吊り橋効果は勘違いの効果？心理学的解説で恋愛を攻略 | SPITOPI

好きな人や気になる人ができると相手に振り向いてもらいたいと思う事は当然だと思います。

プレゼントをしたりどこかに誘い出すなど色々な方法がありますが、どのような状況でも相手と物事を共感や共有をすると、仲間意識が芽生えたり信用や信頼に繋がるので人間関係を築くには大変大切な事になります。

今回ご紹介する吊り橋効果にもそのような限られた空間や体験によって得られる共感や共有を含んでいますがどのようなものがあるか幾つかご紹介します。

1. 吊り橋効果とは

吊り橋効果とは、1947年にカナダの心理学者が行なった実験で証明された心理的な効果や作用の事を言います。

吊り橋の様な不安定で恐怖感を強く感じる場所で出会った人物に対し、恋愛感情などを抱く心理的な効果の事を表します。

例えばどこかで迷ってしまった場合、日が暮れ孤独や不安でいっぱいの状態の時に一緒にいた人物にまず、頼ったり、心理的に仲間意識が生まれる可能性は否めないのではないでしょうか。

またその相手が異性でタイプであったり、頼もしかった場合は恋愛に発展していく可能性があるという心理現象を言います。

ただこれはきっかけの要素が強く、心理作用の一つである錯誤帰属という中の一つの減少になります。

つまり、現象へのドキドキを恋愛のドキドキと勘違いする事から起こる作用です。

ですが上手に効果を発揮すれば運命的な感覚まで導ける可能性はあります。

2. 恋愛への応用もできる

吊り橋効果は恋愛への応用はもちろんできると思います。

まず同じ場所に頼る人がいない心細さや、同じ状況にいる唯一の人物という事で親近感が湧くので、恋に堕ち易くなり、相手の事なんてよくわからないままに信用してしまう不思議な心理状態になってしまいます。

いわゆる緊急事態なので本来のその人の事よりもその瞬間にどう立ち振る舞い、どのように自分の事を守ってくれるかの方が大切になる訳です。

また相手に対する要求は強くなるがシンプルなので、無意識に仲間と判断し、相手の人格や性格など関係なくとりあえず一緒に困難を乗り越えた仲間だと一瞬思ってしまうのでしょう。

それによって結果的に運命的なものを感じ恋愛に発展していくセオリーになります。

ただ吊り橋効果を利用してその時に相手のことを特別だと思ったとしても、後々継続しなければ意味がありません。

やはりその後は自分の力次第になりますし努力をする必要があります。

3. デートスポットでの吊り橋効果

デートスポットなどでは環境や状況によって吊り橋効果を最大限に発揮できる場合があります。

二人きりになれるチャンスが多くなると思うので、相手を上手に誘いだし、故意にはちょっと問題がありますが不安感や心細さを煽る所に行く事によって、頼もしい自分の姿を見せたいなと言う気持ちを発揮できる場合があります。

4. 絶叫系のアトラクションに乗ってみる

遊園地などにあるジェットコースターや絶叫マシンは吊り橋効果を得られる可能性が高くなるでしょう。

まずアドレナリンが出るドキドキするような体験を2人でする事で単純に思い出を共有する事になりますし、心拍数を上げ気持ちを高める効果にもなります。

まして不安感や恐怖感を煽るので、男性からしてみれば守ってあげたくなる気持ちも高まりますし、女性からすれば相手が守ってくれるような気分になるかもしれません。

スピードがある乗り物なので爽快感も得られ関係性が深まり距離感が縮む事は大いにあるでしょう。

5. 心霊スポットやお化け屋敷に入る

心霊スポットやお化け屋敷などは物理的にも距離感が縮まるのでより吊り橋効果を得られると思います。

不安な気持ちや恐怖心などを益々煽るので、自分しか頼る人が居ない状況を男性は作りやすく、何かの拍子に抱き付いてこられたりとボディータッチも増えるかもしれません。

ドキドキの気持ちプラス、ワクワクが加わり非日常の世界をより強く彩るので、記憶に残り易くなり一瞬でも、自分が居ないと駄目だと思わせる事や、自分に守って貰えたと思わせる事が出来れば、また次のチャンスが訪れるかもしれません。

6. 予定を決めず初めての場所にいく

予定を決めずふらっと出かける事で何が待ち受けているかわからないという高揚感やワクワクを感じる事ができます。

そしてそれを一緒に行う事によって共同作業をしたという特別な事に感じられ、運命的なものを勘違いする場合もあるでしょう。

もちろん二人の間に絆が生まれる場合もあると思いますか吊り橋効果の効能がずっと続くとは言えず、やはりその後の努力次第になってくると思います。

7. 普段の生活の中での吊り橋効果(男性・女性の例)

基本的にどこかに出かけたり何かをすると言うのは非日常的な行為なので毎日行うことができません。

身近にいる好きな人に恋愛対象として見てもらう為には、日頃から少しずつ吊り橋効果を使うやり方も効果的な一つかもしれません。

吊り橋効果は心拍数を上げドキドキしてもらえれば効果が出てくるので、心理的な手段を使って少しずつ気持ちをこちらに向けるように努力しましょう。

例えば男性であれば普段は全然気にしていない素振りをしているのに、一言応援するような言葉を言って心理的に揺さぶったり、女性であればさりげないボディータッチを多くする事で相手の感情を揺さぶる事が可能になってきます。

しかし何事もさりげなくが大切なのでわざとらしくしてしまうと、あざとさが目立ち効果を失くしてしまうので注意しましょう。

8. 恐怖映画などをドキドキする映画を一緒に観る

恐怖映画など幽霊が出てきたりサイコ的なものを見ると、恐怖体験を一緒にしているという親近感や仲間意識が沸き、距離感が縮む可能性があります。

よっぽどホラー作品が好きで一人でも平気な方はともかく、大概の方は一人で観る事が怖くて不安なので一緒に見てくれる相手に安心感や信頼感を持ってしまうかもしれません。

ただ映画を見るという事はそれなりに距離感が近いと思うので、あとは会話やその後いかに楽しませるかの努力では無いでしょうか。

また、映画館で観るか家で一緒にDVDを鑑賞するかでも変わってくると思うのですが、家で鑑賞するにはもう随分進展した仲だと思うのでより関係性が深まりそうです。

吊り橋効果はずっと持久力があるものではないので、小出しにした方がよく会う相手には効果があると思います。

9. 過酷なトレーニングなどをする

厳しい筋力トレーニングやジムなどで体を鍛えあげる事は精神的にもストイックではないとできません。

女性がそこまでなるにはアスリートの方以外あまりないと思いますが、通常はダイエットや現状キープの為にジムに通ったり運動したりすると思います。

その際に例えば、その辛いトレーニングの気持ちをわかってくれ励ましてくれるトレーナーや、自分にと同じように頑張って厳しいメニューをこなしている人物である場合は、同じ環境という事から仲間意識や気持ちがわかる安堵感から恋が生まれやすくなります。

またスポーツは心拍数が上がりますし、同じ事を目標にして頑張っているので、趣味も思考も近くなり益々距離感は狭まっていくでしょう。

10. 吊り橋効果で恋愛を優位に進める

吊り橋効果で立場を有利にするには、そもそも自分の事を普段から磨いておかなければいけません。

外見もやはり必要になるでしょうし、トキメキを持たせるような言葉のチョイスや相手を不安から救ってあげるような語彙力なども必要になってきます。

勿論、瞬時の判断や対応力は当然ですが、知力や誠意は一番必要だと思います。

色々な手を駆使して心を自分の方に引っ張らなければいけませんが吊り橋効果を実行する際に下心が見えてしまうと一瞬で終わってしまいます。

行動と言葉が一致していなければいけませんし、やはりその時に今だけではなくずっと頼りがいがある人物だと思ってもらわないといけません。

そういった面でも効果に関係なく人としての思いやりや心遣いを身に付けておく事は必要です。

11. 秘密を共有する

例えば会社などで他の社員の秘密や会社の口外できないような事を知っていたとします。

それを知っているのは相手と自分だけという状況になると、共有する人物との間に信頼関係や親近感が湧き仲間意識が生まれます。

それが異性で、かつタイプとなれば、やはり状況は変わっていくでしょうし、その事についての相談もしやすくなるでしょう。

会社などの毎日顔を合わせる場所では吊り橋効果の作用が比較的持続する可能性が高くなりますし、二人しか知らない秘密を共有するという事は距離感が縮まり高揚感も湧いてくるので恋愛に発展しやすくなります。

12. 効果を出やすくするには

吊り橋効果には持続性はありません。

実験では一週間くらいが目安だと言われています。

つまり、吊り橋効果自体は勘違いから起こる心理作用なので普通の恋愛とは恋心が芽生えるプロセスが異なります。

まず普通の恋愛は相手を好きになったり、相手が分かっている状態から気持ちが入っていくのですが、吊り橋効果の場合は物事やハプニングというきっかけがあってから恋心に発展していくので、相手が誰かはわかりません。

この効果を使いたい方は相手を特定していますが、使われる方は何の事かわかっていません。

つまりただのハプニングになるのです。

ですから、うまくいき効果が得られても最初は勘違いの状態が続いている事になります。

そして吊り橋効果には、相手に今、精神的な悩みや不満があったり、恋愛傾向強く望んでいる場合に有効になります。

正直見抜くのは難しいですか、相手がいる今絶頂に幸せな人物にはあまり効果は期待できないでしょう。

ですが少しずつ普段からコミュニケーションをとっていればどのような人格かわかりますし悩みを持っている事を知ることができるかもしれません。

そして基本的にきっかけ作りになるのでそれから効果を使っても全く無駄にはならないでしょう。

人間は悩んでいる時や不安な時に人に頼りたくなるものです。

しかも話してないのに不安定なっていることを見抜かれてしまうとその相手の事を気になったり、信用してしまう場合があります。

言葉は悪いですが詐欺等もその手法の1つになります。

そしてやはり外見的な要素は必要になってきて、相手が魅力的だと感じないとどれだけ効果を駆使しても残念な結果に終わってしまう可能性が高いといえます。

相手の好みやタイプはどうしても変えることができないですが、自分なりに研究をし自分の魅力を最大限に生かすような努力をしましょう。

心理作用にはいろいろなタイプがあり効果があります。

現象には一つずつ名前がついていますが、正直生活をしていると色々なものが組みさって人間の気持ちは成り立っています。

吊り橋効果も自分ではそのつもりはなくても相手はときめくかもしれません。

外見的な要素は否めませんが、だからといって自分のタイプの人と結ばれている方達ばかりではありません。

まとめ

結局は日頃の努力や気遣い、思いやりが大切になってきますし、外見ばかりに囚われて知性や品性が無くても困ります。

全て含めてこの効果を後押しするので自分の事を最大限に魅力的に見せられるように磨いておいた方が良いでしょう。