簡単に幸せになる習慣・方法や法則 | SPITOPI

人間が生きる目的の一つは「幸福追求・幸福実現」ですが、幸せになるためにはどうすればいいのでしょうか。

この記事では、「幸せの個人差・幸せになる考え方」と合わせて、「幸せになるコツ・法則」をお伝えしていきます。

1. 幸せとは人によって違う

人と自分を比べて「不幸感・劣等感」を感じて落ち込んでしまう人がいますが、それは人と自分に共通する「唯一の幸福の基準・目標・目安」があると思い込んでいるからです。

実際には、何が幸福なのかの基準や目標には非常に大きな個人差があります。

お金があることが幸せと思う人は多いでしょうが、「お金だけが唯一の幸福の条件」とまで思い込んでいる人は少数派になるでしょう。

「家族と過ごす何気ない食事のひと時」や「恋人・友達と一緒に笑いながらおしゃべりすること」だって十分な幸せをもたらしてくれます。

「幸せは人によって違う」という「幸福感・幸福の基準の個人差」を理解するだけでも随分と気持ちがリラックスして、幸せな気分になりやすくなるのです。

2. 幸せになるコツ【自分にとっての幸せの基準や目標を考える習慣をもつ】

幸せになるコツは、世の中(他人)の幸せの基準にのっかって競争するのではなく、「自分にとって何が幸せなのか」を突き詰めて考えることです。

世の中一般では「高学歴・高所得であること」「お金持ちであること」「美人・イケメンを手に入れること」「社会的・職業的な地位や権威を得ること」「みんなから羨ましがられるステータスを得ること」が幸福の条件とされていますが、それらが得られないからといって本当に不幸になるわけではありません。

あなたには、「あなたにとっての現実的な幸福の基準・目標」があります。

自分にとっての実現可能な幸福を感じたり求めたりしてください。

3. 簡単に幸せになるコツ【自分と他人の幸福を比較しない】

自分と他人を常に比較して、一喜一憂するような人は「不幸感・不遇感」が強くなりやすいのです。

他人に対する競争心・嫉妬心が強い人は、自分がどんなに良い成果を出しても、「隣の芝生は青いの羨む心理」になるので、結果として「自分よりも幸せそうな人がいるから面白くない」と不満ばかりが強くなります。

社会全体では「自分よりも優れた人・お金持ちの人・美しい人」はいくらでもいますから、上を見れば切りがないし、比較・競争を続ければいつかは負けてしまうのです。

幸せになるコツとして、「自分と他人の幸福を比較しない」というのは大切なことです。

4. 幸せになるコツ【笑うことを意識する】

感情と行動反応の相関関係を調べた心理学の理論(ジェームズ=ランゲ説)では、「悲しいから泣くのではなく、泣くから悲しい」ということが言われています。

幸福・喜びの感情についても、「幸せ(楽しい)だから笑う」だけではなく「笑うから幸せ(楽しい)と感じられる」ことは多いのです。

しかめっ面で眉間にシワを寄せていたら、客観的に幸せな状態でも不快なイライラした気持ちになりやすいでしょう。

いつも笑顔でいることを意識して、どんな小さいことでも面白いことがあったら少し声を出して笑ってみましょう。

幸せになるコツは、「笑うことを意識すれば幸せを感じやすい」ことにもあるのです。

5. 幸せになるコツ【自分自身を好きになる】

自分自身を嫌いな人で、幸福を感じられるという人は多くありません。

幸せになるコツの一つが「自分自身を好きになる・自分自身を嫌いにならない」ということなのです。

自己肯定的で自分が好きな人は、エゴイスティックな悪い部分が目立ってしまうこともありますが、基本的に自分に自信があって表情も生き生きとしていて楽しそうなのです。

自分で自分の「長所・良い部分」を見つけて、自己肯定する習慣を作れば、自分のことを好きになり人間関係にも積極的になれるのです。

6. 幸せになるコツ【変化を恐れずに行動する】

幸せになるコツは、自分のことを不幸・不遇だと思っている人ほど、「変化を恐れないようにすること」です。

変化を恐れて家にひきこもっていても何も良いことは起こりません。

不幸だと思い込んでいる人ほど、「自分の現在の状態・関係を変える変化」をアクティブに求めていくべきなのです。

外出して誰かに会えば、必然的に今までとは違う何らかの変化が起こってきます。

「変化を恐れずに行動すること」が幸せになるコツであり、あなたに新たなチャンスや新たな素敵な相手との出会いをもたらしてくれるのです。

7. 幸せになるコツ【今・ここにある幸せを見つける】

「幸せは努力しなければ手に入らないものである」とか「幸せはどこか遠くにあるものだ」とか思い込んでいませんか。

そういった考え方は、逆に幸せの実感を遠ざけてしまいます。

「今・ここにある小さな幸せ」に意識を向けてみましょう。

屋根がある家に住んでいて寒さ暑さに悩まされないだけでも幸福であり、おいしい食事やお菓子を食べられるだけでも幸せなのです。

周りに家族や友人知人がいて、自分と話をしてくれるだけでも、孤独な状況と比べれば随分幸せかもしれません。

日常生活の中で、「今・ここにある幸せ」を見つけてみてください。

8. 幸せになるコツ【自分の力に見合った幸せのための努力をする】

小さな幸せがたくさんあるとしても、何もしなくてボーッとしているだけで、「幸せな出来事・幸せのきっかけ」が転がり込んでくることばかりではありません。

「幸せになりたいから入学試験に合格したい」「もっと幸せを感じたいから良い会社に転職したい」という目的意識を持つことはむしろ良いことなのです。

「自分の力に見合った幸せのための努力をすること」自体がすでに幸せな状態であるとも言えるからです。

幸せのコツは、実現可能な幸せの目標に向かって、適度な努力をすることにもあるのです。

9. 幸せになるコツ【自分の現実の暮らしを少し理想に近づける】

幸せになるコツは、実現可能な範囲で「理想の暮らし・状態」に近づけるための工夫をすることです。

特別なお金持ちになって豪邸に住まなくても、今住んでいる部屋を綺麗に掃除して、お気に入りのカーテンや椅子を買い換えるだけでも「少し理想に近づいた住環境」を作ることができます。

大好きな友達や信頼できる家族と「笑っておしゃべりしている状態」も理想の暮らしを構成している一部なのです。

こだわりの料理を時間をかけて作ったり、みんなと一緒に美味しい食事を食べたりすることでも、気持ちが満たされることになります。

化粧をしたり髪型を変えたりして綺麗になることも、自分の現実を理想に近づけたことになるのです。

10. 幸せになるコツ【幸福を求めて欲張り過ぎないこと】

人は自分が恵まれた幸せな環境にいるほど、「今・ここにある現実」を当たり前のもの、大したことがないものと思い込んでしまいます。

しかし「もっと幸せになりたい・あれもこれも欲しい・こんな現実だけじゃ満足できない」と欲張りすぎると、かえって不幸になってしまうことが多いのです。

好きな人と結婚してそれなりに生活できているだけでも幸せなのに、 「贅沢できるほどの給料の金額ではないこと」に意識を向けると、「もっとお金が欲しいという欲張りな気持ち」になってしまい、今の結婚生活が途端につまらないものになってしまいます。

今よりももっともっと欲しいと欲張るのではなく、「今・ここにあるモノ」で十分幸せであると思えることが、幸せになるコツなのです。

11. 幸せになるコツ【たまに非日常的な体験もしてみる】

「仕事に行って帰ってから寝るだけ・休日は家でぼんやりするだけ」といったマンネリ化した生活を毎日毎日繰り返していれば、確かに退屈になったり面白くない気持ちになってしまいやすいのです。

幸せになるコツは、「単調なだけの同じ生活習慣」を繰り返さずに「たまに非日常的な体験」を取り入れてみるということです。

いつも自炊しているのであれば、数ヶ月に1回はちょっとおしゃれなレストランやカフェで外食してみるだけでもいいのです。

ホテルで泊りがけの旅行というとお金がかかるから無理と思う人も多いのですが、日帰りで近場のスーパー銭湯や娯楽施設に行ってみるだけでも、「ちょっとした非日常体験」で小さな幸せを実感できるはずです。

たまには、日常生活に面白い変化を取り入れてみましょう。

12. 幸せになる法則【「ポジティブな考え:ネガティブな考え」の比率を「3:1」にする】

物事を前向きに考えて楽観的に生きるということが、「幸福への近道」であることは誰でも知っています。

しかし現実の人生には、嫌なことやストレスになることも多く、明るく前向きなポジティブ思考ばかりで生きていくことは難しいものです。

そんな時には、「ポジティブな考え」と「ネガティブな考え」の比率を「3:1」に調整すると幸せを実感しやすくなります。

この比率のことを「ポジティビティー比」と呼んでいますが、ポジティビティー比が「3:1」を超えてくると、「明るくなる・元気になる・やる気が出る・行動的になる・社交的になる・人に優しくできる・心身の病気になりにくくなる」などのポジティブな現象の連鎖反応が起こってくるのです。

幸せになる法則として、「ポジティビティー比を3:1以上に高めること」をいつも意識してみてください。

13. 幸せになる法則【ボランティア活動に参加して人の幸せを支援する】

幸せになる方法というと、「自分自身の欲求や願望を満たすこと」ばかりを考えがちなのですが、実際には「他人のニーズを満たすこと・他人を助けて感謝されること」によっても自分の幸福を実感できるのです。

幸せになる法則として、「ボランティア活動・慈善活動に参加すること」があり、「他人の喜びを自分の喜びにできるようになること」があります。

ボランティア活動を通して、援助を求めている人や困っている人の助けになることによって、「自分の存在意義や能力・他者のポジティブな感情のパワー」を再確認することができるのです。

利己的になって「自分さえ良ければいい・他人なんてどうでもいい」と思い込んでしまうと、人はどんどん孤独になって不幸になってしまいます。

幸せになる法則として、「人の役に立つボランティア活動に参加すること」を実践してみてください。

14. 幸せになる法則【モノではなくコト(ハイになる体験)にお金を使う】

幸せになる法則として、「物欲(モノの消費)」よりも「体験欲求(コトの消費・学びの欲求)」を満たすことによって、幸福を実感しやすくなることが分かっています。

お金・モノの豊かさばかりに振り回されずに、「自分の精神を豊かにしてくれる体験」にお金を使ってみてください。

知らない土地・国に旅行をする体験でもいいですし、やったことのないスポーツやレジャーを教えてもらう体験でもいいのです。

誰かと一緒に体を動かしたり、歌を歌ったりしているだけでも幸せな気分になりやすいのです。

人生は「モノの蓄積・ステータス」よりも「体験の蓄積・感動と興奮」によって幸福を感じやすくなります。

「気持ちがハイになる体験(人と共感する体験)」につながる「コト消費」を意識してみることも、幸せになる法則につながっているのです。

15. 幸せになる考え方とは?

「幸せになる考え方」と「不幸になる考え方」の最大の違いは、「人の幸せと自分の幸せを比較するかどうか」の違いであり、「今の自分が持っている幸せの状態・条件に気づけるかどうか」の違いなのです。

幸せになる考え方とは「自分で自分の幸せな状況を見つけようとする考え方」であり、「自分の持っていない物・相手ばかりを追いかけない考え方」なのです。

例えば、あなたが結婚していて「配偶者の良い部分・魅力」を見ずに、他人の配偶者や街中を歩いている美人(イケメン)ばかり見て「あんな相手なら良かったのに」とため息をついていれば確実に不幸になります。

「自分の持っているモノ・関係の良い部分」について考え、「自分に関わってくれる人に対する感謝・尊敬」をいつも忘れないことが、「幸せになる考え方」なのです。

まとめ

幸せになるためには、まず「自分にとって実現可能な幸福の基準(レベル)・目標」を明らかにする必要があります。

あまりに大きすぎる幸せを求め過ぎても、それを得られずに不幸感を感じやすくなるだけなので、「自分の身の丈・能力に見合った幸福」を求めることも大切なのです。

壮大な幸福や特別な幸せばかり求めるのではなく、「日常生活・人間関係の中にある小さな幸せ」にも注意を向けるという考え方も大切になります。

「幸せになるコツ・法則」を知りたい時には、この記事を参考にしてみてください。