「喜びもひとしお」とは、「喜びが一層大きいこと」や「喜びが非常に(一段と)強いこと」を示しています。
「喜びもひとしお」の「意味・読み方・英語と解釈・使い方・例文と解釈・類語や類義表現」などについて、詳しく説明していきます。
- 「喜びもひとしお」の意味とは?
- 「喜びもひとしお」の読み方
- 「喜びもひとしお」の英語(解釈)
- 「喜びもひとしお」の言葉の使い方
- 「喜びもひとしお」を使った例文・短文(解釈)
- 「喜びもひとしお」の類語や類義表現
- まとめ
1. 「喜びもひとしお」の意味とは?
「喜びもひとしお(喜びも一入)」の意味は、「喜びが一層大きいこと」や「喜びが非常に(一段と)強いこと」になります。
「喜びもひとしお」の「ひとしお(一入)」という言葉の語源は、「染め物を染め汁の中に一回だけつけること+一回だけ染め汁につけた時にできる薄い藍色」になります。
「ひとしお(一入)」は、日本古来の「やまとことば」の一つとされています。
その「薄い藍色(一回だけ染め汁につけること)から段階的に藍色が濃くなっていくこと」の意味から転じて、「ひとしお(一入)」は「他の場合よりも程度が一段と増すこと」や「一層(いっそう)・一際(ひときわ)・更に」などを意味するようになりました。
そのため、「喜びもひとしお」は「喜びが一層大きくなること」や「喜びが一際強くなること」を意味しているのです。
2. 「喜びもひとしお」の読み方
「喜びもひとしお」の読み方は、「よろこびもひとしお」になります。
また、「喜びもひとしお」の漢字表記は、「喜びも一入」になります。
3. 「喜びもひとしお」の英語(解釈)
「喜びもひとしお」の英語とその意味の解釈は、以下のようになります。
〜add to one's happiness(「〜がいっそう幸せを付け加える」の意味から、「喜びもひとしお」を意味しています。)
Your business success will add to your happiness. (ビジネスに成功されたので、あなたの喜びもひとしおだったでしょう。)
〜add greatly to one's joy(「〜が大きな楽しみを付け加える」の意味から、「喜びもひとしお」を意味しています。)
Our overseas travel planning added greatly to my family's joy. (海外旅行の計画を立てたことで、私たち家族の喜びもひとしおでした。)
especially joyful(happy)、specially joyful(happy)、so joyful(happy)(「特に幸せ・特別な喜び・とても幸せ」の意味から、「喜びもひとしお」を意味しています。)
I was especially(specially) happy because my son passed the entrance exam. (私の息子が入学試験に合格したので、私の喜びもひとしおでした。)
4. 「喜びもひとしお」の言葉の使い方
「喜びもひとしお」の言葉の使い方は、「感じている喜びの程度(レベル)が一段と強くなる場合」に使うという使い方になります。
「普通に感じる喜びの程度」よりも、喜びの程度がかなり大きくなっている時に、「喜びもひとしお」という言葉を使うことができるのです。
例えば、「年を取ってからのお孫さんの誕生ということで、喜びもひとしおだったでしょう」や「絶え間ない努力が報われて、この素晴らしい賞を勝ち取ることができたので、喜びもひとしおでした」などの文章において、「喜びもひとしお」の言葉を正しく使うことができます。
5. 「喜びもひとしお」を使った例文・短文(解釈)
「喜びもひとしお」を使った例文・短文を紹介して、その意味を解釈していきます。
5-1. 例文1
「待ちに待ったお孫さんが誕生したということで、お父様の喜びもひとしおでしょう」
この「喜びもひとしお」を使った例文は、「お父さん(孫からは祖父)がずっと孫が欲しいと待望していたところに、待ちに待っていた孫が誕生した(実の娘・義理の娘が子を産んでくれた)ということで、お父さんの喜びが一段と大きくなっていること」を意味しています。
5-2. 例文2
「作家としての長年の苦労と努力がようやく報われて、念願の芥川賞を受賞したということで、彼の喜びもひとしおでした」
この「喜びもひとしお」を使った例文は、「作家としての長年の苦労と努力がやっと報われて、ずっと欲しいと思っていた芥川賞を受賞することができたので、彼の喜びが非常に強くなっていること」を意味しています。
5-3. 例文3
「奥様が長期の闘病生活を終えて、ご自宅に元気に帰ることができたということで、旦那様の喜びもひとしおでしょう」
この「喜びもひとしお」を使った例文は、「奥さんが長期の闘病生活を無事に終わらせて無事に自宅に帰宅できたということで、旦那さんの喜びがいっそう強くなっているということ」を意味しています。
6. 「喜びもひとしお」の類語や類義表現
「喜びもひとしお」の類語や類義表現には、どのようなものがあるのでしょうか?「喜びもひとしお」の類語・類義表現について、分かりやすく解説していきます。
6-1. 「喜びが一際強い・喜びが更に大きい」
「喜びもひとしお」の類語・類義表現として、「喜びが一際強い・喜びが更に大きい」があります。
「喜びもひとしお」の言葉の意味は、「喜びが今までよりも一際強くなっていくこと」や「喜びがそれまでよりも更に大きくなっていくこと」になります。
そのため、「喜びもひとしお」の類義表現として、「喜びが一際強い・喜びが更に大きい」を上げることができるのです。
6-2. 「感激(感動)もひとしお」
「喜びもひとしお」の類語・類義表現として、「感激(感動)もひとしお」があります。
「感激もひとしお」というのは、「物事に感じて興奮する感情が更に強くなっていること」を意味しています。
「感動もひとしお」の言葉の意味は、「物事に心を動かされる程度がいっそう強まっていること」を示しています。
喜びがいっそう強くなることを示す「喜びもひとしお」の類語として、「感激(感動)もひとしお」の言葉を指摘することができます。
6-3. 「喜びの程度(レベル)が一段と増している」
「喜びもひとしお」の類語・類義表現として、「喜びの程度(レベル)が一段と増している」があります。
「喜びもひとしお」の意味は、「喜びの程度や水準が今までよりも、一段と増していくこと」になります。
その意味から、「喜びもひとしお」の説明的な類義表現として、「喜びの程度(レベル)が一段と増している」という言葉を上げることができるでしょう。
まとめ
「喜びもひとしお」という言葉について徹底的に解説しましたが、喜びもひとしおには「喜びが一層大きいこと」や「喜びが非常に(一段と)強いこと」などの意味があります。
喜びもひとしおの類語・類義表現としては、「喜びが一際強い・喜びが更に大きい」「感激(感動)もひとしお」「喜びの程度(レベル)が一段と増している」などがあります。
「喜びもひとしお」という言葉について詳しく調べたい時は、この記事を参考にしてみて下さい。
「喜びもひとしお」とは、「喜びが一層大きいこと」や「喜びが非常に(一段と)強いこと」を示しています。
「喜びもひとしお」の「意味・読み方・英語と解釈・使い方・例文と解釈・類語や類義表現」などについて、詳しく説明していきます。
1. 「喜びもひとしお」の意味とは?
「喜びもひとしお(喜びも一入)」の意味は、「喜びが一層大きいこと」や「喜びが非常に(一段と)強いこと」になります。
「喜びもひとしお」の「ひとしお(一入)」という言葉の語源は、「染め物を染め汁の中に一回だけつけること+一回だけ染め汁につけた時にできる薄い藍色」になります。
「ひとしお(一入)」は、日本古来の「やまとことば」の一つとされています。
その「薄い藍色(一回だけ染め汁につけること)から段階的に藍色が濃くなっていくこと」の意味から転じて、「ひとしお(一入)」は「他の場合よりも程度が一段と増すこと」や「一層(いっそう)・一際(ひときわ)・更に」などを意味するようになりました。
そのため、「喜びもひとしお」は「喜びが一層大きくなること」や「喜びが一際強くなること」を意味しているのです。
2. 「喜びもひとしお」の読み方
「喜びもひとしお」の読み方は、「よろこびもひとしお」になります。
また、「喜びもひとしお」の漢字表記は、「喜びも一入」になります。
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