楽観的な人の特徴・長所やデメリット、仕事での特徴 | SPITOPI

皆さんの周りに楽観的な方はいらっしゃいますか。

すぐに悩んで心配する方もいれば、全く悩まずにケロッとしている方もいます。

今回は楽観的な人についてお話ししましょう。

1. 楽観的な人とは

楽観的な人とはどの様なイメージでしょうか。

クヨクヨせず、常に明るくあまり深く考えない。

そんなイメージではないですか。

だからと言ってストレスが全くない訳でも、悩みがない訳でもありません。

他の人と同じで、哀しい事も傷付く事もあり落ち込む事もあるでしょう。

では楽観的な人とはどの様な人を表すのでしょうか。

2. 楽観的な人の長所

2-1. 細かい事は気にしない

代表的な楽観的な人の特徴だと思いますが、細かい事や小さな事が気にならず、気にしないのでしょう。

生きていればハプニングが起こる事が当然で、想定外の事だらけなので、うまくいけばむしろラッキー程度に思っており、いちいち結果にこだわらないのだと思います。

また、悩んで過ごそうが笑って過ごそうが結果が出るまでは同じ時間を過ごしますし、結果が出た後も大した差はないと思っています。

2-2. 失敗を恐れない

リスクマネジメントをしていたり、失敗後の対処法を前もって考えている訳ではなく単純に失敗してもチャレンジをし、失敗した時にまたその時の事を考えます。

多少の心配はしますが、深く考えても埒があかないので、とりあえずチャレンジしてみてから後の事を考えます。

怖くないのかと普通は思ってしまうとこですが、羨ましい部分でもあります。

こうなれたら楽だろうなぁと思う方もいるのではないでしょうか。

2-3. 嫌な事はすぐ忘れる

切り替えが早いので、その時点では考えたり悩んだりしますが、早々に切り上げ忘れます。

他に打ち込む事を見つけたり、興味が持てる事に気持ちを向けるので嫌な思いをする事がありません。

また嫌な事や辛い思いをしても、次はいい事があると思って前に進むので大した事ではなく、ただの通過点としか思っていないのでしょう。

ポジティブなので楽しい事しか頭の中に残さず、楽しい日常を送りやすく、精神的にもストレスを抱える事は少ないと思います。

2-4. ストレス発散が上手である

ストレスを抱える事が少ないので、発散させてる意識もないと思いますが、普段から嫌な事、辛い事を抱え込まない性格なので、ストレスになる要素は排除していると思われます。

ストレスも自分が好きな事をした上でのストレスなので、大した事はなくむしろそれも楽しむでしょう。

また精神的に辛い思いをしたとしても、自分が好きな事や楽しめる事を知っているので、上手に気持ちを転換しリフレッシュさせ回復していく術を持っています。

2-5. あまり物事を深く考えない

楽観的な人が羨ましいと感じる理由の一つに物事を深く考えない部分があります。

何かあっても何とかなるさ程度にしか捉えないですし、そもそも深く考える感覚がないのかもしれません。

どうせ同じ時間を過ごすのであれば楽しい事を考えて過ごしたいと思うのだと思います。

2-6. 人の話適度に流す

人の話は聞いていますし、勿論真面目に誠意は持っているのですが、トラブルや問題があってもさらっと流し、重い話も次は大丈夫くらいの程度で話をまとめてしまいます。

コンコンと聞いたところで解決する訳でもないですし、自分が一緒になって沈んでしまうと暗く重くなるので適度にソフトな空間を作ります。

励ますと言うよりも、次にいい事が起きると信じると願って終わるでしょう。

2-7. ある程度妥協できる

完璧を望んでいる訳ではないのである程度妥協が出来ます。

そしてこの妥協もいい意味で、例えば目標を達成出来なかった場合も反省はしますがずっと引きずったりはせず、次に繋げる為にどうすればいいかを考えます。

出来ない部分を考えるより、出来た部分を褒め自分を伸ばしていくので良くも悪くもその人次第でポジティブになります。

2-8. 他人と比較しない

他人と比較するという事は他人を意識する事になり、基準が他人になってしまいます。

基準が自分ではないと焦りが出たり余裕がなくなったり、本来のモチベーションや考え方が乱れてしまいます。

殆どの人は競争社会で生きていて、この比較に疲れてしまうのですが、楽観的な人は人と比べる事に意味も価値も感じないので比較しませんし、何より自分がどう感じるか、自分にとって重要な事が何なのかが一番なので、他人と区別をしっかりつけています。

また人にはそれぞれ魅力があり一人ずつ違うと思っている考え方も理由の一つです。

3. 楽観的な人のデメリット

3-1. 反省しない

全く反省しない訳ではなくその時はするのですが持続性がありません。

また他人にも寛容な為、失敗をしても反省してるかどうかは気にしません。

それだけならいいのですが、失敗に対し反省をせず、同じ事を繰り返したり目の前にきたチャンスだからやってみたというだけでは、いつまで経っても成長はせず、ただの運任せになってしまいます。

いい部分を褒める事はいいですが、次は何が必要で足りなかったを考え、省みる癖をつけないと周囲に迷惑がかかってしまいます。

3-2. マイペース

楽観的=マイペースと言えなくもないですが、マイペース自体は決して悪い事ではありません。

世の中の成功者やカリスマと呼ばれている人達はマイペースな方が多いと思います。

ただ何が違うかと言うと、単純に自分のペースを崩さないのではなく、きちんとリスクを計算して行動しているという事です。

結果は運任せという考えではなく、取り掛かる前にある程度の想定をして何が起きてもプラスに変わる様に努力をしています。

楽観的な人はあまり深く物事を考える事が苦手であり結果重視ではないので、必ずプラスになるどころか、平行線のままであったり場合によってはマイナスになってしまう場合もあるのではないでしょうか。

3-3. 計画を立てる事が苦手

マイペースの話に繋がりますが、物事を考える事が苦手なので、必然的に計画を立てる事が苦手になります。

プライベートであれば行き当たりばったりも楽しいですし、それはそれで良いことなのですが、深く考えないで行動すると、その時に起きたハプニングを全て受け入れる事になります。

責任のある任務において計画を立てる事が苦手な事はかなりマイナスになります。

もちろん仕事になれば変わるかもしれませんが、何とかなるだけではなく、何とかしなければいけない場合もある事を学ばなければいけません。

3-4. 真面目な話や深い話が苦手

楽観的な人の特徴にあまり深く考えないや、適度に話を流す特徴を挙げましたが、その面でも他人には、真面目に聞いているかわからない、言っても深く考えないので頼りにならず無駄だと思われてしまっているかもしれません。

会話というのはずっと世間話をする時もあれば、相手によって深い話や将来について語る場合もあります。

そんな時に軽く流されたり、どうにかなると他人事のように言われてしまうと腹が立つかもしれません。

深く考えない、未来を明るく考える事はいい事ですが、それは単独の時のみです。

他人が関わる事には通じない場合が殆どであり不快にさせてしまう事も多々あるでしょう。

3-5. 協調性がないと思われてしまう

これもマイペースから来る解釈ですが、真面目な話をしても軽く流されたりはぐらかされたりするので真剣に考えていないと思われてしまいます。

また全員で協力する事にもあまり深く考えず、大まかにしてしまうので、他の人に負担がかかってしまう場合もあるでしょう。

神経質な人がいれば気になって仕方がなく怒り出してしまうかもしれません。

ある程度空気を読んでプライベートとは違うんだと自覚を持つようにしないと社会性がないと思われてしまいます。

4. 楽観的な人の考え方になる為に心掛けること

4-1. 人と比べる事をやめる

これまでにご紹介してきた事に重なりますが、やはり楽観的になる為には何かに縛られたりこだわりを持ったり、完璧を目指してしまうと他の物や他人に左右される事になってしまいます。

自分がどうしたいかが重要なので、精神的に楽で自由な楽観主義になる為には、対外的に比較をする事をやめ、自分の気持ちと目の前の物事がもたらす結果を天秤にかけ選ぶようにしてみましょう。

4-2. 無い物ねだりをやめる

欲しいものや食べたいものなど人間には欲がありますが、言い出すとキリがありません。

逆に足りていないものは数えますが足りているものを数える事は少ないでしょう。

つまりあれもこれもと考えるよりは、今幸せで暮らせている事に気づく事です。

足りていないものを数えていると、どうしても心に歪みが生じ窮屈になってしまいます。

楽観的な人は自由を好むので良い事を考えたり、幸せを数える事が得意なように思います。

4-3. 笑顔を増やしてみる

無い物ねだりを止めるに繋がるのですが、幸せが増えると笑顔が増えます。

無理に作り笑顔をする必要は無いですが、例えば腹が立つ事があっても深呼吸をしてみて心に余裕を持たせてみて下さい。

その癖をつける事で、自分の感情をコントロールできますし怒った表情を人に見せる事も少なくなるでしょう。

余裕がなくなる事や精神的に軋轢が入る事は自分自身が辛く疲れてしまいます。

笑顔は福を呼ぶので、そういった点でも努力で笑顔になる事は大切ではないでしょうか。

5. 楽観的な人は意外にも仕事ができる方も多い

人による事が前提ですが、まず楽観的な人は積極的でポジティブです。

これは何に関しても一番大切な事ではないでしょうか。

そして感覚として過去や未来がありません。

今が大切であり"でも"や"だって"などの後ろ向きな考え方はありません。

また、人と比較しない部分も有益で、成功するには才能や能力だけでは足りない事をわかっています。

それぞれの優秀な部分が組み合わさって組織が成り立つ基本的な事が頭に入っているので、自分の役割である下準備はしっかりしますし、他人の事を信用します。

信用は組織で働く以上大変重要な事なので、ビジネスを成り立たせる為には必要不可欠になります。

まとめ

楽観的な方は結果より感情を重視します。

瞬間の気持ちを大切にしますし、悩んでも仕方がないので、その時間を有意義に過ごすので合理的でもあります。

ただ世界には自分だけではないですし、様々な考え方の人が存在します。

他人が関わる事には少し空気を読んでバランスを保つと、更に楽観的な部分が際立ち周りを癒せるかもしれません。