誰もが人生で一度や二度嘘をついた事があると思いますし、人は多かれ少なかれ嘘をつく生き物です。
生きていると嘘をつかないとやってられない時もありますし、スムーズに人間関係をやりくりする場合にも必要な状況があります。
全員が嘘をつかず本音だけで生活していければいいですが、おそらくメチャクチャになってしまうでしょう。
嘘にも色々ありますが、やはり嘘はいい事ではありません。
では、簡単に嘘をつく人とはどのような心理状態をしているのでしょうか。
- すぐに嘘をつく人とは
- 虚言癖に多い原因
- すぐに嘘をつく人の特徴
- 嘘をつく時に多い仕草
- 嘘をつく癖を治すには
- まとめ
1. すぐに嘘をつく人とは
どうでもいい小さくてすぐにばれてしまうような嘘をつく人に出会った事はないでしょうか。
嘘をつく必要も要素もなく、関係性も嘘をつく程の間でもないのにもかかわらず、変に誤魔化したり、意味不明な嘘をつく人がいます。
おまけに嘘丸出しな事をこちらが気づいていないと思っている場合もあります。
そんな時一体どのような感情で嘘をついているのでしょうか。
2. 虚言癖に多い原因
2-1. プライドが高く自己顕示欲が強い
プライドが高いので周囲には出来ていて自分には出来ない事や、他人はもっているのに自分が手に入れていない事を認める事ができません。
自分には才能や魅力があると思っているので、それにふさわしい人や物でないと受け入れる事もできません。
他人の幸せや他人の所有物などにも強く反応するでしょうし、容姿やパーソナルな事も他人より秀でていなければ許せないのでしょう。
人に馬鹿にされたり見下される事をとにかく一番嫌うので、そうならないように嘘をついてしまいます。
2-2. 劣等感やコンプレックスが強い
プライドが高い事と劣等感は真逆のようで実は似ているのかもしれません。
つまりプライドが高い事も劣等感も、人を羨む気持ちや負けたくない気持ちが根底にあるからです。
勝手に人と比べて一人相撲している意味では似ているかもしれません。
世の中にコンプレックスがない人はいないでしょう。
そのコンプレックスをどう活かし克服するかがその人の魅力に繋がるのですが、目先の嘘をつく事によって結局は自分を誤魔化し劣等感を強めている事になります。
またコンプレックスが強すぎると自己顕示欲の強さに繋がっていきます。
2-3. 保身が強い
過去に心にひどい傷を追ったり、トラウマがある場合になりやすい心理状態ですが、あまりにもいきすぎると、他人に悪い影響与えてしまいます。
保身とはとにかく傷つきたくないし、損もしたくない。
自分が何より可愛く、究極自分が助かれば他人がどうなろうと関係ないと思っています。
ですから都合が悪くなると平気で嘘をつきますし、自分を守る為にした事の何が悪いとすら思っているのではないでしょうか。
自分が可愛い事と自分だけが良ければいいとの区別がついていない人にも多い考え方です。
2-4. 自分が中心でないと気が済まない
かまってちゃんという言葉がありますがまさしくその通りで、会話中に他人に話題が移ると気に喰わないので嘘をついて話題を自分に向けたり、小さな話ならまだしもそもそもない話を大きな話にしてみんなの前で披露したりするなど、一人ぼっちになるのが怖いと思ってるのかもしれません。
これも自分の自信のなさからきているのですが、ある事ない事人に悪口を言いふらす場合もあるので、精神的に不安定な人と思われる可能性が高いでしょう。
2-5. 承認欲求だけは強い
とにかく自分の存在や価値を認めて欲しい欲求が高く、実際の自分はおいといて、他人から見える部分だけが賞賛されれば満足できるタイプになります。
原因としては、自分に自信がなく他人から相手にされないと思っているので一人ぼっちになるのが怖いのかもしれません。
また目立つ事で他人の目に触れるので、誰かと繋がっている感覚を味わえますし、見てもらう事によって自分の存在価値を見出すので、その為なら嘘をつく事など朝飯前といった感じでしょう。
3. すぐに嘘をつく人の特徴
3-1. いい人に思われたい
人は誰しも他人にいい人と思われたいものです。
嫌われるよりは好かれたいですし、悪口よりは褒められたいものです。
ですが媚びたり嘘をついたり、わざわざ何らかの方法を取ってまで他人に好かれたいかどうかは個人の価値観によるでしょう。
また、その場しのぎの嘘やとりあえず話を合わせておいた方が良い場合もありますが、相手にはトラウマになるような嘘になってしまう場合もあります。
いい人とは八方美人とも取れます。
八方美人が全て悪い訳ではないですし、関係性によっては事なかれ主義を望む事は悪い事ではありません。
ただ毎回どの相手にも同じような対応をしていると、自分がなく、適当な人だと思われてしまうので結局いい人から遠ざかる事になってしまいます。
3-2. 話の脈絡がおかしく、辻褄が合わない
嘘をついているので脈絡がおかしくなる事も辻褄が合わない事も当たり前なのですが、会話がしどろもどろでいまいち何が言いたいかよくわからない場合が多々あります。
さっき言った話と違っていたり、話が二転三転する事はよくある事なので少し突っ込めば綻びが出てくるでしょう。
またそれを誤魔化す為に、身振り手振りを大きく使ったり、咄嗟に聞いてもない事をペラペラ話し出す場合がありますが、聞いた事は答えないのに余計な事は話し出すので、その時点で怪しさが倍増します。
3-3. 本人の中で真実になっている
嘘をつきすぎると本人の中では真実になっている場合があります。
また本気で真実と思って語っているので変につっこんだりすると激怒されてしまうかもしれません。
また嘘つきが重症になると嘘と真実の境界線を行ったり来たりしているので自分でも今、何を話しているのかわからなくなるようです。
3-4. 深い話を嫌う、もしくはできない
嘘ついているので深く追求されるとしどろもどろになるのは案の定ですが、筋道を立てて話したり、時間をかけて根拠を持って話す事が難しくなります。
また質問に対して遠回しな答えをしたり答えているようで全く中身がなかったりするなど、ひたすら逃げる姿勢を保つでしょう。
詐欺師のように言葉巧みに騙してくるタイプもいますが、そんな相手でもやはり真剣に一つ一つ細かく聞いていくとアラが出るので相手は深い話から逃げようとする特徴があります。
また根拠や証拠を出す事が出来ないので核心を突くと嫌り、それらしい事を言って相手から去って行くでしょう。
3-5. 嘘がばれている事を分かっていない
自分の事が中心であり他人よりも自分の気持ちを優先するので、周囲が見えていません。
そもそも見る努力も、余裕もないのでまさか自分の嘘がばれているなんてそこまで頭は回らず、思う筈がありません。
流暢に話している姿が痛々しく見えてしまい、嘘がばれている事を伝えようとしても上手に伝えないと逆恨みをされてしまう可能性もあります。
真実を述べているつもりで話しているので嘘という自覚はない上に、ばれているなんて想像もしていないと思います。
4. 嘘をつく時に多い仕草
4-1. 質問におうむ返ししてくる
質問した事に対し、質問と同じ言葉で回答を返してきます。
例えば朝は何を食べましたかという質問に、朝は何を食べたかと言えばと言う風に同じ言葉をおうむ返ししてきます。
つまりこの短い時間にどんな嘘をつこうか、なんと言えば誤魔化せるかを考えているのです。
人は会話中に通常はそんな無意味なやり取りはしません。
何かを思い出す時に復唱する事はありますが、結局その後の会話で思い出していたか嘘を探していたか分かる筈です。
4-2. 質問をしたり深く突っ込むと逆ギレする
先程も言いましたが、基本嘘をついているので、上部の会話しかできません。
なので質問を繰り返したり証拠を求めると逆切れし出します。
また、本人が真実だと思い込んでいたとしても疑われた事に対して怒りを覚えるので怒り出す事があります。
怒りは人にとって一番容易く生まれやすい感情なのですが一番コントロールが必要な感情です。
単なる質問に怒りで答えるのは余裕がない証拠です。
4-3. 筋肉が硬直する
これについては少し専門的になり見分けが難しいのですが、人はリラックスをしていると無防備で表情が柔和ではないでしょうか。
逆に何か考え事をしたり焦ったりすると緊張し筋肉が硬くなります。
力が入る事によって血液の循環が速くなり表情が硬直します。
また、全体的には硬直せず、右半分や左半分のみ硬直するので表情の出方が発言と相違します。
これは頭の中で必死で嘘を取り繕ってるので神経が表情にまで行き渡らない為です。
微妙でわずかな差ですが、嘘をついていると人間の表情は硬くなるので、普段の顔をよく見ているとその変化がわかりやすくなるでしょう。
5. 嘘をつく癖を治すには
嘘をつく癖は正直非常に治す事が難しいでしょう。
精神的に何らかの障害がある可能性もあるので簡単に言える事ではありませんが、まず自分が嘘をついていると言う事を自覚する必要があります。
それは本当に難しい事で、ないものをあると認めさせなければいけい事になります。
また自覚がある人でも、なぜそうなってしまうのかをしっかりと見つめ直す必要があります。
その作業は深い傷になったりトラウマをえぐり出す事になるかもしれません。
じっくり時間をかけて丁寧に探っていく必要があります。
またなぜ治したいかや、治した後にどうしたいかも考えないといけません。
何の為にするのか目的がわからないとモチベーションが保てず結局振り出しに戻ってしまうでしょう。
ゆっくりでいいので一つずつ自分と対話をし、どうして嘘をつくのか、どんな時に嘘をつくのかを分析する事で必然的に自分が何を求めてどうなりたいかがわかってくると思います。
まとめ
嘘をつく人の中には、そんな自分が嫌で仕方がない人が沢山存在します。
罪悪感を持っているという事なので息を吐くように嘘をつき、自覚がない人よりは辛いかもしれません。
簡単に治せるとは言えませんが、人間の心は計り知れない程深みのあるものなので、丁寧に探る事で改善の余地はあると思います。
3. すぐに嘘をつく人の特徴
3-1. いい人に思われたい
人は誰しも他人にいい人と思われたいものです。
嫌われるよりは好かれたいですし、悪口よりは褒められたいものです。
ですが媚びたり嘘をついたり、わざわざ何らかの方法を取ってまで他人に好かれたいかどうかは個人の価値観によるでしょう。
また、その場しのぎの嘘やとりあえず話を合わせておいた方が良い場合もありますが、相手にはトラウマになるような嘘になってしまう場合もあります。
いい人とは八方美人とも取れます。
八方美人が全て悪い訳ではないですし、関係性によっては事なかれ主義を望む事は悪い事ではありません。
ただ毎回どの相手にも同じような対応をしていると、自分がなく、適当な人だと思われてしまうので結局いい人から遠ざかる事になってしまいます。
3-2. 話の脈絡がおかしく、辻褄が合わない
嘘をついているので脈絡がおかしくなる事も辻褄が合わない事も当たり前なのですが、会話がしどろもどろでいまいち何が言いたいかよくわからない場合が多々あります。
さっき言った話と違っていたり、話が二転三転する事はよくある事なので少し突っ込めば綻びが出てくるでしょう。
またそれを誤魔化す為に、身振り手振りを大きく使ったり、咄嗟に聞いてもない事をペラペラ話し出す場合がありますが、聞いた事は答えないのに余計な事は話し出すので、その時点で怪しさが倍増します。
3-3. 本人の中で真実になっている
嘘をつきすぎると本人の中では真実になっている場合があります。
また本気で真実と思って語っているので変につっこんだりすると激怒されてしまうかもしれません。
また嘘つきが重症になると嘘と真実の境界線を行ったり来たりしているので自分でも今、何を話しているのかわからなくなるようです。
3-4. 深い話を嫌う、もしくはできない
嘘ついているので深く追求されるとしどろもどろになるのは案の定ですが、筋道を立てて話したり、時間をかけて根拠を持って話す事が難しくなります。
また質問に対して遠回しな答えをしたり答えているようで全く中身がなかったりするなど、ひたすら逃げる姿勢を保つでしょう。
詐欺師のように言葉巧みに騙してくるタイプもいますが、そんな相手でもやはり真剣に一つ一つ細かく聞いていくとアラが出るので相手は深い話から逃げようとする特徴があります。
また根拠や証拠を出す事が出来ないので核心を突くと嫌り、それらしい事を言って相手から去って行くでしょう。
3-5. 嘘がばれている事を分かっていない
自分の事が中心であり他人よりも自分の気持ちを優先するので、周囲が見えていません。
そもそも見る努力も、余裕もないのでまさか自分の嘘がばれているなんてそこまで頭は回らず、思う筈がありません。
流暢に話している姿が痛々しく見えてしまい、嘘がばれている事を伝えようとしても上手に伝えないと逆恨みをされてしまう可能性もあります。
真実を述べているつもりで話しているので嘘という自覚はない上に、ばれているなんて想像もしていないと思います。
4. 嘘をつく時に多い仕草
4-1. 質問におうむ返ししてくる
質問した事に対し、質問と同じ言葉で回答を返してきます。
例えば朝は何を食べましたかという質問に、朝は何を食べたかと言えばと言う風に同じ言葉をおうむ返ししてきます。
つまりこの短い時間にどんな嘘をつこうか、なんと言えば誤魔化せるかを考えているのです。
人は会話中に通常はそんな無意味なやり取りはしません。
何かを思い出す時に復唱する事はありますが、結局その後の会話で思い出していたか嘘を探していたか分かる筈です。
4-2. 質問をしたり深く突っ込むと逆ギレする
先程も言いましたが、基本嘘をついているので、上部の会話しかできません。
なので質問を繰り返したり証拠を求めると逆切れし出します。
また、本人が真実だと思い込んでいたとしても疑われた事に対して怒りを覚えるので怒り出す事があります。
怒りは人にとって一番容易く生まれやすい感情なのですが一番コントロールが必要な感情です。
単なる質問に怒りで答えるのは余裕がない証拠です。
4-3. 筋肉が硬直する
これについては少し専門的になり見分けが難しいのですが、人はリラックスをしていると無防備で表情が柔和ではないでしょうか。
逆に何か考え事をしたり焦ったりすると緊張し筋肉が硬くなります。
力が入る事によって血液の循環が速くなり表情が硬直します。
また、全体的には硬直せず、右半分や左半分のみ硬直するので表情の出方が発言と相違します。
これは頭の中で必死で嘘を取り繕ってるので神経が表情にまで行き渡らない為です。
微妙でわずかな差ですが、嘘をついていると人間の表情は硬くなるので、普段の顔をよく見ているとその変化がわかりやすくなるでしょう。
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