困っている対象を目にし、思わず助けに入る夢はどのようなことを暗示しているのか、具体的な例を挙げながら解説します。
- 親しい友人を助ける夢
- 顔見知り程度の知り合いを助ける夢
- 自分の親を助ける夢
- 恋人を助ける夢
- 密かに憧れている人を助ける夢
- 嫌っている人を助ける夢
- 会社の上司を助ける夢
- 会社の部下を助ける夢
- 迷子を助ける夢
- 高齢者を助ける夢
- 警察官を助ける夢
- 痴漢にあっている女性を助ける夢
- いじめにあっている少年を助ける夢
- お腹をすかせた犬を助ける夢
- 捨てられた子猫を助ける夢
- 傷ついて飛べずにいる鳥を助ける夢
- 水中に戻りたがっている魚を助ける夢
- 悪党に支配された村を助ける夢
- 自分で自分を助ける夢
- まとめ
1. 親しい友人を助ける夢
親しい間柄にいる友人を助ける夢は、自分がその人の力にもっとなりたいという願望が現れています。
お互いの仕事が忙しかったりすることで、最近あまり会えてない状況ができている時など、以前は連絡を密に取り合っていたがために何でも近況を知っていた環境に慣れていたがために、少しでも不透明な期間ができるとそこに不安が生まれることがあり、普段は日常の喧騒に埋もれ自覚はしていないものの、深層心理ではそのような感情が渦巻いています。
2. 顔見知り程度の知り合いを助ける夢
自分の夢になぜこの人が出てきたのだろうと不思議に思うような、人脈的に少し遠い関係にある人を夢の中で助けている時は、近い将来、その人と親しくなる可能性があります。
その相手には何か頼みたいことがあるけども、人脈が遠いために遠慮している場合など、虫の知らせとなって夢に現れることがあります。
人の縁というのは不思議なもので、後に強く結びつく人ほど、それ以前に軽い触れ合いがあるものですので、それをきっかけに意識的にコミュニケーションを図ってみれば、とても良い関係が築ける人へと発展します。
3. 自分の親を助ける夢
自分の親を助けている夢を見る時は、しばらく実家に戻れていないなど、両親の近況が気になっている時に、その不安感が夢となって表れることがあります。
よくできた親ほど子供になかなか心配事を見せないものですので、例えば病気のことなど、また何か隠しているんじゃないかという嫌な予感がよぎった夜などに、夢の中でも親を心配することになります。
両親とは不思議な縁で結ばれていることを証明するようなエピソードも多いですので、そのような夢を見たら電話を一本入れてみましょう。
4. 恋人を助ける夢
夢の中で恋人を必死に助けている夢は、性別によって少し意味合いが違ってきます。
男性が彼女を助けている夢は、遠慮しがちな彼女にもっと自分のことを頼ってほしいのにという催促のような気持ちが表れています。
また女性が彼氏を助けている夢は、現実でもワンマンな行動をとりがちな彼氏に必死についていくイメージが、夢の中でも継続して表れるケースが多いです。
このような現実のイメージが反映された夢は、浅い眠りの時などに生じやすく、目が覚めても正夢のように体感しやすい傾向があります。
5. 密かに憧れている人を助ける夢
誰にも言っていないけれども、心の中で密かに憧れている人を助けている夢は、その人のためなら何でもしてあげたいと思っているのに、現実では勇気がなくて挨拶すらできていないような不甲斐なさに、ストレスを抱えていることが多いです。
また、そのような夢を見ることで、自分がいかにその人のことを思っているかを明確に自覚することもあり、夢をきっかけにさらに意識するようになり、ドキドキする気持ちはさらに高まってしまうことがよくあります。
6. 嫌っている人を助ける夢
嫌っているはずの人なのに、夢の中ではなぜか親切に助けてしまっている夢は、目が覚めてから何とも言えない複雑な感情になるものです。
そのような夢を見るときは、現状では嫌っているものの、それは嫉妬の裏返しであることが多く、本当はもっとその人に構ってほしいという気持ちが表れています。
夢の中では素直になれるので、それをストレートに態度に示し、気分よくその人をサポートしている自分がいます。
7. 会社の上司を助ける夢
上司を助ける夢は、その上司のことを頼りないと思っている気持ちが表れています。
特に能力が低いわりにプライドが高い上司の場合、進捗が悪くてもヘルプに入ることを拒むことがあり、そのような歯痒い気持ちが夢となって表れるわけです。
また会社の上司に限定しなくても、例えば義理の兄とか、自分の目上の立場にいる別の人への気持ちが、象徴的に上司となって表れることもあるので、必ずしも上司に限定した話ではありません。
8. 会社の部下を助ける夢
部下を助ける夢は、単純に日常の記憶が再現される場合もありますが、一人で何でも仕事をこなす部下に対し、一抹の寂しさを感じているケースもあります。
特に自分が一人であまり仕事が上達したタイプではなく、上司と酒を酌み交わしながら仕事を覚えて行ったタイプの人に多く見られる夢で、自分も同じようにもっと部下をサポートしたいという満たされない思いが、夢となって表れます。
こちらも上司の夢と同様、部下に限定するものではなく、身近な年下の誰かに感じている感情が夢となって出ています。
9. 迷子を助ける夢
迷子を助ける夢を見るときは、まだ何も起こっていない大きな不安に対し、過敏になりすぎている傾向があります。
迷子というのは、自分がリラックスしている状況下でも予測不能なタイミングで現れるものであり、そのような夢を見るときは、完璧に遂行しているはずの仕事のプロジェクトなどに、思わぬミスがあるんじゃないかと神経質になりすぎている心理が表れています。
10. 高齢者を助ける夢
見知らぬ高齢者を助けている夢は、自分の中で他人への優しさが溢れていることを意味します。
漠然と誰かを助けたいと思った時、すぐに思い浮かぶのが子供や高齢者といった弱い立場の人たちであり、心身ともに健康な状態で、その力を誰かの為に尽くしたいと考えているとき、その溢れる想いが高齢者を助けるという定型の人助けの形となって、夢に出てくるわけです。
11. 警察官を助ける夢
危険な状況に陥った警察官を助けつつ、犯人逮捕のために一役買って出るという、非現実的な夢を見たときは、停滞している退屈な日常から飛び出して、大きな勝負に出たいという気持ちが表れています。
本当の自分はこんなもんじゃないと考えている人ほど、空想の中で自分のヒーローにしがちですので、このような夢を見る傾向があるわけです。
12. 痴漢にあっている女性を助ける夢
電車の中で痴漢にあっている女性を助ける夢は、自分の正義を強く自覚したいという感情が表れています。
例えば、会社の方針なので長いものに巻かれて一緒に嘘をつかなければならくなった時など、本来の自分は正義の気持ちを忘れたことがない人間なんだという強い憤りを感じるような人は、現実の自分を取り戻すかのように、夢の中で自分の正義感を全うします。
13. いじめにあっている少年を助ける夢
街中で偶然、いじめの現場に遭遇し、酷い目にあっている少年を助けるような夢は、世の中に対する不満が鬱積している傾向があります。
そのような夢を見る時は、自分がいじめている側に立つ人はおらず、理不尽にいじめられている側に加担する感情が働くことがほとんどですので、自分自身もそのような不遇な境遇に身を置いているケースも少なくありません。
14. お腹をすかせた犬を助ける夢
愛玩動物として古くから人間と暮らしてきた犬が夢の中に表れた時は、身近な人を心配している意味が含まれています。
例えば英語でハングリーという言葉は、空腹の他にも、負けん気を燃やしてやる気に満ち溢れている状態も表現しますが、何かに打ち込みすぎて体調管理が不安な友人に対する思いなどが、そのような夢となって表れています。
15. 捨てられた子猫を助ける夢
人間に人為的に捨てられた子犬を助ける夢は、たった一人でもいいから自分のことを絶対に裏切らない関係の人が欲しいと願っている気持ちが表れています。
それが友人の場合もあれば、恋人の場合もありますが、子猫は目が開いた瞬間に身近にいた存在を、それが人間だろうが虎だろうが関係なく、自分の親と信じ、甘え始めますが、自分も無償の愛情を注ぐので、そのような関係の人に出会いたいという願望が夢となって出てきます。
16. 傷ついて飛べずにいる鳥を助ける夢
怪我をして飛べずにいる鳥を助ける夢は、忙しすぎる毎日で本来のポテンシャルを発揮できていないときに見ることがあります。
このままズルズルと続けるのではなく、少し休みを入れて本来の力を蓄えてから、立ち向かうべき高い壁に勝負をしたいというような状況にあるとき、傷ついた鳥が自分を体現するかのような形で夢に表れます。
17. 水中に戻りたがっている魚を助ける夢
水中に戻りたがっている魚を助ける夢は、今の環境が自分に合っておらず、仕事のスタイルにしろ、人脈にしろ、環境さえ変われば目の力を発揮できると思っているときなどに、見る傾向があります。
自分の特性とそれを活かせる環境を正しくマッチングさせなければ、磨き上げた才能も何の役にも立たないと焦る気持ちが、そのような夢として表れます。
18. 悪党に支配された村を助ける夢
悪党に支配された村を、たった一人で助ける夢を見る時は、自分の潜在的な能力に期待していることを意味しています。
現実とは全く別の世界で繰り広げられるそのような世界は、今は退屈なサラリーマンとして暮らしているけれど、本当はものすごい潜在能力が眠っていて、それを発揮する機会さえ与えられれば、いつだって英雄になれるという根拠のない自信が表れています。
19. 自分で自分を助ける夢
夢の中で現れたもう一人の自分を、自分自身が助けるという不思議な夢を見たときは、日常が忙しすぎて何をするにも人手が足りず、もう一人の自分を作り上げることで少し休みたいという気持ちが表れています。
また、自分が辛い時でもなかなか人に頼れない性格であることも、浮き彫りにしています。
まとめ
助けるというキーワードを持つ夢について、実際に見た人が多いものを交えながら、挙げてみました。
改めて並べて見てみると、助けられている対象に自分を投影する場合や、誰かの助けになれる喜びを得るために、そのような夢を見ていることがわかります。
夢は昔から現実や未来に警鐘を鳴らすものとして扱われてきましたが、もしもこのような夢を見たときは、ここに書かれていることを思い出し、より良い人生のために役立てましょう。
5. 密かに憧れている人を助ける夢
誰にも言っていないけれども、心の中で密かに憧れている人を助けている夢は、その人のためなら何でもしてあげたいと思っているのに、現実では勇気がなくて挨拶すらできていないような不甲斐なさに、ストレスを抱えていることが多いです。
また、そのような夢を見ることで、自分がいかにその人のことを思っているかを明確に自覚することもあり、夢をきっかけにさらに意識するようになり、ドキドキする気持ちはさらに高まってしまうことがよくあります。
6. 嫌っている人を助ける夢
嫌っているはずの人なのに、夢の中ではなぜか親切に助けてしまっている夢は、目が覚めてから何とも言えない複雑な感情になるものです。
そのような夢を見るときは、現状では嫌っているものの、それは嫉妬の裏返しであることが多く、本当はもっとその人に構ってほしいという気持ちが表れています。
夢の中では素直になれるので、それをストレートに態度に示し、気分よくその人をサポートしている自分がいます。
7. 会社の上司を助ける夢
上司を助ける夢は、その上司のことを頼りないと思っている気持ちが表れています。
特に能力が低いわりにプライドが高い上司の場合、進捗が悪くてもヘルプに入ることを拒むことがあり、そのような歯痒い気持ちが夢となって表れるわけです。
また会社の上司に限定しなくても、例えば義理の兄とか、自分の目上の立場にいる別の人への気持ちが、象徴的に上司となって表れることもあるので、必ずしも上司に限定した話ではありません。
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