神社で厄払いや安全祈願、赤ちゃんの初宮参り、七五三等でお祓いを受ける事は、よくあることです。
その際、神様の前に出るのですから、ちゃんと作法を守ってご祈祷を受けましょう。
今回は大阪で厄払いにお薦めの神社をご紹介しましょう。
- 神社でお祓いを頼むときの注意点
- 厄払いを受ける時期
- 坐摩神社(いかすりじんじゃ:通称ざまじんじゃ)
- 住吉大社
- 恩智神社
- 石切劔箭神社(いしきりつるぎやじんじゃ)
- 大阪天満宮
- 難波八坂神社
- 方違神社
- 浪速高津宮
- まとめ
1. 神社でお祓いを頼むときの注意点
その前に、まず厄払いの意味や受ける時期、服装等について説明しましょう。
1-1. 厄払い
厄年は、男性 25歳、42歳、61歳、女性 19歳、33歳、37歳、61歳となっていますが、いずれも数え年の年齢です。
この年の前年、当年、翌年を、「前厄」「本厄」「後厄」と呼び、3年間に亘ってお祓いを受けると大難を逃れることが出来ます。
特に男性の42歳と女性の33歳は大厄として、必ずお祓いに行く人が殆どです。
1-2. 安全祈願等
実は神社では「厄年なので・・・」「初参りです」と言う必要がありません。
神様の前で神官からお祓いをすることで総てが清められるからです。
これがお寺と違う点でしょう。
お寺の場合は、厄年の人は大師様へ行き、護摩炊き供養をして貰う人も多いです。
1-3. 服装
神様の前でお祓いをして頂くのですから、きちんとした身なりでお参りしましょう。
男性も女性もスーツかそれに準ずる格好が基準です。
中にはGパンはお断りとしている神社もあります。
くれぐれも神様のご前に出ること、神様のお力で厄を祓って頂くことを忘れないようにしましょう。
1-4. 時間
厄払いも安全祈願等も午前中が良いとされます。
午後なら、出来るだけ早い時間、日が沈もうとする前に受けるのが良いとされます。
1-5. ご祈祷料
基本的には5,000円以上と言う所が多いようです。
自分が厄払いを受けようと思う神社に電話をして相場を聞くのが一番です。
他に、7,000円、10,000円と包む金額は自由ですが、御祈祷内容が変わることはありません。
1-6. 予約
大きな神社ではいつでも宮司さんが複数いますが、地元の神社では神主さんが通いであったりするので、そう言う場合は予め予約をしておくと良いでしょう。
2. 厄払いを受ける時期
お祓いに行くのは、元旦から節分の前日までに受けるのがお薦めです。
それは、昔は立春が新しい年の始まりとされていたからです。
厄年に入る前に厄払いを受ける、という意味からです。
その為、実際にお正月の初詣や節分の辺りに受ける人が多いようです。
しかし、各々の都合があるでしょうし、神社では1年中いつでも厄払いを受け付けています。
3. 坐摩神社(いかすりじんじゃ:通称ざまじんじゃ)
坐摩神社は摂津国一之宮、神功皇后がお産をなさるに当たり、ご祈願をされたり、明治天皇がお生まれになる時も御祈祷をされた皇族ともご縁が深い神社です。
創設には諸説ありますが、神功皇后が新羅よりご帰還の際、淀川南岸の地に奉祀されたのが始まりとされています。
平安時代の「延喜式」には、摂津國西成郡の唯一の大社として記載されています。
その後豊臣秀吉の大坂城築城に依って、現在の地に遷座されました。
明治元年、明治天皇の大阪行幸の際には、坐摩神社に親拝され相撲を展覧された歴史もある、由緒正しい神社です。
4. 住吉大社
全国2,300余社ある住吉神社の総本社が大阪の住吉神社です。
摂津国一之宮でもあります。
しかも、神道で最も大切とされる「祓(はらえ)」をつかさどる底筒男命、中筒男命、表筒男命の三柱をご祭神としてお祀りしています。
この三柱の神様は、イザナギノミコトが出産で亡くなった妻、イザナミノミコトを追って黄泉の国へ行きますが、妻を連れ戻すことが出来ずに却って穢れて帰って来ます。
そこで、穢れを祓う為に海に入って禊をした時に生まれたのがこの三神です。
正に、厄払いにぴったりの神社です。
厄払いは5,000円で受け付けています。
厄払いを受けた人には、神様からのお下がりに「厄除の御神札・厄除のお守り」授与されます。
7,000円で車の安全祈願も出来る神社です。
「御車祓所」で車をお祓いしてもらえます。
5. 恩智神社
河内の総鎮守であり、祓いの神社と呼ばれているのがこの恩智神社です。
創建は大和時代(470年頃)とも言われる由緒正しい神社で、ご祭神は大御食津彦命と大御食津姫命(伊勢の外宮 豐受姫命)です。
以来皇室との関係が深く、一条天皇の正暦5(994)年、中臣氏を宣命使として疫病の災難除けを祈願されました。
これが、当社の大祓信じの始まりとされています。
御神徳は罪穢れ、厄災を祓い清め、豊かで幸せな生活を守護する神様です。
また、この神社も神功皇后との御縁があり、皇后が交通安全の神として信仰されていることから、旅行安全、交通安全の加護を受けられる神社としても知られています。
6. 石切劔箭神社(いしきりつるぎやじんじゃ)
ご祭神は、天照大神の孫である天孫降臨で有名な瓊瓊杵尊の兄である「ニギハヤヒノミコト」とそのお子である「ウマシマデノミコト」の二柱です。
ニギハヤヒノミコトは天から下った神様にも拘わらず、大和地方の豪族の娘と結婚してウマシマデノミコトをもうけ、大和国建国を成功させました。
ニギハヤヒノミコトという御名の意味は、「徳が高く広く活発で勇猛であらせられた」と言う意味を持つ尊名です。
お子のウマシマデノミコトは大和地方の治世に尽力され、物部一族を率いて神武天皇をお守りし、まじないの神法で多くの人々を救いました。
また、古来から伝わる秘法で民人の苦難を救ってきました。
そのお力で厄除けを始め、病気平癒、家内安全、学業成就等のお祓いを受けることが出来ます。
石切劔箭神社のご神威は、強固な岩をも切り裂くほどの偉大なものであるので、お参りに来る人が絶えることがありません。
また、お百度参りをする人が多いことでも有名で、そのご神徳の高さは全国津々浦々まで広がっています。
祈祷料は3,500円、5,500円、10,500円となっています。
昇殿せずに御加持のみを受けるなら、1,000円となりますが、後に御神札、他のお下がりの授与物があります。
7. 大阪天満宮
言わずと知れた天神さまこと菅原道真公をお祀りする天満宮です。
特に大阪天満宮は、創建1,000年以上、主祭神の菅原道真公をはじめ、多くの神様が祀られています。
死後、雷神になったとされた菅公の御神威で、厄を祓い清めて頂きましょう。
8. 難波八坂神社
後三条天皇(在位1069〜1073年)の頃より祇園牛頭天王をお祀りする神社として信仰されてきましたが、明治維新後の神仏分離に依って郷社となりました。
ご祭神は素戔嗚尊。
素戔嗚尊がヤマタノオロチを退治した神話に基づき、毎年1月の第3日曜日には、綱引神事が行われています。
天照大神の弟である素戔嗚尊の力強いご神威で、厄払いも完璧です。
他に、家内安全、初宮参り、交通安全、入試合格、車のお祓い等各種ご祈祷を受け付けています。
又、企業に対しては、新年祈願、商売繁盛、事業発展、工事安全等のご祈祷も行っています。
9. 方違神社
創建は10代祟仁天皇が、国内に疫病が流行り、多くの民が死亡したことを憂い、紀元前90年勅願により素戔嗚尊を祀った神社を建てられました。
すると、疫病は無くなり、五穀豊穣となったと言います。
後の応神天皇が素戔嗚尊と共に三筒男神と母后神(神功皇后)を合わせ祀り、方違大依羅神社と名付けました。
朝廷・武家からの進行が篤く、仁徳天皇、孝徳天皇、弘法大師、平清盛、徳川家康等が参拝したことが記録に残っています。
明治40年11月に名前を方違神社としました。
厄除け等のご祈祷は、3,500円、5,000円、10,000円のいずれかでお願い出来ます(会社は5,000円、10,000円)。
他に、遠方で来られない方の為に、通信祈祷も行っています。
現金書留に御祈祷料を入れ、祈願内容や住所や名前を記し郵送します。
神社に届いた順番でご祈祷が行われ、お下がりが返送されます。
※最近は通信によるご祈祷を受け付ける神社が増えています。
郵送だけではなく、メールや電話で依頼し、御祈祷料は振込、といった神社、神宮もあります。
「ここで」と思う神社が遠かったり、体調不良等で自身でお参りに行けない場合は、通信によるご祈祷を利用させてもらっても良いでしょう。
10. 浪速高津宮
ご主祭神は、浪速の地を皇都(高津宮)と定めら、大阪隆昌の楚を築かれた仁徳天皇です。
仁徳天皇といえば、宮殿から人家を見下ろし、食事を作る煙が立っていない様を見て、税金の取り立てを3年間にも亘って止めるという仁政を敷かれた話で有名です。
このような徳の高い神様をお祀りしているのが、浪速高津宮です。
高津神社では、節分には節分祭祈祷形代(ひとがた)を用意してますので、それに名前、年齢を記入して身体を撫で、3度息を吹きかけて袋に入れて神社に持参します。
すると、厄除招福の御祈祷をして頂けます。
厄年の方は、是非この日に参拝して厄を祓って頂くと良いでしょう。
また、当日参拝出来ない方は、ひとがたを郵送しても御祈祷して頂けます。
まとめ
如何でしたでしょうか。
大阪にも由緒正しい、御利益の高い厄払いの神社が沢山あります。
いずれも豊臣秀吉の大坂城築城の際に、移動させられているのは残念な所ですが、ご神徳が変わることはありません。
人生の節目でもある「厄」年を、活「躍」出来る年になるよう、神様のご祈祷を受けることをお薦めします。
まとめ
如何でしたでしょうか。
大阪にも由緒正しい、御利益の高い厄払いの神社が沢山あります。
いずれも豊臣秀吉の大坂城築城の際に、移動させられているのは残念な所ですが、ご神徳が変わることはありません。
人生の節目でもある「厄」年を、活「躍」出来る年になるよう、神様のご祈祷を受けることをお薦めします。
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