遭難して漂流するということは、進路を決定し舵を取る方向舵が動かない、言うことを聞かない、船舶でいえば、舵を失った状況ですから、どこへ着くかは、風任せ、波任せです。
とはいっても、どこかに流れ着かなくては、大変なことにもなりかねません。
遭難して漂流する夢は、何を暗示しているのでしょうか。
ここでは、海の上で船が遭難し、漂流し始めた場合を想定して、そのことが暗示するものを考えていきます。
- 漂流が象徴するもの
- 漂流する夢が暗示するもの
- 自分が舵を取っていて遭難し漂流する夢が暗示するもの
- 誰かが舵を取っていて遭難し漂流する夢が暗示するもの
- 漂流し続ける夢が暗示するもの
- 流れるに任せた漂流が暗示するもの
- 陸に漂着する夢が暗示するもの
- 漂流に何の策も講じない夢が暗示するもの
- まとめ
1. 漂流が象徴するもの
漂流するということは、生死に関わるような一大事ですから、象徴されるものは、当然、「問題」ということになります。
それも、場合によっては、生死に関わりますから、「困難な」「大きな」「大」といったことばで、大きな問題であることが、強調されます。
さらに、漂流という行き先をコントロールできない状態に陥っていますので、「解決が困難」「解決の糸口が見つからない」ついには「解決できない」という一般の問題と違って、解決が難しいことを表すことばまでつく結果となり、漂流が象徴するのは、最終的に「解決が困難な問題」ということになります。
2. 漂流する夢が暗示するもの
漂流する夢は、解決困難な問題を抱えていながらも、解決の糸口さえ見えず苦労していることを暗示しています。
問題を直視せず、目をそらして解決への努力を拒んでいるにせよ、今のままでは、船が沈んでしまうかもしれません。
一度、頭の中をリセットして、問題の全景を冷静に客観視すると、対策は自ずと見えてくるかもしれません。
3. 自分が舵を取っていて遭難し漂流する夢が暗示するもの
あなたの舵取りで遭難し漂流する夢は、運気が下降することや、何をやってもうまく行かない八方ふさがりの状態にあることを暗示しています。
現状の人生そのものにも疲れているようで、流れにまかせ、流れるままに日々を送るのも一つの生き方ですが、そのままでは、運気は下降の一途をたどるだけです。
人生に嫌気もさしているようですが、何とかして立ち上がらなくては、運気は開けません。
第三者的に、客観的な立場から問題を捉えることで、解決への方途が見えてくるかもしれません。
何もせずに流されるのではなく、何らかの一手を講じる努力をしましょう。
4. 誰かが舵を取っていて遭難し漂流する夢が暗示するもの
誰かが舵をとっていて遭難し漂流する夢は、あなたが他人を信用できないと思っていることを暗示しています。
だからといって自分から舵をにぎるわけではなく、他人任せで正面から問題の解決に当たることもせずに、対岸の火事を決め込んで、流れにまかせています。
ところが、同じように遭難し漂流しても、誰が舵をにぎっていたのか、なぜ舵が切れないようになったのかといった責任の所在がどこにあるか、原因は何かといったことについて、一切追究することをしない夢は、どんなに困難なことや難しい問題があったとしても、それを乗り越えていくことを暗示しています。
5. 漂流し続ける夢が暗示するもの
漂流しているというのに、取り乱すふうでもなく、どちらかと言えば、半ば、平然として、流れのままにのんびりと漂流を続けている夢は、日常の生活に、ほとほと疲れてしまって、休憩を取りたいと願っていることを暗示しています。
この先、真っ暗という緊急事態にもかかわらず、その緊急事態に身を任せてしまって、のんびりしたい、休みたいとする姿勢は、心身共に、かなりの疲労をしていることが、見て取れます。
早急に、休暇を取って、まずは、心の洗濯をすることが第一義です。
心の疲労が解消されると、身体の疲れは、自ずと解消されていきます。
6. 流れるに任せた漂流が暗示するもの
平然と、潮の流れのままに行き先をまかせて漂流している夢は、現実社会でもあるがままの現況に身を任せていくことで、運気をつかむことを暗示しています。
かといって、流れるまま、流されるままに暮らしていたのでは、やがて運気も傾いてきます。
やはり、そこには、日常を変える努力が必要です。
かといって、ストイックに、意地になってまで、努力する必要はありません。
現況に身を任せる生き方は、楽でしょうが、進歩がありません。
変える努力が必要です。
平然と流されるのとは反対に、どこへ流されて行くのか、不安を感じている場合の夢は、悪い意味での成り行き任せの日常を送っていることを、暗示しています。
そうした生き方の要因となっているのが、生来の優柔不断な性格です。
すきっと決断できない性格が、どこを目指すかはっきりしないままに、ズルズルと漂流を続ける状態をつくり出しているのです。
7. 陸に漂着する夢が暗示するもの
漂流している船が、陸地に漂着できなくても、漂流する船から脱出して、何とか無事に、陸地にたどり着く夢は、全てが、紆余曲折はあるものの、ある程度、解決されることを暗示しています。
その際に、救助の手が差しのばされて陸地に着いた場合や、近づいてきた陸地に泳いでたどり着いた場合には、幾多の困難を乗り越えなければならないことにはなるけれども、解決が困難な問題も、最終的には、解決することに成功することを暗示しています。
また、浮き輪が投げ込まれた場合は、救いの手が差しのばされると共に、たとえトラブルがあっても、解決に向けて取り組むべきことを暗示しています。
8. 漂流に何の策も講じない夢が暗示するもの
漂流するままに流されていくことに、不安感や無力感を感じながらも、これといった策を講じるでもなく、流れるままに過ごしている様子を表す夢に対しては、現実社会でも見せている無目的な生き方に対しての警告を暗示している警告夢になっています。
船が遭難して漂流するという、早々には解決策を見つけられそうにもない、極めて困難な問題を眼前にして、何の策も行わずに、小さな船のままで大海に乗り入れ、漂流するというのは、波は穏やかで、風もなく、抜けるような青空が広がるような日ばかりなら、何の問題もなく過ごせるでしょう。
しかし、天候は猫の目のように変わります。
風が出てくれば、白波が立ち、海は、瞬時に、荒れ模様に変わります。
そんな様々に変化する大海に、小さな船で乗り出すには、リスクが大きすぎます。
現実問題として提起されていることを、まずは、今までの取り組みをリセットして、ゼロから始める対策を、第三者の意見も取り入れながら、新たに構築していくことが、必要です。
まとめ
夢が暗示するものには、必ずといってよい程、問題なり、課題なりが付きますが、遭難に関する夢では、「困難」「解決できない」といった、解答のない暗示がほとんであることが、事の大きさと比例していると同時に、特徴的な内容でした。
また、漂流するがままという夢が、生活の疲れを表すのも特色でした。
8. 漂流に何の策も講じない夢が暗示するもの
漂流するままに流されていくことに、不安感や無力感を感じながらも、これといった策を講じるでもなく、流れるままに過ごしている様子を表す夢に対しては、現実社会でも見せている無目的な生き方に対しての警告を暗示している警告夢になっています。
船が遭難して漂流するという、早々には解決策を見つけられそうにもない、極めて困難な問題を眼前にして、何の策も行わずに、小さな船のままで大海に乗り入れ、漂流するというのは、波は穏やかで、風もなく、抜けるような青空が広がるような日ばかりなら、何の問題もなく過ごせるでしょう。
しかし、天候は猫の目のように変わります。
風が出てくれば、白波が立ち、海は、瞬時に、荒れ模様に変わります。
そんな様々に変化する大海に、小さな船で乗り出すには、リスクが大きすぎます。
現実問題として提起されていることを、まずは、今までの取り組みをリセットして、ゼロから始める対策を、第三者の意見も取り入れながら、新たに構築していくことが、必要です。
まとめ
夢が暗示するものには、必ずといってよい程、問題なり、課題なりが付きますが、遭難に関する夢では、「困難」「解決できない」といった、解答のない暗示がほとんであることが、事の大きさと比例していると同時に、特徴的な内容でした。
また、漂流するがままという夢が、生活の疲れを表すのも特色でした。
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