誰かを殴ってしまう、逆に殴られてしまう夢には、心理的にどのような意味や暗示が含まれているのか、挙げていきます。
- 友人を殴る・殴られる夢
- 恋人を殴る夢・殴られる夢
- 親を殴る・殴られる夢
- 上司を殴る・殴られる夢
- 部下を殴る・殴られる夢
- 学生時代の教師を殴る・殴られる夢
- 兄や姉を殴る・殴られる夢
- 弟や妹を殴る・殴られる夢
- 隣人を殴る・殴られる夢
- 飲み仲間を殴る・殴られる夢
- 背の高い人を殴る・殴られる夢
- 背の低い人を殴る・殴られる夢
- 太りすぎの人を殴る・殴られる夢
- 痩せすぎている人を殴る・殴られる夢
- 子供を殴る・殴られる夢
- 高齢者を殴る・殴られる夢
- 外国人を殴る・殴られる夢
- 警察官を殴る・殴られる夢
- 医師を殴る夢・殴られる夢
- もう一人の自分を殴る・殴られる夢
- まとめ
1. 友人を殴る・殴られる夢
友人を殴ったり、殴られるというのは、安定しているものを自らの手で壊してしまったり、身近な存在によって壊されてしまうことへの不安が表れています。
安定した日常に忍び寄る不安への取り越し苦労が生じるのは、その安定がパーフェクトなものだからであり、今がベストな状態にあることへの裏返しですので、何か悪い警鐘なのではとシリアスに心配する必要はありません。
2. 恋人を殴る夢・殴られる夢
恋人を殴ってしまう、逆に殴られてしまう夢は、性差による超えられない壁に対する漠然とした恐怖を暗示しており、男女の脳の使い方の差によって生じる、誰も悪くない軋轢について、良からぬ暗示をしている状態にあります。
仮に同性だったら親友のまま友好的な関係が続けられるのに、生理的なメカニズムによって壊れてしまうことへの不安は、努力の及ばない領域に対する畏敬をも暗示しています。
3. 親を殴る・殴られる夢
日常的に親から虐待を受けていた場合は、現実の恐怖心が夢にも現れる形で出ますし、そんな現実への反発心から、夢の中では殴り倒す夢を見ることがあります。
また、子供を殴るような親ではなかった場合は、例えば、親に後ろめたさを感じるような生き方をしている人が、本当は怒っているはずという親のイメージを夢の中で作り上げ、殴られることで、自分の罪悪感を軽減しています。
また逆に非暴力の親を夢で殴っている場合は、いい子を演じながら育った潜在的な鬱憤を夢の中で晴らしています。
4. 上司を殴る・殴られる夢
上司を殴る夢は、普段は抑圧している、その人がいるから出世が遅いなどといった不満を、ストレートにぶつけています。
また逆に、上司から殴られている夢は、日常的に高圧的に叱られていることへの火種が燻ったまま、延長戦のように夢へと持ち越されるケースがあり、感情を揺さぶる熱量は夢に影響を与えることがわかっています。
5. 部下を殴る・殴られる夢
生意気な部下を殴っている夢は、現実社会ではむしろ優しい上司として振舞っている自分への自己嫌悪も含め、抱えているストレスを発散しています。
また逆に、自分のことを上司として慕ってくれている部下に殴られている夢は、本当は裏で見下しているんじゃないかと悪い妄想をしてしまう自身の劣等感により、そのような夢となって表れます。
6. 学生時代の教師を殴る・殴られる夢
教師を殴っている夢は、一方的に自分を支配下に置こうとする対象に対するストレスが、教師という形となって現れ、それに一発食らわすために鉄拳をお見舞いしています。
また逆に、教師に殴られる夢は、例えば不倫やクスリや悪しき癒着といった、自分の今の行いの中で、倫理的に良くないと自覚していることがあり、誰か自分を叱ってそれを止めさせてくれないかというSOSの気持ちや、後ろめたい現状から抜け出したい深層心理が表れています。
7. 兄や姉を殴る・殴られる夢
年上の兄弟を殴ってしまう夢は、身近な権威に対する不満の気持ちが表れています。
無条件に屈服させられる対象としての象徴である年上の兄弟は、生涯初の身近な権威として記憶に深く刻まれているため、現在はあまり交流がなくなっている年齢に至っても、そのような関係性の人間がいると、夢の中ではそういった存在の代表として上の兄弟が登場するわけです。
また逆に年上の兄弟に殴られる夢は、夢の中でも太刀打ちできない権威に虐げられていることがそのような像となって現れています。
8. 弟や妹を殴る・殴られる夢
年下の兄弟が登場する夢は、本来であれば自分が絶対的に屈服させられるはずの対象を意味しています。
そのような存在を殴っているのであれば、日常の中に、そのような立場であるはずの人間が全く自分に屈することなく、傍若無人に振舞っていることへの怒りが表れており、また逆に自分が殴られているのであれば、窮鼠猫を噛むが如く、本当はこちらが上から目線で接していることに対し、腹黒い感情を抱えているのではないかという疑心暗鬼が夢となって表れています。
9. 隣人を殴る・殴られる夢
普段から親しい関係性を作れている隣人を殴ったり、殴られたりする夢を見るのは、距離感が近すぎることへの危惧を感じ始めている証拠です。
また逆に、全くといって良いほど交流のない隣人と殴り合うような夢は、交流がない状態は関係性としてゼロであり、プラスでもマイナスでもないはずなのに、マイナスに考えてしまう自身のネガティブ思考が反映されています。
いずれにしろ、隣人に限定した暗示ではなく、身近であるがゆえに近い人、または身近なはずなのに遠い人に対する気持ちが根源となっています。
10. 飲み仲間を殴る・殴られる夢
飲み仲間と、殴る・殴られるなどの暴力沙汰に至ってしまうような夢は、お酒に対する警戒心が高まっていることを意味します。
以前にお酒によって仕事を潰してしまった経験がある人など、再び訪れたチャンスに対し、酒で自分の首を絞めてしまうことへの戒めの気持ちが、酒の席にはトラブルが眠っていることの暗示として、飲み仲間と殴り合うという形で、夢劇場に登場しています。
11. 背の高い人を殴る・殴られる夢
背の高い人が夢に現れるときは、自分にとって脅威な存在を意味します。
そのような相手を殴っている夢には、高いハードルを越えようとするやる気に満ち溢れ、権威にも屈しないという気持ちが反映されています。
また逆に、そのような相手に殴られている夢は、相手が大きいというよりも、自分の気持ちが小さく、弱くなっているときであり、精神的に後ろ向きになっていることの暗示なので、心身の休息が必要な時期にきていることを示しています。
12. 背の低い人を殴る・殴られる夢
背の低い人は、自分にとって危険のない対象として夢に登場することが多いです。
そのような存在を殴ってしまう夢は、弱い者いじめでもしてストレス発散したいという最低の気持ちが蠢いている証であり、自身がそのような虐げられた環境に身を置いている可能性も高いです。
また逆に、そのような対象に殴られる夢は、権威的な振る舞いで誰かを苦しめている罪悪感が、そのような形で表れます。
13. 太りすぎの人を殴る・殴られる夢
太り過ぎの人が夢に現れる時は、裕福で怠惰な人が象徴されています。
そのような相手を殴っている夢は、例えば自分よりもはるかに給料が良いのに全く働かない上司など、恵まれているのに怠惰な人に対する不満の気持ちが表れています。
また逆に、そのような存在に殴られている夢は、そんな人間に対する苦手意識があり、お金で苦労している現実が夢となって表れています。
14. 痩せすぎている人を殴る・殴られる夢
痩せすぎている人が夢に現れる時は、貧しい人や、働きすぎなどが象徴されています。
そのような相手を夢の中で殴っている時は、例えば休日も家族を顧みることなく働いているにもかかわらず、もらえる給料が極端に安い、割の合わない会社で働いている夫への不満などは反映されています。
また逆に自分が殴られている場合は、自分が貧しい人から搾取している後ろめたさがそのような夢となって表れています。
15. 子供を殴る・殴られる夢
夢の中で子供を殴っているときは、実力が伴っていないにもかかわらず恵まれている人間に対する不満が表れています。
無条件に無償の愛を捧げられる子供は、その象徴であり、夢の中で自分が殴られている場合は、例えば実務経験のない社長の息子などがいきなり自分の上司になるなど、自分より能力のない人間に屈服させられる悔しい気持ちが表れています。
16. 高齢者を殴る・殴られる夢
夢の中で高齢者を殴っているときは、実績があるにもかかわらず圧力が弱い優しい人を、暴力で蹴散らそうとしている黒い感情が暗示されています。
また逆に、自分が殴られている夢は、実績がある人間と知りながら、癒着などでその人を正当に評価していないときなど、罪悪感からそのようなシーンが夢の中に表れます。
17. 外国人を殴る・殴られる夢
面識のない外国人が夢に現れる時は、文化や言語の違いがあることから、コミュニケーションがうまく取れない人として登場することが多いです。
そのような対処を殴っている夢は、自分のことを理解しようとしない相手への怒りが表れており、また逆に自分が殴られている夢の場合は、出会う人みんなが無理解に言いたいことを言うような世界を壊してしまいたいという気持ちが表れています。
18. 警察官を殴る・殴られる夢
国家権力の象徴である警察官を殴っている夢は、日頃から社会や政治に対する不満を抱いている気持ちが反映され、また逆に自分が警察官に殴られる夢は、反社会的な思想を持っていることに後ろめたさを感じていることを意味しています。
または、昨今の冤罪や暴力的な取調べのイメージから、突如、自由を奪われる不安感から、そのような夢を見るケースもあります。
19. 医師を殴る夢・殴られる夢
本来であれば、病気や怪我を治すはずの医師を殴っている夢は、清廉潔白なイメージの裏で悪事を働いている対象への怒りが象徴化されています。
また逆に、医師から殴られている夢は、裏でどんなに悪いことをしていても、社会的な肩書きがあれば揉み消されしまう社会に対する恐怖心が反映されています。
20. もう一人の自分を殴る・殴られる夢
自分自身がもう一人の自分を殴っている夢は、自己嫌悪から自分自身を叱責する気持ちが表れています。
また逆に、自分が自分に殴られる夢は、無益に自分を叩いてしまうことの浅ましさを、自分自身に見せつけることで、気づかせようとしています。
周囲の評価に対し、自己評価が低すぎる人は、このような夢を見がちです。
まとめ
様々な対象を殴る・殴られる夢について、どのようなことが暗示されているのか、挙げてみました。
夢によっては脳がストレス発散して、プラスの効果もありますので、現実の暴行事件に発展しないよう、夢の中で留めておきましょう。
11. 背の高い人を殴る・殴られる夢
背の高い人が夢に現れるときは、自分にとって脅威な存在を意味します。
そのような相手を殴っている夢には、高いハードルを越えようとするやる気に満ち溢れ、権威にも屈しないという気持ちが反映されています。
また逆に、そのような相手に殴られている夢は、相手が大きいというよりも、自分の気持ちが小さく、弱くなっているときであり、精神的に後ろ向きになっていることの暗示なので、心身の休息が必要な時期にきていることを示しています。
12. 背の低い人を殴る・殴られる夢
背の低い人は、自分にとって危険のない対象として夢に登場することが多いです。
そのような存在を殴ってしまう夢は、弱い者いじめでもしてストレス発散したいという最低の気持ちが蠢いている証であり、自身がそのような虐げられた環境に身を置いている可能性も高いです。
また逆に、そのような対象に殴られる夢は、権威的な振る舞いで誰かを苦しめている罪悪感が、そのような形で表れます。
13. 太りすぎの人を殴る・殴られる夢
太り過ぎの人が夢に現れる時は、裕福で怠惰な人が象徴されています。
そのような相手を殴っている夢は、例えば自分よりもはるかに給料が良いのに全く働かない上司など、恵まれているのに怠惰な人に対する不満の気持ちが表れています。
また逆に、そのような存在に殴られている夢は、そんな人間に対する苦手意識があり、お金で苦労している現実が夢となって表れています。
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