みなさんは心理学について知っているでしょうか。
なんとなく耳にしていても、詳しくは知らないという人がほとんどでしょう。
心理学というのは、とても面白いものです。
それによって、人の考えが分かったりすることもあります。
そういった心理学を応用して、自分自身の日常の参考にしてみると良いでしょう。
その中でも「ハロー効果」という言葉を聞いたことはあるでしょうか。
今回は【ハロー効果とは?恋愛に応用できるハロー効果】をご紹介していきたいと思います。
- ハロー効果とは?ハロー効果の意味
- ポジティブ・ハロー効果とは?美女は元々搭載?
- ポジティブ・ハロー効果の具体例
- ネガティブ・ハロー効果とは
- ネガティブ・ハロー効果の具体例
- ハロー効果を恋愛にいかすには
- 第一印象を上げる見た目にする
- 姿勢など動作に気を付ける
- 好感度の上がる話し方をする
- ハロー効果を恋愛で使うときの注意点
- まとめ
1. ハロー効果とは?ハロー効果の意味
まず、ハロー効果の基本的な意味合いから説明致します。
「ハロー効果」とは、心理学用語の一つです。
別名、「後光効果」「ハローエラー」とも言われます。
それは、ある物や人を評価する際に、その対象となる物(人)が持つ、目立つ特徴に引きずられてしまい、他の特徴の評価が歪んでしまう事を指します。
そもそも、ハローというのは、絵画においてイエスキリストなどの聖人の後ろに描かれる後光の事です。
その描かれた光によって、その人自身が輝いている印象を受けます。
つまり、他の目立つ特徴の影響により、その対象物の全体的な印象が決まるということを示唆しています。
このようなハロー効果は、仕事や恋愛、商品のマーケティングなど、多くの場面で登場しているものです。
そのため、あなたの身の回りでもあることでしょう。
あなたも知らない間にその影響を受けているかもしれません。
そして、ハロー効果にも「ポジティブ・ハロー効果」と「ネガティブ・ハロー効果」が存在します。
次の項目で、それぞれ説明していきましょう。
2. ポジティブ・ハロー効果とは?美女は元々搭載?
「ポジティブ・ハロー効果」とは、そのままの印象通りポジティブな効果と言えるでしょう。
その評価する対象の目立つ良い特徴に引っ張られて、他の特徴も実際より高い評価を受けることを意味します。
例えば、綺麗な身だしなみの人や、明るい人など、良い印象を受ける人がいたとしましょう。
その場合、その人に対して「しっかりした人だろう」「良い人」などと良い印象を抱く事があります。
他の特徴を知らない段階でも、きっと良いだろうとプラスな面に沿って評価してしまう事へと繋がります。
例えばそれが普通の特徴でも、結果プラスの印象へと引っ張られる事になります。
こういった、目立つ良い特徴により全体の評価がプラスへ引きずられる事を指します。
3. ポジティブ・ハロー効果の具体例
身近にも多くのポジティブ・ハロー効果が存在します。
その具体例をいくつかご紹介いたします。
例えば、テレビで流れるコマーシャルにとても好感度の高いタレントを起用している事です。
それを観た人は、好感度の高い人の印象に引きずられることで、その商品に対して「きっといい物だろう」という認識を持ちます。
商品自体を使用したことが無くても、プラスの印象を受けることがあるでしょう。
また、ポジティブ・ハロー効果は人の印象においてもあります。
例えば、初対面の人が明るく笑顔で挨拶をしてくれたとします。
そうすると、「この人はきっと優しい人だろう」と良い印象を持つでしょう。
恋愛においても最初に印象が良いだけで、一目惚れなんて事があります。
初対面だと、その人に関する情報はほとんど無いはずですが、一つの良い特徴がその人の全体の評価を高める結果に繋がります。
他にも、学歴が高い人に対して「とても優秀で仕事ができるのだろう」と判断することもあります。
例えその人の外見が良くなくても、印象がガラリと変わったりする事もあるのです。
それにより、収入や学歴が良いために異性からモテるという人がいるのも現実です。
4. ネガティブ・ハロー効果とは
「ポジティブ・ハロー効果」に対して「ネガティブ・ハロー効果」というものがあります。
そのまま、ポジティブ・ハロー効果とは逆の意味合いになります。
つまり、その評価する対象の目立つ悪い特徴に引っ張られて、他の特徴も実際より悪い評価を受けることを意味します。
その対象が目立ったマイナスな特徴を持っていると、他の特徴もマイナスな印象へと引きずられてしまうでしょう。
他の特徴を良く知らなくても、勝手に望ましくない印象を持たれてしまう事があります。
そのマイナスな特徴に沿って評価を受けてしまうため、本来よりも低い評価を受けてしまうという事になります。
その人や物の持つ本質を、理解できずに終わってしまう事にもなりかねません。
5. ネガティブ・ハロー効果の具体例
ポジティブ・ハロー効果と同様に身近にも多くのネガティブ・ハロー効果が存在します。
その具体例をいくつかご紹介いたします。
例えば、太っている人に対して、「自己管理が出来ない人」「運動神経悪そう」というマイナスな印象を持つ人もいるでしょう。
その人には他にも良い特徴があるかもしれません。
しかし太っているという、マイナスな目立った特徴から、他の特徴も本来の評価より下がってしまう事があります。
他にも、外見が良くても、仕事や年収によって「仕事ができない人」などと全体の評価がマイナスへ影響される事もあるでしょう。
口数が少ない大人しい人に対して、一方的に「暗そう」「友達いないだろうな」などの印象を持ってしまう事もあります。
このように、一つのマイナスな印象により、全体的に低い評価を受けてしまう事をネガティブ・ハロー効果と言います。
就職の面接で第一印象が大切されるのは、このような効果からと言えるでしょう
6. ハロー効果を恋愛にいかすには
恋愛においては、誰もが好きな人に好きになってほしいものです。
異性からモテたいというのも、多くの人が抱く感情でしょう。
しかし、相手から好かれない・うまくいかない事も多いです。
そこで、これまで紹介してきたハロー効果を活かすことで、恋愛も有利に働くかもしれません。
もしかすると今までは、知らない間に、相手に悪い特徴を与えてしまっている事もあるでしょう。
まさにネガティブ・ハロー効果により、第一印象の段階で不利になっている可能性があります。
あなたの良い特徴が目立てば、相手から持たれる印象はプラスへつなげる事ができるでしょう。
めざせ!ポジティブ・ハロー効果です。
そこで、「人の第一印象」は、どのように決まるのかが大切なポイントです。
それは、1.外見 2.行動 3.話し方 の順番です。
この基準をもとに、ハロー効果をうまいこと活用していきましょう。
そこで、具体的な方法を次の項で紹介していきます。
7. 第一印象を上げる見た目にする
まず、「見た目・外見」が大切です。
見た目で判断してはいけない。
とは言いますが、とても大事な要素です。
というのも「人の第一印象」のほとんどを決めてしまう項目。
まずは、この見た目を良い印象に持っていくことで、プラスな印象を抱かれるよう努めましょう。
ポジティブ・ハロー効果により、あなたの人間性までもがプラスに沿って判断されることに繋がります。
もちろん、顔の良い人がモテるのは当たり前!と思われるかもしれません。
しかし、決して諦めてはいけません。
身だしなみや服装、メイクなどで、プラスな印象を与える事は出来るのです。
例えば、一番大切なのは清潔感を持つことでしょう。
髪はボサボサになっていませんか?服はシワシワではないですか?
こういった清潔感を持つ事で「自己管理できる人」と思われるかもしれません。
他にも、異性が好きそうな服装、女性であれば男性受けするメイクなどを勉強しましょう。
すっぴんで「地味な人」、派手なメイクで「軽そう」などとマイナススタートはいけません。
見た目というのは、どんな人間性かを主張する大切な要素です。
あなたが抱いてほしい印象に沿った見た目となるように、意識しましょう。
どこで出会いがあるか分かりませんので、万人受けする見た目を勉強する事が大切です。
8. 姿勢など動作に気を付ける
見た目の次に大切なのが、「行動(姿勢・動作)」です。
見た目がどんなに良くても、行動が良くなければ、また全体的な評価が下がってしまうでしょう。
それは相手から悪い印象を持たれてしまい、恋愛において悪い方向へと導かれてしまいます。
もちろん相手によっては、気取らない態度やフレンドリーな良い印象を持たれることもあるでしょう。
しかし、悪い印象にもなりかねませんので、注意が必要です。
例えば、猫背よりは背筋が綺麗に伸びている方がいいでしょう。
女性であれば、足を開いて座ったり、がさつな行動をしてしまう事はいけません。
おしとやかに行動したりと、所作を美しく、女性らしさを意識する事が大切です。
男性は、レディーファーストを意識したりと、男性らしさを見せましょう。
誠実さを与える事が出来るかもしれません。
このように行動も、良い印象を持たれるように心配りが大切です。
立ち居振る舞いの美しさを実践していきましょう。
9. 好感度の上がる話し方をする
そして次に大切なのが「話し方」です。
話し方というのは、あなたの人間性がかなり出てしまうものでしょう。
言葉というのはあなたの中になるものです。
その持ち合わせているポテンシャルが顕著に表れますので、かなりの気遣いが必要でしょう。
例えば、一方的に早口で話す人に対してどのような印象を持ちますか。
「せっかち」や「コミュニケーションがとれない」など、マイナスな印象を持ってしまうものです。
また、目上の人に対して敬語が使えなかったり、言葉遣いが汚いとどうでしょう。
「勉強ができない印象」や、「育ちの悪さ」といった悪い印象になるかもしれません。
見た目や行動よりも、人に対してという面なので、かなり強い印象となる可能性があります。
そこで、落ち着いた話し方や、相手の話をしっかり聞く、言葉遣いに気を付ける、そして適度な距離感で会話を進める事が大切です。
また、しっかりと相手の目を見て話しをするというのも好感が持てる話し方です。
状況に合わせて、プラスな良い印象を与える話し方を意識しましょう。
話し方というのは、急に変える事は難しいものですので、日常的に自分自身の話し方を客観的に評価しましょう。
10. ハロー効果を恋愛で使うときの注意点
ハロー効果というのは、相手に良い印象を与えるためにとても効果的と言えるでしょう。
しかし、ハロー効果を意識するあまりに、かえって良くない結果を招いてしまう可能性があります。
そのため、ある程度の注意が必要です。
まず、ハロー効果により持たれた印象を壊さないように気を付けましょう。
あなたの言動により、せっかくの良いイメージが壊れてしまう事もあります。
出来るだけ良いイメージに沿った言動を心掛ける必要があります。
そもそも、本来のあなたとかけ離れた印象を与える事は良くないでしょう。
良い印象を持たれたいあまりに、それが嘘となってしまう様ではいけません。
もちろん、相手の好みに合わせる事は大切でしょう。
そこから、恋愛に見事に発展する事もあるはずです。
しかし、親しくなれば親しくなるほど、あなたの本来の姿が垣間見えることもあるでしょう。
そうなった時に、与えていた印象と違い過ぎると大変です。
相手にもよりますが、「嘘をついていたのか」とかえってマイナスな印象となる事も考えられます。
後々の事も考えて、無理が出ない範囲でハロー効果を使う事が大切です。
また、アピールのしすぎは良くありません。
自己主張が激しくなってしまう事で、かえってあざとい感じを与えてしまう事もあるでしょう。
逆に悪い印象となる可能性がありますので、必要以上のアピールは不要です。
何事も適度にする事が大切でしょう。
まとめ
今回は【ハロー効果とは?恋愛に応用できるハロー効果】をご紹介致しました。
いかがでしたでしょうか。
ハロー効果というのは、聞いたことは無くても、誰しも身近に存在するものです。
みなさんが生活する上で、無意識に抱いている気持ちと言えます。
そのため、この心理学に納得がいく方も多いでしょう。
こういった心理学「ハロー効果」を応用する事を意識すると、日常にプラスな影響を与える事が出来るかもしれません。
相手から好まれる人になる事は、とても大切ですし、それにより仕事や恋愛が良い方向へと導かれることもあるでしょう。
しかし、あなた本来の良さを忘れてはいけません。
あなたの良さを生かしつつ、ハロー効果を取り入れていくと良いでしょう。
ぜひ参考にして頂ければと思います。
3. ポジティブ・ハロー効果の具体例
身近にも多くのポジティブ・ハロー効果が存在します。
その具体例をいくつかご紹介いたします。
例えば、テレビで流れるコマーシャルにとても好感度の高いタレントを起用している事です。
それを観た人は、好感度の高い人の印象に引きずられることで、その商品に対して「きっといい物だろう」という認識を持ちます。
商品自体を使用したことが無くても、プラスの印象を受けることがあるでしょう。
また、ポジティブ・ハロー効果は人の印象においてもあります。
例えば、初対面の人が明るく笑顔で挨拶をしてくれたとします。
そうすると、「この人はきっと優しい人だろう」と良い印象を持つでしょう。
恋愛においても最初に印象が良いだけで、一目惚れなんて事があります。
初対面だと、その人に関する情報はほとんど無いはずですが、一つの良い特徴がその人の全体の評価を高める結果に繋がります。
他にも、学歴が高い人に対して「とても優秀で仕事ができるのだろう」と判断することもあります。
例えその人の外見が良くなくても、印象がガラリと変わったりする事もあるのです。
それにより、収入や学歴が良いために異性からモテるという人がいるのも現実です。
4. ネガティブ・ハロー効果とは
「ポジティブ・ハロー効果」に対して「ネガティブ・ハロー効果」というものがあります。
そのまま、ポジティブ・ハロー効果とは逆の意味合いになります。
つまり、その評価する対象の目立つ悪い特徴に引っ張られて、他の特徴も実際より悪い評価を受けることを意味します。
その対象が目立ったマイナスな特徴を持っていると、他の特徴もマイナスな印象へと引きずられてしまうでしょう。
他の特徴を良く知らなくても、勝手に望ましくない印象を持たれてしまう事があります。
そのマイナスな特徴に沿って評価を受けてしまうため、本来よりも低い評価を受けてしまうという事になります。
その人や物の持つ本質を、理解できずに終わってしまう事にもなりかねません。
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