不安な気持ちを消してくれます。

7. 保険に入る

既に保険に入っている人は多いと思いますが、自分に必要な保険に入っておくと、いざという時に対しての不安が減ります。

ただ、あくまで自分に必要な保険にだけ入りましょう。

それでなくても、今は生命保険から始まって、医療保険、終身保険迄保険の種類がどんどん増えています。

自分が将来何について一番不安を感じているかを、先述の優先順位を見ながら知り、その不安を除いてくれる保険を探します。

今は保険の相談所が有ります。

相談料は無料ですから、2,3軒で相談してみるのも良いでしょう。

相手は専門家ですから、あなたの希望をよく理解してくれると思います。

尚、ここで2,3軒と書いたのは、やはり保険の相談所でも、契約をしてくれた時の報奨金が高い保険会社をすすめる相談員もいるからです。

2,3軒回れば同じ保険をすすめられることがあるでしょう。

それがあなたに合った保険と考えて良いでしょう。

8. 老後の生活の金銭面での不安

現在、日本ではこの問題で悩んでいる人が大勢います。

そして、現実に高齢の方が毎日の生活に窮している実情を見れば、更に、年金が下がり、政府が支出年齢もどんどん上げ、60歳から貰うと損をする様な気にさせています。

でも、人間何時死ぬかわからないので、60歳から支給してもらう人も多く、その為支給金額が益々下がると言うことになります。

バブルの時代にもしっかりと将来の高齢社会を見据えての上で、年金を払っていれば良かったのですが、年金機構も結局は人のお金という考え方だったのです。

こうなっては、年金だけに頼ってはいられない時代となりました。

若いうちから貯蓄をする、今は中古の家は値が下がっているので、出来るだけ買い換えよりは初めて家を購入する時から良い物件を選ぶ、投資の勉強をして財産を少しでも増やす、といったことも考えて行っていくと良いでしょう。

貯蓄はなるべく心掛けることです。

子供さんがいると、学費が大変だと思いますが、毎月決まった額を貯金すると決めましょう。

1万円でも長い年月を考えれば結構な貯金になります。

また、大学ではこの先奨学金制度が良くなるように政府が検討中ですし、殆どの学生が学生支援機構から奨学金を借りて、就職後それを返金しています。

学費も一部は学生支援機構から借りることも考えましょう。

投資などは、勘が良い人でないと・・・とか、よくわからない、と言っている場合ではありません。

また、実際に投資で財産を増やしてきた人も、途中で失敗をした経験を必ず持っています。

ただ、そこで諦めず勉強をして少しずつ投資について知って行ったのです。

何も投資だけをすすめている訳ではありませんが、何にしろ、勉強や努力は付き物です。

何もしなくても親御さんの財産を継げるご身分では無いのなら、そして、住宅ローンを抱えながら老後の心配をしているなら(そのような方が殆どだと思いますが)、上手い話に乗るよりは、地道に努力していく方を選びましょう。

まとめ

将来への不安は、自分がどういう仕事に就くか、親が亡くなった時は家など残った物はどうしたら良いか等々ありますが、最後には老後の生活への不安に行きつくと思います。

対策を立てるのは早いに越したことはありません。

そして、積極的に努力を重ねれば、それだけのものを手にすることが出来るでしょう。