新潟県でも、徳の高い神社は沢山あり、そこで厄払いをして頂くことが出来ます。
新潟市や長岡市、また佐渡島も新潟県ですから、氏神様でも日頃信仰している神社でも、自分で選んで参拝すると良いでしょう。
佐渡には佐渡一之宮である度津神社があります。
島にある神社ですが、大変荘厳で古い歴史のある神社です。
新潟県にも居多神社と彌彦神社が一之宮です。
- 度津神社(わたつじんじゃ)
- 金峰神社(きんぶじんじゃ)
- 居多神社(こたじんじゃ)
- 彌彦神社
- 宝徳山稲荷大社
- 白山神社
- 新潟懸護國神社
- 金光教新潟教会
- まとめ
1. 度津神社(わたつじんじゃ)
佐渡島にある佐渡一之宮度津神社です。
主祭神は素戔嗚尊の御子である「五十猛命(イソタケルノミコト)」です。
この五十猛命が全国に植林を広めたという伝承もありますが、造船や航海技術にも秀でていたことから、そちらもお祀りする意味で「海を渡る」という意味の「度津神社」と名付けられたそうです。
配祀神は、五十猛命の妹神である「大屋津姫命」と「抓津姫命」です。
現在は陸上・海上の交通安全の守護神として、佐渡の人々の崇敬を集めています。
創建は、文明2(1470)年に起きた洪水で社殿もろとも古文書も流されてしまい、詳しい創建年代はわかりません。
ただ、「延喜式」の神名帳には、佐渡国には9社の名があり、その中で佐渡の中の第一の宮、と書かれているのが度津神社です。
このことから、平安時代には既に人々の信仰を集めていた、格式の高い神社であったことが知られます。
一の鳥居、二の鳥居をくぐり、階段を上がって山門をくぐると、切妻流造りの立派な拝殿が建っています。
この神社のおみくじは、通常の白いおみくじの他に、青い「男気の大和魂みくじ」、赤い「女子力アップの大和撫子みくじ」、更に金色の「運気上昇みくじ」の4種類があります。
このうち金色の「運気上昇みくじ」の中には、8種類ある縁起物のモチーフの1つが入っています。
佐渡金山を思わせる色でもあります。
おみくじの結び場所は白・青・赤・金と鮮やかに彩られています。
お祓いについては、神社に直接問い合わせて下さい。
2. 金峰神社(きんぶじんじゃ)
ご祭神は「金山彦命」です。
古来より鉱山守護の神として崇められて来た神様です。
製鉄、鍛冶の他、金運・縁結びのご神徳があると信仰されています。
相殿には又倉神社に「大地主命」「須勢理比売命」「沼奈川比売命」を、長岡総社に長岡の各町に鎮座される産土神社合祀霊をお祀りしています。
その他に、稲荷神社、秋葉神社、日枝神社、八万神社をお祀りしています。
創建は、和銅2(709)年、元明天皇の勅願に依り、北国鎮護の為大和国吉野(奈良県吉野)の蔵王権現を現在蔵王社がある土地に勧請したのが始まりと言われています。
この時、大伽藍を建立し寺院も数寺、修験者「秋葉三尺坊」をはじめ38坊僧、・山伏修験者は数千人を有する巨大な勢力を持っていたと言われます。
後世、蒲原地方の豪族との戦いに敗れ、大伽藍寺院は焼失しました。
明治時代の神仏分離令で神祇と決め、金峯神社、ご祭神を金山彦命と定め、新潟県の県社に列しました。
平成15年、火災に依り拝殿全勝、翌16年には中越大地震で第被害を受けました。
しかし、平成17年には拝殿が竣工し、平成21年には御創建1300年祭を斎行しました。
お祓いを希望の方は、神社のHPの「お問い合わせ」フォームから申し込みが出来ます。
3. 居多神社(こたじんじゃ)
御祭神は大国主命、奴奈川姫命、建御名方命、事代主命の四柱です。
創建は不明ですが、「頸城郡延喜式神社考」では、神代の時代からあったとされています。
日本海沿岸に幾社かある気多神社(けたじんじゃ)の一社であるとされています。
気多神は出雲の人々に信仰された神様とされているので、大国主命や事代主命が祀られていると考えられます。
社伝によると、承暦元(1207)年、親鸞が越後国府にる座になった折には、居多神社に参詣したという記録もあります。
南北朝時代に上杉家から崇敬を受け、居多神社は越後国の一宮に位置付けられたと、上杉家文書に記されています。
慶応(1866)年、海岸浸食により社地が崩壊し、ご神霊は宮司の家に遷座して奉斎されました。
再建さえた社殿も火災で焼失したので、平成20(2008)年に本社殿が建立され、現在に至っています。
境内には芦が生えていますが、葉が片方だけに生える珍しい種類です。
これは、親鸞が居多神社に参拝して祈願した時に、境内中の芦が一夜にして方葉になったと伝わっています。
この方葉の芦は、「越後七不思議」の1つに数えられています。
お祓いについては、神社に直接問い合わせて下さい。
4. 彌彦神社
ご祭神は天照大御神の曾孫神様である天香山命(アメノカゴヤマノミコト)です。
神武天皇の東征に功績を上げられた後、越後の国の開拓の命を受け、漁業・製塩・農耕・酒造等、越後の産業文化の礎を築かれた神様です。
創建は不明ですが、社記には和銅4(711)年に神域を広げ、社伝を造営し、「延喜式」927年には名神大社に列せられています。
このことから奈良時代には、既に人々から崇敬されていたと考えられます。
現在の社殿は明治の大火御、大正5年に再建された物です。
平成27年にはご遷座100年を迎えました。
弥彦山を背に鎮守の森の緑豊かな中に、社殿は建っています。
一の鳥居、二の鳥居、立派な隋神門、そして拝殿へと、広大な境内は流石越後国一之宮としての風格を備えています。
お祓いについては、直接神社に問い合わせて下さい。
5. 宝徳山稲荷大社
- 天照白菊宝徳稲荷大神(五穀豊穣・商売繁盛・家内安全・良縁拝受等々人間の幸せを守る神様です)
- 日本古峰大神(厄除・病気平癒・祓いの神)
- 八意思兼大神(文化を守る神・入試合格・国家安泰)
ご祭神は上記の三柱です。
創建は、古記録によると、殷帝大王(イテテノヒミコ)の命に依り、物部美万玉女命がぬなの里に日の宮のみやしろを建立した時から、連綿として現在まで続いていると伝わっています。
持統天皇の御代には、勅許を得て社殿を造営しました。
これにより越後五十六座の第一等社として「越国総鎮守一ノ宮」の格式を賜りました。
昭和28年に置く宮から神明山に遷座し、越国をはじめ、全国各地の信者、崇敬者から大きな信奉を受けています。
お祓いは9時から16時まで受け付けていますが、余裕を見て15時半までに受付を済まして下さい。
ご祈祷料は5,000円となっています。
また、神社に来られない方にも御神札を授けてくれますので、神社に問い合わせて下さい。
6. 白山神社
主祭神は「菊理媛大神(白山大神=白山比咩大神)」「伊邪那岐尊」「伊邪那美尊」の三柱です。
配祀神は「天照大御神」「八幡大神」です。
他にも合祀された神様が沢山いらっしゃいます。
白山神社の御祭神菊理媛大神は別名を白山比咩(しらやまひめ)大神と言い、加賀の霊峰白山頂上に祀られている女神様です。
この神様を勧請して新潟にお祀りしたのが当社です。
創建年代は、二度の火災で旧記を失い、不明となってしまいましたが、延喜年間(901年~)とも寛治年間(1087年~)とも言われています。
戦国時代には上杉謙信が戦勝の帰途に鏡と啓を寄進していますから、その当時、すでにこの社が大社であったことがわかります。
また、明治元年の神仏分離と明治6年の公演設置の布達に依り、松林の中に点在していた摂社・末社を全部ご本殿に合祀しました。
その為、白山神社はご祭神が多くなっています。
菊理媛大神は、伊邪那岐尊と伊邪那美尊を仲裁したことから、縁結びの神様、夫婦円満、家内安全のかみさまとして信仰されています。
また、平田篤胤に依れば、くくりひめの「くく」は「ききいれ」とも解されるので、「聞き入れの神様」とも言われいます。
いつでもどこでも、正しく願う声を聞かれると、直ちに聞き入れて下さり、最善の方法で救って下さる神様です。
お祓い・ご祈祷は年中無休で9時~16時40分まで行っていますので、予約の必要はありません。
お祓いは20分間隔で行っています。
ご祈祷料は小祈祷5,000円、普通祈祷7,000円、特別祈祷10,000円、特別太祈祷20,000円、特太祈祷30,000円以上、となっています。
ご祈祷には巫女の舞もあります。
郵送によるお祓い・祈祷も受け付けています。
7. 新潟懸護國神社
御祭神は戊辰戦争以来、国事に殉死した新潟県関係のご英霊79,729柱です。
創建は明治元年10月に新潟市常盤岡に招魂社を祀ったのが始まりです。
明治8年には新潟招魂社となり、新たに社殿を造営しました。
明治34年、「新潟招魂社」、昭和14年に「新潟懸護國神社」と改称されました。
総和16年に内務大臣の許可を得て現在地に新潟懸護國神社を創建することが決まり、17年より県内各地から延べ25万人の勤労奉仕と80余万円のご浄財によって、昭和20年5月に竣工しました。
境内は16,200坪あり、松林の中には新潟市の遊歩道が設けられ、白秋碑や安吾碑もあるので散策者も後を絶ちません。
お祓いは予約制となっています。
ご祈祷料は、小祈祷(当日のみ祈祷)は7,000円、御祈祷(二日間祈祷)は10,000円、大御祈祷(三日間祈祷)は15,000円、特大ご祈祷(五日間祈祷)は30,000円、となっています。
8. 金光教新潟教会
この神社は、かつては神社神道に属していましたが、明治31年より教派神道に属すようになりました。
神道と言っても現在ではかなり細分化され、教派神道もその中の1つです。
明治末期の神仏分離令に依って政府から認可された13派を指します。
教えに重点を置いた神道です。
お守りは「御神米」と言う物で、これは、お米を御神酒で洗米した物です。
天智の恵みを表すものとして、その恩恵を忘れない様に、との願いが込められています。
普通のお守りのように、身に付けたり、拝んだりします。
お祓いは随時行っています。
予約も出来ます。
ご祈祷料は5,000円~10,000円です。
まとめ
新潟県には、佐渡島も合わせて一之宮が三社もあることからわかるように、古来より栄えていた場所でした。
また、自然が豊かなので、神社も緑に囲まれ、荘厳な雰囲気を漂わせています。
そんな中でお祓いをして貰うと、ご神徳を深く感じることが出来ると思います。
3. 居多神社(こたじんじゃ)
御祭神は大国主命、奴奈川姫命、建御名方命、事代主命の四柱です。
創建は不明ですが、「頸城郡延喜式神社考」では、神代の時代からあったとされています。
日本海沿岸に幾社かある気多神社(けたじんじゃ)の一社であるとされています。
気多神は出雲の人々に信仰された神様とされているので、大国主命や事代主命が祀られていると考えられます。
社伝によると、承暦元(1207)年、親鸞が越後国府にる座になった折には、居多神社に参詣したという記録もあります。
南北朝時代に上杉家から崇敬を受け、居多神社は越後国の一宮に位置付けられたと、上杉家文書に記されています。
慶応(1866)年、海岸浸食により社地が崩壊し、ご神霊は宮司の家に遷座して奉斎されました。
再建さえた社殿も火災で焼失したので、平成20(2008)年に本社殿が建立され、現在に至っています。
境内には芦が生えていますが、葉が片方だけに生える珍しい種類です。
これは、親鸞が居多神社に参拝して祈願した時に、境内中の芦が一夜にして方葉になったと伝わっています。
この方葉の芦は、「越後七不思議」の1つに数えられています。
お祓いについては、神社に直接問い合わせて下さい。
4. 彌彦神社
ご祭神は天照大御神の曾孫神様である天香山命(アメノカゴヤマノミコト)です。
神武天皇の東征に功績を上げられた後、越後の国の開拓の命を受け、漁業・製塩・農耕・酒造等、越後の産業文化の礎を築かれた神様です。
創建は不明ですが、社記には和銅4(711)年に神域を広げ、社伝を造営し、「延喜式」927年には名神大社に列せられています。
このことから奈良時代には、既に人々から崇敬されていたと考えられます。
現在の社殿は明治の大火御、大正5年に再建された物です。
平成27年にはご遷座100年を迎えました。
弥彦山を背に鎮守の森の緑豊かな中に、社殿は建っています。
一の鳥居、二の鳥居、立派な隋神門、そして拝殿へと、広大な境内は流石越後国一之宮としての風格を備えています。
お祓いについては、直接神社に問い合わせて下さい。
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