切り替えの早い人の特徴・遅い人の特徴や切り替えが早くなる方法 | SPITOPI

世の中には切り替えの早い人と遅い人がいますが、「切り替えの早い人」と「切り替えの遅い人」にはそれぞれどのような特徴があるのでしょうか。

この記事では、「切り替えの早い人」と「切り替えの遅い人」の特徴を紹介して「切り替えを早くする方法」についてもお伝えします。

1. 切り替えの早い人とは?

切り替えが早い人というのは、「気持ち・気分・感情・行動の切り替え」が早い人のことです。

今感じている気持ちや感情をいつまでも引きずらずに、短時間で切り替えることができるので、自分の人生における「有限の時間・チャンス」を有効に活用することができます。

切り替えが早い人は、「過去への執着・未練」ではなく「未来への欲求・ビジョン」を持っているので、同じ地点にいつまでも留まっていることがなく、「次に自分がやりたいこと」を見つけてすぐに動き出します。

根本にあるのは、人生は何とかなるさという「楽天主義」や自分の目標に前向きに取り組もうとする「ポジティブ思考」なのです。

あれこれ悩むよりも行動して解決するのが、切り替えの早い人なのです。

2. 切り替えの早い人の特徴

切り替えの早い人の特徴には、以下のようなものがあります。

2-1. 過去を引きずらない未来志向である

切り替えの早い人は、過去の出来事や失敗をいつまでも引きずってくよくよと悩むことがありません。

「過去に対する執着・未練」ではなく「未来に対する欲求・目標(ビジョン)」を持っているので、嫌なことやつらいことがあってもそれにとらわれずに、前向きな「未来志向」で気持ちをすぐに切り替えることができるのです。

すでに終わってしまった過去の出来事にこだわっても仕方がないことを知っており、「今・ここから自分に何ができるだろうか・何がやりたいのだろうか」という未来志向の考え方が身に付いているのです。

2-2. ポジティブ思考で楽天的である

切り替えの早い人は、仕事で大きな失敗をしても、「今回はダメだったけれど、次は絶対に同じ失敗をしないように気をつけて、もっと良い結果を出してやる」とすぐに思考をポジティブにすることができます。

恋愛でひどい振られ方をしても、「恋愛(失恋)を通して人の気持ちについて良い勉強をすることができた。

次はもっと素敵な相手と楽しい恋愛を成功させてみせる」と前向きなポジティブ思考を強めることができます。

切り替えが早い人は、人生や人間関係、仕事について常に楽天的であり、「頑張れば何とかなるさ・次はもっといい結果が出るはず・ここをこう変えればもっと上手くいく」というポジティブ思考になりやすいのです。

2-3. 迷わない決断力・行動力がある

切り替えの早い人は、「あれにしようかこれにしようか」という迷いがほとんどありません。

切り替えの早い人は、あれこれ迷わない毅然とした「決断力」があり、一度決断したことをすぐに実現しようとする「行動力」もあります。

「気持ちの切り替え」だけではなく「行動の切り替え・人生の方向転換」も非常に早く、「自分のやるべきことに対する判断基準と優先順位」がはっきりとしています。

だから、何かをやろうとする時に迷ったり悩んだりすることがなく、無駄な時間を過ごすことなく、即座に決断力と行動力を発揮して動き出すことができるのです。

2-4. 没頭できる趣味(自分の世界)がある

切り替えの早い人は、気分を素早く切り替えるためのスイッチになるような「趣味・自分の世界」を持っていることが多いのです。

野球やサッカーのような体を動かす趣味に没頭できる人は、仕事・人間関係で多少嫌なことがあっても、すぐにスポーツの趣味で気持ちを立て直すことができます。

読書・漫画や映画鑑賞のように創作世界に没頭できるような趣味を持っている人も、「現実世界におけるストレス・悩み・問題」を自分の好きな世界に浸ることで、短時間で忘れて気持ちを切り替えることができます。

自分の没頭できる趣味や自分の世界を持っていて、それに「逃避」するのではなく効率的に「利用」できる人が、切り替えの早い人なのです。

2-5. 時間の使い方が生産的である

切り替えの早い人は、自分の人生や生活の時間が「有限」であることを良く分かっています。

切り替えの早い人は、「あれこれ考えても仕方がないこと」をいつまでも考え続けることはしないし、「あれこれ迷っても結論がでないこと」に対していつまでも迷わないのです。

これにするかあれにするかという「自己選択の意思決定」を、できるだけ短時間で済ませてしまい、実際の行動をスタートさせます。

切り替えの早い人には、「時間の使い方が生産的かつ効率的である」という特徴があります。

3. 切り替えの遅い人の特徴

切り替えの遅い人の特徴を説明していきます。

3-1. 自己評価が低くて自信がない

切り替えの遅い人は、「自分の存在・価値・能力」に対する自己評価が低くなっているので、自分で物事をこれだと決めることができません。

自分の選択や意思決定に対して「自信」もないので、いつまでも同じ地点で立ち止まってしまい、同じことをどうしようかと迷い続けることが多いのです。

物事をスパっと自分の意思で決めて行動できないと、どうしても「気持ち・行動の切り替え」が遅くなってしまいます。

「自己評価が低くて自信がない人」というのは、物事を自分の意思で決められず、いつまでも行動できない人のことなのです。

終わりなくあれこれ迷い続けて、切り替えが遅くなっていきます。

3-2. いつまでも過去の失敗・挫折にとらわれる

切り替えの遅い人は、「未来志向・ポジティブ思考」ではなく、どちらかといえばいつも終わってしまった「過去の出来事」にばかりこだわっています。

「今・ここからどうしようか」という前向きなポジティブ思考を持つことができず、「あの時にこうしておけば良かった・過去にあんなことさえしなければ~」という過去に執着するネガティブ思考にとらわれてしまっているのです。

特に、「過去の失敗・挫折」を忘れることができずに、後悔したり未練を残したりしているため、いつまで経っても気持ちや行動を切り替えることができないのです。

3-3. 真面目すぎて諦めが悪い

切り替えの遅い人は、一つの物事に過度にこだわり過ぎる「真面目さ」を持っていることが多いのです。

「一つの物事を完全に仕上げないと次に進めない」という真面目さによって、切り替えが遅くなって身動きが取れなくなっています。

切り替えの遅い人は、「考えてもどうしようもないことについて考え続ける傾向」や「結果が出てしまったことに対してあれこれ悩み続ける特徴」があります。

切り替えの遅い人は「諦めが悪い人」でもあるのです。

すでに終わってしまったどうしようもないことについて、終わりなく「ああすれば良かった、こうすれば良かった」と無意味なネガティブ思考を繰り返しやすいのです。

4. 切り替えを早くする方法

切り替えを早くする方法について紹介していきます。

4-1. 悩む前にすぐに行動する

切り替えを早くするためにもっとも有効な方法は、「自己選択の意思決定を早くすること」です。

自分で物事を選ぶ意思決定を早めるためには、無意味に「悩み続ける時間・迷い続ける時間」をできるだけ減らす必要があります。

「悩む前にすぐに行動する」という生産的な生活習慣を身につければ、自然に気持ちの切り替えはどんどん早くなっていきます。

今から自分がやるべきことを決めて、それに取り掛かれば、もう迷ったり悩んだりしている時間は無くなってしまうからです。

切り替えを早くするために、「選択・決定に必要な時間」をできるだけ短くして、「今の自分にとっての目標・希望(今から前向きにやりたいと思うこと)」をいつも具体的に認識できるようにしておきましょう。

4-2. 未来志向で前向きに物事を考える

切り替えを早くするためには、「過去志向・後ろ向きの考え方」にならずに「未来志向・前向きの考え方」になることが大切です。

今から考えたり悩んだりしても仕方がない「過去の失敗・傷つき」について考えることをキッパリとやめてください。

「過去のあの時にこうしておけば良かった」と後悔するのではなくて、「これからの未来にこういったことをやってみたいという目的・ビジョン」を持って、前向きに進むようにしてください。

過去の出来事にとらわれてネガティブ思考で悩み続ければ、気持ちの切り替えはどうしても遅くなってしまいます。

気持ちの切り替えを早くするためには、「今・ここからの自分が何をするべきなのか、何をしたいのか」という未来志向の具体的なビジョンや前向きな欲求を持ってください。

4-3. 思いっきり泣いたり笑ったりして「カタルシス効果」を得る

「感情・気持ち」を素早く切り替えるために有効なのが、精神分析療法・支持的カウンセリングなどで活用されている「カタルシス効果(感情浄化効果)」です。

自分の内面に溜め込んでいる情動・感情を、「ポジティブな感情」でも「ネガティブな感情」でも思いっきり吐き出してスッキリするようにしてみてください。

自分が感じている感情や気分を抑圧して溜め込むことで、その感情・気分に意識がとらわれてしまい、「感情・気持ちの切り替え」がスムーズに行かなくなりやすいのです。

信頼できる家族や仲間の前で、思いっきり泣いたり笑ったりする機会を持つようにすることで、気持ちの切り替えを早くする「カタルシス効果」を得ることができるでしょう。

5. 切り替えの早い人に成功者が多い理由

切り替えが早い人には「社会的・経済的な成功者」が多いと言われています。

その理由は、仕事で大きな失敗・挫折を経験しても、その一つの失敗(挫折)についていつまでもくよくよと悩んでいることがなく、「人生の時間の無駄遣い」を避けられるからです。

気持ちと行動の切り替えが早いので、「落ち込む・愚痴る・いじける」などの非生産的でネガティブな行動を取ることがなく、大きな失敗をしてもすぐに気持ちを切り替えて「再チャレンジのための次の一手」を考えることができるのです。

切り替えが早い人は、「意思決定が早い人」や「行動力・交渉力のある人」でもあります。

ビジネスや人間関係の難問に直面しても、短時間で「自分に可能なもっとも良い解決策」を見つけて実行できるから成功するのです。

まとめ

「切り替えの早い人」と「切り替えの遅い人」の特徴を上げて説明してきましたが、切り替えが早い人の特徴は、常にポジティブ思考で「未来の目標達成・自分にできること」について考えているということがあります。

切り替えの遅い人は逆に「未来の目標」ではなく「過去の失敗」にとらわれていて、いつまでも同じことをくよくよと悩み続け、有限である自分の時間や労力を無駄遣いしてしまっているのです。

気持ちや行動の切り替えを早くするためには、「考えすぎずにすぐ行動すること」や「未来志向で前向きな考え方をすること」がポイントになってきます。

「切り替えの早い人」と「切り替えの遅い人」の特徴、切り替えを早くする方法を知りたい時には、この記事を参考にしてみてください。