夢占いをしていると「逆夢(さかゆめ)」というフレーズをよく見かけますが、「逆夢」とはどのような夢でどんな特徴・注意点を持っているのでしょうか。
この記事では、「逆夢の心理や特徴」について詳しく説明していきます。
- 逆夢とはどのような夢か?
- 逆夢を見た時の基本的な解釈と気持ちの備え
- 逆夢の対義語としての正夢(まさゆめ)
- 逆夢と正夢の見分け方について
- 逆夢の役割と潜在意識の働きについて
- 現実で「良い出来事」が起こることを示唆する逆夢
- 現実で「悪い出来事」が起こることを示唆する逆夢
- 自分が死ぬという逆夢
- 両親が死ぬという逆夢
- 好きな人と交際しているという逆夢
- 好きな人と喧嘩したり振られたりする逆夢
- 逆夢を見たときの対処方法
- 逆夢に注意するポイント
- まとめ
1. 逆夢とはどのような夢か?
「逆夢」というのは、夢の中で起こった出来事とは「反対の出来事」が現実で起こることになる夢です。
事前に反対の出来事が起こると分かっている「夢占いでパターン化された逆夢」もあれば、事後的にあの時に見た夢とは反対の出来事が起こったと気づかされる「経験で分かる逆夢」もあります。
逆夢の大きな特徴として、「その夢を見た合理的な原因(心理状態・人間関係・仕事など)」が思い当たらないということがあり、「唐突なラッキーやアンラッキーの感覚に襲われる夢」が多くなっています。
恋愛関係の夢でも、棚ぼたな感じのラッキー過ぎる夢には逆夢が多いとされます。
2. 逆夢を見た時の基本的な解釈と気持ちの備え
現実で、夢の中で起こった出来事とは正反対のことが起こる「逆夢」ですが、逆夢の基本的な解釈は「予想される悪い出来事に対して備えること」になります。
逆夢では、好きな相手と結婚したなどの「幸せを感じる内容の夢」を見た後に、実際には好きな人との心理的な距離感が全く縮まらないなどの問題が起こりやすいのです。
しかし、「パターン化された逆夢の知識」があることによって、逆夢の結果、現実で悪い出来事が起こるにせよ良い出来事が起こるにせよ、「事前の気持ちの備え・覚悟」ができるというメリットはあります。
夢占いの解釈と気持ちの備えの両立が望ましいのです。
3. 逆夢の対義語としての正夢(まさゆめ)
逆夢の対義語は「正夢」になります。
逆夢は「夢の中で起こった出来事が実際には起こらず、それとは反対の出来事が起こりやすくなる夢」です。
逆夢の反対である正夢は、「夢の中で起こった出来事が実際にそのまま起こりやすくなる夢」になります。
正夢は未来の出来事を教えてくれる予知夢としての側面も持っています。
正夢の特徴として、夢の中の世界や人物のリアリティーが一般的な夢よりも高くなりやすくなり、夢についての記憶も長い時間にわたって残りやすくなります。
4. 逆夢と正夢の見分け方について
逆夢と正夢は未来の出来事を予測するという意味では、どちらも「予知夢」と似た側面があります。
逆夢と正夢の見分け方は、確率論的には「逆夢=良い内容の夢の比率が高い=実際には悪い出来事が起こりやすい」、「正夢=悪い内容の夢の比率が高い=実際にもそんなにラッキーな出来事は起こらない」という見分け方になっています。
正夢は明け方の時間帯に見やすく、本当に予知夢としての精度が高い正夢は何度も繰り返し同じ内容の夢を見ることが多いようです。
逆夢の場合は「何もかも上手くいきすぎている=ここまで美味しい話はないはず」という直感が働くこともあります。
5. 逆夢の役割と潜在意識の働きについて
逆夢の役割は簡潔に言えば、「あなたの心身の健康(精神的な安定状態)を守ること」にあります。
あなたの心身の健康や精神の安定を守るために、「偏った心理状態(欲望の過剰)」に陥りそうな時に、潜在意識(無意識)が働いて偏ったバランスを修正してくれているのです。
現実で絶対に叶わない欲望を抱えてストレスで苦しんでいる時には、潜在意識はせめて夢の中だけでもその欲望を満たして上げようとして「願望充足夢」のような都合の良い夢を見せてくれます。
反対に、現実世界で何もかも順調に言って調子に乗っているような時には、「不幸・不運に陥る逆夢」を見せることで、潜在意識が今のままではいけない(調子に乗りすぎると大失敗する)という警告を送ってくれているのです。
6. 現実で「良い出来事」が起こることを示唆する逆夢
現実で「良い出来事」が起こることを示唆する逆夢は、その夢の内容が「悪い出来事・バッドエンドな物語」であることが多くなります。
今のあなたは現実世界の中で仕事や恋愛、学業、結婚(家庭生活)などが、人並み以上に順調にいっていてかなり幸せな状態にあるのではないでしょうか。
しかし潜在意識は「幸福すぎる現状・調子に乗りすぎている心理状態」に対して、「永遠に良いことばかりが続くわけではない・調子に乗って他者への共感を忘れれば大きな失敗を経験する」という警告夢に似たメッセージを届けることで心のバランスを取ろうとするのです。
絶好調な時ほど、今の良い状態を失いたくないという不安もあって、「悪い内容の逆夢」を見やすくなっています。
7. 現実で「悪い出来事」が起こることを示唆する逆夢
現実で「悪い出来事」が起こることを示唆する逆夢は、その夢の内容が「良い出来事・都合の良すぎる物語」であることが多くなります。
今のあなたは現実で思い通りにならない欲求・願望が強くなり過ぎていて、それが満たされないフラストレーション(欲求不満)によって心身のバランスがかなり崩れて健康状態も悪化しやすくなっています。
それを察知している潜在意識が、「現実で起こる悪い出来事」を補償するような形で「何もかもが上手くいくような逆夢」を見せて、心のバランスを上手く維持してくれているのです。
せめて夢の中でだけは、抑圧されている欲求を満たしてあげようという潜在意識の粋な配慮(ギフト)でもあります。
8. 自分が死ぬという逆夢
「自分が死ぬ夢」は常識的に考えると、自分に病気や事件・事故が降りかかってきそうな不吉な夢の印象が強いのですが、実際には「死からの再生のイメージ」や「絶望からの希望の回復のイメージ」によってポジティブに解釈されることの多い「逆夢」になっています。
死んで生まれ変わるという夢占いや精神分析のモチーフにのっとったオーソドックスな逆夢でもあり、「夢の中でいったん死ぬことによって過去のこだわりや苦痛な記憶をゼロにしてしまう=思い切って大胆に人生をやり直すチャンスが生まれる」という良い意味合いがあります。
自分が死ぬ夢にも、死に方によって様々なパターンがありますが、基本的には再生や希望などの逆夢の解釈が多くなります。
9. 両親が死ぬという逆夢
「両親が死ぬ夢」は常識的に考えると、両親の身の上で不幸が起こりそうな嫌な夢に感じますが、実際には「両親に対する精神的・経済的な依存性や甘え」を断ち切ることができるという意味合いがある「逆夢」になっています。
両親は確かにあなたのことを愛してくれたり守ってくれたりする大切な存在なのですが、両親もいずれは年老いていきあなたよりも弱い存在になっていく人生の定めの中にあります。
両親が死ぬ夢は、両親がいなくなってもあなたが自分の力で仕事をしたり家族を作ったりして、力強く生きていくことができるという「自立性・独立心」を示唆した逆夢なのです。
両親から自立できる準備が整ってきていることを教えてくれています。
10. 好きな人と交際しているという逆夢
片思いの好きな人と交際しているという状況は、飛び上がりたいほどに嬉しい状況かもしれませんが、この夢も「逆夢」として解釈されることが多いのです。
現実世界では、どう頑張ってもその好きな相手から受け容れてもらえそうにない時に見やすい「願望充足夢」の側面が強いからです。
恋愛関係の夢では「現実における接点・関係性のない魅力的な異性」から、あまりに都合の良すぎるアプローチを受けたり、自分の思い通りに異性が動いてくれたりする場合には、現実でその思いが実らない「逆夢」になっているケースが多くなります。
せめて夢の中でだけはという潜在心理が影響しています。
11. 好きな人と喧嘩したり振られたりする逆夢
「好きな人と喧嘩する夢」も典型的な逆夢の一種として知られ、相手に対して無関心ではないこと、喧嘩するほどの人間関係の距離の近さがクローズアップされます。
好きな人と喧嘩する夢を見た時には、逆に親密な人間関係を持てるくらいに心理的な距離感が縮まりやすいのです。
「好きな人から振られる夢」も逆夢であり、片思いしている相手から告白したりする都合の良い夢は、結果としてその相手と結ばれることはないと言われています。
むしろ振られた方が、現実世界では相手との恋愛関係の可能性が高まってくる吉夢としての要素が出てくるのです。
12. 逆夢を見たときの対処方法
逆夢を見たときの対処方法の第一は、「逆夢の内容・印象・出来事」に対して一喜一憂することなく、表面的な印象にとらわれずに夢を読み解くことです。
夢占いでパターン化されている「逆夢の種類や影響についての情報知識」があれば、恐ろしい内容の逆夢を見たとしても、冷静な対処方法を取りやすくなります。
まずその逆夢が「良い出来事」を引き起こしやすいのか、「悪い出来事」を引き起こしやすいのかを判断した上で、あなたが現実的に取ることのできる対処方法を選んで実行していきましょう。
過度に不安になったりパニックになったりしないようにして落ち着いて下さい。
13. 逆夢に注意するポイント
「逆夢に注意するポイント」としては、夢で見た出来事がそのまま現実でも起こることが多い「正夢」と混同しないことがまず上げられます。
夢の中で、気持ちが舞い上がるような良い出来事があった後で、現実ではドンと奈落の底に突き落とされるような最悪のトラブルや過酷な環境に巻き込まれてしまうことがあります。
逆夢と逆夢を見させている潜在心理(無意識の働き)は、あなたに対して「偏った心理状態・生き方のままでいることのリスク」を教えてくれているのであり、あなたを不幸や絶望にわざと陥れようとしているわけではありません。
逆夢でもっとも注意すべきなのは「客観的な現実認識」を維持して、夢のメッセージを読み解くことでしょう。
まとめ
逆夢とは「夢の中に出てきた事柄(内容)とは反対の出来事」が起こるとされている夢のことです。
逆夢では一見して「凶夢と思われる内容」が、実際には「運気運勢が良くなってくる吉夢」であることがあります。
夢の中で起こったこととは反対のことが現実で起こった時に、特にこの「逆夢」が意識されます。
「逆夢の心理」には、「最悪の事態(死・事故・失敗など)」を敢えて見せることであなたを偏った欲望や調子に乗った状態(浮かれた状態)から守ってくれる「潜在意識の働き」が関係しています。
「逆夢の心理や特徴」について調べたい時には、この夢占いの記事を参考にしてみて下さい。
まとめ
逆夢とは「夢の中に出てきた事柄(内容)とは反対の出来事」が起こるとされている夢のことです。
逆夢では一見して「凶夢と思われる内容」が、実際には「運気運勢が良くなってくる吉夢」であることがあります。
夢の中で起こったこととは反対のことが現実で起こった時に、特にこの「逆夢」が意識されます。
「逆夢の心理」には、「最悪の事態(死・事故・失敗など)」を敢えて見せることであなたを偏った欲望や調子に乗った状態(浮かれた状態)から守ってくれる「潜在意識の働き」が関係しています。
「逆夢の心理や特徴」について調べたい時には、この夢占いの記事を参考にしてみて下さい。
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