「ワイプ芸」ということばを聞いたことがありますか?
なんとなく、テレビで使う業界用語というイメージをお持ちの人もいるのではないでしょうか?
ここでは、この「ワイプ」ということばについて詳しく紹介します。
- 「ワイプ」の意味とは?
- 「ワイプ」の語源や由来
- 「ワイプ」が多く使われる理由
- ゲーム用語の「ワイプ」の言葉の使い方
- ゲーム用語以外の「ワイプ」と意味
- まとめ
1. 「ワイプ」の意味とは?

「ワイプ」とは、映像画面の左右上下の隅から画像を切りかえ、新しい画面になっていく映像技術のことを意味します。
また、切り替えだけではなく、小さな小窓のことも「ワイプ」、もしくは「ワイプ画面」と言います。
テレビ画面の一部に、小窓でタレントさんの顔がうつし出されるのを、よくみると思いますが、これも「ワイプ」と呼ばれています。
そのリアクションは「ワイプ芸」と呼ばれ、ここから「ワイプ」という言葉が広まっていきました。
リアクションが上手な女性タレントさんが「ワイプの女王」と呼ばれていました。
2. 「ワイプ」の語源や由来

「ワイプ」は英語「wipe」が語源です。
「wipe」には「ぬぐう」、「ふく」、「ふきとる」という意味があります。
その中で一番近いイメージは「ふきとる」でしょうか。
前の画面を押すようにふきとって、次の画面を出す。
映像画面をふきとるように切りかえていくところから使われるようになりました。
3. 「ワイプ」が多く使われる理由

この「ワイプ」ということばですが、テレビ業界だけではありません。
ゲーム業界、携帯電話の業界でも使われています。
多く使われる理由は、この「ワイプ」ということばが、一度奇麗にクリアにするという意味が含まれているからでしょう。
4. ゲーム用語の「ワイプ」の言葉の使い方

ここでは、ゲーム用語として使う「ワイプ」を具体的に例文を挙げて説明していきましょう。
4-1. 例文

「βテスト版でプレイしたデータやキャラクターって全部ワイプされちゃうの?」
ネットゲームのβ版(ベータ版)のプレイをしたことがありますか?
正式にリリースされる前に、通常テストがおこなわれますが、それがβテストです。
限定でおこなわれるクローズドベータテストとオープンベータテストがありますが、どちらもテストでプレイしたデータは正式にリリース後、一度リセットされます。
リセットされることにより、データが奇麗になくなってしまいますが、そのことをゲームユーザーは「ワイプ」と表現しています。
5. ゲーム用語以外の「ワイプ」と意味

さらに、ゲーム用語以外の「ワイプ」の使われ方をここでは説明していきましょう。
5-1. テレビで使われる「ワイプ」について

メジャーになった、テレビの小窓に表示される「ワイプ画面」ですが、それには理由があります。
スタジオと中継先の映像を一緒にうつせます。
ニュース番組では、アナウンサーの横に映像があるほうがわかりやすいでしょう。
バラエティ番組で、VTR中にチャンネルを変えた視聴者は、いったい何の番組をみているのかわからなくなりますよね。
メイン司会者やゲストの表情がうつっていれば、すぐにわかります。
また、そのリアクションから一緒にみている感覚になります。
ただ、あまりにもオーバーなリアクションがVTRによっては邪魔になってしまうこともあり、うっとおしく感じてしまう視聴者がいるのも事実です。
5-2. 携帯電話で使われる「ワイプ」について

携帯電話で使われる「ワイプ」はゲーム用語と同じで、データの消去を意味します。
関連用語として「リモートワイプ」という言葉があります。
これは遠隔操作で端末の内部データをすべて消去する意味です。
携帯を紛失してしまったり、盗難にあった場合、まずデータを守らないといけません。
そんなときにデータの流出を防ぐために「リモートワイプ」をおこないます。
まとめ

「ワイプ」は、ゲーム用語としての「ワイプ」、携帯電話の「リモートワイプ」、テレビの「ワイプ画面」と業界により、それぞれ違う意味と使い方があることがわかりましたね。
よく聞くことばで知っているつもりになりがちですが、意味を理解し、会話をする時は適切に使いわけていきましょう。
「ワイプ芸」ということばを聞いたことがありますか?
なんとなく、テレビで使う業界用語というイメージをお持ちの人もいるのではないでしょうか?
ここでは、この「ワイプ」ということばについて詳しく紹介します。
1. 「ワイプ」の意味とは?

「ワイプ」とは、映像画面の左右上下の隅から画像を切りかえ、新しい画面になっていく映像技術のことを意味します。
また、切り替えだけではなく、小さな小窓のことも「ワイプ」、もしくは「ワイプ画面」と言います。
テレビ画面の一部に、小窓でタレントさんの顔がうつし出されるのを、よくみると思いますが、これも「ワイプ」と呼ばれています。
そのリアクションは「ワイプ芸」と呼ばれ、ここから「ワイプ」という言葉が広まっていきました。
リアクションが上手な女性タレントさんが「ワイプの女王」と呼ばれていました。
2. 「ワイプ」の語源や由来

「ワイプ」は英語「wipe」が語源です。
「wipe」には「ぬぐう」、「ふく」、「ふきとる」という意味があります。
その中で一番近いイメージは「ふきとる」でしょうか。
前の画面を押すようにふきとって、次の画面を出す。
映像画面をふきとるように切りかえていくところから使われるようになりました。
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