プラス思考とは、物事を肯定的な方向にとらえる考え方のことをいいます。
プラス思考とは日本だけの表現で、世界的にはポジティブシンキングといわれます。
ここではプラス思考とマイナス思考の違い、プラス思考になるにはどうしたらいいのかといったことを詳しくまとめてみました。
では一緒に見ていきましょう。
- プラス思考とは?
- プラス思考とマイナス思考の違い
- プラス思考のメリット
- マイナス思考のデメリット
- プラス思考になるトレーニング
- ポジティブ思考のメリットとは
- プラス思考の人の特徴
- ネガティブ思考をプラス思考に強制変更の例
- まとめ
1. プラス思考とは?
プラス思考とは、何事も肯定的にとらえる前向きな思考のことです。
どんなに困難な状況でも、何とかなると前向きに考えることで、それが本当に何とかなってしまいます。
それは、プラスに考えることで、無意識のうちに、より良い状況を招くような行動をとっているからです。
運の良し悪しも多少はあるかもしれませんが、困難な状況から脱するのは、決して運だけではありません。
プラス思考の人は、いつも明るく、人生を楽しんでいるので輝いて見えます。
そんな人の周りには人が集まりますので、困っている時には誰かしら助け船を出してくれるという好循環も生まれます。
2. プラス思考とマイナス思考の違い
例えば、同じ環境なのに、一人は楽しいと感じ、一人は面倒くさいと感じる。
これはプラス思考とマイナス思考の違いです。
同じことをしていても、プラス思考の人は良い面に焦点を当てて考えるのに対し、マイナス思考の人は悪い面が気になって仕方がないといった感じになります。
人生を楽しんでいるという点においてはプラス思考の人の方が得をしていますね
マイナス思考になればなるほど心配や不安を考える時間が多くなりますので、損といえば損です。
とはいえマイナス思考が全部悪いというわけではありません。
慎重になることを求められる場面ではマイナス思考の方がメリットがある場合もあります。
3. プラス思考のメリット
3-1. 性格が明るくなり、人間関係が良くなる
プラス思考の人は、何でも前向きに考えるので、小さなことをくよくよと悩んだり、嫌なことがあっても後に引きずりません。
それは、常に「何とかなる」と思っているからです。
何かツイていないと思うことがあっても、それをプラスに考えたり、これだけツイてないことがあったのだから、同じくらいツイてることが起こるはずだ、と、良いことを探します。
悩みごとを抱えて暗くなったり、ヤケになって荒れたりすることがありませんので、いつも明るく、人付き合いも良くなります。
又、悩んでいる人を明るく元気づけるのも得意なので、友人も多くなり、お互いに信頼関係を築くことができます。
3-2. 心身の状態が良くなる
仕事でトラブルが起きたり、頭に来ることや不安になることが起きても、「何とかなる」の一言でマイナスなことすべてが一旦リセットされるので、ストレスが溜まりません。
そのため、オンとオフの切り替えが上手で、仕事が終わればプライベートな時間を心の底から楽しみます。
毎日気分をリフレッシュしているので、新たな活力が沸いてきます。
頭も冴えているので、仕事にも意欲的に取り組み、効率良くこなすことができます。
十分な成果を上げることができれば達成感もあり、毎日が充実していると感じます。
ストレスは万病のもとといいますが、まさにその通りで、ストレスを溜めない生活をしていると、心も体も健康的になります。
3-3. 逆境に強くなる
目の前に高い壁があっても、諦めないのがプラス思考です。
壁を越えられないなら、壁が途切れているところを探してみようと考えたり、壁を利用しようと考えたり、越える以外の方法を探します。
プラス思考によって、困難な状況を利用しようとするタフな心を持つこともできるのです。
また、困難が大きければ大きいほど、打ち勝った時の達成感が大きいことを知っている人は、へこたれるどころか、闘志に火が付きやる気を出す人もいます。
「何とかなる」とプラスのイメージを持つことで、そのイメージ通りの結果を導くよう、無意識のうちに行動しているので、逆境に強くなります。
4. マイナス思考のデメリット
4-1. 性格が暗くなり、人間関係も上手くいかなくなる
マイナス思考の人は、小さなことでも気にしてくよくよと悩みます。
あの時ああすれば良かったのに、なぜしなかったのだろう。
と、後悔することが多く、「どうせ私なんか」というのが口癖になる傾向にあります。
自分を否定するのが当たり前になっているので、周りからも、卑屈な人という印象を持たれます。
一緒に飲みに行っても愚痴や後ろ向きな発言ばかりで、つまらない人という評価をされてしまい、必然的に周りには人が集まらなくなります。
自分を褒めて、自分を好きになることで、マイナス思考から脱却する一歩を踏み出すことができます。
4-2. 良い結果がついてこなくなる
マイナス思考で、頭の中がマイナスなイメージでいっぱいになっている人は、良い結果を招くことができません。
なぜなら人は、頭の中のイメージに従って行動をしているからです。
例えば、翌日に重要なプレゼンが控えているとします。
失敗が許されない大切なプレゼンを任されたプレッシャーで、頭の中が不安でいっぱいになり、失敗するイメージを抱えたまま当日を迎えると、心配していた通り、そのプレゼンは上手くいきません。
頑張って準備をしてきた自分を信じて、成功するイメージを持ってプレゼンに臨めば、不思議と上手くいき、良い結果を出すことができます。
4-3. 想定外の状況に対処できない
仕事でもプライベートでも、全てのことが想定通りに進むわけではありません。
予想もしなかった展開になったり、経験したことのない事態に見舞われることもあります。
そんな時、マイナス思考の人は、まず失敗することを心配してしまい、ネガティブなイメージを持ちます。
そのため、上手く対処できずに、途中でなげだしたり、ヤケを起こしたりして、更に悪い状況を招いてしまいます。
プラス思考になれれば、細かいことは考えずに、どんな状況にも柔軟に対応できるようになりますので、大抵のことでは動じなくなります。
5. プラス思考になるトレーニング
どんな人だって落ち込む時はあります。
プラス思考の人だって生きていれば、悲しいことや辛いことが起こる日もあります。
ただプラス思考ゆえにいつまでも落ち込んではいませんし、前向きです。
自分はマイナス思考だからと悩んでいる人、変えたいと思う人は、プラス思考になるように思考の癖を変えていけばいいだけなのです。
プラス思考になるトレーニングをしましょう。
難しいことではありません。
自分がマイナス思考になっているとわかったらすぐに軌道修正をしてあげればいいだけなのです。
急に前向きになったり、積極性を出せと言われてもそんなに簡単にできるものではありませんし、無理でしょう。
一日、二日で変えることができるならばマイナス思考で悩む人はいなくなります。
プラス思考になるトレーニングで簡単なことは、まずは笑顔を心がけることです。
人は笑顔で悪口を言ったり、愚痴を言い続けることは難しいです。
人の噂や批判をしている人は難しい表情をしています。
笑顔を心がけることと、マイナス思考になりそうだったら思考をストップさせてください。
発言も一旦控えることです。
プラス思考とは言えなくても、少なくともマイナス思考をしていませんし、発言もしていません。
プラスとマイナスの間ぐらい、ニュートラルな思考状態とでも言いましょうか。
マイナス思考にならないだけでも、十分にプラス思考です。
自分で思考のコントロールをしてみてください。
6. ポジティブ思考のメリットとは
プラス思考(ポジティブ思考)のメリットは沢山あります。
まず人生そのものが楽しくなることです。
何か不完全な状態があったとしても、それを「まあいいか」と肯定的にとらえることで、気分が楽です。
不完全な状態に対し、これが良くない、足りない、こうすべきではないのかと、複雑に思考すればするほどネガティブな気持ちになりますし、自分を責めているようにも感じます。
また思い込みの効果というものは非常に大きいのです。
アスリートがイメージトレーニングを取り入れていることからもわかりますように、常に良いことをイメージする、思考することで本当に良い状態を引き寄せるパワーに繋がります。
プラス思考になればどんな自分であっても受け入れることができますし、愛してあげることができます。
自分を愛し大切にできる人は他人を愛することも、愛されることもできます。
プラス思考になれば辛いことが辛いだけではなく、何かを学んでいると感謝の気持ちを持てるようにもなります。
7. プラス思考の人の特徴
プラス思考というのは思考の癖です。
明るい人でもマイナス思考になる場合もありますし、大人しく根暗に見える人でも内面はプラス思考ということもあります。
それではプラス思考の人にある特徴を紹介します。
7-1. 自分自身が好き、肯定している
プラス思考の人は基本的に自分のことが大好きという人です。
少々自己アピールが激しいこともありますが、自分を肯定して受け入れているということはそれだけで生きやすい特徴ともいえるでしょう。
7-2. 自分の生き方に自信を持っている
プラス思考の人は背筋がピンとしていて立ち姿がカッコいい人が多いです。
自分の生き方に自信を持っていますので自然とそういう姿、形になっていくのです。
それはお金があるとかないとか、社会的立場があるとかないとかは関係ありません。
自分の意志でしっかりと人生を歩いている人はプラス思考です。
7-3. 小さなことは気にしない
プラス思考の人が小さなことは気にしません。
この特徴はマイナス思考の人から見ると、気がつかない人とか、ガサツな人という風に見えるかもしれません。
でも違うのです。
プラス思考の人だってちゃんと気がついている部分はあるのです。
例えば目の前の人が自分のことを嫌っていそうだなとかわかります。
でもそのことに対してくよくよ悩んだりはしません。
「嫌われているみたいだな、まあいいか」で終るのです。
気にしてもどうにもならないことがあります。
例えば人の気持ちなんてその最たるものです。
自分がコントロールできないことを気にしたり悩んでも意味がないとプラス思考の人は気にしないのです。
7-4. ピンチはチャンスととらえる
プラス思考の人は、困難や試練といったものが全くないわけではありません。
どんな人でもそのような場面は訪れます。
ただプラス思考の人はそういったこと、苦しいことや面倒なことも楽しむ姿勢を持っています。
またピンチになったらそこから何かを学び、プラスに変えていく力があります。
悪いことが起こってもまるでそうは見えないので、マイナス思考、ネガティブな感情に支配されている人からはやっかみの対象となることもしばしばあります。
そんなことも笑顔でさらりと流しているのがプラス思考の人の特徴です。
7-5. 好奇心がある、若々しい
プラス思考の人は、年齢に関係なく新しいことを学んだり、好奇心が旺盛です。
そのため目はキラキラと輝いていて表情は明るいです。
よく動き、元気ですので実年齢より若々しく見えることが外見的特徴です。
このことだけをとってみても、プラス思考で生きることの素晴らしさが理解できます。
7-6. ネガティブなことからも何かを学ぶ姿勢がある
自分が好まなくても、ネガティブな事は起こりますし、マイナス思考の人と嫌でも学校や仕事などで一緒になる機会があります。
もしかしたら家族にマイナス思考の人がいる場合もあるかもしれません。
そんな時プラス思考の人はどう対応しているかといえば、相手の考えを否定するのではなく「そういう考え方もあるのだ」と理解を示します。
ただし同調することもありませんが。
ネガティブなことからも別の価値観、考え方があることを学ぶ姿勢があります。
7-7. 物怖じしない
大勢の人の前でも特に緊張したり、自分を取り繕ったりすることもなく、平常心なのが特徴的です。
相手の立場に物怖じして言いたいことを言えないというようなことはなく、どんな相手に対しても自分の主張をすべき時はきちんとできます。
7-8. 笑顔のイメージが強い
あなたの周りのプラス思考の人の顔を思い浮かべてみてください。
いつも笑顔、笑っているイメージではないでしょうか。
感情が安定していていつも穏やかな表情のことが多いです。
7-9. どんなことからも喜びや楽しみを見つける
面倒な用事、嫌なことからも、プラス思考の人は何かしらの学びを得ることを忘れません。
いい勉強になった、次に活かそうと思えます。
また大変なことだけど頑張って良かったと、喜びを感じます。
いつだって良い面に焦点を当てているのです。
7-10. はっきりと話す
プラス思考の人の話し方は、よく通る声、はっきりと話すことが特徴です。
大声で怒鳴るのとは違います。
それは単なる威圧です。
プラス思考の人は相手のことを考えて聞き取りやすい声を出します。
マイナス思考の人はぼぞぼそと聞き取りにくい声だったりすることが多いといわれます。
7-11. 結果だけでなくプロセスも大事にしている
プラス思考の人は、仕事や物事に対して結果を気にしない人が多いです。
それよりも楽しめたかどうかを考えます。
スポーツにしても勝ち負けにこだわるというよりはみんなで楽しめたかどうか、素晴らしい時間を過ごせたことに意味を見出します。
楽しくなければ意味がない、色々なことを犠牲にして、人を苦しめてまで結果を出しても仕方がないととらえます。
プラス思考の人はプロセス重視です。
7-12. 他人のことにあまり関心がない
プラス思考の人は元々、人と他人を比較することはありません。
他人のことにそんなに関心を示さないのです。
人は人、自分は自分と良い意味でマイペースを貫いていますので、人と張り合う、見栄を張るということもないです。
そのようなマイペースな姿は余裕があるように映りますので(実際に余裕があります)、マイナス思考の人からは妬まれたり、時に張り合われることもあります。
8. ネガティブ思考をプラス思考に強制変更の例
8-1. 人生楽しくない=これから楽しい事が起こる
何をやっても上手くいかず、やることなすこと裏目に出てしまうような時期は、誰にでもあるものです。
そんな時には、楽しくない今を嘆くことは止めにして、これから楽しいことが起こるのだと未来に希望を持ちましょう。
今、物事がうまく運ばないのは、まだその時期ではないからです。
これからを楽しむために必要な時期なのだと、前向きに受け止めましょう。
8-2. 最底辺=これ以上下には下がらない
例えば、全てを失って人生のどん底にいると感じている人がいたら、今よりも下はないのだから、これからは上に上がっていくだけだ、と考えるようにしてみましょう。
どん底にいるのであれば、どうあがいてもこれ以上は下には下がりません。
下がりたくても下がれないのです。
8-3. 乗っている電車が故障で止まった=邪魔が入らない自分の時間が出来た
電車で目的地へ向かっている途中で電車が止まり、「車両故障のため暫く停車します」というアナウンスが入る、といった状況に、時々遭遇することがあります。
そんな時は、急いでいるのに、とイライラするのは止めにして、日頃から気になっていた洋服をスマホでチェックしてみたり、次の旅行の計画を立てるための下調べをしてみたり、会話のネタになるようなニュースをチェックしてみたり、誰にも邪魔をされない状況を利用して、有意義に過ごしましょう。
車両に閉じ込められて何もできないのですから、イライラしながら発車を待つより、楽しいことを考えて有意義に過ごすのが得策です。
8-4. 傘を置き忘れてきた=新しい傘を買うきっかけができた
買ったばかりの新しい傘をどこかへ置き忘れることはなくても、使い続けた傘を置き忘れてくることは時々あります。
そんな時は、傘を無くしてツイていないと思ったり、うっかりしていた自分を責めたりするのは止めにして、プラス思考で考えてみましょう。
傘の買い替え時には悩むものです。
長く使ってきてそろそろ飽きてきたけど、まだ傷んでないし、使えるし。
そんな風に思いながら深く考えずにいつもの傘を使い続ける、ということはよくあり、なかなか買い替えることができません。
折角買い替える機会がもらえたのだから、気に入った傘を探しに行きましょう。
8-5. 満天の星が見られる場所へ行ったのに、天気が悪くて星1つ見えなかった=この次見られたら2倍の感動を味わえる
貴重な連休に、満天の星を見るために旅行へ行ったのに、天気予報が外れて星を1つも見ることが出来なかったとしましょう。
やっと休みが取れることになって、楽しみにしていた旅行のメインイベントが期待外れに終わってしまったら、運が悪いと思うところですが、そんな時には、より大きな感動を味わわせてくれるために、今回は星を見せてもらえなかったのだと考えましょう。
美しいものは簡単には見られないからこそ見られた時の感動は大きく、思い出にも強く残るものです。
又、星を見ることだけを目的にしていたとしたら、他の良いスポットを見落とすことになっていたかもしれません。
8-6. 定期を落とした=拾った誰かの役に立った
通勤や通学の定期をどこかで紛失したことに気づいたら、ツイていないと思うでしょう。
それが買ったばかりの定期だとしたら尚更です。
しかし、そんな時には、想像力を働かせて、別の発想をしてみましょう。
無くした定期を拾った人が、真剣に勉学に励んでいる苦学生だったとしたら、そんな頑張っている学生を遠回しに応援したことになります。
又、病気がちで電車通院をして苦労している人だったら、困っている人に遠回しに手を差し伸べたことになります。
自分が無くした定期が、誰かの笑顔に繋がっているとしたら、それはそれで心が洗われるのではないでしょうか。
8-7. 家を出たとたんに雨が降って来た=傘を取りに戻れる距離で良かった
外出するために身支度を整えて、家のドアを開けたとたんに大粒の雨が降って来たとしたら、さっきまで晴れていたのに、なぜこのタイミングで雨が降るか、と、恨めしく思うでしょう。
でも、家を出るタイミングだからすぐに傘を手にすることができますが、これが外出先で、周囲に雨宿りできる建物もなく、傘を売っている店もなかったとしたら、大粒の雨に打たれて全身ずぶ濡れになっていたところです。
考えようによっては、ツイているということにもなります。
8-8. 歩いていたら鳥の糞が頭に落ちてきた=レアな経験をした
話のネタになる。
一人で道を歩いていたら、鳥の糞が頭に落ちてきた。
そんな経験をしたら、あまりにツイてない状況に気が滅入ることでしょう。
ましてや一人でいるので、黙々と頭を拭いて、何事もなかったかのように平静を装ってその場を離れなくてはいけません。
でも、そんな事態に遭遇する確率はきわめて低く、大変にレアなケースで、望んでもできない貴重な経験をしたことになります。
又、こういったアクシデントは、笑い話としては一級品です。
周囲の人達を笑わせる絶好のネタにもなります。
8-9. 新幹線の指定席が2時間先まで空席がない=空いた時間に美味しいものを探しに行ける
出張や旅行の帰り、新幹線の切符を買おうと券売機へ行ったら、指定席が全て満席で、2時間も先まで空席がない。
というような状況に遭遇することは時々あるものです。
乗車時間が長ければ、座れないかもしれない自由席で帰る気にもなりません。
そんな時は、開き直って空いた時間を有効に活用しましょう。
2時間もあれば、駅周辺でお土産を探したり、名物料理を楽しむこともできます。
予定外の散策では、何かと良い出会いがあるものです。
今まで気にも留めなかったお菓子がとても美味しかったり、期間限定で出店している店でレアな商品に出会えたり、楽しみは探そうと思えばいくらでも探せるものなのです。
8-10. 雨の日にコンビニの床が滑って転んだ=車道で転ばなくて良かった
雨が降っている日にはコンビニの床が滑りやすくなっていることがあります。
一歩店内に足を踏み入れたとたんに滑って転んだとしましょう。
怪我はしなくても、周囲の目を気にして、恥ずかしい思いをするでしょう。
そんな時は、なんて運が悪いのだ、と思わずに、怪我ひとつなくて良かった。
と、プラスに考えましょう。
もしこれが車道や長い階段だったら、大怪我では済まないくらいの大惨事になっていたかもしれません。
運が悪いのではなく、運が良かったとも考えることができます。
8-11. 楽しみにしていた約束をドタキャンされた=自分の時間ができた
恋人と約束をしていたのに、急な仕事が入ってドタキャンされた。
ということは、誰でも1度くらいは経験があるでしょう。
楽しみにしていたのに、と、怒らずに、理解を示して快く承諾してあげましょう。
人と会う予定がキャンセルになったということは、自分の自由な時間が出来たと考えれば、取り立てて恋人を責める気にもならなくなります。
一人であれば、誰にも気を遣うことなく、気まぐれに一日を過ごすこともできます。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
プラス思考の人の考え方や特徴などをまとめて紹介しました。
プラス思考の方が人生楽しいですし、夢も叶います。
思い描けることは叶える力があるからです。
そういったことから、プラス思考が正しい、マイナス思考は良くないといった印象を持たれがちですが、一概に全てがそうだとは言えません。
プラス思考が過ぎますと、慎重さに欠けミスをしたり、少々自己顕示欲が強い人として周りの人から疎まれる可能性もあります。
バランスの良いプラス思考を身につけていきたいものです。
小学校の頃、理科室にあった天秤を思い出してみてください。
同じ重さになるようにバランスを整えた記憶はありませんか。
あれと同じく自分の感情、思考もコントロールしてみてください。
少しポジティブ過ぎると思ったら、マイナス思考、慎重な考え方をしてみるとか、ネガティブ寄りになっていると気づいたら、プラス思考でその考えを打ち消すなど、バランスのとれた思考を心がけていきましょう。
3. プラス思考のメリット
3-1. 性格が明るくなり、人間関係が良くなる
プラス思考の人は、何でも前向きに考えるので、小さなことをくよくよと悩んだり、嫌なことがあっても後に引きずりません。
それは、常に「何とかなる」と思っているからです。
何かツイていないと思うことがあっても、それをプラスに考えたり、これだけツイてないことがあったのだから、同じくらいツイてることが起こるはずだ、と、良いことを探します。
悩みごとを抱えて暗くなったり、ヤケになって荒れたりすることがありませんので、いつも明るく、人付き合いも良くなります。
又、悩んでいる人を明るく元気づけるのも得意なので、友人も多くなり、お互いに信頼関係を築くことができます。
3-2. 心身の状態が良くなる
仕事でトラブルが起きたり、頭に来ることや不安になることが起きても、「何とかなる」の一言でマイナスなことすべてが一旦リセットされるので、ストレスが溜まりません。
そのため、オンとオフの切り替えが上手で、仕事が終わればプライベートな時間を心の底から楽しみます。
毎日気分をリフレッシュしているので、新たな活力が沸いてきます。
頭も冴えているので、仕事にも意欲的に取り組み、効率良くこなすことができます。
十分な成果を上げることができれば達成感もあり、毎日が充実していると感じます。
ストレスは万病のもとといいますが、まさにその通りで、ストレスを溜めない生活をしていると、心も体も健康的になります。
3-3. 逆境に強くなる
目の前に高い壁があっても、諦めないのがプラス思考です。
壁を越えられないなら、壁が途切れているところを探してみようと考えたり、壁を利用しようと考えたり、越える以外の方法を探します。
プラス思考によって、困難な状況を利用しようとするタフな心を持つこともできるのです。
また、困難が大きければ大きいほど、打ち勝った時の達成感が大きいことを知っている人は、へこたれるどころか、闘志に火が付きやる気を出す人もいます。
「何とかなる」とプラスのイメージを持つことで、そのイメージ通りの結果を導くよう、無意識のうちに行動しているので、逆境に強くなります。
4. マイナス思考のデメリット
4-1. 性格が暗くなり、人間関係も上手くいかなくなる
マイナス思考の人は、小さなことでも気にしてくよくよと悩みます。
あの時ああすれば良かったのに、なぜしなかったのだろう。
と、後悔することが多く、「どうせ私なんか」というのが口癖になる傾向にあります。
自分を否定するのが当たり前になっているので、周りからも、卑屈な人という印象を持たれます。
一緒に飲みに行っても愚痴や後ろ向きな発言ばかりで、つまらない人という評価をされてしまい、必然的に周りには人が集まらなくなります。
自分を褒めて、自分を好きになることで、マイナス思考から脱却する一歩を踏み出すことができます。
4-2. 良い結果がついてこなくなる
マイナス思考で、頭の中がマイナスなイメージでいっぱいになっている人は、良い結果を招くことができません。
なぜなら人は、頭の中のイメージに従って行動をしているからです。
例えば、翌日に重要なプレゼンが控えているとします。
失敗が許されない大切なプレゼンを任されたプレッシャーで、頭の中が不安でいっぱいになり、失敗するイメージを抱えたまま当日を迎えると、心配していた通り、そのプレゼンは上手くいきません。
頑張って準備をしてきた自分を信じて、成功するイメージを持ってプレゼンに臨めば、不思議と上手くいき、良い結果を出すことができます。
4-3. 想定外の状況に対処できない
仕事でもプライベートでも、全てのことが想定通りに進むわけではありません。
予想もしなかった展開になったり、経験したことのない事態に見舞われることもあります。
そんな時、マイナス思考の人は、まず失敗することを心配してしまい、ネガティブなイメージを持ちます。
そのため、上手く対処できずに、途中でなげだしたり、ヤケを起こしたりして、更に悪い状況を招いてしまいます。
プラス思考になれれば、細かいことは考えずに、どんな状況にも柔軟に対応できるようになりますので、大抵のことでは動じなくなります。
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