嫉妬する人の心理・恋愛・人間関係・特徴 | SPITOPI

嫉妬というのは誰にでもあるものですが、その強さ、深さには個人差があります。

また嫉妬心を前向きに活用できる人と、ネガティブな方へ向かってしまう人との違いもあります。

ここでは嫉妬する人の特徴、種類、心理状態について紹介しています。

人間関係の参考にしてみてください。

1. 嫉妬する人とは

嫉妬する人は自分が相手に対して持っている感情が嫉妬や妬みであることを認めることはありません。

第三者、周りから見ればその感情は嫉妬そのものだとわかるのですが、本人は正当な理由があると真剣に思っています。

嫉妬される人というのはとても努力家の人が多いです。

そしてその努力を見せません。

ですから一見「努力もせずに恵まれている人」に見えてしまいやすいです。

そして嫉妬する人はそういったことを見抜けない人が多いです。

また自分は自分、人は人という線引きがどこか曖昧だったりもします。

ですから、近い立場だと勝手に思った相手が自分より恵まれている、優れていると感じると嫉妬の感情を持ってしまうということがよくある構図です。

嫉妬する人とは深く考えることができない、目に見えることで全てを判断してしまうという特徴があります。

2. 嫉妬の種類

嫉妬には種類があります。

大きく分けて以下の3種類です。

2-1. 嫉妬心から頑張れるタイプ

あの人が羨ましい、悔しいと感じて、自分も追いつきたい、追い越してみせると前向きに自分が頑張ることができるタイプです。

良く言えば負けず嫌いで頑張り屋な性格、悪く言えば人に張り合いたがる、自分が一番、勝気な性格です。

仕事やスポーツなど嫉妬心を上手く利用して自分を高めていく人もいます

2-2. 嫉妬心でいじけてしまうタイプ

相手に嫉妬をして、自分は運がない、環境が悪い、何をしても仕方がないなどとネガティブになっていじけてしまうタイプです。

悪い意味での開き直りとも言えます。

2-3. 嫉妬心で他人に攻撃してしまうタイプ

最後に一番多くて、厄介な嫉妬のタイプが、人に対して嫌味を言ったり、批判をしたりと攻撃してしまうタイプです。

上手くいっている人や恵まれている(と自分自身が思う)相手に嫌悪感を持ち、嫉妬の感情に気がつかず悪意を持ってしまうことが多いです。

冷静に考えて自分は相手に嫉妬していると気がつけますとこうはなりません。

自分の嫉妬心に気がついていない、認めたくないといった特徴があります。

このように嫉妬には種類がありますが、嫉妬心は自分の心を苦しめる感情です。

できたら人は人、自分は自分と分けて考えることができるように思考の癖を作っていきたいです。

嫉妬心が少なくなるととても軽やかで生きやすいですから。

3. 恋愛で嫉妬する人の心理【自分に自信がない、コンプレックスがある】

恋愛において嫉妬する人の心理をいくつかご紹介します。

まずはこれです。

自分に自信が持てない、何かコンプレックスがあることです。

相手には問題はないのです。

例えば背が高い、低いといったことがコンプレックスになることはよくあることです。

男性で言えば高くなりたいと思うことが多いのかもしれません。

女性の場合は好きな男性が小柄な女性がタイプと知ると長身の女性は悲しい気持ちになってしまいます。

それ以外にも童顔とか、大人っぽいとか、体型のこととか色々と人の数だけコンプレックスがあることでしょう。

そうなるとどうなるかと言えば、自分が羨ましいと思う要素を持っている相手が身近にいれば羨ましいというよりは妬ましい、嫌い、ムカつくという感情の方が強くなります。

ありのままの自分でいいのだと認めることができたら楽になれるのですがなかなか難しいようです。

4. 恋愛で嫉妬する人の心理【自分に価値がないと思い込んでいる】

「どうせ自分なんて」とネガティブに何でもとらえる性格の人は恋愛においても「どうして自分と付き合ってくれているのだろう」と相手の愛情を素直に信じることができないのです。

強い不信感を持ちながらも「この人を逃すわけにはいかない」と相手の何気ない行動にも目を光らせたり、浮気を疑ったりと、だんだん束縛が強くなり、また相手に執着するようにもなってしまいます。

他の異性と少し話しただけで機嫌が悪くなったりする人は嫉妬心が強いです。

自分の魅力や価値を信じる人は相手の行動を見張ったり、支配しようとはしません。

また相手がもしも自分以外の相手を好きになったとしたらその時はその時と楽観的です。

それは上手くいかないのであればそれはそういう運命だった、別の相手がきっと現れるはずだと信じることができるからですし、自分は大事にされるべき存在だと認めることができているからなのです。

一人の人に過剰に執着する必要性はありません。

5. 恋愛で嫉妬する人の心理【依存心が強い、ワガママ気質】

好きな相手に依存してしまうタイプは、もともとの性格がワガママなことが関係しています。

自分の思い通りにならないと気が済まない、また相手に何でも任せて自分は楽をするというのが身についている人というのは男女関係なく嫉妬心が強いです。

恋人が自由にしている様子、何かを楽しんでいる様子も気に入りませんし、他の異性と話していることも許せないのです。

その感情の奥にあるものは、自分が一番でないと嫌だ、自分より充実しているのがムカつくといったものもありますし、自分に尽くしてくれて当たり前といった甘えや依存心があります。

考え方が幼く、子供っぽいタイプです。

それが可愛い、魅力的と最初は映るのですが、度を超すと恋人も疲れて果ててしまい破局というパターンが多いのが特徴です。

友達や恋人などプライベートな人間関係であれば避けることもできるのですが、学校、職場、近所など避けたくても避けられない人間関係において嫉妬されると非常に面倒で厄介です。

どういう心理状態で嫉妬心を起こすのか、その考え方を理解しておくことで対処方法も立てられます。

それでは人間関係において嫉妬する人の心理の特徴を紹介します。

6. 人間関係で嫉妬する人の心理【プライドが高い】

嫉妬する人というのは自分のプライドが非常に高いことが関係しています。

自分が正しい、自分が一番であると常に頭に在るわけです。

そんな時に自分の前に自分より能力が上だとか、自分より魅力があるとか、「負け」を感じさせられると強烈な嫉妬心が沸き起こります。

でも自分の中ではその嫉妬心が嫉妬心であるとは気がついていません。

何か相手に対する批判をしたり、嫌ったりという形をとりますが、周りの人には嫉妬心はバレバレでみっともない姿を見せているのが特徴です。

7. 人間関係で嫉妬する人の心理【打ち込めるものを持っていない】

そもそも人に嫉妬するというのは、嫉妬する相手を観察しているからです。

相手のことを良く知らなければ嫉妬しようもありません。

つまり相手との距離が近すぎること、しかもその距離は自分が勝手に縮めていることが原因です。

それには理由があります。

嫉妬する人は何か自分が打ち込めるものや、夢中なものを持っていないことです。

暇な人ほど人間観察などと言って人のあら探しをしています。

自分の生活に充実している人は忙しくて他人に構っている暇がないのです。

8. 人間関係で嫉妬する人の心理【執着心が強すぎる】

嫉妬する人というのは自分より少しだけ「上」という立場に感じるといいます。

仲間だと思っていたのに自分より「上」だったというのがポイントになるようです。

ですから、友達同士、恋人同士でも嫉妬は起こりやすいですし、職場などで長時間過ごす相手などにも起こしやすいです。

相手に対してどこか支配的、執着を持ってしまうのです。

いくら近い関係でも自分とは違う人なのだという認識を持つことができないのです。

9. 片思いに嫉妬する心理

自分の恋人ではないのに片思いの相手が他の異性と話していたら嫉妬してしまう、許せないと感じてしまう、また話していた相手にも敵意を持ってしまうということは、男女関係なく本当によくあることです。

自分だけがおかしいのではないかと思うことはありません。

これは想いの強さが関係しています。

ふわっとした片思いと、どっぷり深い片思いとでは想いの強さも違って当然です

少しいいなと思うぐらいならばそんなに嫉妬心も起こりませんが、心の中で真剣に愛している片思いの相手であれば嫉妬の炎がメラメラとなっても仕方ないのかもしれません。

独占欲、本気で想っていることで嫉妬は強くなります。

また他の異性と仲良くする姿を見てしまいますと、まるで自分がないがしろにされたような、否定されているような錯覚を覚えてしまうのも嫉妬してしまう理由です。

10. 嫉妬しない方法

恋愛や人間関係において、嫉妬したくない、苦しみたくないと思うことがあります

嫉妬しないにはどうしたらいいのか、そのような方法はあるのでしょうか。

いくつかのコツはありますのでその方法を紹介します。

10-1. 自分に自信をつけること

まずは自分自身に自信を身に着けることです。

見た目にコンプレックスがあるのであればまずはそれを解消すべく頑張ることです。

そうすれば誰にも嫉妬する必要性はなくなります。

また見た目だけでなく内面を磨くことが大事です。

内面というのは外見に影響を与えます。

自分磨きに励むうちに嫉妬している時間なんてなくなります。

10-2. 比較をしない、自分は自分である

人と比べるから嫉妬心が起こるのです。

太陽は月にはなれませんし、月も太陽にはなれません。

あなたはあなた以外の人に憧れてもその人にはなれませんし、他の誰かがあなたになりたくてもあなたにはなれません。

自分は自分。

今の自分を認めてあげてください。

好きになってあげてください。

自分を愛することができない人が誰かを愛することができるでしょうか。

自分を愛する人は人からも愛されます。

10-3. 嫉妬している自分に気がつく、受け入れる

嫉妬心に蓋をしないことです。

また誤魔化さないことです。

自分が嫉妬しているということに正面から向き合って下さい。

受け入れて、どこに嫉妬しているのか突き詰めていくと、自分に足りないものが何であるかが非常にはっきりと見えてきます。

それに対して何をすればいいのかもわかります。

後は努力をするだけです。

10-4. 自分の好きなことに没頭する

嫉妬の感情にとりつかれたら時間の無駄であることに気がつきましょう。

そんなネガティブなことを思う暇があったら、好きなことをして時間を使った方がいいです。

ポジティブになれることに集中しましょう。

趣味がないのであれば部屋の掃除を徹底的にするなんていうのもいいアイデアです。

10-5. 事実のみを受け止める(勝手に妄想を膨らませない)

目の前の事実のみ受け止めましょう。

嫉妬心というのは往々にして自分の妄想が入り混じってしまうものです。

勝手に妄想を膨らませて苦しむなんて馬鹿げでいます。

11. 嫉妬とやきもちの違いは?

嫉妬とやきもちは似ているようで違います。

嫉妬とは上にあげたような内容です。

ではやきもちとは何かといえばこれも嫉妬心の一つです。

ただ嫉妬心ではあるのですが、自分の感情だけの問題です。

相手を失う恐れや不安、相手やその状況を嫌う気持ちなどです。

嫉妬心のように相手に対して攻撃的になることはありません。

ですから、嫉妬心はうざい、重たいと嫌われるのに対し、やきもちは「可愛い」と表現されることが多いです

とはいえ、やきもちも度を超すと相手に迷惑をかけてしまう、嫌がられることに繋がる感情であることは認識しておきましょう。

何事もいきすぎると嫌われてしまいます。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

嫉妬する人の心理や特徴を紹介しました。

色々な性格や能力を持った人間が集まれば、どうしても嫉妬という感情は芽生えてしまうものです。

全く嫉妬しないという人は少ないでしょう。

嫉妬するけれどそこまで気にならないという人になった方が生きやすいです。

嫉妬の感情は苦しくて嫌なものです。

自分の嫉妬心というものは隠そうとしても周りの人にも気がつかれますし、いい気分にさせるものではありません。

また嫉妬する者同士が集まって一人の人を批判したり悪口を言うのも止めましょう。

自分自身の価値を低くする行為ですし、何もいいものを生み出さないからです。

それよりも自分の長所を伸ばすこと、好きなことに夢中になって自分を高めていくことに時間や思考を使いましょう。